2018.7.28(土)
「いひぃぃぃぃ」
浅井さんが顔を起こした。
眉間に深い皺を刻んでいる。
鑿で彫られたような渓谷を、汗が流れる。
汗は切り立った鼻梁を伝い、尖った鼻先から滴り落ちる。
黒谷さんの頬に、雨粒が降りかかる。
黒谷さんが口を開けた。
浅井さんが、かぶりつくように口を合わせる。
大きく口を開いたままのキスだ。
いや、これをキスと云うのだろうか。
それはまさしく、口腔での交合だった。
性器をペニバンで繋げ、口腔を貪り合う。
浅ましさの局地だ。
しかし、たしなみの殻を脱ぎ捨てた2人は、あまりにも美しかった。
羨ましい。
心底、そう思った。
「おごぉぉぉ」
「がぼぉぉぉ」
「おご!」
「がぼ!」
2人の身体が硬直した。
脂肪のほとんどない浅井さんの背中に、腱の筋が走る。
尻の筋肉が浮きあがった。
その上で交差する黒谷さんの脚にも、強ばりが浮きあがっていた。
「が」
「がが」
浅井さんの顔面が、黒谷さんの顔の脇に落ちた。
弾力のある床材に衝撃が吸収され、音はほとんどしなかった。
浅井さんの頭に隠されていた黒谷さんの顔が、白日の元に晒された。
この顔は、ご主人には見せられないのではないか。
眼球は、ピンポン球を嵌めたように剥き広げられていた。
角膜には、枝分かれした血管が珊瑚のごとく浮きあがっている。
黒目は失われていた。
もちろん、本人に意識はない。
そしてそれは、床に顔を伏せた浅井さんも同じだった。
わずかに覗く横顔に、意思は感じられなかった。
「お見事でした」
万里亜が拍手をした。
拍手は次々と連鎖し、横たわる2人に舞い散るように降り注いだ。
浅井さんが顔を起こした。
眉間に深い皺を刻んでいる。
鑿で彫られたような渓谷を、汗が流れる。
汗は切り立った鼻梁を伝い、尖った鼻先から滴り落ちる。
黒谷さんの頬に、雨粒が降りかかる。
黒谷さんが口を開けた。
浅井さんが、かぶりつくように口を合わせる。
大きく口を開いたままのキスだ。
いや、これをキスと云うのだろうか。
それはまさしく、口腔での交合だった。
性器をペニバンで繋げ、口腔を貪り合う。
浅ましさの局地だ。
しかし、たしなみの殻を脱ぎ捨てた2人は、あまりにも美しかった。
羨ましい。
心底、そう思った。
「おごぉぉぉ」
「がぼぉぉぉ」
「おご!」
「がぼ!」
2人の身体が硬直した。
脂肪のほとんどない浅井さんの背中に、腱の筋が走る。
尻の筋肉が浮きあがった。
その上で交差する黒谷さんの脚にも、強ばりが浮きあがっていた。
「が」
「がが」
浅井さんの顔面が、黒谷さんの顔の脇に落ちた。
弾力のある床材に衝撃が吸収され、音はほとんどしなかった。
浅井さんの頭に隠されていた黒谷さんの顔が、白日の元に晒された。
この顔は、ご主人には見せられないのではないか。
眼球は、ピンポン球を嵌めたように剥き広げられていた。
角膜には、枝分かれした血管が珊瑚のごとく浮きあがっている。
黒目は失われていた。
もちろん、本人に意識はない。
そしてそれは、床に顔を伏せた浅井さんも同じだった。
わずかに覗く横顔に、意思は感じられなかった。
「お見事でした」
万里亜が拍手をした。
拍手は次々と連鎖し、横たわる2人に舞い散るように降り注いだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/07/28 07:58
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優れものスプレーボトル
今年以降、これまでに幾度か……。
「痔」疑惑が、「ウォシュレット症候群」だと判明した顛末について書いてきました。
で、ウォシュレットを使った後……。
ポリエチレン手袋を使い、肛門周辺にローションを塗るようにしたら症状が鎮まったことについて、お伝えしました。
ポリエチレン手袋は、100均で売られてます。
100枚入って、108円です。
ローションを塗るときは片手しか使いませんから、まさしく100回使えます。
コストパフォーマンス的には、何の問題もありません。
ただ、毎週、かなりの量のビニールゴミが出るのが、あまり愉快ではありません。
環境に負荷をかけてる気分になります。
あと、出先で使った場合の処理も、気分的なものですが、ちょっと面倒。
レジ袋なんかに包んで持ち帰ればいいんですけどね。
お尻を触った手袋を持ち歩くというのは、良い気分のものではありません。
かといって、トイレの汚物入れに捨ててくるのも憚られます。
で、出先で「大」をした場合は、ローションを塗ってませんでした。
頻繁にあることじゃないですしね。
でも、根っからのカンペキ主義者のわたしとしては……。
画竜点睛を欠くようで、面白くありません。
なんとか、ポリエチレン手袋を使わずに、ローションを塗る方法はないものだろうか……。
いくらウォシュレットで洗ってるとは云え、素手で肛門に触るなどは論外です。
考えられるのは、スプレーボトルに入れたローションを、シュッシュッと吹きかける方法。
しかし、そう簡単にはいかないのです。
自分で、自分のお尻にスプレーを吹きかけるときの体勢を想像してみてください。
スプレーは当然、逆さにしなければなりませんよね。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/07/28 07:59
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優れものスプレーボトル(つづき)
ところが!
普通のスプレーボトルは……。
逆さにすると、液が出ないのです。
構造を見れば、その理由は簡単にわかります。
液を吸いあげるストローのような部分が、容器の底まで届いてます。
そこから、液を吸いあげて噴射するわけです。
当然、容器を逆さにすると、ストローの先が液から出てしまいます。
従って、いくら頭を押しても液は出ないわけです。
といって、自分のお尻に対し、容器を立てて使うなど、到底不可能です。
手首を捻挫してしまいます。
というわけで、スプレー方式は諦めてました。
そんなとき!
ポリエチレン手袋を補充するために入った100均で、画期的なスプレーボトルを見つけたのです。
もちろん、逆さにして使えるというものです。
構造ですが……。
まず、液を吸いあげるストローがありません。
液を吸いあげる部分は、頭のすぐ下。
つまり、液の入ったボトル部分の一番上です。
これなら、逆さにして使えるわけです。
だけど、もしこれだけの仕組みだったら……。
逆に、普通に立てた状態では使えないことになります。
吸いあげる部分が、液から出てしまうからです。
続きはさらに次のコメントで。
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3. Mikiko- 2018/07/28 07:59
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優れものスプレーボトル(さらにつづき)
しかし!
このスプレーボトルは、立てた状態でも逆さにしても、どちらでも噴射できるという優れものなのです。
仕組みは、実に巧妙なものでした。
ボトル部分に、五右衛門風呂のフタのような部品が付いてるのです。
スプレーして液が減ると、このフタが吸いあげられて上がっていくのです。
つまり、液の入った部分は、常に液で満たされた状態。
だから、立てた状態でも逆さでも使えるというわけ。
液を使い切ると、フタが一番上にあがった状態になります。
液を補充するには、このフタを、割り箸のようなもので下げてやるのです。
実に感心しました。
ただのスプレーボトルだったら、100円は高いなという気がしますが……。
この仕組みを持ったスプレーは、逆に、よく100円以下で作れたなと感心してしまいます。
感心してるのはわたしだけではなく、いくつもレビューがあがってました。
↓映像入りで説明しておられるサイトさんもありました。
https://rocketnews24.com/2015/04/30/576824/
こちらで使われてるボトルは、『Can☆Do(キャンドゥ)』の品だそうです。
わたしは、『Seria(セリア)』で買いました。
特許とか実用新案ではないんですかね?
開発者は、まさか、お尻に使われるとは思わなかったでしょうが……。
とにかく、感謝しております。