2018.3.26(月)
み「円仁の夢枕に、カメハメハ大王が立ったというところまでじゃろ」
↑『カメハメハ大王(1758~1819)』像。1810年、ハワイ諸島を統一してハワイ王国を建国し、初代国王となりました。
婆「なんじゃそりゃ?」
み「あ、亀仙人じゃったな。
でもって、円仁に『かめはめ波』を伝授した」
婆「デタラメを、こくな!
黙って聞かっしゃれ。
枕元に立った老翁は、円仁にこう告げた。
『汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山あり。地蔵大士一体を刻しその地に仏道を広めよ』」
み「ははぁ。
わかったでおます。
この夢の意味」
↑納得したとき、どうしてこの動作をするのでしょう?
婆「だから、夢告じゃ」
み「ちゃいまんがな。
早い話、里心がついたんでしょ。
ホームシックですよ。
日本に帰りたくなったんです」
↑朝、駅のホームで反対方向行きの電車が入ってくると、乗ってしまいたくなります(逆方向は、また空いてるのよ)。
み「でも、志願して遣唐使となり渡った身で、そんなことは言えない。
言うどころか、考えることさえ許されない。
おそらくは円仁自身も……。
自分が日本に帰りたがってるなんて、思ってなかったんじゃないかな。
その無意識下の願望が、夢告という夢になったわけよ」
婆「偉人の言動を、自分の身に引きつけて解釈してはならんと言うに」
み「ま、いいでしょう。
恐山を開いたわけだから、無事日本に帰り着いたわけよね」
婆「簡単には帰れんじゃった」
み「また、海難?」
婆「それ以前の問題じゃ。
唐朝に100度も帰国を願い出るが、すべて却下された」
み「なんでまた?」
婆「高僧となった円仁を手放したくなかったんじゃろう。
しかし、新たに即位した武宗が、道教に傾斜し……」
↑キョンシーは、道教の妖怪です。
婆「『会昌(かいしょう・当時の元号)の廃仏』という宗教弾圧を行った。
これによって、仏教の外国僧が追放されることとなったんじゃ」
↑『カメハメハ大王(1758~1819)』像。1810年、ハワイ諸島を統一してハワイ王国を建国し、初代国王となりました。
婆「なんじゃそりゃ?」
み「あ、亀仙人じゃったな。
でもって、円仁に『かめはめ波』を伝授した」
婆「デタラメを、こくな!
黙って聞かっしゃれ。
枕元に立った老翁は、円仁にこう告げた。
『汝、国に帰り、東方行程30余日の所に至れば霊山あり。地蔵大士一体を刻しその地に仏道を広めよ』」
み「ははぁ。
わかったでおます。
この夢の意味」
↑納得したとき、どうしてこの動作をするのでしょう?
婆「だから、夢告じゃ」
み「ちゃいまんがな。
早い話、里心がついたんでしょ。
ホームシックですよ。
日本に帰りたくなったんです」
↑朝、駅のホームで反対方向行きの電車が入ってくると、乗ってしまいたくなります(逆方向は、また空いてるのよ)。
み「でも、志願して遣唐使となり渡った身で、そんなことは言えない。
言うどころか、考えることさえ許されない。
おそらくは円仁自身も……。
自分が日本に帰りたがってるなんて、思ってなかったんじゃないかな。
その無意識下の願望が、夢告という夢になったわけよ」
婆「偉人の言動を、自分の身に引きつけて解釈してはならんと言うに」
み「ま、いいでしょう。
恐山を開いたわけだから、無事日本に帰り着いたわけよね」
婆「簡単には帰れんじゃった」
み「また、海難?」
婆「それ以前の問題じゃ。
唐朝に100度も帰国を願い出るが、すべて却下された」
み「なんでまた?」
婆「高僧となった円仁を手放したくなかったんじゃろう。
しかし、新たに即位した武宗が、道教に傾斜し……」
↑キョンシーは、道教の妖怪です。
婆「『会昌(かいしょう・当時の元号)の廃仏』という宗教弾圧を行った。
これによって、仏教の外国僧が追放されることとなったんじゃ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/03/26 07:32
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今週は真春
真夏や真冬という言葉はあるのに……。
真春や真秋がないのはなぜでしょう?
それにつけても、近年感じるのは、春と秋が短くなったなということ。
春秋物の洋服を着る期間が、ほんとに短くなりました。
春については、いっそうその思いが強いです。
実際今週は、夏日になる地域がありそうです。
東京都心は、29日(木)に25度の予報が出てます。
これまで、都心の3月の最高気温の記録は、25.3度。
更新の可能性もありますね。
29日は、上野公園では、サクラが満開の予想。
半袖で花見が出来そうです。
新潟も、今週は暖かい予報。
さすがに夏日とまではいきませんが、28日には20度の予報が出てます。
でも、サクラはまだ先です。
新潟の開花予想は、4月5日。
満開は、4月9日ころのようです。
今年は、曜日の並びから、9日が入学式の学校が多いようです。
まさに、満開の下の入学式になりますね。
わたしの記憶でも、サクラと新学期は結びついてます。
新しい学校、新しいクラス。
環境に馴染むのが下手だったわたしは……。
この時期、辛い日々を過ごしてました。
真っ青な空に開くサクラは、切ない景色でした。
ともあれ、避けては通れない門出です。
せめて、雨が降らないことを祈りましょう。
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2. 手羽崎 鶏造- 2018/03/26 15:26
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「環境に馴染むのが下手」
それもまた、個性であってよいのだと
思いますよ。
小学生のとき、「しあわせなら手を叩こう」と
いう歌が流行(はや)り、積極的に叩かない
私は、教員から注意を受けました。
歌うこと、踊ることが、イヤなのではなく
その歌詞の精神がキライなのだと
今、思えば言ってうやりたかったです。
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3. Mikiko- 2018/03/26 19:50
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空き巣に入った泥棒が……
家捜しを始めようとしたとたん、家族が帰ってきたそうです。
泥棒は慌てて、押し入れに隠れました(この時点でアホですが)。
家族はテレビを点け、一家団欒が始まりました。
テレビからは「しあわせなら手を叩こう」が流れ始めました。
するとなんと、押し入れから手拍子が聞こえてきました。
この泥棒、九ちゃんの大ファンだったんです。
いつもの癖で、つい手を叩いてしまったんですね。
遠藤周作のエッセーで読んだ話だと思いますので、実話かどうかは怪しいです。
しかしその教師、幸せを感じない児童にも、ムリヤリ手を叩かせたわけですね。
画一化教育の典型です。
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4. 八十郎- 2018/03/26 20:29
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月曜も日中何となくお茶を濁して夜一杯やってると、もはや曜日は関係ありませんね。
そんな訳の分からんことはともかく、泥棒さんのエピソード、実話かどうか怪しいが懐かしいです。
華族のお嬢様を騙った詐欺師の女性が、当時まだ珍しかった洋便器にまたがって用を足してたなんて話もありませんでしたか?
ほんとに世の中、面白いですねえ。(笑)
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5. Mikiko- 2018/03/27 06:35
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狐狸庵先生に学んだことは……
同じネタを何度も使っていいということです。
安岡章太郎、吉行淳之介、北杜夫などとの交流は、楽しそうでしたね。
寡聞にして、華族のお嬢様の件は知りませんでした。
こちら、ベランダの梅の鉢が、ようやく花を開かせました。