2018.3.4(日)
婆「しかも、その歌というのが、民謡でも懐メロでもない。
そのとき流行ってた、アイドルの曲だったそうじゃ」

↑イメージです。この曲という意味ではありません(以下の画像も同じ)。
婆「お嫁さんは……。
姑さんが亡くなった後も、そのフレーズが耳から離れなかったと云う」

婆「もちろんイタコには、そんな話はしなかった。
で、降霊が始まった。
イタコは、ゆっくりと身を揺らしながら、深いところへ潜っていった。
『お母さん?』
お嫁さんが呼びかける。
『お母さんですか?』
イタコの口がほころぶと……」

婆「ゆっくりと、耳に馴染んだフレーズが、零れ出た。
それはまさしく、姑が晩年、毎日口ずさんでいた、あのアイドルの曲じゃった。
婆「どうなされた?
また、しーんとなってもうて」

律「ほんとうの話なんですか?」
婆「これも聞いた話じゃ。
しかし、脚色はしておらんぞ。
歌を一節歌い終わると、イタコは嫁さんを見てにっこりと笑い……。
『ありがとう』と言ったそうじゃ。
嫁さんは、身を揉みながら、その場に泣き伏したと云う」

み「ネ、ネタじゃろ?」
婆「脚色はしておらんと言っておる」
ここで注釈。
カナダ人とアイドル曲の話。
実は、パクりです。
原典は、↓こちら。
著者の南直哉(じきさい)さんは……。
早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984(昭和59)年に曹洞宗で出家得度。
永平寺で20年の修業の後、『恐山菩提寺』の院代(住職代理)となられた方です。

上記の『恐山 死者のいる場所』は、とても読みやすい文章で、大いに啓蒙されました。
なお、わたしのパクリ文には、ちょっとばかり脚色があることをお断りしておきます。
そのとき流行ってた、アイドルの曲だったそうじゃ」

↑イメージです。この曲という意味ではありません(以下の画像も同じ)。
婆「お嫁さんは……。
姑さんが亡くなった後も、そのフレーズが耳から離れなかったと云う」

婆「もちろんイタコには、そんな話はしなかった。
で、降霊が始まった。
イタコは、ゆっくりと身を揺らしながら、深いところへ潜っていった。
『お母さん?』
お嫁さんが呼びかける。
『お母さんですか?』
イタコの口がほころぶと……」

婆「ゆっくりと、耳に馴染んだフレーズが、零れ出た。
それはまさしく、姑が晩年、毎日口ずさんでいた、あのアイドルの曲じゃった。
婆「どうなされた?
また、しーんとなってもうて」

律「ほんとうの話なんですか?」
婆「これも聞いた話じゃ。
しかし、脚色はしておらんぞ。
歌を一節歌い終わると、イタコは嫁さんを見てにっこりと笑い……。
『ありがとう』と言ったそうじゃ。
嫁さんは、身を揉みながら、その場に泣き伏したと云う」

み「ネ、ネタじゃろ?」
婆「脚色はしておらんと言っておる」
ここで注釈。
カナダ人とアイドル曲の話。
実は、パクりです。
原典は、↓こちら。
![]() 『恐山 死者のいる場所(新潮新書)』[南直哉] |
著者の南直哉(じきさい)さんは……。
早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店勤務を経て、1984(昭和59)年に曹洞宗で出家得度。
永平寺で20年の修業の後、『恐山菩提寺』の院代(住職代理)となられた方です。

上記の『恐山 死者のいる場所』は、とても読みやすい文章で、大いに啓蒙されました。
なお、わたしのパクリ文には、ちょっとばかり脚色があることをお断りしておきます。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/03/04 08:15
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水道、復旧!
晴れて暖かくなった昨日。
ようやく、水道屋のおじいさんが来てくれました。
思った以上の大工事で、午前中一杯かかってました。
破断した管も見せてもらいました。
驚きました。
塩ビ管が裂けたんだろうと思ってたんですが、鉄管でした。
鉄管の根元がぶち切れてたんです。
氷の力って、スゴいですね。
破裂したのが、1月27日のことでしたから、復旧は35日ぶり。
でも、水道が凍ったのは、1月24日です。
水道が出るようになったのは、38日ぶりということになります。
この38日間ずっと、ヤカンで水を1階から汲みあげてました。
この作業から、ようやく解放されたことになります。
不便さには、いっこうに慣れることが出来ませんでした。
単純に「水が出る」ということが、いかに便利だったか痛感しました。
これからは、水道の凍結には、重々気をつけます。