2018.7.6(金)
僧「みなさん、お集まりのようですな」
み「お坊さんが来た」

↑『恐山菩提寺』院代の南直哉(じきさい)さん。この方の『恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)』は参考になりました。夕食の法話に来られることもあるようです。
律「いちいち言わなくてもわかるわよ」
み「読者のための説明セリフじゃ」

↑格の違う説明セリフがありました。
僧「大祭のおりなどは、この食堂が満席になります。
そのときは、壇上からマイクでお話しさせていただきますが……。
本日のような少人数のときは、このように、壇の下からマイクを使わずに話します。
わたしは、こちらの方が好きですな。
宿の方は、わたしが毎日壇上からマイクで喋る方が儲かってよいのでしょうが」

律「なんで肘でつっつくのよ?」

み「笑いどころじゃ。
みなさん、笑っておられるでしょ」

↑ここまでは……。
律「私語禁止」

僧「みなさん、全国各地から見えられ、昨日まではまったく知らない同士が……。
こうして、席を同じくしてお食事をいただく。
これまさしく、『一期一会』ですな。
この言葉は、千利休が初めて用いたと伝えられます」

↑1591(天正19)年、秀吉の逆鱗に触れ切腹を命じられます(享年69)。死を命じられた真相は、謎のままだそうです。
僧「利休自身に著作はありませんが……。
利休の弟子に山上宗二(やまのうえそうじ)という茶人がおります。
その方が、『茶湯者覚悟十体』という文を著しております」

↑この中に『茶湯者覚悟十体』があるようです。残念ながら絶版みたいですね。利休より22歳年下ですが、利休の死の前年に亡くなってます(享年46)。
僧「茶道の心得を示した一文ですな。
その中に、こんな記述があります。
『そもそも茶湯の交会は、一期一会といいて、たとえば、幾度の同じ主客交会するとも、今日の会にふたたびかえらざる事を思えば、実に我一世一度の会なり』

これが、千利休の教えだそうです。
この言葉を世に広めたのは、幕末の大老・井伊直弼ですな」

↑“大老"という役職名からか老人のイメージがありますが、『桜田門外の変』で暗殺されたときは、満44歳でした。
み「お坊さんが来た」

↑『恐山菩提寺』院代の南直哉(じきさい)さん。この方の『恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)』は参考になりました。夕食の法話に来られることもあるようです。
律「いちいち言わなくてもわかるわよ」
み「読者のための説明セリフじゃ」

↑格の違う説明セリフがありました。
僧「大祭のおりなどは、この食堂が満席になります。
そのときは、壇上からマイクでお話しさせていただきますが……。
本日のような少人数のときは、このように、壇の下からマイクを使わずに話します。
わたしは、こちらの方が好きですな。
宿の方は、わたしが毎日壇上からマイクで喋る方が儲かってよいのでしょうが」

律「なんで肘でつっつくのよ?」

み「笑いどころじゃ。
みなさん、笑っておられるでしょ」

↑ここまでは……。
律「私語禁止」

僧「みなさん、全国各地から見えられ、昨日まではまったく知らない同士が……。
こうして、席を同じくしてお食事をいただく。
これまさしく、『一期一会』ですな。
この言葉は、千利休が初めて用いたと伝えられます」

↑1591(天正19)年、秀吉の逆鱗に触れ切腹を命じられます(享年69)。死を命じられた真相は、謎のままだそうです。
僧「利休自身に著作はありませんが……。
利休の弟子に山上宗二(やまのうえそうじ)という茶人がおります。
その方が、『茶湯者覚悟十体』という文を著しております」

↑この中に『茶湯者覚悟十体』があるようです。残念ながら絶版みたいですね。利休より22歳年下ですが、利休の死の前年に亡くなってます(享年46)。
僧「茶道の心得を示した一文ですな。
その中に、こんな記述があります。
『そもそも茶湯の交会は、一期一会といいて、たとえば、幾度の同じ主客交会するとも、今日の会にふたたびかえらざる事を思えば、実に我一世一度の会なり』

これが、千利休の教えだそうです。
この言葉を世に広めたのは、幕末の大老・井伊直弼ですな」

↑“大老"という役職名からか老人のイメージがありますが、『桜田門外の変』で暗殺されたときは、満44歳でした。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/07/06 07:22
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今日は何の日
●この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日
歌人の俵万智さんが、1987(昭和62)年に出した歌集『サラダ記念日(河出書房新社)』の中の一首。
歌集『サラダ記念日』は、280万部を売り上げたそうです。
この歌集がきっかけで短歌ブームが起き、「○○記念日」という言葉が一般に定着したとか。
『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』という映画も出来ました。
筒井康隆は、『カラダ記念日』というパロディを書いてます。
しかし、280万部はスゴいです。
なんでそんなに売れたのか?
それは……。
俵万智さんが、特別な美人ではなかったからではないでしょうか。
もちろん、決して不美人ではありませんが……。
「ミス○○」というレベルではないことは確かでしょう。
↓『サラダ記念日』の中の、著名な一首です。
●「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの
とりわけ美人でもない女性が等身大の恋愛をして、結婚の申しこみまでされている。
テレビドラマに出てくる女優は、「そりゃモテるわな」という美人ばっかり。
でも、俵万智なら、自分と大して変わらない。
そういう女性が、どうやって恋愛をし、ゴールインが見えるところまで行ったのか?
それを知りたいと思う女性が大勢いて、部数を伸ばしたんじゃないでしょうか?
うがち過ぎですかね?
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/07/06 07:22
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今日は何の日(つづき)
俵万智さんは、1962(昭和37)年、大阪府門真市生まれ。
高校は、福井県の県立藤島高校。
福井藩校『明道館』として、1855年に創設され……。
旧制福井中学を経て、現校名。
県下一の伝統校であり進学校。
俵万智さんは、指定校推薦で早稲田大学第一文学部に入学してます。
『サラダ記念日』を出版したときは、25歳。
高校の国語の先生をしてたそうです。
「俵万智」という名前は、「田原町」から取ったペンネームかと思ってましたが……。
本名だそうです。
2003年、未婚のまま男子を出産。
現在も未婚のまま。
つまり、生まれてから今まで、ずっと俵万智ということですね。
なお、冒頭の一首。
本人談によると、料理を褒められたのは事実だそうですが……。
それはサラダではなく、初めてカレー味で作った鳥唐だったそうです。
「7月6日」は、季節感と語感から当てはめた日付けだとか。
確かに、11月26日とかだったら、音数的に無理ですしね。
なお、「鳥唐云々」も、ひょっとしたら作り話かも知れませんよ。
それが、創作者というものです。
P.S.
各地で、大雨による被害が出てるようです。
お見舞い申し上げます。
新潟県には警報も出されておらず、今は雨も止んでます。
JRも、長野県境の大糸線以外は平常どおりの運行のようです。
今日の夜から明日の明け方にかけては、少し雨量が増えそうですが。
しかし……。
関東甲信の梅雨明け宣言、取り下げるべきでないの?