2016.1.23(土)
客「み~つ」
み「出たホイの良さホイのホイ」
客「茶化さんでください。
もとい。
み~つ。
醜い浮世の鬼を……」
客「退治てくれよう、桃太郎」
み「あなた、思いのほか、バカでしたね」
客「失礼つかまつった。
それでは、成敗いたす」
み「なんであんたが成敗するんです。
切腹でしょ。
介錯してやりますから、とっとと腹を切りなはれ」
↑江戸時代末期の切腹の様子
客「あなたの腕じゃ、死に切れません」
み「それは切ってからのお楽しみ」
客「実際の切腹では、腹は切らなかったそうです」
み「なんでです?」
客「戦国時代までは、自ら十文字に腹を切り裂き……。
内臓を掴み出したりしたそうですが」
↑いらっしゃ~い。
み「ひぇ~」
客「江戸時代に入って平和が続くと、そんなことが出来る強者はいなくなります」
み「当然です」
客「実際には、三方に置いた短刀に手を伸ばして、頭が下がった瞬間……」
客「介錯人が、首を切り落としてたとか」
み「で、首が空を飛んで行く」
客「将門じゃあるまいし」
客「首を完全に切り離してしまうのは、介錯人の恥になります」
↑映画『切腹』より。介錯人役は丹波哲郎。
み「なんでじゃ?」
み「出たホイの良さホイのホイ」
客「茶化さんでください。
もとい。
み~つ。
醜い浮世の鬼を……」
客「退治てくれよう、桃太郎」
み「あなた、思いのほか、バカでしたね」
客「失礼つかまつった。
それでは、成敗いたす」
み「なんであんたが成敗するんです。
切腹でしょ。
介錯してやりますから、とっとと腹を切りなはれ」
↑江戸時代末期の切腹の様子
客「あなたの腕じゃ、死に切れません」
み「それは切ってからのお楽しみ」
客「実際の切腹では、腹は切らなかったそうです」
み「なんでです?」
客「戦国時代までは、自ら十文字に腹を切り裂き……。
内臓を掴み出したりしたそうですが」
↑いらっしゃ~い。
み「ひぇ~」
客「江戸時代に入って平和が続くと、そんなことが出来る強者はいなくなります」
み「当然です」
客「実際には、三方に置いた短刀に手を伸ばして、頭が下がった瞬間……」
客「介錯人が、首を切り落としてたとか」
み「で、首が空を飛んで行く」
客「将門じゃあるまいし」
客「首を完全に切り離してしまうのは、介錯人の恥になります」
↑映画『切腹』より。介錯人役は丹波哲郎。
み「なんでじゃ?」
コメント一覧
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1. 懲りないハーレクイ- 2016/01/23 11:47
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みにくい娘とやる時にゃ~
>み「あなた、思いのほか、バカでしたね」
どんどんキャラが変化する(軽くなる)。これは『東北』同行者の宿命だな。
マスミンがそうだったし、「食」くんも。
あ、彼は最初から軽かったか。
「小」くんは首尾一貫してたか。まあ、小学生だからな。
切腹の作法、初期は十文字。
あ、そうだった。横一文字は少し時代が下ってからか。
しかし、内臓を掴みだしても死に切れんだろう。五臓六腑に染み渡る、というやつだな(違うって)。
で、ついには、切ることすらできなくなった軟弱侍。
刀の代わりに、閉じた扇子を代用に、これを腹に当てて切る真似をしたとか。
落語家じゃないんだから。
あ、これもフライングかな。
映画『切腹』
見ました。
凄まじくも哀切な、「彼も武士、これも武士」とでもいう映画でしょうかね。
「侍って何なんだろう」と思っちゃいます。
この映画と似たような切腹をやらされたのが、浅田次郎『壬生義士伝』の吉村寛一郎。“新選組でいちばん強かった男”は、TVドラマのサブタイトルです。
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2. Mikiko- 2016/01/23 12:55
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ハラキーリ
介錯がない状況で切腹する場合……。
余力を残しておいて、首の頸動脈を引き斬らなければなりません。
これが出来ないと、文字どおり、時間をかけて悶死することになります。
練習できないことですから、よほどの胆力が必要だったでしょう。
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3. 介錯人ハーレクイン- 2016/01/23 17:11
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普段の練習
が、大事だよね。
何事も、これまで積み重ねてきたことが本番に生きます。
切腹の作法なんてのはまさにそれ。自然に体が動く、そこまで鍛錬しておかねばなりません。
「やり方がわからない」なんてのは論外ですね。。
まあそうは言っても、いわば自殺の練習だからなあ。
服毒や首吊り、投身ならともかく刃物はねえ。ビビる大木だよね。
まして介錯無し。
往くも引くもならず、よほど追い込まれないと出来ないでしょう。常人のなせる業ではありません。
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4. Mikiko- 2016/01/23 18:56
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江戸時代
武士の日記なんかを読むと……。
貧乏ですが、気楽な家業であったことも確か。
ウォシュレットさえあれば、住んでみたいのですが。
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5. 尻洗いハーレクイン- 2016/01/23 21:09
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ウォシュレットに……
ご執心のようですが、そないに気にならはるんやったら、江戸時代でもできまんがな。
水を張った桶を土間に置いて跨ぐ。尻を捲ってしゃがみ込む。片手を股間に伸ばし、指先で桶の水を掬ってこーもんを洗う。
簡単でっしゃろ。
どないだ?
で、「武士は気楽な稼業」
まあ、浪人はともかく、仕官してればねえ。
役職にもよるでしょうが、実際の業務なんてあまり無いでしょうしね。
時代ものなんか読むと波乱万丈のようですが、あれはお話だからなあ。忠臣蔵の逸話みたいな事件なんて、そうそうあるものでもないしね。
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6. Mikiko- 2016/01/24 08:19
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手で洗ったら……
その手をどうすると云うのだ?
石鹸も無いのだぞ。
動力がなくても、位置エネルギーを使えば、水を噴き上げることが可能ではないか。
『ヘロンの噴水』という仕組みがあるようです。
お気楽武士。
特に、江戸屋敷勤めは、気楽な家業だったようです。
紀州藩の勤番武士・酒井伴四郎の日記によると……。
勤務は、月に10日前後。
1日も勤めに出ない月もありました。
しかも、勤務時間は、午前中の3~4時間だけ。
当然、暇を持て余しますから、毎日のように江戸歩きを楽しんでました。
うらやましい!
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7. 物理学講師HQ- 2016/01/24 11:36
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手をどうする
舐めときゃよかろ。
「ヘロンの噴水」
根底には「パスカルの原理」がありますね。
古代ローマ人はこの原理を知らなかったので、例の「ローマの水道」をつくったわけです。この水道は、重力のみに頼って水を移動させますので、水路の全長に渡って下り勾配が付いているという、壮大な構造物です。
観光名所になっているようですが、ある意味“恥の記憶”です。
気楽な稼業サラリーマン。いや、江戸の武士。
いやいや、やはり江戸詰めの武士は、江戸城内も含めサラリーマン化していたのかもしれません。で、次第に勢いが衰え、幕末に至る、と。