Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 1918

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2016.1.23（土）

　ぶったまげた。
　先輩も温井も、全裸になってたの。
　正気かよ！
　先輩は、洗面台に尻を預け、後ろ手で身を支えてる。
　温井は、その前にしゃがみこんでた。
　後ろ頭は、先輩の股間の位置だった。
　地肌の見える頭頂が、うねってた。
　クンニしてるのだ。
　わたしは太腿を絞った。
　人がクンニされてるのを見るのは、もちろん初めてだった。
　先輩の顔を見れば、それがどんなに気持ちいいものか、よくわかった。
　鼻の穴が、魚のエラみたいにはためいてる。
　黒目は、上瞼に半分隠れるほど迫りあがってた。
　わたしが顔を出しても、もう見えないだろう。
　先輩の小さな胸で、乳首だけが存在を主張してた。
　明らかに黒ずんでる。
　勃起しきった乳首は、膨れたレーズンのようだった。

「あひぃぃぃ」

　先輩の嬌声が、再び噴きあがった。
　わたしは、思わず背後を振り返った。
　今の声は、廊下まで聞こえたはずだ。
　幸い、気配は無かった。
　顔を2人に戻すと、温井は、とどめを刺さんばかりの勢いで頭をくねらせてる。
　おそらく、クリトリスに唇をあて、頭の重みを預けて、揉み潰しているのだ。
　どれほどの快感かを想像するだけで、股間が熱を放った。

　温井が、これほどのテクニシャンとは思いもしなかった。
　わたしに手コキされたときは、何の抵抗も出来ず、あっという間に射精してしまったのに。
　ひょっとしたら……。
　自らの早漏を自覚し、挿入前に女性をイカせるテクを身に付けているのかも知れない。
　だとすれば、見あげた心がけだ。
　自分勝手に射精して終わりって男が多い中、温井の姿勢は男性の鏡に値する。
　案外、こんな男と結婚したら幸せになれるのかも知れない。

「わひわひ、わひぃぃ」

　わたしの妄想を、先輩の嬌声が引き裂いた。

「ダ、ダメ。
　イ、イッちゃうから。
　もう、イッちゃう。
　早く……。
　い、入れて。
　早く入れてちょうだい」

　女からの降参宣言だ。
　これを聞ける男性は、多くはいないだろう。
　温井の頭の動きが止まり、頭頂部の地肌が宙に定まった。

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コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2016/01/23 07:55
- 妊娠で乳首が黒ずむ理由
  　新生児の視力は、0.02くらいだそうです。
  　そのため、目当ての乳首を探しやすいよう、乳首が黒ずむという説があるとか。
  　なんとなく、納得しそうになりますが……。
  　これっておそらく、白人が立てた説じゃないですかね？
  　黒人はどうなんだって聞きたいものです。

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  2. 熱心な読者HQ
- 2016/01/23 11:39
- 存在を主張する乳首
  　まさにそのとおり。
  　いかに貧乳でも、いや、貧乳なればこそ、乳首の自己主張は鮮明になります。
  　乳首あってこその、おっぱいです。
  　乳首はええのう。
  >温井の姿勢は男性の鏡に値する
  >こんな男と結婚したら幸せになれるのかも
  　お、温水はん、いや温井はん。
  　評価高（た）こたりましたなあ。
  　芸は身を助くる、というやつですな（ちょっと違うぞ）。
  >女からの降参宣言
  >これを聞ける男性は、多くはいない
  　なんか今回は、思いがけず思い、いや重い内容になりましたのう。
  　いやあ、読みごたえおました。