Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 2592

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2018.8.24（金）

　亜衣が、青木さんのたくましい腰に両手をかけた。
　自らの腰を引く。
　青木さんのお尻から生える赤黒いディルドゥが覗いた。

　パン！

　亜衣の腸骨が、青木さんのお尻に打ちつけられた。
　青木さんのお尻から太腿にかけて、蠕動の波が伝わる。

　パンパンパンパン！

　亜衣の腰は、一瞬でリズムに乗った。
　とても、初めてやる動作には思えない。
　万里亜に仕こまれたのだろう。
　相手も万里亜だったのだろうか。
　嫉妬めいた感情が芽生え、美弥子はうろたえた。

「みなさん。
　これは、いわゆる立ちバックと呼ばれる体位のひとつです。
　この体位のデメリットは、ご覧になってわかるように、クリトリスへの刺激が弱いことです。
　でも、それを補うメリットがあります。
　それは、精神的な刺激が強いこと。
　早い話、男女ともに昂奮する体位と云うことです。
　特に男性には、肉体的にも精神的にも刺激が強いので……。
　あっという間に逝ってしまう恐れもあります。
　野性時代のセックスの記憶が蘇るのかも知れませんね。
　いつ襲われるかも知れないという恐怖の中、一刻も早く膣内に射精しようというセックスね」

　パンパンパンパンパン！

「いひひひひ」
「男性で、ここまで保つ人は少ないでしょう。
　でも、ディルドゥなら無敵ね」
「あぎぎぎぎぎ」

　床を突っ張る青木さんの腕が、ぶるぶると震え始めた。

「あぐ」

　とうとう肘が折れ、顔から着地した。
　さすがに顔面は横に向けていたが。
　床に着いたふくよかな頬をクッションに、顔が前後に移動する。
　まるで百面相だ。
　見開いた両目は、ほとんど黒目が見えない。
　厚い上目蓋近くまで、迫りあがっているのだ。
　この顔は、彼には見せられないだろう。
　いや。
　万里亜の言ったとおり、この段階まで射精を耐えられる男性は少ないのかも知れない。

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コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2018/08/24 07:30
- 今日は何の日
  　8月24日は、『ポンペイ最期の日』。
  　西暦79年8月24日（今から1,939年前）……。
  　イタリアの『ヴェスビアス火山』が、突然噴火しました。
  　麓の『ポンペイ』の市街は、8メートルの火砕流に埋もれたのです。
  　1738年、農夫がこの遺跡を発見し……。
  　その後の発掘により、当時の町の様子がそのまま出現したわけです。
  　歴史作家『エドワード・ブルワー・リットン』が、1834年に発表した『ポンペイ最後の日』は……。
  　この大噴火を題材にした小説です。
  　リットンは実際にポンペイに出向き、構想を練ったそうです。
  　読みやすい小説なので、日本では少年少女向けの作品として紹介されることが多いとか。
  　わたしは残念ながら、読んだことがありませんでした。
  　さてみなさんは、「日本のポンペイ」と呼ばれる村があったことをご存じですか？
  　江戸時代のことです。
  　群馬県にあった鎌原村。
  　これについては、『由美と美弥子 265回（https://mikikosroom.com/archives/2671559.html）』のコメントで書いてます。
  　当時はFC2で、コメントに画像が載せられたんです。
  　ライブドアでは、これが出来なくなりました。
  　データは移行しましたが、コメントでは画像URLが表示されるだけとなってしまいました。
  　続きは次のコメントで。

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  2. Mikiko
- 2018/08/24 07:30
- 今日は何の日（つづき）
  　でも、『コメントログ12（https://mikikosroom.com/archives/2815072.html）』では画像が見られます。
  　このページを表示させ、「Ctrl+F」を打つと検索窓が開くので……。
  　「265」を入れて、Enter。
  　『由美と美弥子 265回』のトップに飛ぶことが出来ます。
  　しかし、このコメント、日付を見て、感慨を覚えざるを得ません。
  　2009年8月26日です。
  　今から9年も前。
  　『Mikiko's Room』を始めてから、まだ1年3ヶ月でした。
  　この日は水曜日。
  　コメントの最初を読むと……。
  　朝の投稿を忘れて、読者のみなさんに心配をかけてましたね。
  　しかし、それ以上に驚いたのが、『今日は何の日』をやってて……。
  　しかも、『大噴火の日』だと書いてたことです。
  　ひとつ前の回（8月24日）のコメントです（検索窓で「264」）。
  　鎌原村のことを書いたのは覚えてますが……。
  　まさか『今日は何の日』で書いてたとは思いませんでした。
  　当時から、コメントネタで苦労してたわけです。
  　コメントを読み下げていくと……。
  　『日本文理』が甲子園で準優勝した直後のことした。
  　あれからもう、9年も経つんですね。
  　つい、昨日のように思えます（そのわりには『今日は何の日』を覚えてませんでしたが）。