Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 2551

コメント一覧へジャンプコメント投稿へジャンプ

2018.6.27（水）

　完璧すぎる変態が、そこには映っていた。
　上半身は丸裸。
　乳首が尖っているのがはっきりとわかる。
　そして下半身は……。
　裸より更に異常だった。
　真っ白いブリーフが目に痛かった。
　そしてその中央部からは、漆黒のディルドゥが突き出ているのだ。

『変態……。
　わたしは変態』

　あなたの脳裏に、歌うような声が流れる。
　いざ行かん。
　戸外へ。
　あなたは個室に取って返すと、扉のフックからコートを外し、素早く纏う。
　ボタンは留めず、前身頃を合わせてベルトを結ぶ。
　あなたは結界を潜るように、トイレの入口を出た。

　公園の中は、人通りがなさ過ぎた。
　あなたは、トレンチコートのポケットに手を突っこんだまま、街路に踏み出す。
　しばし、夜の散歩を楽しむ。
　いや、楽しんでいるのではない。
　探しているのだ。
　第2の舞台を。

　切れかかった街灯が、ジジジと蝉の鳴くような音を立てている。
　残念ながら、静まりかえった住宅街では、通りかかる人もいなかった。
　これでは、人とすれ違うスリルも味わえない。
　あなたは、方針を変えることにした。
　このままでは、刺激が少なすぎる。
　やはり、コートを脱ぎたかった。
　しかし、いくら人通りがないとはいえ、街路の真ん中でそこまでやるのは危険すぎる。

　さまようあなたの視線は、街灯に照らされた樹冠を捉えた。
　こんもりと繁っている。
　ここにも公園？
　あなたは吸い寄せられるように、樹木の根元を目指した。

　公園ではなかった。
　しかし、遊歩道のようだ。
　郊外の住宅地では、ときおり見かける。
　昔、川が流れていた跡だ。
　暗渠になったか埋められたかした流路が、遊歩道として整備されているのだ。
　かつての川の流れそのままなのだろう、遊歩道も左右にうねっていた。
　遊歩道の両側に植えられた樹木が茂り、前方の視界は遮られている。

由美と美弥子 2550 ＜目次＞由美と美弥子 2552

コメント一覧

コメント投稿へジャンプページトップへ

- ––––––
  1. Mikiko
- 2018/06/27 07:23
- 名古屋場所、新番付発表になりました
  　夏場所終了翌日、5月28日の『由美と美弥子 2530回（https://mikikosroom.com/archives/31858439.html#comment-ichiran）』のコメントで……。
  　恒例となった、十両と幕内の入れ替えを予想をしました。
  　わたしの予想は、↓でした。
  ●十両陥落（【】内は、「先場所の前頭枚数＋（負け数－勝ち数）・概ね17以上で陥落」）
  　西前頭十六枚目・安美錦（4勝11敗【+23】）
  　東前頭十一枚目・大奄美（4勝11敗【+18】）
  　西前頭十四枚目・豪風（6勝9敗【+17】）
  ○幕内昇進（【】内は、「先場所の十両枚数－（勝ち数－負け数）」・概ね0以下で昇進」）
  　西十両筆頭・阿武咲（12勝3敗・優勝【-8】）
  　東十両二枚目・琴恵光（11勝4敗【-5）】）
  　東十両四枚目・明生（10勝5敗【-1】）
  　結果は……。
  　またまた、大当たり～。
  　パフパフ。
  　ま、今回は、あまり悩みどころはなかったのですが。
  　さて。
  　7月8日が初日です。
  　注目は稀勢の里ですが……。
  　出ないっぽいですね。
  　出て負けが混んだら、今度こそ即引退ですから。
  　地方場所では、マスコミが押しかけたりすると、宿舎にも迷惑がかかります（『福昌寺』のようです）。
  　9月の東京場所で進退をかけることになるんじゃないでしょうか。
  　たぶん、復活はもう無理です。
  　続きは次のコメントで。

- ––––––
  2. Mikiko
- 2018/06/27 07:23
- 名古屋場所、新番付発表になりました（つづく）
  　となると、続いての注目は……。
  　まずは、何と言っても新大関の栃ノ心。
  　横綱への足がかりを作れるか。
  　続いて鶴竜。
  　3連覇が達成出来れば、歴史的に見ても立派な横綱です。
  　そして、白鵬。
  　ほんとうに弱くなってしまったのか。
  　そして、高安、豪栄道の両大関は、共にカド番です。
  　途中休場すれば関脇陥落ですから……。
  　負け越すまでは取り続けるでしょう。
  　さて、新潟県期待の星ながら……。
  　期待外れの豊山。
  　先場所は、負けも負けたり2勝13敗。
  　わたしの予想番付（https://mikikosroom.com/archives/31858439.html#comment-ichiran）では、東14枚目でしたが……。
  　なんと、西9枚目に留まりました。
  　5月場所は西3枚目で、2勝13敗でしたから……。
  　11の負け越しで、「3+11=14」。
  　14枚目が順当なんですよ。
  　この人は、妙に番付運が良いです。
  　なお、↑の番付予想では、ひとつ大間違いがありました。
  　新大関の栃ノ心を、東に据えたこと。
  　横綱の3人目が東ですから……。
  　大関の3人目は西に回るのがセオリーでした。
  　そうでなきゃ、東西の人数が合いませんから。
  　さて。
  　何はともあれ、楽しみですね。
  　これまた恒例の『感動！大相撲がっぷり総見（http://www.bsfuji.tv/oozumousouken/pub/）』は……。
  　7月1日（日曜）の14:00（BSフジ）から放送です。