2018.8.12(日)
『東北に行こう!』の途中ですが……。
またもや、恒例となりました「特別報告番組」を挟ませていただきます。
わたしが実際に行った旅行記です。
尊敬する作家・島尾敏雄の『単独旅行者』から題名を拝借し……。
『単独旅行記』と銘打っております。
文字どおりの一人旅。
今年でもう、5回目となりました。
今年の旅行は、これまでの4回とは、大きな違いがひとつだけありました。
日程です。
これまではすべて、5月下旬に行ってました。
それが今年は、1ヶ月遅れの6月下旬となったのです。
それではまず、これまで日程を5月にしてたかのご説明から。
日本には、春夏秋冬の季節があります。
まずは、どの季節を選ぶかになります。
夏は避けたいですね。
まず、暑い。
汗みずくで歩くのは、楽しくありません。
さらに、夏休みなどで家族連れも多く旅行するでしょう。
バカンスの外人も来る。
交通機関や宿の予約も取りづらいうえ、料金が割高に設定されてたりします。
よって、夏は却下です。
続いて、秋。
旅行するには、一番良い季節だと思います。
涼しい上に、お天気も安定してます。
それじゃ、なぜ秋にしないのか。
それはひとえに、秋が冬を待つ季節だからです。
太平洋側の人には、気持ちが伝わらないと思いますが……。
日本海側に住む者にとって、秋は憂鬱な季節なんです。
なぜなら……。
もう少ししたら、あの冬がやってくるからです。
旅行を秋にした場合……。
帰るときの気分は、おそらく最悪です。
楽しいことはすべて終わってしまって……。
後はもう、暗黒の冬を待つだけになってしまうんですから。
ということで、秋も却下。
↑ギンナンです。道にうんこが落ちてるとしか思えないほど臭いです。
続いて、冬。
これは、太平洋側への旅行であれば、むしろ一番の適期だと思います。
高い確率で晴れが期待できますから。
『江戸東京たてもの園』など、野外の施設を訪ねるには最適でしょう。
落葉樹が葉を落としてますから、建物などはとても見やすくなります。
↑手前の木が葉を茂らせてたら、だいぶ視界が遮られると思います。
それでは、なぜ冬にしないのか。
それは、新潟の交通機関の運行が予測できないからです。
上越新幹線はまず大丈夫でしょうが……。
それに乗るためには、新潟駅まで在来線を利用しなくてはなりません。
これが、ヘタすると止まってしまうんです。
↑背後にうっすらと見えてるのが新潟駅。2018年1月。積雪は80㎝を越えました。
万全を期すためには、新潟駅周辺で前泊しなければなりません。
東京から帰ったときも、新潟駅からの在来線が動いてなかったら最悪ですよ。
大荷物を背負って呆然としてる自分を想像すると、背筋が寒くなります。
↑何かにすがらなければ立っていられないでしょう。
ということで、冬も却下です。
となると、残りは春しかありません。
3月、4月、5月。
しかし、この時期にもまた問題があります。
まず、3月ですが……。
わが社の決算が、3月なんです。
そのため、3月は各事業所を回って……。
現金の残高が出納帳と合ってるかとか、金庫鍵が規則どおり運用されてるか等々を調べて来なくてはなりません。
↑ダイヤル番号を紙に書いて、金庫の扉に貼ってたバカ者もいました。
事業所は、本社以外に20カ所くらいあります。
1日に1,2カ所ずつ、事業所とスケジュールを調整しながら回ります。
ほとんど、丸1ヶ月かかるんです。
当然、デスクワークに皺寄せが来ます。
↑これはちょっとオーバーですが。
年休を取って旅行に行くなど、とうてい考えられません。
続いて、4月。
スケジュールが合わなかったりで、3月に行けなかった事業所を回ります。
あと、決算申告に備えて、勘定科目ごとの内訳書を作らなければなりません。
とても、連続する年休は取れません。
5月。
決算関係でまとめた書類は、4月末に経理事務所に渡してしまいます。
そしたら、5月はヒマかというと、そうはいきません。
まず、初旬にいきなりゴールデンウィークがあります。
↑成田空港。ゴールデンウィークを終えた到着ロビー。やだやだ。
当然、仕事が先送りになります。
さらに、決算書をまとめてる経理事務所から、わたしが作った書類についての質問の電話が来ます。
即答しないと、むこうの業務が滞ったりするので……。
わたしは出来るだけ会社にいなければならないのです。
↑こんなに喜んでは出ません。たいてい悪い電話です。
でも、5月の下旬過ぎには、決算書がまとまります。
ここまで来れば大丈夫です。
なので例年、5月の最終週の木・金で旅行に行ってました。
2014年は、5月29・30日。
2015年は、5月28・29日。
2016年は、5月26・27日。
2017年は、5月25・26日。
しかし今年は、5月24・25日です。
↑これが来年は、5月30・31日になります。月末日に行けるかな……。
5月24日では、まだ決算書が確定していない可能性が高いんです。
そんなとき無理して東京に行っても、何か起きてるんじゃないかと不安で、心底楽しめません。
例年、少し無理して5月の最終週の木・金を旅行日にしてたのは……。
もちろん、梅雨入り前に行きたかったからです。
どうせ行くなら、良いお天気のときに行きたいです。
しかし、今年は難しい。
さらに、おととし、去年と、かなり無理して5月の日程にしたのに……。
2年続けて雨に祟られました。
去年の2日目の朝なんて、土砂降りでしたからね。
↑昨年、2日目の朝、ホテルの窓から撮った写真です。
でも、2年続けての雨で、気づいたことがありました。
雨は、そんなに苦にはならないということです。
わたしはリュックを背負って行くので、傘を差しても片手が空きます。
スマホもカメラも操作できるのです。
↑去年の2日目、ホテルを出たところ。傘を差しながらの写真です。
キャリーバッグでは、傘を差したら両手が塞がってしまいます。
↑こんなにニコニコできる気分ではないはず。
写真を撮りたいときは、バッグから手を離してカメラを取り出さなければなりません。
わたしは、キャリーバッグを使ったことがないので、よくわかりませんが……。
坂道で手を離したりすると、走り出したりしないんですかね?
ま、今後とも使うつもりはないので、いらん心配ですが。
↑スーツケース型電動バイク。中国人男性が、10年かけて開発したとか。
ということで、旅行の日程は、梅雨の真っ只中に決めました。
梅雨明け後じゃ、暑すぎますから。
熱暑の中歩くのは、雨より避けたい状況です。
毎月、前半は忙しいので、一息つける下旬の木曜・金曜に決め……。
年休の届けも早めに出しておきました。
というわけで、日程は決まったのですが……。
どこに行くかは、まだ決めてませんでした。
でも、交通機関と宿の手配だけは、早めにしなければなりません。
交通機関は、新幹線か高速バスになりますが……。
バスは時間がもったいなすぎるので、新幹線に決めました。
となると、出来るだけ速い新幹線にして、高速バスとの差を広げたいところです。
ぴったりの便があるんです。
新潟9:04分発の『とき312号』。
この便は、なんと『大宮』にしか停まりません。
『上野』にも停まらないんです。
『東京』着は、10:43分。
所要時間、1時間39分です。
高速バスは、5時間17分もかかります。
3時間38分も違います。
これくらいの差があれば、ちょっとくらい高くても納得できます。
しかしこの『とき312号』、わたしの大好きな2階建ての『Maxとき』ではありません。
↑2階席が高いです。16両編成時の定員は1,634名。これは、高速車両としては世界最大です。
キャパが劣ります。
指定を取っておかなければ、窓際に座れない恐れがあります。
というわけで、昨年も使った『JR東日本』の『えきねっと』で予約することにしました。
ところがこれが、驚きの結果でした。
なんと、30%も安く購入できたのです。
↑これです。
平日の便だからでしょうね。
『新潟-東京』間を、普通に指定席で取った場合の料金(乗車券+特急券)は……。
10,370円です(6月の月曜~木曜は200円安くなります)。
これがなんと、3割引の7,250円で買えてしまったのです。
大ラッキーでした。
高速バスは、5,100円です(出発時間により変わります)。
↑わたしが乗った便は、いずれもB運賃でした。
新幹線と高速バスの料金の差額は、2,150円。
これで、所要時間が3時間38分も違うんですよ。
迷う余地はナッシングです。
さて。
わたしが選んだ座席です。
『えきねっと』は、もちろん座席を選んで買えます。
新幹線は、通路を挟んで、2列席と3列席に分かれてます。
わたしは、3列席の窓際を選びました。
1人旅の人が指定席を選ぶ場合、↓の順で埋まって行くと思います。
●3列席の窓際⇒2列席の窓際⇒3列席の通路側⇒2列席の通路側⇒3列席の真ん中
3列席の真ん中は、左右を挟まれて窮屈ですから、出来れば避けたいわけです。
↑実は、真ん中の座席は、両サイドより3㎝広く作られてるそうです。それでもねー。
ということは、満席に近くならない限り、3列席の真ん中は埋まらない可能性が高いわけです。
となると3列席は、窓側と通路側が埋まり、真ん中が空くことになります。
ゆったりとした旅が期待できます。
しかし、新幹線の1人旅には、あるリスクが伴います。
それは、座席を回転させられることです。
3人連れの客が、2列席の前後に席を取った場合……。
対面ボックス席にされる可能性があるわけです。
4人連れの旅であれば、2列席の前後を取るでしょう。
3列席の前後を選ぶとしたら、5人連れと考えられます。
昨今、5人連れの旅はほとんど無いと思います。
すなわち、3列席が回転させられる可能性は、たいへん低い。
でも、2列席では回転リスクがあります。
その場合、4人掛けボックス席で1人だけが他人の関係になり、はなはだ居づらいです。
ボックス化することを断ることも出来るのでしょうが……。
わたしには出来ません。
その3人が、わたしをほったらかしにしてくれれば、まだいいんです。
わたしに悪いと思って、いろいろ気を使われるとかえってやっかいです。
おばちゃんたちだったりすると、ミカンを勧められたりするだけならいいとして……。
ヘタすれば、「あんた独身なの、そしたらいい人紹介するわ」とかいう流れにならないとも限らない。
かくして、2列席には恐るべき落とし穴が存在するわけです。
前後が3人連れかどうかは、当日になってみないとわかりませんからね。
↑このくらいガッカリするかも……。
というわけで、3列席の窓側が取れたのは、わたしにとって完璧でした。
しかし、行きの3列席には、1つだけリスクがありました。
3列席は、進行方向左側なんです。
行きは、新潟から東京に南下することになります。
南を向いた左側と云うことは、窓は東側ということです。
行きは、当然のことながら午前中です。
すなわち、お天気が良かった場合、お陽さまがサンサンと差しこむわけです。
↑パソコンまで使う気はありません。
わたしは写真を撮りたいので、日除けは下ろしません。
これは、かなり辛いと思われます。
さらに、前の乗客が日除けを下ろすと、画角も一部遮られます。
でも、あえて、3列席を選んだのは、ひとえに6月下旬という季節だからです。
梅雨の真っ只中ですから、天候が悪い確率が高いわけです。
↑こんな状態だと、写真どころじゃありませんが。
こればっかしは賭けになりますが、晴れればその後の旅が楽しくなるわけですから……。
それとバーターで受け入れればいいと思いました。
さて。
行きの列車の予約は済みました。
わたしは、帰りはいつも自由席にしてました。
時間に縛られたくなかったからです。
指定席を取ってしまうと、必ずその便に乗らなければなりません。
でも、2日目の行程が、思いがけず時間を取るかも知れないし……。
逆に、体調が悪くなって、早く帰りたくなるかも知れない。
↑わたしの場合、こういう「体調不良」も大いに考えられます。
ということで、安全策として自由席にしてたわけです。
でも、帰りの便でも、どうしても窓際に座りたいです。
それでこれまでは必ず、発車の30分くらい前からホームで並んでました。
考えてみれば、これも無駄な時間です。
指定席を取っておけば、発車ギリギリで乗りこんでも座れるわけです。
もちろん心配性のわたしが、そんな綱渡りを選択するとは思えません。
ホームには、早く着くでしょう。
でも、30分間に行ったとして、指定席があれば並ばなくてもいいんです。
ということは、写真が撮れる。
自分が乗る新幹線の顔は、少なくとも撮っておきたい。
↑いろんな顔があります。
隣のホームの新幹線も撮れます。
↑隣のホームにはたいがい、北陸新幹線が入ってます。
自由席では並ぶのが優先で、とても心穏やかに写真を撮ってはいられません。
ということで、帰りも指定席を取ることにしました。
でも、金曜日の午後の便には、残念ながら30%引きはありませんでした。
それでも、10%引きで買えました。
定価10,570円(金曜日は200円高)の10%引きで、9,500円でした。
わたしは以前、会社で買っていた6枚綴りの回数券を、実費で譲り受けて使ったことがあります。
自由席にのみ乗れる切符が、6枚綴ってあります。
値段は、58,620円です。
1枚当たりにすると、9,770円になります。
つまり今回は、自由席の回数券より安く指定席が取れたというわけです。
万々歳です。
今後も、『えきねっと』のお世話になることにします。
なお、切符の受け取りは、駅の券売機で出来ます。
地方の駅だと出来ないかも知れません。
このあたりは、要確認です。
わたしの場合は、『新潟駅』で出来るので問題ありません。
『えきねっと』からの切符が受け取れる券売機は、横断幕で表示されてます。
↑新潟駅万代口です。先日確認したところ、こういう表示はなくなってました。
操作に手間取って後ろの人に迷惑をかけると嫌なので、空いてるときに使いたいです。
↑こんなになってたら、そもそも並ぶ気になりません。
平日の朝は、券売機は混んでません。
ほとんどの人が定期券で、切符を買って乗る人が少ないからでしょうね。
出張の人は、あらかじめ切符を持ってますし。
たいがい、誰も並んでない券売機があります。
↑新潟駅の様子。いつもだいたい、こんな感じです。手間取り放題。
操作は、決して難しくありません。
画面で『えきねっと』からの受け取りを選択し……。
決済用に登録したクレジットカードを挿入するだけです。
↑『東京駅』です。これなら、メニューを選択する必要もないですね。
画面上に予約した便が表示されるので、間違いのないことを確認し決済ボタンを押します。
料金はクレジット決済ですので、お金を入れる必要はありません。
切符が発券されるので、取り忘れないようにすればいいだけです。
ほとんど、Suicaのチャージと同じくらいの時間で終了します。
くわしくは、こちらをご参照ください。
さて。
往復の切符は手配できました。
続いて、宿です。
実はこの段階ではまだ、全体の行程は決めてませんでした。
でも、2日目の始点が『上野』になりそうなことだけは、ぼんやりと意識してました。
ということで、宿は『上野』周辺に取ることにしました。
目的地の近くに宿を取れば、翌朝、ゆっくりと出発できるからです。
というわけで、上野駅周辺でビジネスホテルを検索。
選ぶ要素のひとつとして、近くにスーパーマーケットがあることが重要です。
夕食と翌朝の朝食を買わなければなりませんから。
夕食とその後の酒タイムには、ビールとロックアイスが欠かせません。
↑これだけでも結構な荷物です。
すなわち、大荷物になります。
リュックは、旅行荷物で満杯で……。
それ以上何も入らないことは、これまでの経験からわかってます。
↑こんなリュックならいくらでも入りますが……。これじゃ夜逃げですよ。
そうそう、今回は、リュックを変えたのです。
昨年までは、ホームセンターで買った1,000円くらいのリュックを使ってました。
機能的には、何の不満もありませんでした。
でも……。
年に1度の旅行に、1,000円のリュックを背負っていくのでは、喜びが乏しいです。
というわけで、新しいリュックを買うことにしたのです。
でも、お金は出してません。
なぜか?
もちろん、万引きしたわけじゃありませんよ。
『Mikiko's Room』は、2018年の5月に10年目を迎えました。
始めたのは、今の会社に入った翌年なんです。
つまり、会社の方が1年早く勤続10年を迎えたわけ。
うちの会社は、勤続年数の区切りごとに、カタログギフトをくれるんです。
5年目で、5千円。
このときは日本酒に交換して、お正月に飲みました。
↑至福の時よ。
で、10年目は、1万円なんです。
これもお酒にしてしまおうかとも思ったんですが……。
勤続10年は、消え物ではなく、記念的なものに換えたい気が置きました。
で、1万円コースのカタログをめくってたら、リュックが目にとまりました。
↑アウトドア用品などもけっこう揃ってました(画像はわたしが貰ったカタログではありません)。
ホームセンターの1,000円のリュックとは、やはり見た目の質感が違います。
値段が10倍なんですから、当然ですが。
リュックが届いたのは、去年の年末くらいだったでしょうか。
ショルダーパッドの厚みが、ホームセンターのものとは比べものになりません。
外側はシックなデザインですが、内側はビビッドな色使いなところも気に入りました。
お見せしたいところですが……。
わたしを特定される恐れがあるので、止めておきます。
↑もちろん、こんなのではありません。
さて。
ホテルの選定にあたっては……。
スーパーマーケットが近くにあることが重要だという話に戻ります。
新しいリュックは、パソコン収納部の緩衝材などが厚いため……。
ペラペラのホームセンターリュックより、キャパシティ面ではやや劣ります。
すなわち、リュックは旅の荷物で一杯になることは明らかでした。
夕食と翌朝の朝食は、手に持って歩くことになります。
↑ネギは買いません。
スーパーマーケットとホテルが遠いと、かなり辛い行軍になりそうです。
道に迷ったりしたら最悪です。
↑台湾で道に迷うガンダム。
というわけで、至近距離にスーパーがあってほしいです。
Googlの地図で、上野周辺のホテルとスーパーを別々に表示させ(同時に表示させる方法があるのでしょうか?)……。
近い位置にある一組を探します。
比較的簡単に見つかりました。
ホテルは、『ホテルマイステイズ上野入谷口』。
歩いて2,3分の場所に、『マルエツ東上野店』があります。
お酒も扱ってるスーパーであることを確認。
ホテルは、『楽天トラベル』などより、ホテルのホームページからの値段の方が安かったので、直接ホテルのサイトで予約しました。
安い部屋は「喫煙」でしたが……。
臭いがほとんど気にならないことは、これまでの経験で学習済みです。
もちろん、素泊まりです。
翌朝の朝食は、ホテルでは食べません。
朝食込みの値段だと損した気になるので……。
別料金であることを確認しました。
なお、『ホテルマイステイズ上野入谷口』には、朝食を摂れる施設がありません。
でも、朝食付きのコースがあります。
一昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』もそうでした。
こちらは、すぐ近くに『松屋』があり、そこで朝食を摂るシステムでした。
でも、『ホテルマイステイズ上野入谷口』はそうではありません。
実は背中合わせに、系列の『ホテルマイステイズ上野イースト』が建ってるんです。
こちらのホテルで、朝食を摂るシステムになってます。
ではなぜ、『ホテルマイステイズ上野入谷口』で朝食が摂れないかというと……。
食堂が無いからです。
なぜかというと、ここは当初、ホテルではなかったのです。
ウィークリーマンションでした。
それを買い取って、ホテルにリノベーションしたんですね。
わたしは部屋で朝食を食べるので、食堂が無くてもいっこうに困りません。
チェックインは、15時。
いくらなんでも、これより早くホテルに入りたくなることはないでしょう。
チェックアウトは、11時。
これも、問題なしです。
あと、大事なチェックポイントは、まずシャワートイレかどうか。
でも昨今、東京の普通のビジネスホテルで、この設備がないところの方が珍しいでしょう。
ここにも、問題なく付いてました。
さらに、無料のインターネットが使えるとなお良いです。
無くても、スマホのテザリングで繋ぐので構いませんが。
こちらも大丈夫でした。
無線LANと有線LAN、共に装備あり。
↑無線LANを使うためには、パソコンに無線の受信機が付いている必要があります。
これだけそろってれば問題なしです。
ただ、注意書きに、近隣で工事が行われており……。
18時までは、騒音と振動がある可能性があるとありました。
でも、18時までなら、特に問題はありません。
テレビが聞こえないほどじゃないでしょう。
ということで、予約決定。
宿泊料金は、5,985円(税込・サービス料込)でした。
迷うのは、クレジットで決済してしまうかどうか。
↑クレジットの明細書を見ないようになって何年になるでしょう。
クレジット決済にすると、もしキャンセルすることになった場合……。
手続きが面倒そうです。
なので去年は、当日の現金払いにしました。
5月末で、決算の進捗状況が予断を許さない時期だったからです。
でも今年は、6月下旬。
突発的に東京に来れなくなるとしたら、自分や家族が死ぬかとかですが……。
こんな心配までしてたら何も出来ません。
ということで、クレジットで決済してしまいました。
切符も宿代も支払い済みで、交通機関はSuicaで大丈夫。
現金は、夕食の買い物するお金だけ持っていけばいいわけです。
身軽な方が良いでしょう。
↑身軽なパンダ。
ということで、切符と宿の手配は完了。
あとは当日を待つだけですが……。
なんと、まだどこを回るか、予定が立ってませんでした。
昨年、『単独旅行記Ⅳ』のテーマは、『路線バスと昭和を巡る旅』でした。
↑「み」。最初に訪ねた『昭和レトロ商品博物館』。ここは正直、ショボかったです。
このときの「路線バス」は『青梅』から『花小金井』までの長距離路線で、とても楽しみにしてたんですが……。
思いのほか、楽しくありませんでした。
郊外過ぎて、景色が単調だったんですね。
↑「み」。綺麗に手入れされたお庭は見事でしたが。
ということで、今年は路線バスには、ちょっと触肢が伸びませんでした。
昨年の2日目は、「昭和」のテーマを突き詰めすぎ、3カ所も見学施設を回りました。
↑「み」。2日目、雨の中最初に訪ねた『松戸市立博物館』。ここはお勧めできます(ただし、団地好きに限る)。
2日目は、午前中の半日だけです。
そこで3カ所は、さすがに欲張りすぎだと感じました。
慌ただしさがまた、楽しかったですけどね。
で、今年ですが……。
2日目は、じっくりと見学できる1カ所にしようと決めました。
宿泊場所に選んだように、ターゲットは『上野』です。
『上野』ではおととし、『国立科学博物館』を見学し、とても満足しました。
↑「み」。『国立科学博物館』の展示。日本の猪と鹿です。ぜひ、蝶もほしいところですね。
でも、まだ大物が残ってます。
『東京国立博物館』と『上野動物園』です。
今回は、悩みませんでした。
なぜなら、旅行に行く時期が梅雨の真っ只中ですから。
雨の中での野外施設の見学は、ちょっと避けたいところです。
ということで、2日目の『国立科学博物館』は、比較的あっさり決まりました。
さて、次は1日目です。
今年のテーマは、何にしましょうかね?
『国立博物館』は、日本の歴史がテーマです。
↑面白そうですね。こういう本で勉強したかったな。
ここで、はたと思いつきました。
2日目のテーマが、「日本の歴史」なら……。
1日目のテーマは、「自分の歴史」ではどうだろうかと。
↑人に歴史あり。ほんまかー?
「歴史」は大げさですが、早い話「過去」です。
『過去を巡る旅』。
1日目は、「自分の過去」。
2日目は、「日本の過去」。
これで、テーマに関連性が出来ました。
わたしは、東京に10年間住んでました。
今思えば、たった10年だったんだなぁと感じずにはおれません。
なにしろ、『Mikiko's Room』を始めてから、もう10年経ってしまったんですからね。
この間しか、東京にはいなかったわけです。
でも、この10年は、自分の歴史の中で、とても稠密な時間を過ごした期間でした。
住んだのは、大田区、渋谷区、中野区、そしてまた渋谷区。
4カ所です。
勤めた会社は、渋谷区、三鷹市、新宿区、港区。
↑「三鷹」は実際の位置ではありません。
会社は3カ所でした。
最後の会社は、新宿区から港区に移転したのです。
ところで……。
「大田区」は、つい「太田区」と書いてしまいがちです。
でも、1文字目は「太」ではなく、「大」なんです。
なぜかと云うと……。
「大田区」は、「大森区」と「蒲田区」が合併して出来た区だからです。
「大田区」の「大」は、「大森」の「大」なんですね。
実はおととし、中野区で住んでたところへは行って来ました。
↑「み」。西武新宿線『都立家政』駅前から続く商店街。
今年は、最初に住んだ大田区に行きたかったのですが……。
大いなる障壁がありました。
住所がわからなくなったんです。
昔の手紙類などは取ってあるはずなんですが……。
ありかがわからない。
↑こんなに古くはありませんが……。友達とは、便箋で書いた手紙をやり取りしてました。
家中を探すことを考えただけで気が萎えます。
↑坂口安吾の部屋。さすがにわたしの部屋は、ここまでではありません。
東京ではパソコンを持ってなかったので、電子媒体のデータが無いんです。
最後に住んでたマンションは現存してたので、ここだけは住所がわかりました。
ということで、住んでたところではここを見学することに決定。
会社の方は、このマンションとセットということで……。
そこから通った、最後の会社の新宿区時代のオフィスビルを見ることにしました。
なぜか、この会社の住所だけは、パソコンに入ってたんです。
何か書類が出て来たときに、打ちこんでおいたのかも知れません。
Googleのストリートビューで、見覚えのあるオフィスビルがあることを確認。
入口の扉なんか、記憶のまんまでした。
↑イメージです。
ということで、最初は新宿区の会社を見学し……。
そのまま徒歩で、渋谷区のマンションを訪ねることにしました。
渋谷区といっても、新宿区との境目で、駅はむしろ新宿駅が近いのです。
位置的にいうと、西新宿の高層ビル街のさらに西にあたります。
当時も、新宿駅近くの会社まで、毎日、歩いて通ってました。
↑イメージです。
しかし、初日がこれだけでは、時間が余りそうです。
いろいろと経路を考える中で思いついたのが、アルバイト先でした。
会社に勤める前、ほんの1ヶ月程度ずつ2年間、アルバイトをしてたところがあるのです。
大手の学習出版社でした。
そこを見たあと、当時、幾度か足を伸ばした経路でJRの駅まで歩き……。
『上野駅』まで電車で移動。
おそらくそれでも時間が余ると思うので……。
上野にある小規模な施設を見学することにしました。
その足で、『スーパーマルエツ東上野店』に行き、ホテルに入る。
17:30分ころと想定しました。
↑ホテルのホームページに掲載された外観画像です。
てなわけで、やや泥縄ですが予定が立ちました。
あとは、出発を待つばかりです。
しかし今回は、前年までとは、ひとつだけ違ってるところがありました。
わたし自身の問題ではありません。
新潟駅が変わったんです。
今年の4月から、在来線の大部分が高架ホームになったのです。
↑地上ホーム「1~4」番線が、高架ホーム「2~5」番線になりました。地上ホーム「8・9」番線はまだ残ってます。
昨年までは、在来線はすべて地上ホームで……。
3階の新幹線ホームとはまったく離れてました。
↑高架化前の構内図。水色の在来線ホームと青色の新幹線ホームは離れた場所にありました。
なので、在来線から新幹線に乗り換える場合……。
一旦、在来線の改札を出て、改めて新幹線の改札に入る方式となっていました。
ところが今年からは、在来線と新幹線が、同じ高さの高架ホームとなったのです。
在来線ホームと新幹線ホームは、階段下の改札階にある乗り換え改札機で通じています。
つまり、駅の外に出ることなく、乗り換えが出来るわけです。
しかし!
ここで、疑問が生じます。
わたしは、新潟駅までは在来線に乗ってきます。
毎日の通勤経路なので、当然、定期を持ってます。
定期はSuicaと一体になったもので、改札機に翳すだけで通れます。
↑こういうやつ。
とても便利な定期ですが、怖い面もあります。
以前、更新を忘れてたことがありました。
ところが、気づかなかったんです。
改札は、普通に通れてたましたから。
定期が切れてからの料金が、Suicaにチャージしてある金額から落とされてたんですね。
↑わたしはバスにも乗るので、常に2,000円~3,000円はチャージしてあるのです。
ま、多少割高になったというだけで、莫大な損失というわけじゃありませんでしたけど。
今は、更新日には気をつけるようにしてます。
で、問題は、在来線から新幹線に乗り換える場合……。
まず、Suicaの定期を精算しなくてはなりません。
と同時に、新幹線の切符を通して新幹線乗り場に入場しなければなりません。
自動改札機が、縦に2つ連結されており……。
「在来線の精算→新幹線乗り場への入場」となってるのなら、問題はないのです。
でも、自動改札機はどう見ても、そんな重連機関車みたいにはなってません。
↑今は亡き『トワイライトエクスプレス』を牽引する重連の『DD51』。かっちょえー。
どうやって、2つのことを、ひとつの改札機ですればいいのか不明です。
当日、もし失敗してしまった場合……。
大きくつまずくことになります。
立ち会いで変わられるようなものです。
ヘタすれば、そのままバッタリ四つん這いということも考えられます。
↑2014年夏場所、新横綱『鶴竜』が、まさかの立ち会い変化。相手の平幕『宝富士』は、初日から7連敗中でした。
新幹線の切符が没収され、返って来なかったら……。
後悔してもしきれません。
↑このくらいがっかりします。
またもや、恒例となりました「特別報告番組」を挟ませていただきます。
わたしが実際に行った旅行記です。
尊敬する作家・島尾敏雄の『単独旅行者』から題名を拝借し……。
『単独旅行記』と銘打っております。
文字どおりの一人旅。
今年でもう、5回目となりました。
今年の旅行は、これまでの4回とは、大きな違いがひとつだけありました。
日程です。
これまではすべて、5月下旬に行ってました。
それが今年は、1ヶ月遅れの6月下旬となったのです。
それではまず、これまで日程を5月にしてたかのご説明から。
日本には、春夏秋冬の季節があります。
まずは、どの季節を選ぶかになります。
夏は避けたいですね。
まず、暑い。
汗みずくで歩くのは、楽しくありません。
さらに、夏休みなどで家族連れも多く旅行するでしょう。
バカンスの外人も来る。
交通機関や宿の予約も取りづらいうえ、料金が割高に設定されてたりします。
よって、夏は却下です。
続いて、秋。
旅行するには、一番良い季節だと思います。
涼しい上に、お天気も安定してます。
それじゃ、なぜ秋にしないのか。
それはひとえに、秋が冬を待つ季節だからです。
太平洋側の人には、気持ちが伝わらないと思いますが……。
日本海側に住む者にとって、秋は憂鬱な季節なんです。
なぜなら……。
もう少ししたら、あの冬がやってくるからです。
旅行を秋にした場合……。
帰るときの気分は、おそらく最悪です。
楽しいことはすべて終わってしまって……。
後はもう、暗黒の冬を待つだけになってしまうんですから。
ということで、秋も却下。
↑ギンナンです。道にうんこが落ちてるとしか思えないほど臭いです。
続いて、冬。
これは、太平洋側への旅行であれば、むしろ一番の適期だと思います。
高い確率で晴れが期待できますから。
『江戸東京たてもの園』など、野外の施設を訪ねるには最適でしょう。
落葉樹が葉を落としてますから、建物などはとても見やすくなります。
↑手前の木が葉を茂らせてたら、だいぶ視界が遮られると思います。
それでは、なぜ冬にしないのか。
それは、新潟の交通機関の運行が予測できないからです。
上越新幹線はまず大丈夫でしょうが……。
それに乗るためには、新潟駅まで在来線を利用しなくてはなりません。
これが、ヘタすると止まってしまうんです。
↑背後にうっすらと見えてるのが新潟駅。2018年1月。積雪は80㎝を越えました。
万全を期すためには、新潟駅周辺で前泊しなければなりません。
東京から帰ったときも、新潟駅からの在来線が動いてなかったら最悪ですよ。
大荷物を背負って呆然としてる自分を想像すると、背筋が寒くなります。
↑何かにすがらなければ立っていられないでしょう。
ということで、冬も却下です。
となると、残りは春しかありません。
3月、4月、5月。
しかし、この時期にもまた問題があります。
まず、3月ですが……。
わが社の決算が、3月なんです。
そのため、3月は各事業所を回って……。
現金の残高が出納帳と合ってるかとか、金庫鍵が規則どおり運用されてるか等々を調べて来なくてはなりません。
↑ダイヤル番号を紙に書いて、金庫の扉に貼ってたバカ者もいました。
事業所は、本社以外に20カ所くらいあります。
1日に1,2カ所ずつ、事業所とスケジュールを調整しながら回ります。
ほとんど、丸1ヶ月かかるんです。
当然、デスクワークに皺寄せが来ます。
↑これはちょっとオーバーですが。
年休を取って旅行に行くなど、とうてい考えられません。
続いて、4月。
スケジュールが合わなかったりで、3月に行けなかった事業所を回ります。
あと、決算申告に備えて、勘定科目ごとの内訳書を作らなければなりません。
とても、連続する年休は取れません。
5月。
決算関係でまとめた書類は、4月末に経理事務所に渡してしまいます。
そしたら、5月はヒマかというと、そうはいきません。
まず、初旬にいきなりゴールデンウィークがあります。
↑成田空港。ゴールデンウィークを終えた到着ロビー。やだやだ。
当然、仕事が先送りになります。
さらに、決算書をまとめてる経理事務所から、わたしが作った書類についての質問の電話が来ます。
即答しないと、むこうの業務が滞ったりするので……。
わたしは出来るだけ会社にいなければならないのです。
↑こんなに喜んでは出ません。たいてい悪い電話です。
でも、5月の下旬過ぎには、決算書がまとまります。
ここまで来れば大丈夫です。
なので例年、5月の最終週の木・金で旅行に行ってました。
2014年は、5月29・30日。
2015年は、5月28・29日。
2016年は、5月26・27日。
2017年は、5月25・26日。
しかし今年は、5月24・25日です。
↑これが来年は、5月30・31日になります。月末日に行けるかな……。
5月24日では、まだ決算書が確定していない可能性が高いんです。
そんなとき無理して東京に行っても、何か起きてるんじゃないかと不安で、心底楽しめません。
例年、少し無理して5月の最終週の木・金を旅行日にしてたのは……。
もちろん、梅雨入り前に行きたかったからです。
どうせ行くなら、良いお天気のときに行きたいです。
しかし、今年は難しい。
さらに、おととし、去年と、かなり無理して5月の日程にしたのに……。
2年続けて雨に祟られました。
去年の2日目の朝なんて、土砂降りでしたからね。
↑昨年、2日目の朝、ホテルの窓から撮った写真です。
でも、2年続けての雨で、気づいたことがありました。
雨は、そんなに苦にはならないということです。
わたしはリュックを背負って行くので、傘を差しても片手が空きます。
スマホもカメラも操作できるのです。
↑去年の2日目、ホテルを出たところ。傘を差しながらの写真です。
キャリーバッグでは、傘を差したら両手が塞がってしまいます。
↑こんなにニコニコできる気分ではないはず。
写真を撮りたいときは、バッグから手を離してカメラを取り出さなければなりません。
わたしは、キャリーバッグを使ったことがないので、よくわかりませんが……。
坂道で手を離したりすると、走り出したりしないんですかね?
ま、今後とも使うつもりはないので、いらん心配ですが。
↑スーツケース型電動バイク。中国人男性が、10年かけて開発したとか。
ということで、旅行の日程は、梅雨の真っ只中に決めました。
梅雨明け後じゃ、暑すぎますから。
熱暑の中歩くのは、雨より避けたい状況です。
毎月、前半は忙しいので、一息つける下旬の木曜・金曜に決め……。
年休の届けも早めに出しておきました。
というわけで、日程は決まったのですが……。
どこに行くかは、まだ決めてませんでした。
でも、交通機関と宿の手配だけは、早めにしなければなりません。
交通機関は、新幹線か高速バスになりますが……。
バスは時間がもったいなすぎるので、新幹線に決めました。
となると、出来るだけ速い新幹線にして、高速バスとの差を広げたいところです。
ぴったりの便があるんです。
新潟9:04分発の『とき312号』。
この便は、なんと『大宮』にしか停まりません。
『上野』にも停まらないんです。
『東京』着は、10:43分。
所要時間、1時間39分です。
高速バスは、5時間17分もかかります。
3時間38分も違います。
これくらいの差があれば、ちょっとくらい高くても納得できます。
しかしこの『とき312号』、わたしの大好きな2階建ての『Maxとき』ではありません。
↑2階席が高いです。16両編成時の定員は1,634名。これは、高速車両としては世界最大です。
キャパが劣ります。
指定を取っておかなければ、窓際に座れない恐れがあります。
というわけで、昨年も使った『JR東日本』の『えきねっと』で予約することにしました。
ところがこれが、驚きの結果でした。
なんと、30%も安く購入できたのです。
↑これです。
平日の便だからでしょうね。
『新潟-東京』間を、普通に指定席で取った場合の料金(乗車券+特急券)は……。
10,370円です(6月の月曜~木曜は200円安くなります)。
これがなんと、3割引の7,250円で買えてしまったのです。
大ラッキーでした。
高速バスは、5,100円です(出発時間により変わります)。
↑わたしが乗った便は、いずれもB運賃でした。
新幹線と高速バスの料金の差額は、2,150円。
これで、所要時間が3時間38分も違うんですよ。
迷う余地はナッシングです。
さて。
わたしが選んだ座席です。
『えきねっと』は、もちろん座席を選んで買えます。
新幹線は、通路を挟んで、2列席と3列席に分かれてます。
わたしは、3列席の窓際を選びました。
1人旅の人が指定席を選ぶ場合、↓の順で埋まって行くと思います。
●3列席の窓際⇒2列席の窓際⇒3列席の通路側⇒2列席の通路側⇒3列席の真ん中
3列席の真ん中は、左右を挟まれて窮屈ですから、出来れば避けたいわけです。
↑実は、真ん中の座席は、両サイドより3㎝広く作られてるそうです。それでもねー。
ということは、満席に近くならない限り、3列席の真ん中は埋まらない可能性が高いわけです。
となると3列席は、窓側と通路側が埋まり、真ん中が空くことになります。
ゆったりとした旅が期待できます。
しかし、新幹線の1人旅には、あるリスクが伴います。
それは、座席を回転させられることです。
3人連れの客が、2列席の前後に席を取った場合……。
対面ボックス席にされる可能性があるわけです。
4人連れの旅であれば、2列席の前後を取るでしょう。
3列席の前後を選ぶとしたら、5人連れと考えられます。
昨今、5人連れの旅はほとんど無いと思います。
すなわち、3列席が回転させられる可能性は、たいへん低い。
でも、2列席では回転リスクがあります。
その場合、4人掛けボックス席で1人だけが他人の関係になり、はなはだ居づらいです。
ボックス化することを断ることも出来るのでしょうが……。
わたしには出来ません。
その3人が、わたしをほったらかしにしてくれれば、まだいいんです。
わたしに悪いと思って、いろいろ気を使われるとかえってやっかいです。
おばちゃんたちだったりすると、ミカンを勧められたりするだけならいいとして……。
ヘタすれば、「あんた独身なの、そしたらいい人紹介するわ」とかいう流れにならないとも限らない。
かくして、2列席には恐るべき落とし穴が存在するわけです。
前後が3人連れかどうかは、当日になってみないとわかりませんからね。
↑このくらいガッカリするかも……。
というわけで、3列席の窓側が取れたのは、わたしにとって完璧でした。
しかし、行きの3列席には、1つだけリスクがありました。
3列席は、進行方向左側なんです。
行きは、新潟から東京に南下することになります。
南を向いた左側と云うことは、窓は東側ということです。
行きは、当然のことながら午前中です。
すなわち、お天気が良かった場合、お陽さまがサンサンと差しこむわけです。
↑パソコンまで使う気はありません。
わたしは写真を撮りたいので、日除けは下ろしません。
これは、かなり辛いと思われます。
さらに、前の乗客が日除けを下ろすと、画角も一部遮られます。
でも、あえて、3列席を選んだのは、ひとえに6月下旬という季節だからです。
梅雨の真っ只中ですから、天候が悪い確率が高いわけです。
↑こんな状態だと、写真どころじゃありませんが。
こればっかしは賭けになりますが、晴れればその後の旅が楽しくなるわけですから……。
それとバーターで受け入れればいいと思いました。
さて。
行きの列車の予約は済みました。
わたしは、帰りはいつも自由席にしてました。
時間に縛られたくなかったからです。
指定席を取ってしまうと、必ずその便に乗らなければなりません。
でも、2日目の行程が、思いがけず時間を取るかも知れないし……。
逆に、体調が悪くなって、早く帰りたくなるかも知れない。
↑わたしの場合、こういう「体調不良」も大いに考えられます。
ということで、安全策として自由席にしてたわけです。
でも、帰りの便でも、どうしても窓際に座りたいです。
それでこれまでは必ず、発車の30分くらい前からホームで並んでました。
考えてみれば、これも無駄な時間です。
指定席を取っておけば、発車ギリギリで乗りこんでも座れるわけです。
もちろん心配性のわたしが、そんな綱渡りを選択するとは思えません。
ホームには、早く着くでしょう。
でも、30分間に行ったとして、指定席があれば並ばなくてもいいんです。
ということは、写真が撮れる。
自分が乗る新幹線の顔は、少なくとも撮っておきたい。
↑いろんな顔があります。
隣のホームの新幹線も撮れます。
↑隣のホームにはたいがい、北陸新幹線が入ってます。
自由席では並ぶのが優先で、とても心穏やかに写真を撮ってはいられません。
ということで、帰りも指定席を取ることにしました。
でも、金曜日の午後の便には、残念ながら30%引きはありませんでした。
それでも、10%引きで買えました。
定価10,570円(金曜日は200円高)の10%引きで、9,500円でした。
わたしは以前、会社で買っていた6枚綴りの回数券を、実費で譲り受けて使ったことがあります。
自由席にのみ乗れる切符が、6枚綴ってあります。
値段は、58,620円です。
1枚当たりにすると、9,770円になります。
つまり今回は、自由席の回数券より安く指定席が取れたというわけです。
万々歳です。
今後も、『えきねっと』のお世話になることにします。
なお、切符の受け取りは、駅の券売機で出来ます。
地方の駅だと出来ないかも知れません。
このあたりは、要確認です。
わたしの場合は、『新潟駅』で出来るので問題ありません。
『えきねっと』からの切符が受け取れる券売機は、横断幕で表示されてます。
↑新潟駅万代口です。先日確認したところ、こういう表示はなくなってました。
操作に手間取って後ろの人に迷惑をかけると嫌なので、空いてるときに使いたいです。
↑こんなになってたら、そもそも並ぶ気になりません。
平日の朝は、券売機は混んでません。
ほとんどの人が定期券で、切符を買って乗る人が少ないからでしょうね。
出張の人は、あらかじめ切符を持ってますし。
たいがい、誰も並んでない券売機があります。
↑新潟駅の様子。いつもだいたい、こんな感じです。手間取り放題。
操作は、決して難しくありません。
画面で『えきねっと』からの受け取りを選択し……。
決済用に登録したクレジットカードを挿入するだけです。
↑『東京駅』です。これなら、メニューを選択する必要もないですね。
画面上に予約した便が表示されるので、間違いのないことを確認し決済ボタンを押します。
料金はクレジット決済ですので、お金を入れる必要はありません。
切符が発券されるので、取り忘れないようにすればいいだけです。
ほとんど、Suicaのチャージと同じくらいの時間で終了します。
くわしくは、こちらをご参照ください。
さて。
往復の切符は手配できました。
続いて、宿です。
実はこの段階ではまだ、全体の行程は決めてませんでした。
でも、2日目の始点が『上野』になりそうなことだけは、ぼんやりと意識してました。
ということで、宿は『上野』周辺に取ることにしました。
目的地の近くに宿を取れば、翌朝、ゆっくりと出発できるからです。
というわけで、上野駅周辺でビジネスホテルを検索。
選ぶ要素のひとつとして、近くにスーパーマーケットがあることが重要です。
夕食と翌朝の朝食を買わなければなりませんから。
夕食とその後の酒タイムには、ビールとロックアイスが欠かせません。
↑これだけでも結構な荷物です。
すなわち、大荷物になります。
リュックは、旅行荷物で満杯で……。
それ以上何も入らないことは、これまでの経験からわかってます。
↑こんなリュックならいくらでも入りますが……。これじゃ夜逃げですよ。
そうそう、今回は、リュックを変えたのです。
昨年までは、ホームセンターで買った1,000円くらいのリュックを使ってました。
機能的には、何の不満もありませんでした。
でも……。
年に1度の旅行に、1,000円のリュックを背負っていくのでは、喜びが乏しいです。
というわけで、新しいリュックを買うことにしたのです。
でも、お金は出してません。
なぜか?
もちろん、万引きしたわけじゃありませんよ。
『Mikiko's Room』は、2018年の5月に10年目を迎えました。
始めたのは、今の会社に入った翌年なんです。
つまり、会社の方が1年早く勤続10年を迎えたわけ。
うちの会社は、勤続年数の区切りごとに、カタログギフトをくれるんです。
5年目で、5千円。
このときは日本酒に交換して、お正月に飲みました。
↑至福の時よ。
で、10年目は、1万円なんです。
これもお酒にしてしまおうかとも思ったんですが……。
勤続10年は、消え物ではなく、記念的なものに換えたい気が置きました。
で、1万円コースのカタログをめくってたら、リュックが目にとまりました。
↑アウトドア用品などもけっこう揃ってました(画像はわたしが貰ったカタログではありません)。
ホームセンターの1,000円のリュックとは、やはり見た目の質感が違います。
値段が10倍なんですから、当然ですが。
リュックが届いたのは、去年の年末くらいだったでしょうか。
ショルダーパッドの厚みが、ホームセンターのものとは比べものになりません。
外側はシックなデザインですが、内側はビビッドな色使いなところも気に入りました。
お見せしたいところですが……。
わたしを特定される恐れがあるので、止めておきます。
↑もちろん、こんなのではありません。
さて。
ホテルの選定にあたっては……。
スーパーマーケットが近くにあることが重要だという話に戻ります。
新しいリュックは、パソコン収納部の緩衝材などが厚いため……。
ペラペラのホームセンターリュックより、キャパシティ面ではやや劣ります。
すなわち、リュックは旅の荷物で一杯になることは明らかでした。
夕食と翌朝の朝食は、手に持って歩くことになります。
↑ネギは買いません。
スーパーマーケットとホテルが遠いと、かなり辛い行軍になりそうです。
道に迷ったりしたら最悪です。
↑台湾で道に迷うガンダム。
というわけで、至近距離にスーパーがあってほしいです。
Googlの地図で、上野周辺のホテルとスーパーを別々に表示させ(同時に表示させる方法があるのでしょうか?)……。
近い位置にある一組を探します。
比較的簡単に見つかりました。
ホテルは、『ホテルマイステイズ上野入谷口』。
歩いて2,3分の場所に、『マルエツ東上野店』があります。
お酒も扱ってるスーパーであることを確認。
ホテルは、『楽天トラベル』などより、ホテルのホームページからの値段の方が安かったので、直接ホテルのサイトで予約しました。
安い部屋は「喫煙」でしたが……。
臭いがほとんど気にならないことは、これまでの経験で学習済みです。
もちろん、素泊まりです。
翌朝の朝食は、ホテルでは食べません。
朝食込みの値段だと損した気になるので……。
別料金であることを確認しました。
なお、『ホテルマイステイズ上野入谷口』には、朝食を摂れる施設がありません。
でも、朝食付きのコースがあります。
一昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』もそうでした。
こちらは、すぐ近くに『松屋』があり、そこで朝食を摂るシステムでした。
でも、『ホテルマイステイズ上野入谷口』はそうではありません。
実は背中合わせに、系列の『ホテルマイステイズ上野イースト』が建ってるんです。
こちらのホテルで、朝食を摂るシステムになってます。
ではなぜ、『ホテルマイステイズ上野入谷口』で朝食が摂れないかというと……。
食堂が無いからです。
なぜかというと、ここは当初、ホテルではなかったのです。
ウィークリーマンションでした。
それを買い取って、ホテルにリノベーションしたんですね。
わたしは部屋で朝食を食べるので、食堂が無くてもいっこうに困りません。
チェックインは、15時。
いくらなんでも、これより早くホテルに入りたくなることはないでしょう。
チェックアウトは、11時。
これも、問題なしです。
あと、大事なチェックポイントは、まずシャワートイレかどうか。
でも昨今、東京の普通のビジネスホテルで、この設備がないところの方が珍しいでしょう。
ここにも、問題なく付いてました。
さらに、無料のインターネットが使えるとなお良いです。
無くても、スマホのテザリングで繋ぐので構いませんが。
こちらも大丈夫でした。
無線LANと有線LAN、共に装備あり。
↑無線LANを使うためには、パソコンに無線の受信機が付いている必要があります。
これだけそろってれば問題なしです。
ただ、注意書きに、近隣で工事が行われており……。
18時までは、騒音と振動がある可能性があるとありました。
でも、18時までなら、特に問題はありません。
テレビが聞こえないほどじゃないでしょう。
ということで、予約決定。
宿泊料金は、5,985円(税込・サービス料込)でした。
迷うのは、クレジットで決済してしまうかどうか。
↑クレジットの明細書を見ないようになって何年になるでしょう。
クレジット決済にすると、もしキャンセルすることになった場合……。
手続きが面倒そうです。
なので去年は、当日の現金払いにしました。
5月末で、決算の進捗状況が予断を許さない時期だったからです。
でも今年は、6月下旬。
突発的に東京に来れなくなるとしたら、自分や家族が死ぬかとかですが……。
こんな心配までしてたら何も出来ません。
ということで、クレジットで決済してしまいました。
切符も宿代も支払い済みで、交通機関はSuicaで大丈夫。
現金は、夕食の買い物するお金だけ持っていけばいいわけです。
身軽な方が良いでしょう。
↑身軽なパンダ。
ということで、切符と宿の手配は完了。
あとは当日を待つだけですが……。
なんと、まだどこを回るか、予定が立ってませんでした。
昨年、『単独旅行記Ⅳ』のテーマは、『路線バスと昭和を巡る旅』でした。
↑「み」。最初に訪ねた『昭和レトロ商品博物館』。ここは正直、ショボかったです。
このときの「路線バス」は『青梅』から『花小金井』までの長距離路線で、とても楽しみにしてたんですが……。
思いのほか、楽しくありませんでした。
郊外過ぎて、景色が単調だったんですね。
↑「み」。綺麗に手入れされたお庭は見事でしたが。
ということで、今年は路線バスには、ちょっと触肢が伸びませんでした。
昨年の2日目は、「昭和」のテーマを突き詰めすぎ、3カ所も見学施設を回りました。
↑「み」。2日目、雨の中最初に訪ねた『松戸市立博物館』。ここはお勧めできます(ただし、団地好きに限る)。
2日目は、午前中の半日だけです。
そこで3カ所は、さすがに欲張りすぎだと感じました。
慌ただしさがまた、楽しかったですけどね。
で、今年ですが……。
2日目は、じっくりと見学できる1カ所にしようと決めました。
宿泊場所に選んだように、ターゲットは『上野』です。
『上野』ではおととし、『国立科学博物館』を見学し、とても満足しました。
↑「み」。『国立科学博物館』の展示。日本の猪と鹿です。ぜひ、蝶もほしいところですね。
でも、まだ大物が残ってます。
『東京国立博物館』と『上野動物園』です。
今回は、悩みませんでした。
なぜなら、旅行に行く時期が梅雨の真っ只中ですから。
雨の中での野外施設の見学は、ちょっと避けたいところです。
ということで、2日目の『国立科学博物館』は、比較的あっさり決まりました。
さて、次は1日目です。
今年のテーマは、何にしましょうかね?
『国立博物館』は、日本の歴史がテーマです。
↑面白そうですね。こういう本で勉強したかったな。
ここで、はたと思いつきました。
2日目のテーマが、「日本の歴史」なら……。
1日目のテーマは、「自分の歴史」ではどうだろうかと。
↑人に歴史あり。ほんまかー?
「歴史」は大げさですが、早い話「過去」です。
『過去を巡る旅』。
1日目は、「自分の過去」。
2日目は、「日本の過去」。
これで、テーマに関連性が出来ました。
わたしは、東京に10年間住んでました。
今思えば、たった10年だったんだなぁと感じずにはおれません。
なにしろ、『Mikiko's Room』を始めてから、もう10年経ってしまったんですからね。
この間しか、東京にはいなかったわけです。
でも、この10年は、自分の歴史の中で、とても稠密な時間を過ごした期間でした。
住んだのは、大田区、渋谷区、中野区、そしてまた渋谷区。
4カ所です。
勤めた会社は、渋谷区、三鷹市、新宿区、港区。
↑「三鷹」は実際の位置ではありません。
会社は3カ所でした。
最後の会社は、新宿区から港区に移転したのです。
ところで……。
「大田区」は、つい「太田区」と書いてしまいがちです。
でも、1文字目は「太」ではなく、「大」なんです。
なぜかと云うと……。
「大田区」は、「大森区」と「蒲田区」が合併して出来た区だからです。
「大田区」の「大」は、「大森」の「大」なんですね。
実はおととし、中野区で住んでたところへは行って来ました。
↑「み」。西武新宿線『都立家政』駅前から続く商店街。
今年は、最初に住んだ大田区に行きたかったのですが……。
大いなる障壁がありました。
住所がわからなくなったんです。
昔の手紙類などは取ってあるはずなんですが……。
ありかがわからない。
↑こんなに古くはありませんが……。友達とは、便箋で書いた手紙をやり取りしてました。
家中を探すことを考えただけで気が萎えます。
↑坂口安吾の部屋。さすがにわたしの部屋は、ここまでではありません。
東京ではパソコンを持ってなかったので、電子媒体のデータが無いんです。
最後に住んでたマンションは現存してたので、ここだけは住所がわかりました。
ということで、住んでたところではここを見学することに決定。
会社の方は、このマンションとセットということで……。
そこから通った、最後の会社の新宿区時代のオフィスビルを見ることにしました。
なぜか、この会社の住所だけは、パソコンに入ってたんです。
何か書類が出て来たときに、打ちこんでおいたのかも知れません。
Googleのストリートビューで、見覚えのあるオフィスビルがあることを確認。
入口の扉なんか、記憶のまんまでした。
↑イメージです。
ということで、最初は新宿区の会社を見学し……。
そのまま徒歩で、渋谷区のマンションを訪ねることにしました。
渋谷区といっても、新宿区との境目で、駅はむしろ新宿駅が近いのです。
位置的にいうと、西新宿の高層ビル街のさらに西にあたります。
当時も、新宿駅近くの会社まで、毎日、歩いて通ってました。
↑イメージです。
しかし、初日がこれだけでは、時間が余りそうです。
いろいろと経路を考える中で思いついたのが、アルバイト先でした。
会社に勤める前、ほんの1ヶ月程度ずつ2年間、アルバイトをしてたところがあるのです。
大手の学習出版社でした。
そこを見たあと、当時、幾度か足を伸ばした経路でJRの駅まで歩き……。
『上野駅』まで電車で移動。
おそらくそれでも時間が余ると思うので……。
上野にある小規模な施設を見学することにしました。
その足で、『スーパーマルエツ東上野店』に行き、ホテルに入る。
17:30分ころと想定しました。
↑ホテルのホームページに掲載された外観画像です。
てなわけで、やや泥縄ですが予定が立ちました。
あとは、出発を待つばかりです。
しかし今回は、前年までとは、ひとつだけ違ってるところがありました。
わたし自身の問題ではありません。
新潟駅が変わったんです。
今年の4月から、在来線の大部分が高架ホームになったのです。
↑地上ホーム「1~4」番線が、高架ホーム「2~5」番線になりました。地上ホーム「8・9」番線はまだ残ってます。
昨年までは、在来線はすべて地上ホームで……。
3階の新幹線ホームとはまったく離れてました。
↑高架化前の構内図。水色の在来線ホームと青色の新幹線ホームは離れた場所にありました。
なので、在来線から新幹線に乗り換える場合……。
一旦、在来線の改札を出て、改めて新幹線の改札に入る方式となっていました。
ところが今年からは、在来線と新幹線が、同じ高さの高架ホームとなったのです。
在来線ホームと新幹線ホームは、階段下の改札階にある乗り換え改札機で通じています。
つまり、駅の外に出ることなく、乗り換えが出来るわけです。
しかし!
ここで、疑問が生じます。
わたしは、新潟駅までは在来線に乗ってきます。
毎日の通勤経路なので、当然、定期を持ってます。
定期はSuicaと一体になったもので、改札機に翳すだけで通れます。
↑こういうやつ。
とても便利な定期ですが、怖い面もあります。
以前、更新を忘れてたことがありました。
ところが、気づかなかったんです。
改札は、普通に通れてたましたから。
定期が切れてからの料金が、Suicaにチャージしてある金額から落とされてたんですね。
↑わたしはバスにも乗るので、常に2,000円~3,000円はチャージしてあるのです。
ま、多少割高になったというだけで、莫大な損失というわけじゃありませんでしたけど。
今は、更新日には気をつけるようにしてます。
で、問題は、在来線から新幹線に乗り換える場合……。
まず、Suicaの定期を精算しなくてはなりません。
と同時に、新幹線の切符を通して新幹線乗り場に入場しなければなりません。
自動改札機が、縦に2つ連結されており……。
「在来線の精算→新幹線乗り場への入場」となってるのなら、問題はないのです。
でも、自動改札機はどう見ても、そんな重連機関車みたいにはなってません。
↑今は亡き『トワイライトエクスプレス』を牽引する重連の『DD51』。かっちょえー。
どうやって、2つのことを、ひとつの改札機ですればいいのか不明です。
当日、もし失敗してしまった場合……。
大きくつまずくことになります。
立ち会いで変わられるようなものです。
ヘタすれば、そのままバッタリ四つん這いということも考えられます。
↑2014年夏場所、新横綱『鶴竜』が、まさかの立ち会い変化。相手の平幕『宝富士』は、初日から7連敗中でした。
新幹線の切符が没収され、返って来なかったら……。
後悔してもしきれません。
↑このくらいがっかりします。