Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 2528

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2018.5.26（土）

「野生下での交尾は、外敵に無防備な姿をさらす危険な瞬間でもあります。
　オスは、出来るだけ早く射精する必要があるのです。
　そのため、激しいピストンで陰茎を摩擦し、あっという間に射精に至るわけです。
　人類もかつては、外敵の真っ只中での生活を強いられてきました。
　猛獣はもちろんですが……。
　むしろ、同じ人類同士が最も怖かったかも知れません。
　その時代、快感に耽っている余裕などありません。
　素早い射精は、種を繋ぐための術だったのです。

　でも、今は違います。
　命の危険にさらされずに、性交できるのです。
　しかるに！
　なぜ男性は、原始時代と同じような、逝き急ぐセックスをするのでしょうか。
　これはひとえに、無知と誤解によるものです。
　すなわち男性は、高速ピストンを、自らの射精を早める行為だとは認識していない。
　むしろ、女性に快感を与えるための、必須の動作だと誤解しているのです。
　流布したAVの影響が、これに輪をかけています。
　弊害と云ってもいいでしょう。
　AVの正常位では、男優が上体を起てている場合が多いです。
　これは、カメラに結合部を見せるための演出です。
　この体位では、女性は、最高の悦楽を享受することは出来ません。
　なぜなら、クリトリスへの刺激が小さくなってしまうからです。
　もちろん、陰茎の挿出により、陰核脚が伸縮されますから……。
　クリトリスの快感は、皆無ではありません。
　しかし、これだけで女性に悦楽を与えるためには……。
　そうとうなストロークが必要になります。
　長大な陰茎でなければなりません。
　AV男優は、それを備えていますが……。
　一般男性では難しいでしょう。
　いいですか。
　クリトリスは、発生学的には、男性のペニスなのです。
　男性のペニスに触らずに、男性に快感を与えて射精に導くことは、甚だ困難でしょう。
　これを考えれば、クリトリスを刺激しない性交がナンセンスであることは明らかです。
　おわかり？」

　美弥子を見おろす会員の首が、上下に振られた。
　が……。
　完全に合点がいったという表情ではなかった。

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コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2018/05/26 08:08
- 今日は何の日
  　5月26日は、『ラッキーゾーンの日』。
  　1947（昭和22）年5月26日（今から71年前）……。
  　甲子園球場に、ラッキーゾーンが設置されました。
  　広すぎてホームランが出にくいというのが理由だったそうです。
  　終戦直後で、選手も十分に栄養が取れてなかったでしょうからね。
  　外野手も、延々と打球を追いかけていくのは大変です。
  　簡単にホームランになってくれた方が楽でしょう。
  　でもその後、日本は見事復興を果たし……。
  　選手も、子供のころから栄養を摂れるようになり、体格も向上します。
  　バットも改良され……。
  　後に禁止されますが、圧縮バットというのも発明されました。
  　高校野球ではさらに大変革が起こりました。
  　金属バットの採用です。
  　ラッキゾーンと金属バット。
  　これで大きく変わったのが、高校野球です。
  　ホームランが量産されるようになりました。
  　申し子だったのが、PL学園の清原選手でしょう。
  　あまりにもホームランが出すぎるので……。
  　高校野球ではラッキーゾーンを外そうという議論がされるようになりました。
  　高校野球の試合でラッキーゾーンを外し、プロの試合では設置する……。
  　これでは、プロの立場がありません。
  　ということで、全面的に撤去されたのが、1991（平成3）年12月5日。
  　撤去後の最初の公式戦は、1992（平成4）年の選抜高校野球でした。
  　案の定、ホームラン数は前年大会の半分になりました。
  　そんな中、1人で3本のホームランを打った選手がいます。
  　星陵高校の松井秀喜です。
  　メジャー級のバッターには、ラッキーゾーンなんて関係なかったということでしょう。