2018.4.4(水)
婆「この裏に、『大師説法之地の碑』があるが、見るか?」
み「こんなとこで、誰に説法したんです?」
↑湯郷温泉(岡山県美作市)にある『円仁法師像』。西国巡礼中の円仁が、白鷺が足の傷を癒しているのを見て、発見したとか。
婆「信者に決まっておる」
み「ほんまですか?
昔は、バスもないわけでしょ。
さっきの、うねうねの山道を延々と登ってくるしかおまへんで」
↑恐山へ続く山道。
婆「当たり前じゃ。
大師のおられたころはもちろんじゃが……。
戦前までは、みんなそうやって登ってきたんじゃ」
↑映画『砂の器』の1シーンです。
み「信仰とは、恐ろしいものですな。
おや?
今も歩いて登ってくる人がいるんでないの?
草鞋がくくりつけてあるぞ」
婆「これは、亡き人が無事にあの世へ旅立てるよう、お供えした草履じゃ」
み「道理で、すり切れてませんな」
婆「表の売店で売っておる」
み「おいくらで?」
婆「わら草履が、600円。
白緒の草履が、800円じゃ」
み「風車の2倍ですな。
これで、『恐山』の焼き印でも入ってれば買うのじゃが。
これじゃ、どこで買ったかわからんではないか。
『網走刑務所』じゃ、刻印入りの雪駄を売っておったぞ」
↑もちろん買って帰りました。母には呆れられ、玄関に出すことを固く禁じられたので、ベランダの水やりに使いました。水には強くないようで、ほどなくバラバラになりました。
婆「刑務所と一緒にするでないわ。
土産に持ち帰る草履ではなく、お供えする草履じゃ」
み「まさか、ここから外して、売店に戻してませんよね?」
婆「つくずく、失敬なやつじゃな。
どうするんじゃ?
『大師説法之地の碑』、見んのか?
ほれ、あそこに見えておる」
み「そんなら、それでいいや。
省略~」
婆「すな!」
み「こんなとこで、誰に説法したんです?」
↑湯郷温泉(岡山県美作市)にある『円仁法師像』。西国巡礼中の円仁が、白鷺が足の傷を癒しているのを見て、発見したとか。
婆「信者に決まっておる」
み「ほんまですか?
昔は、バスもないわけでしょ。
さっきの、うねうねの山道を延々と登ってくるしかおまへんで」
↑恐山へ続く山道。
婆「当たり前じゃ。
大師のおられたころはもちろんじゃが……。
戦前までは、みんなそうやって登ってきたんじゃ」
↑映画『砂の器』の1シーンです。
み「信仰とは、恐ろしいものですな。
おや?
今も歩いて登ってくる人がいるんでないの?
草鞋がくくりつけてあるぞ」
婆「これは、亡き人が無事にあの世へ旅立てるよう、お供えした草履じゃ」
み「道理で、すり切れてませんな」
婆「表の売店で売っておる」
み「おいくらで?」
婆「わら草履が、600円。
白緒の草履が、800円じゃ」
み「風車の2倍ですな。
これで、『恐山』の焼き印でも入ってれば買うのじゃが。
これじゃ、どこで買ったかわからんではないか。
『網走刑務所』じゃ、刻印入りの雪駄を売っておったぞ」
↑もちろん買って帰りました。母には呆れられ、玄関に出すことを固く禁じられたので、ベランダの水やりに使いました。水には強くないようで、ほどなくバラバラになりました。
婆「刑務所と一緒にするでないわ。
土産に持ち帰る草履ではなく、お供えする草履じゃ」
み「まさか、ここから外して、売店に戻してませんよね?」
婆「つくずく、失敬なやつじゃな。
どうするんじゃ?
『大師説法之地の碑』、見んのか?
ほれ、あそこに見えておる」
み「そんなら、それでいいや。
省略~」
婆「すな!」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/04/04 07:33
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選抜高校野球
本日、決勝です。
『智弁和歌山 - 大阪桐蔭』。
大阪桐蔭は、昨年夏、昨年秋と、智弁和歌山に勝ってます。
しかも、甲子園の決勝に6度進み……。
1度も負けたことがありません。
このデータから見ると、大阪桐蔭が有利でしょう。
しかし、この大会だけ見れば、智弁和歌山の勢いは脅威的です。
大阪桐蔭は、切り札の根尾が、準決勝でロングリリーフしてるのも懸念材料。
今日も、先発はないでしょう。
先発すると思われる柿木が、どれだけ智弁打線を抑えられるかがカギです。
早い回に柿木が捕まり、根尾が2日連続のロングリリーフとなると……。
智弁打線の破壊力がものを言います。
でも、大阪桐蔭の打線も、智弁のピッチャーは、ある程度打てるはず。
打ち合いになりそうですね。
そうなると、智弁のペースという気もするのですが。
智弁和歌山の高嶋監督は、「桐蔭とやって勝ちたい」と、ずっと言ってたそうです。
大会前には、大阪桐蔭の西谷監督に、「うちとやるまでは負けたらあかんで」と言ったとか。
両監督の気持ちは、両校の選手にも伝わってるはず。
凄い試合になるんじゃないでしょうか。
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2. Mikiko- 2018/04/04 19:56
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大阪桐蔭、優勝
決勝の不敗神話は、7試合まで伸びました。
壮絶な打ち合いになるかと思ってましたが……。
締まった試合になりました。
とにかく、大阪桐蔭の根尾投手に尽きます。
先発して完投するとは思ってもみませんでした。
しかも、あの智弁打線を6安打2点に抑えるんですから。
間違いなく、ドラフト1位で消えるでしょう。
怪我をせず、夏を乗り切ってほしいものです。