2018.3.16(金)
婆「ほれ、行きますぞ」

婆「目の前に見えるのが、『地蔵堂本殿』じゃ」

婆「ご本尊の地蔵菩薩がおわしまする」
み「見れるの?」
婆「ダメじゃ」

↑特別にご紹介。衣を着たお地蔵さまです。左に「掌善童子像(仏心を育てる)」、右に「掌悪童子像(煩悩を滅ぼす)」。
み「案外、ケチじゃの」
律「地蔵菩薩って、どういう仏様なんですか?」
婆「こういう質問を待っておった。
サンスクリット語では『クシティガルバ』と云う」

↑クシティガルバ像(チベット製)。日本の地蔵菩薩とは、だいぶ違います。
婆「“クシティ”は大地、“ガルバ”は胎内、子宮の意味で……。
意訳して『地蔵』としておる」

↑意訳とは、原文の一語一語にこだわらず、全体の意味をとって翻訳すること。
み「おー。
地蔵の“蔵”は、内臓の“蔵”だったのか!
ホルモン菩薩じゃな」

↑美味しいんですが、臭いがねー。噛み切れないし。
婆「罰あたりめ。
大地が、全ての命を育む力を蔵するように……。
苦悩する人々を、その無限の大慈悲の心で包みこみ、救うところから名付けられたとされておる」

↑興福寺『木造地蔵菩薩立像(重要文化財)』。
み「内臓で包むわけね。
ソーセージじゃな」

↑翌朝トイレで、これと同じものを見るんじゃないでしょうか。
婆「無視して進める。
日本における民間信仰では、道祖神としての性格を持つ。
道端におわしますじゃろ。
一般に、親しみを込めて“お地蔵さま”と呼ばれておる。

婆「これ以上知りたければ、自分で勉強しなされ」
み「ま、それは端折りましょう」

↑歌川広重『大はしあたけの夕立』の一部。雨に濡れないよう、着物の裾を折って帯に挟むことを“端折る”と云いました。

婆「目の前に見えるのが、『地蔵堂本殿』じゃ」

婆「ご本尊の地蔵菩薩がおわしまする」
み「見れるの?」
婆「ダメじゃ」

↑特別にご紹介。衣を着たお地蔵さまです。左に「掌善童子像(仏心を育てる)」、右に「掌悪童子像(煩悩を滅ぼす)」。
み「案外、ケチじゃの」
律「地蔵菩薩って、どういう仏様なんですか?」
婆「こういう質問を待っておった。
サンスクリット語では『クシティガルバ』と云う」

↑クシティガルバ像(チベット製)。日本の地蔵菩薩とは、だいぶ違います。
婆「“クシティ”は大地、“ガルバ”は胎内、子宮の意味で……。
意訳して『地蔵』としておる」

↑意訳とは、原文の一語一語にこだわらず、全体の意味をとって翻訳すること。
み「おー。
地蔵の“蔵”は、内臓の“蔵”だったのか!
ホルモン菩薩じゃな」

↑美味しいんですが、臭いがねー。噛み切れないし。
婆「罰あたりめ。
大地が、全ての命を育む力を蔵するように……。
苦悩する人々を、その無限の大慈悲の心で包みこみ、救うところから名付けられたとされておる」

↑興福寺『木造地蔵菩薩立像(重要文化財)』。
み「内臓で包むわけね。
ソーセージじゃな」

↑翌朝トイレで、これと同じものを見るんじゃないでしょうか。
婆「無視して進める。
日本における民間信仰では、道祖神としての性格を持つ。
道端におわしますじゃろ。
一般に、親しみを込めて“お地蔵さま”と呼ばれておる。

婆「これ以上知りたければ、自分で勉強しなされ」
み「ま、それは端折りましょう」

↑歌川広重『大はしあたけの夕立』の一部。雨に濡れないよう、着物の裾を折って帯に挟むことを“端折る”と云いました。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2018/03/16 07:32
-
今日は何の日
『国立公園指定記念日』。
1934(昭和9)年3月16日(今から84年前)。
内務省が、『瀬戸内海』『雲仙(現・雲仙天草)』『霧島(現・霧島屋久)』の3か所を国立公園に指定し……。
日本初の国立公園が誕生しました。
国立公園は、わが国の風景を代表する自然の景勝地で、今は環境省の管轄です。
現在、29の国立公園が指定されています。
それでは、都市公園はどうでしょう。
これは、思いのほか古いです。
1873(明治6)年1月15日の「太政官布告第16号」において……。
↓のように定められました。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『三府ヲ始、人民輻輳ノ地ニシテ、古来ノ勝区名人ノ旧跡地等是迄群集遊観ノ場所 {東京ニ於テハ金龍山浅草寺、東叡山寛永寺境内ノ類、京都ニ於テハ八坂社、清水ノ境内、嵐山ノ類、総テ社寺境内除地或ハ公有地ノ類} 従前高外除地ニ属セル分ハ永ク万人偕楽ノ地トシ、公園ト可被相定ニ付、府県ニ於テ右地所ヲ択ヒ、其景況巨細取調、図面相添ヘ大蔵省ヘ伺出ヘシ』
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
読む気になりませんね。
早い話、旧社寺地等を接収し公園としたのが公園制度の始まりです。
この布告により、全国で25カ所の都市公園が開設されました。
新潟市の『白山公園』もそのひとつ。
もともとは、『白山神社』の境内でした。
今も、神社とは隣接してます。
1878年(明治11年)、明治天皇が新潟県を巡幸されたおり……。
『白山公園』に立ち寄り、築山の野立所から、悠々と流れる信濃川をご覧になったそうです。
この巡幸を記念し、築山は『美由岐賀岡(みゆきがおか)』と名付けられました。
天皇がお出かけになることを、「行幸(ぎょうこう・みゆき)」と云います。
-
––––––
2. 手羽崎 鶏造- 2018/03/16 09:20
-
国立公園と国定公園の違いよくがわかりません。
その判断基準も。
都道府県管理なら「国」を冠しなくともよいのでは
ありませんか。
-
––––––
3. Mikiko- 2018/03/16 19:48
-
国立は……
管理費も国持ち。
国定は、管理費は都道府県持ち。
国定は、都道府県が、国にお願いして指定してもらうんじゃないでしょうか?
「管理費はこちらで持ちますから」ということで。
もちろん、国定公園となれば、観光客の増加が見こめるからです。
-
––––––
4. 八十郎- 2018/03/16 21:17
-
少々召しておりますので(お酒も年齢も)、国立のお話は少々理解が難しくなってしまいました。
しいて言えば若いころ、、国立音楽大学を国立音楽大学と間違えていたのを思い出します。(あれ?同じかな・・?)
Mikikoさん鶏造さん、もうこちら桜が咲きそうです。
四国に先を越されましたが、週末は団地内の蕾も綻ぶでしょう。
では、失礼しました。
-
––––––
5. Mikiko- 2018/03/17 08:09
-
国立(くにたち)には……
1度だけ、行ったことがあります。
綺麗な街でしたね。
今朝見たら、ベランダの梅の鉢が、ようやく、ほころび始めてました。
でも、昨日今日と、寒いです。
今日の最高気温は、8度の予報。
街中では、まだサザンカが咲いてます。