2015.11.14(土)
み「大丈夫。
今、ホームで“天玉そば”を食べました」
ア「あぁ、そうですか。
美味しいおそばだったでしょ」
み「はいな」
ア「わたしも良く食べるんです。
野辺地駅の立ち食いそばも、同じ味です」
↑『こけし亭』の“天玉そば”。食べたかった……。
ア「会社が一緒ですから」
み「ありゃそうなの。
それじゃ、野辺地で乗り換えの合間に食べるってのもありだったか」
律「ムリでしょ。
あんたの猫舌じゃ」
み「ふむ。
それは言えてるか。
でも、この青い森鉄道って、電車も新しくて意外でした。
こう言っちゃなんだけど」
↑2014年3月導入の新車両。低床バリアフリーだそうです。いいなぁ。
ア「元々、東北本線ですから。
でも、野辺地からの大湊線は、正真正銘のローカル線になります。
単線非電化ですし」
↑まさに、地の果て行きって雰囲気。
み「おー、それは楽しみじゃ」
ア「この路線が青い森鉄道になったことにより……。
大湊線は、唯一、JR東日本のほかの路線に接続してない線になりました」
み「なるほど。
そういう線も出来るわけだ。
ありがとうございました」
ア「良いご旅行を」
↑“Bon voyage (良いご旅行を)”
さて、青い森鉄道ですが……。
ネタを調べてませんので、とっとと進めます。
でも一応、経由駅だけでも書いておきましょうかね。
青森→筒井→東青森→小柳→矢田前→野内→浅虫温泉→西平内→小湊→清水川→狩場沢→野辺地
『東北に行こう!』史上、もっとも速いスピードで、野辺地に到着です。
12:37分。
↑思いの外、大きい駅です。単式ホームに加え、島式ホームが2本もあります。大湊線は、一番手前の単式ホームになります。
ちなみに、野辺地の先は、↓のとおり。
千曳→乙供→上北町→小川原→三沢→向山→下田→陸奥市川→八戸→北高岩→苫米地→剣吉→諏訪ノ平→三戸→目時
↓もう一度、路線図をどうぞ。
み「さて、乗り換えますよ」
律「いかにもローカル線って感じのホームね」
律「東北に来たって実感できるわ」
み「ま、今日はお天気もいいからね。
10月ってのは、東北で一番いい時期じゃないの」
律「乗り換えは、向かい側のホームかしら」
み「そうはいきませんよ。
跨線橋です」
み「大湊線は、1番ホームだね」
↑いい雰囲気の跨線橋です。平日の昼間に来たい。
律「どっち方面?
乗り間違えないでよ」
み「あにょな。
間違いようがないです」
律「どうしてよ?」
み「野辺地は、大湊線の始まりなの」
み「反対方向はござんせん」
律「あ、そうか。
それは便利ね。
酔っ払ったときとか、間違えないで」
↑蛇女か!
み「さては、東京でありますな。
そういう間違い」
↑わたしは、素面でも間違います。
律「タマによ。
でも、最近特に、お酒飲むと帰るのが面倒になったわ」
み「部屋飲みが一番ですよ」
↑こたつにテレビ。いいですよね。
律「そうよね。
そのまま寝ちゃえるものね」
↑こたつで寝ると、どうしてあんなに気持ちいいんでしょう?
み「わたしも、遊びで東京に行ったときは……。
夜は必ず、ホテルの部屋で一人宴会よ」
律「ルームサービスで?」
み「アホ言いなさんな。
ルームサービスのあるようなホテルに泊まりまっかいな。
ビジホですよ。
スーパーホテルって知ってる?」
律「何それ?
スーパーマーケットに併設されてるの?」
み「違うわ!
そういう名前のホテルチェーンなの」
律「でも、ちょっとどうかとおもうわね。
その名称は」
み「新潟にもあるんだよ。
で、ビルのてっぺんに、デカデカと『スーパーホテル』って看板が掲げてあるわけ」
↑松本です。この看板はやはり、景観的にどうかと……。
律「そこまで行くと、いっそ清々しいかも」
み「でしょ。
大阪資本らしいから。
東京人だったら、絶対こんな名前付けないし……。
でっかいカタカナの看板なんて出さないと思う」
律「気に入ったわけね」
み「ま、コストパフォーマンス的には優秀です。
部屋でインターネットにも繋がるし……」
↑すべての店舗で繋がるそうです。
み「デリヘルも呼べるし」
↑こんな格好では来ないと思います。
律「何それ。
あんた、呼んだの?」
み「呼びまっかいな。
でも、わたしがこないだ泊まったホテルでは……。
入口が1階にあって、2階がフロントなわけ」
↑わたしが泊まった『スーパーホテル東京亀戸』。
み「3階より上が客室ね。
外部からの訪問者は、フロント前を通らずに……。
1階から客室階まで、直行できるわけよ」
律「なんでそういう構造なの?」
み「わざとだと思う。
デリヘルを呼びやすいようにって」
律「ウソでしょ」
み「デリヘルのホームページ、見たことある?」
律「無いわよ」
み「デリヘルが呼べるホテルを、一覧表にしてるのよ(こちら、デリヘルのホームページではありませんが)」
律「ほんとに?」
み「地方から上京して……。
ついでにデリヘルを呼ぼうってヤツは、その中から選ぶでしょうね」
律「そのリストに載れば、デリヘル目当てのお客が増えるって言いたいの?」
み「言いたいです」
律「そんな客ばっかりになったら、雰囲気が悪くなるでしょ」
↑これはデリヘル嬢ではなく、お化け。もちろんヤラセですが。
み「東京は競争が激しいから、1つのホテルに集中することなんてないよ。
1つ2つ、空室が埋まればいいんじゃない。
それに、ホテル側には、もう一つのメリットがあると思う」
↑今回は、画像が苦しい。
律「どんな?」
み「東京ってのは、どこもかしこも人手不足でしょ?」
律「そうね。
これからオリンピックに向けて、ますますなんじゃない」
み「当然、ホテルのフロント嬢なんかもそうでしょ。
土日が休めない仕事だから、簡単に人が集まらないのよ」
律「それと、ホテルの構造が、どう関係してるの?」
み「まず、外部からの訪問者が……。
必ずフロント前を通ってエレベーターに乗るという構造のホテルを考えましょう」
律「それが普通じゃないの」
み「で、ここで、明らかにお客じゃない、フィリピーナっぽいケバ女がフロント前を通過する」
↑デリヘルのホームページより。
み「このとき、フロント嬢にどういう対応をするよう、ホテルは教育してると思う?」
律「呼び止めて、目的を尋ねなさいってことじゃないの?」
み「ま、でしょうね。
さっきの先生の考えと一緒よ。
客がデリヘルなんか呼んだら、雰囲気が悪くなる」
み「ひょっとして、そのデリヘル嬢は、そのまま客室に泊まってしまうかも知れない。
もちろん、料金を払わずに。
それを、ホテルとしては、黙って見過ごすわけにはいかん。
そういうわけね」
律「当然だわ」
み「で、フロント嬢は、ケバ女の後を追い……。
声を掛ける」
『当ホテルには、どのようなご用件でしょう?』
み「はい、フィリピーナ、答えて」
↑全員、男性です。
律「何でわたしがフィリピーナなのよ!
あんたが答えなさいよ」
み「ノリが悪いのぅ」
↑『志摩スペイン村(三重県志摩市)』のCM。出演はもちろん、岩下志麻さん。
み「それでは、仕方ない。
本意ではありませんが……。
わたしが、フィリピーナになりましょう。
じゃ、先生がフロント嬢よ。
はい、聞いたんさい」
律「どうして、再現ドラマにしなきゃならないのよ」
↑綺麗な女優さんです。どなたでしょう?
み「その方が、行数が稼げるからです。
聞いて」
律「仕方ないわね」
『当ホテルには、どのようなご用件でしょう?』
『オー、イエース。
ワータシは、デリヘル嬢デース。
スケベ客に呼ばれたあるよ』
↑表情、最高です。
『これから、その客の部屋に行って、イカガワシイ行為シマース。
ケチな客で、12,000円の60分コースでーす。
税込みあるよ』
↑やっぱり、誰何されるようですね。
律「バカじゃないの。
そんなこと言ったら、追い返されるでしょ」
み「そんなら、フィリピン語を喚き立てる」
↑フィリピン語ではありませんが。
律「フィリピン語なんて、あるの?」
み「あるんじゃないすか?」
律「タガログ語じゃなかった?」
はい、ここで解説します。
フィリピン語は、れっきとしたフィリピンの国語です。
↑タクシーがメトロってのは、面白いですね。
1987年、フィリピン憲法で公用語に定められました。
なお、公用語はもう一つあって、それは英語です。
フィリピン語は、タガログ語を標準化した言語であり……。
現在では、フィリピン全土で国語として教育されてます。
↑フィリピンの小学校。楽しそうです。
み「話がずれてるでしょ。
とにかく、フロント嬢がわからない言語で喚き立てるの。
どうする?」
律「どうするって、警備員を呼ぶとか?」
↑またまた、キケロ稔侍。『炎の警備隊長・五十嵐杜夫』シリーズです。
み「ま、いずれにしろ、穏便には済まない事態ですね」
律「だから、それとフロント嬢の人手不足が、どう関係してるのよ?」
み「わかりまへんか?」
律「これでわかったら、異常だわ」
み「つまり、部外者がフロント嬢の前を通る構造だったら……。
フロント嬢には、毎日のようにトラブルが振りかかるわけ。
わかるでしょ?
どうなると思う?
精神的にヘトヘトよ」
律「ま、それはあるかもね。
無茶言うお客とかも、いるだろうし」
み「で、ある朝、突然……。
ベッドから起きられなくなるのよ。
また、あの1日が始まるかと思うとね」
↑鬱病の早期発見、早期治療のきっかけを提案する精神科医による本だそうです。
律「なるほど。
わかってきた。
つまり、部外者が、フロント前を通らない構造なら……。
フロント嬢は、部外者とのトラブルから開放されるってわけね」
み「左様です。
考えてもみなはれ。
客がデリヘルを呼ぼうが呼ぶまいが、ホテルの損益には、まったく関係ないの」
↑スタンプです。どういうときに使うんでしょう?
み「デリヘル嬢を追い払ったって、1文の得にもならないのよ。
むしろ、それ目当てのお客が減るだけ」
律「でも、デリヘル呼ばないとしてもよ。
たとえばフロントで、一人が宿泊の手続きをするでしょ」
律「当然、1人分の料金しか払わないわよね。
で、その人は、部屋に入ったら、外で待ってるもう1人に、部屋番号を伝える。
外にいた人は、フロントに咎められずに、部屋まで行けるわけでしょ」
律「つまり、1人分の料金で、2人宿泊できちゃうのよ」
み「でしょうな。
わたしが泊まった部屋は、ベッドはセミダブルで……。
その上が、2段ベッドみたいになってって、エキストラベッドが付いてた。
しかも、寝具もちゃんと備わってるのよ」
↑『スーパーホテル東京亀戸』で、わたしが泊まった部屋です。
律「それって、シングルルーム?」
み「左様です」
律「じゃ、3人、寝れるってことね。
1人分の料金で、3人泊まれちゃうってことでしょ」
↑夫婦と子供1人を想定してるようです。せっかくホテルに泊まっても、これじゃヤレませんがな。
律「大損じゃないの」
↑これは、おおいにうなずけます。
み「損はおまへん」
律「どうしてよ?」
み「1人で泊まろうが、3人で泊まろうが、払うのは1人分でしょ」
律「損じゃないの」
み「ホテルの収入にも支出にも、変わりはないじゃない。
リネン類は、たとえ使われてなくたって、回収されるはずだしさ」
み「経費的には、同じなわけよ。
損した気分になるだけ。
実際には、損になってないの」
律「納得出来ないわ」
み「それが、このホテルの創業者の、凡人とは違うところね。
大阪人の割り切りでしょ」
↑これは、薪割りでした。
律「1人で、ちゃんと1人分払ってるお客がバカを見るじゃない」
み「つまり、お客さまに平等って概念を捨ててるわけよ。
才覚のあるヤツは、やんなはれってことよ」
↑ちょっと意味が違いますが。
み「ほら、サッカーにもあるでしょ?
なんだっけ?」
律「知らないわよ」
み「えーっと。
マトリョーシカ?」
律「それは、ロシアの入れ子人形でしょ」
み「そうだっけ?」
律「そうよ。
こないだ、ロシア帰りの先生から貰ったもの、お土産に」
み「あんなの、何に使えるのよ?
中に、みんな人形が入ってるんでしょ。
何にも入らないじゃないの」
律「あんた、下北のサルよりアホね」
↑北限のサルです。アホじゃ生きられません。
み「なにをっ」
律「人形をみんな出して、それぞれ独立させれば、立派な入れ物になるわよ」
↑あんまり役に立たなそうですが。
み「あ、そうか」
律「こないだ……。
大学時代、落研にいた先生が、患者さんを集めて落語を披露してたの」
み「なぜに、落語の話になる?」
律「思いがけず、面白かったわ。
演目は、なんだったけかな?
太鼓の話よ」
み「太鼓持ち?」
律「違う。
本物の太鼓。
古道具屋さんでホコリを被ってた太鼓が、ものすごいお宝だったって話」
み「あぁ、火焔太鼓ね」
律「その古道具屋さんが、ちょっと抜けてるのよ。
で、お上さんがしっかりしてるわけね」
↑ずいぶん端折ってますが。
律「そのお上さんが、亭主に向かって言ったセリフが、面白かった」
み「何でんねん?」
律「『あんた、バカがハンダ付けになっちゃったんじゃないの』って」
み「ははは」
律「笑いごとじゃないでしょ。
あんたのことよ」
み「なにっ」
律「マトリョーシカって、ロシア女性の名前なんだって。
可愛い名前が多いわよね、ロシアも」
み「ロシアは、苗字も男性と女性で違うからね」
律「どういう意味?」
み「同じ家族で一緒に住んでても、男と女では、苗字が違うの」
律「不便じゃないの」
み「知らんがな。
生まれつきそうなら、不便さも感じないんでしょ。
たとえば、テニスにシャラポワっているでしょ?」
律「美人よね。
モデルもやってるのよね」
み「ま、美人なことは確かだけど……。
実物見ると、たまげると思うよ。
身長、188㎝だから。
モデルでヒール履いたら、2メートルでんがな」
↑間違いなく、2メートル超え。
律「で、シャラポワがどうしたのよ?」
み「つまり、シャラポワのお父さんの苗字は、シャラポワじゃないの。
シャラポフなわけ」
律「ほんとに?」
み「同じく、ドストエフスキー家の女性は……」
↑ひとつも読んでおりません。
み「ドストエフスカヤなわけ」
律「ややこしいわね」
み「東海林さだおが、早稲田に願書出すとき……」
↑『週刊文春』で、1968年に連載開始。未だ継続中。連載、47年です。ただただ脱帽。
み「単にモテそうだという理由で、なんにも知らなかったロシア文学科に出願して、合格したわけ。
初めて授業に出て、ロシア語の教科書を開いたとき、怒りを覚えたそうよ。
これをどうしろと言うんだって」
↑わたしなら、書いてる途中で挫折しますね。
律「確かに、アルファベットじゃないわよね」
み「で、何の話だっけ?」
律「あんたが、あちこち話を散らかすんでしょ」
↑悪事を働いてることを自覚してる顔です。
み「わたしのせいですか?」
律「ハンダ付けだからよ」
み「やかましわい。
思い出した!
マトリョーシカだ。
サッカーに、あるでしょ?
似たような言い方。
マレーシアだったかな?」
↑こんなになってるとは知らなんだ。
惜しい!
実際には、マリーシアです。
ポルトガル語で、「ずる賢さ」を意味します。
さて、ここで余談です。
「バカがハンダ付け」の話。
実は、この『火焔太鼓』、テレビで聞いてたんです。
演じてたのは、橘家圓蔵。
先日、亡くなられてしまいました。
落語を聞いて、腹を抱えて笑ったのは、あの『火焔太鼓』だけだったかも。
とにかく、テンポがスゴかったです。
DVDで、もう一度、聞いてみようかな。
律「わたしにサッカーの話なんか、聞かないでちょうだい」
み「とにかく、南米なんかのサッカーでは……。
ずる賢さが、重要なスキルのひとつなわけよ。
審判に、自分に有利な判定をさせるための演技なんかがそうね。
ぜんぜん痛くないのに、七転八倒するとか」
↑こんな本まで出ています。
律「ただのヒキョー者じゃない」
み「ですから……。
南米では、ヒキョーさは、批判の対象ではなく……。
逆に、讃えられるわけ」
み「日本人にありがちなバカ正直な選手は……。
逆に、単なるバカと評されるの」
↑藤山寛美。わたしは長年、長女の藤山直美さんを、藤吉久美子さん(太川陽介の奥さん)と混同してました。
律「納得出来ないわ」
み「サッカーってのは、貧困層のスポーツなわけよ」
み「だから、人に対する評価基準が、世渡り上手かどうかっていう点が大きいんでしょ」
↑京都の焼き鳥屋『浪漫家』さんのホームページより。
み「逆に、ラグビーは、エリート層のスポーツだからね。
ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の対抗戦とかさ」
↑黒がオックスフォード。
み「だからラグビーでは、ずる賢さは、まったく評価されない」
律「結局、どうしてサッカーの話をしてたのよ?」
み「話し疲れて忘れたわい」
律「いい加減な女」
み「もう、そろそろ時間ですな」
律「立ち食いそばなんか、とうてい食べれなかったじゃない」
み「御意。
あ、来た来た。
おー、やっぱ気動車はいいね」
律「“きどうしゃ”って何?」
み「ディーゼル車のこと」
律「フォルクスワーゲンの?」
み「違うわ!
きのうも乗りましたがな。
『リゾートしらかみ』」
み「でもあれは、車両が新しいから、風情という点では今ひとつでんな」
律「確かに、ローカル線らしい車両ではあるけど。
でも、ディーゼル車って、排気ガスを出すんでしょ?」
↑土讃線を走るキハ58系気動車。
律「どうして電車にしないのかしら?
JRって、さっきの青い森鉄道より貧乏なわけ?」
み「根本的なことがわかっとらんようですな」
律「何をよ」
み「さっきの青い森鉄道の車中で、アテンダントさんが言ってたでしょ。
大湊線は、単線非電化だから、ローカル線らしい風情が楽しめるって」
律「そんなこと言ってた?」
み「聞いちゃいないわけね。
ほら、行く手を見て御覧なさい。
架線が無いでしょ」
↑これは、お隣の『北野辺地駅』の画像です。架線がないと、すっきりしていいですね。
律「“かせん”って、化学繊維?」
み「違うわ。
とことん、わからん女じゃの。
早い話、電気が通ってないんです。
上に電線が無いでしょうが」
↑左にいるのは、『おもいで Refrain』を歌ってくれた初音ミクちゃん。
律「うそ。
いくら東北だって、まだそんな地域があるの?
電気が無いなんて。
ランプ?」
↑釧路市の『米町ふるさと館(旧田村邸)』。石油ランプだそうです。
み「家には、普通に電気が来てますって。
こんな平地に電気が通ってないわけないでしょ」
律「今、通ってないって言ったじゃない」
み「だから、線路の上に通ってないの」
律「何でよ。
通せばいいじゃない」
み「……」
律「何、黙りこんでんの?」
↑森進一『冬のリヴィエラ』。画像はもちろん、モノマネの人ですが。
み「今、わたしがガメラだったら……。
口から火を吐く寸前です」
↑映画の場面ではなく、フィギュアとの合成のようです。スゴいですね。
律「電気会社に電話すればいいでしょ。
ここらなら、東北電力よね。
お客さま係でいいんじゃないの?
0120があるでしょ」
↑東北電力ではありません。こんなにいるはずないです。なかなかつながりませんから。
み「それで、どう言うんですか?」
律「こちら、JRですけど……。
線路の上に、電気を引いてくださいって」
↑鉄道模型シミュレーターの世界です。マニアック過ぎて呆然(こちら)。
み「料金は口座振替にしたいので、申込用紙も送ってくださいって?」
律「気が利くじゃない」
み「アホきゃー」
↑わたしの似顔絵ではありません。目が2つ、鼻と口がひとつなのは似てますが。
律「なんでよ!」
み「確かに……。
家を建てたら、電力会社は、その家まで電気を引く義務がござんす」
↑これだけの投資をして、回収って出来るもんなんですかね?
み「しかしこれはあくまで、一般の家の場合です。
鉄道会社が線路を作ったからと言って……。
電力会社に、そこにずーっと電気を通す義務なんかないのよ」
律「お金払えばいいんでしょ?」
↑紀伊国屋文左衛門。節分に吉原で、豆の代わりに小判を撒いたとか。
み「……」
律「何で黙っちゃうわけ?」
み「金が払えんから通ってないと、なぜ考えられんかね?」
律「そのくらいのお金、あるでしょ?
JRなんて、大会社なんだから」
↑JR東日本本社。
み「そりゃ、払う金はあるでしょ。
何事でも、投資をする場合は、リターンちゅうものを考えなきゃならんのです」
み「つまり、この線を電化することによって……。
投資した資金以上のリターンが見込めるかってことよ」
律「見込めないわけね」
み「見たんさい。
このホーム。
ほかに電車を待ってる客、いませんがな」
律「あそこに、猫がいるわ」
↑失礼。こちらは、芸備線『志和口駅』の“りょうま”駅長でした。
み「猫はお金を払わないでしょ」
↑靴紐が解けてることを教えてるのでしょうか?
律「いいこと考えた。
ほら、どこかの駅にあったじゃない。
猫が駅長の駅」
↑和歌山電鐵貴志川線『貴志駅』のたま駅長。残念ながら、2015年6月、帰らぬ猫に。
律「この線の駅長を、みんな猫にしてしまうのよ。
そうすれば、駅長の給料が浮くじゃないのよ」
み「本気で言ってませんよね」
律「ふん。
じゃ、この線が電化される見こみは、将来に渡って無いわけね」
み「金輪際、無いでしょうな。
廃線にならないことを祈るばかりです」
↑こちらは、大湊線から更に伸びていた、下北交通大畑線跡(2001年廃止)。
み「さ、乗りましょう。
乗り納めかも知れん」
律「縁起でもない。
地元の人に聞こえたら、気を悪くするわ」
大湊線は、強風、降雨、降雪、倒木による運休が、冬季を中心に頻繁に生じてるそうです。
気象条件によっては、前日や当日の早い時間から運休が計画されてることが多く……。
この場合、バス代行輸送が行われることになります。
バス会社は、『下北交通』と『JRバス東北』だそうです。
『野辺地駅-大湊駅』間は、バスで約1時間30分。
鉄道では、約1時間。
野辺地から大湊まで、通しで乗る乗客は少ないでしょうから……。
JRは、バス路線にしてしまいたいんじゃないでしょうか?
↑常設看板があると云うことは、代行バスによる運行は、日常的なのでしょう。
み「おー、今度は見事にボックス席ですな」
律「案外混んでるわね。
ホームに誰もいなかったのに」
み「わたしたちが、もたもたしてたってことでしょ」
律「誰かさんのせいでね」
み「腹立つ女」
律「あ、あそこのボックス、誰も座ってないわ」
み「あっちは、山側でしょ。
北に向かうんだから、左側が海。
やっぱり、海が見える方がいいよ」
律「左側は……。
どのボックスにも、1人は座ってるわね」
み「相席ですな。
あ、あのおっさんの席にしない?
見るからにジモティで、無害そうだよ」
↑フィギュアに、自作の衣装を着せておられるようです。
律「聞こえるわよ」
み「耳が遠いんでないの」
律「そんな歳じゃないでしょ」
み「先生、アプローチして」
律「何で、わたしなのよ。
ていうか、自由席に座るのに、そんなこと必要ないでしょ」
み「そんなら、ツカツカっと行きますか。
あ、目が合った。
あ、逸らしやがったな」
律「じゃ、行くわよ。
あのー。
すみません。
ここ、よろしいですか?」
今、ホームで“天玉そば”を食べました」
ア「あぁ、そうですか。
美味しいおそばだったでしょ」
み「はいな」
ア「わたしも良く食べるんです。
野辺地駅の立ち食いそばも、同じ味です」
↑『こけし亭』の“天玉そば”。食べたかった……。
ア「会社が一緒ですから」
み「ありゃそうなの。
それじゃ、野辺地で乗り換えの合間に食べるってのもありだったか」
律「ムリでしょ。
あんたの猫舌じゃ」
み「ふむ。
それは言えてるか。
でも、この青い森鉄道って、電車も新しくて意外でした。
こう言っちゃなんだけど」
↑2014年3月導入の新車両。低床バリアフリーだそうです。いいなぁ。
ア「元々、東北本線ですから。
でも、野辺地からの大湊線は、正真正銘のローカル線になります。
単線非電化ですし」
↑まさに、地の果て行きって雰囲気。
み「おー、それは楽しみじゃ」
ア「この路線が青い森鉄道になったことにより……。
大湊線は、唯一、JR東日本のほかの路線に接続してない線になりました」
み「なるほど。
そういう線も出来るわけだ。
ありがとうございました」
ア「良いご旅行を」
↑“Bon voyage (良いご旅行を)”
さて、青い森鉄道ですが……。
ネタを調べてませんので、とっとと進めます。
でも一応、経由駅だけでも書いておきましょうかね。
青森→筒井→東青森→小柳→矢田前→野内→浅虫温泉→西平内→小湊→清水川→狩場沢→野辺地
『東北に行こう!』史上、もっとも速いスピードで、野辺地に到着です。
12:37分。
↑思いの外、大きい駅です。単式ホームに加え、島式ホームが2本もあります。大湊線は、一番手前の単式ホームになります。
ちなみに、野辺地の先は、↓のとおり。
千曳→乙供→上北町→小川原→三沢→向山→下田→陸奥市川→八戸→北高岩→苫米地→剣吉→諏訪ノ平→三戸→目時
↓もう一度、路線図をどうぞ。
み「さて、乗り換えますよ」
律「いかにもローカル線って感じのホームね」
律「東北に来たって実感できるわ」
み「ま、今日はお天気もいいからね。
10月ってのは、東北で一番いい時期じゃないの」
律「乗り換えは、向かい側のホームかしら」
み「そうはいきませんよ。
跨線橋です」
み「大湊線は、1番ホームだね」
↑いい雰囲気の跨線橋です。平日の昼間に来たい。
律「どっち方面?
乗り間違えないでよ」
み「あにょな。
間違いようがないです」
律「どうしてよ?」
み「野辺地は、大湊線の始まりなの」
み「反対方向はござんせん」
律「あ、そうか。
それは便利ね。
酔っ払ったときとか、間違えないで」
↑蛇女か!
み「さては、東京でありますな。
そういう間違い」
↑わたしは、素面でも間違います。
律「タマによ。
でも、最近特に、お酒飲むと帰るのが面倒になったわ」
み「部屋飲みが一番ですよ」
↑こたつにテレビ。いいですよね。
律「そうよね。
そのまま寝ちゃえるものね」
↑こたつで寝ると、どうしてあんなに気持ちいいんでしょう?
み「わたしも、遊びで東京に行ったときは……。
夜は必ず、ホテルの部屋で一人宴会よ」
律「ルームサービスで?」
み「アホ言いなさんな。
ルームサービスのあるようなホテルに泊まりまっかいな。
ビジホですよ。
スーパーホテルって知ってる?」
律「何それ?
スーパーマーケットに併設されてるの?」
み「違うわ!
そういう名前のホテルチェーンなの」
律「でも、ちょっとどうかとおもうわね。
その名称は」
み「新潟にもあるんだよ。
で、ビルのてっぺんに、デカデカと『スーパーホテル』って看板が掲げてあるわけ」
↑松本です。この看板はやはり、景観的にどうかと……。
律「そこまで行くと、いっそ清々しいかも」
み「でしょ。
大阪資本らしいから。
東京人だったら、絶対こんな名前付けないし……。
でっかいカタカナの看板なんて出さないと思う」
律「気に入ったわけね」
み「ま、コストパフォーマンス的には優秀です。
部屋でインターネットにも繋がるし……」
↑すべての店舗で繋がるそうです。
み「デリヘルも呼べるし」
↑こんな格好では来ないと思います。
律「何それ。
あんた、呼んだの?」
み「呼びまっかいな。
でも、わたしがこないだ泊まったホテルでは……。
入口が1階にあって、2階がフロントなわけ」
↑わたしが泊まった『スーパーホテル東京亀戸』。
み「3階より上が客室ね。
外部からの訪問者は、フロント前を通らずに……。
1階から客室階まで、直行できるわけよ」
律「なんでそういう構造なの?」
み「わざとだと思う。
デリヘルを呼びやすいようにって」
律「ウソでしょ」
み「デリヘルのホームページ、見たことある?」
律「無いわよ」
み「デリヘルが呼べるホテルを、一覧表にしてるのよ(こちら、デリヘルのホームページではありませんが)」
律「ほんとに?」
み「地方から上京して……。
ついでにデリヘルを呼ぼうってヤツは、その中から選ぶでしょうね」
律「そのリストに載れば、デリヘル目当てのお客が増えるって言いたいの?」
み「言いたいです」
律「そんな客ばっかりになったら、雰囲気が悪くなるでしょ」
↑これはデリヘル嬢ではなく、お化け。もちろんヤラセですが。
み「東京は競争が激しいから、1つのホテルに集中することなんてないよ。
1つ2つ、空室が埋まればいいんじゃない。
それに、ホテル側には、もう一つのメリットがあると思う」
↑今回は、画像が苦しい。
律「どんな?」
み「東京ってのは、どこもかしこも人手不足でしょ?」
律「そうね。
これからオリンピックに向けて、ますますなんじゃない」
み「当然、ホテルのフロント嬢なんかもそうでしょ。
土日が休めない仕事だから、簡単に人が集まらないのよ」
律「それと、ホテルの構造が、どう関係してるの?」
み「まず、外部からの訪問者が……。
必ずフロント前を通ってエレベーターに乗るという構造のホテルを考えましょう」
律「それが普通じゃないの」
み「で、ここで、明らかにお客じゃない、フィリピーナっぽいケバ女がフロント前を通過する」
↑デリヘルのホームページより。
み「このとき、フロント嬢にどういう対応をするよう、ホテルは教育してると思う?」
律「呼び止めて、目的を尋ねなさいってことじゃないの?」
み「ま、でしょうね。
さっきの先生の考えと一緒よ。
客がデリヘルなんか呼んだら、雰囲気が悪くなる」
み「ひょっとして、そのデリヘル嬢は、そのまま客室に泊まってしまうかも知れない。
もちろん、料金を払わずに。
それを、ホテルとしては、黙って見過ごすわけにはいかん。
そういうわけね」
律「当然だわ」
み「で、フロント嬢は、ケバ女の後を追い……。
声を掛ける」
『当ホテルには、どのようなご用件でしょう?』
み「はい、フィリピーナ、答えて」
↑全員、男性です。
律「何でわたしがフィリピーナなのよ!
あんたが答えなさいよ」
み「ノリが悪いのぅ」
↑『志摩スペイン村(三重県志摩市)』のCM。出演はもちろん、岩下志麻さん。
み「それでは、仕方ない。
本意ではありませんが……。
わたしが、フィリピーナになりましょう。
じゃ、先生がフロント嬢よ。
はい、聞いたんさい」
律「どうして、再現ドラマにしなきゃならないのよ」
↑綺麗な女優さんです。どなたでしょう?
み「その方が、行数が稼げるからです。
聞いて」
律「仕方ないわね」
『当ホテルには、どのようなご用件でしょう?』
『オー、イエース。
ワータシは、デリヘル嬢デース。
スケベ客に呼ばれたあるよ』
↑表情、最高です。
『これから、その客の部屋に行って、イカガワシイ行為シマース。
ケチな客で、12,000円の60分コースでーす。
税込みあるよ』
↑やっぱり、誰何されるようですね。
律「バカじゃないの。
そんなこと言ったら、追い返されるでしょ」
み「そんなら、フィリピン語を喚き立てる」
↑フィリピン語ではありませんが。
律「フィリピン語なんて、あるの?」
み「あるんじゃないすか?」
律「タガログ語じゃなかった?」
はい、ここで解説します。
フィリピン語は、れっきとしたフィリピンの国語です。
↑タクシーがメトロってのは、面白いですね。
1987年、フィリピン憲法で公用語に定められました。
なお、公用語はもう一つあって、それは英語です。
フィリピン語は、タガログ語を標準化した言語であり……。
現在では、フィリピン全土で国語として教育されてます。
↑フィリピンの小学校。楽しそうです。
み「話がずれてるでしょ。
とにかく、フロント嬢がわからない言語で喚き立てるの。
どうする?」
律「どうするって、警備員を呼ぶとか?」
↑またまた、キケロ稔侍。『炎の警備隊長・五十嵐杜夫』シリーズです。
み「ま、いずれにしろ、穏便には済まない事態ですね」
律「だから、それとフロント嬢の人手不足が、どう関係してるのよ?」
み「わかりまへんか?」
律「これでわかったら、異常だわ」
み「つまり、部外者がフロント嬢の前を通る構造だったら……。
フロント嬢には、毎日のようにトラブルが振りかかるわけ。
わかるでしょ?
どうなると思う?
精神的にヘトヘトよ」
律「ま、それはあるかもね。
無茶言うお客とかも、いるだろうし」
み「で、ある朝、突然……。
ベッドから起きられなくなるのよ。
また、あの1日が始まるかと思うとね」
↑鬱病の早期発見、早期治療のきっかけを提案する精神科医による本だそうです。
律「なるほど。
わかってきた。
つまり、部外者が、フロント前を通らない構造なら……。
フロント嬢は、部外者とのトラブルから開放されるってわけね」
み「左様です。
考えてもみなはれ。
客がデリヘルを呼ぼうが呼ぶまいが、ホテルの損益には、まったく関係ないの」
↑スタンプです。どういうときに使うんでしょう?
み「デリヘル嬢を追い払ったって、1文の得にもならないのよ。
むしろ、それ目当てのお客が減るだけ」
律「でも、デリヘル呼ばないとしてもよ。
たとえばフロントで、一人が宿泊の手続きをするでしょ」
律「当然、1人分の料金しか払わないわよね。
で、その人は、部屋に入ったら、外で待ってるもう1人に、部屋番号を伝える。
外にいた人は、フロントに咎められずに、部屋まで行けるわけでしょ」
律「つまり、1人分の料金で、2人宿泊できちゃうのよ」
み「でしょうな。
わたしが泊まった部屋は、ベッドはセミダブルで……。
その上が、2段ベッドみたいになってって、エキストラベッドが付いてた。
しかも、寝具もちゃんと備わってるのよ」
↑『スーパーホテル東京亀戸』で、わたしが泊まった部屋です。
律「それって、シングルルーム?」
み「左様です」
律「じゃ、3人、寝れるってことね。
1人分の料金で、3人泊まれちゃうってことでしょ」
↑夫婦と子供1人を想定してるようです。せっかくホテルに泊まっても、これじゃヤレませんがな。
律「大損じゃないの」
↑これは、おおいにうなずけます。
み「損はおまへん」
律「どうしてよ?」
み「1人で泊まろうが、3人で泊まろうが、払うのは1人分でしょ」
律「損じゃないの」
み「ホテルの収入にも支出にも、変わりはないじゃない。
リネン類は、たとえ使われてなくたって、回収されるはずだしさ」
み「経費的には、同じなわけよ。
損した気分になるだけ。
実際には、損になってないの」
律「納得出来ないわ」
み「それが、このホテルの創業者の、凡人とは違うところね。
大阪人の割り切りでしょ」
↑これは、薪割りでした。
律「1人で、ちゃんと1人分払ってるお客がバカを見るじゃない」
み「つまり、お客さまに平等って概念を捨ててるわけよ。
才覚のあるヤツは、やんなはれってことよ」
↑ちょっと意味が違いますが。
み「ほら、サッカーにもあるでしょ?
なんだっけ?」
律「知らないわよ」
み「えーっと。
マトリョーシカ?」
律「それは、ロシアの入れ子人形でしょ」
み「そうだっけ?」
律「そうよ。
こないだ、ロシア帰りの先生から貰ったもの、お土産に」
み「あんなの、何に使えるのよ?
中に、みんな人形が入ってるんでしょ。
何にも入らないじゃないの」
律「あんた、下北のサルよりアホね」
↑北限のサルです。アホじゃ生きられません。
み「なにをっ」
律「人形をみんな出して、それぞれ独立させれば、立派な入れ物になるわよ」
↑あんまり役に立たなそうですが。
み「あ、そうか」
律「こないだ……。
大学時代、落研にいた先生が、患者さんを集めて落語を披露してたの」
み「なぜに、落語の話になる?」
律「思いがけず、面白かったわ。
演目は、なんだったけかな?
太鼓の話よ」
み「太鼓持ち?」
律「違う。
本物の太鼓。
古道具屋さんでホコリを被ってた太鼓が、ものすごいお宝だったって話」
み「あぁ、火焔太鼓ね」
律「その古道具屋さんが、ちょっと抜けてるのよ。
で、お上さんがしっかりしてるわけね」
↑ずいぶん端折ってますが。
律「そのお上さんが、亭主に向かって言ったセリフが、面白かった」
み「何でんねん?」
律「『あんた、バカがハンダ付けになっちゃったんじゃないの』って」
み「ははは」
律「笑いごとじゃないでしょ。
あんたのことよ」
み「なにっ」
律「マトリョーシカって、ロシア女性の名前なんだって。
可愛い名前が多いわよね、ロシアも」
み「ロシアは、苗字も男性と女性で違うからね」
律「どういう意味?」
み「同じ家族で一緒に住んでても、男と女では、苗字が違うの」
律「不便じゃないの」
み「知らんがな。
生まれつきそうなら、不便さも感じないんでしょ。
たとえば、テニスにシャラポワっているでしょ?」
律「美人よね。
モデルもやってるのよね」
み「ま、美人なことは確かだけど……。
実物見ると、たまげると思うよ。
身長、188㎝だから。
モデルでヒール履いたら、2メートルでんがな」
↑間違いなく、2メートル超え。
律「で、シャラポワがどうしたのよ?」
み「つまり、シャラポワのお父さんの苗字は、シャラポワじゃないの。
シャラポフなわけ」
律「ほんとに?」
み「同じく、ドストエフスキー家の女性は……」
↑ひとつも読んでおりません。
み「ドストエフスカヤなわけ」
律「ややこしいわね」
み「東海林さだおが、早稲田に願書出すとき……」
↑『週刊文春』で、1968年に連載開始。未だ継続中。連載、47年です。ただただ脱帽。
み「単にモテそうだという理由で、なんにも知らなかったロシア文学科に出願して、合格したわけ。
初めて授業に出て、ロシア語の教科書を開いたとき、怒りを覚えたそうよ。
これをどうしろと言うんだって」
↑わたしなら、書いてる途中で挫折しますね。
律「確かに、アルファベットじゃないわよね」
み「で、何の話だっけ?」
律「あんたが、あちこち話を散らかすんでしょ」
↑悪事を働いてることを自覚してる顔です。
み「わたしのせいですか?」
律「ハンダ付けだからよ」
み「やかましわい。
思い出した!
マトリョーシカだ。
サッカーに、あるでしょ?
似たような言い方。
マレーシアだったかな?」
↑こんなになってるとは知らなんだ。
惜しい!
実際には、マリーシアです。
ポルトガル語で、「ずる賢さ」を意味します。
さて、ここで余談です。
「バカがハンダ付け」の話。
実は、この『火焔太鼓』、テレビで聞いてたんです。
演じてたのは、橘家圓蔵。
先日、亡くなられてしまいました。
落語を聞いて、腹を抱えて笑ったのは、あの『火焔太鼓』だけだったかも。
とにかく、テンポがスゴかったです。
DVDで、もう一度、聞いてみようかな。
律「わたしにサッカーの話なんか、聞かないでちょうだい」
み「とにかく、南米なんかのサッカーでは……。
ずる賢さが、重要なスキルのひとつなわけよ。
審判に、自分に有利な判定をさせるための演技なんかがそうね。
ぜんぜん痛くないのに、七転八倒するとか」
↑こんな本まで出ています。
律「ただのヒキョー者じゃない」
み「ですから……。
南米では、ヒキョーさは、批判の対象ではなく……。
逆に、讃えられるわけ」
み「日本人にありがちなバカ正直な選手は……。
逆に、単なるバカと評されるの」
↑藤山寛美。わたしは長年、長女の藤山直美さんを、藤吉久美子さん(太川陽介の奥さん)と混同してました。
律「納得出来ないわ」
み「サッカーってのは、貧困層のスポーツなわけよ」
み「だから、人に対する評価基準が、世渡り上手かどうかっていう点が大きいんでしょ」
↑京都の焼き鳥屋『浪漫家』さんのホームページより。
み「逆に、ラグビーは、エリート層のスポーツだからね。
ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の対抗戦とかさ」
↑黒がオックスフォード。
み「だからラグビーでは、ずる賢さは、まったく評価されない」
律「結局、どうしてサッカーの話をしてたのよ?」
み「話し疲れて忘れたわい」
律「いい加減な女」
み「もう、そろそろ時間ですな」
律「立ち食いそばなんか、とうてい食べれなかったじゃない」
み「御意。
あ、来た来た。
おー、やっぱ気動車はいいね」
律「“きどうしゃ”って何?」
み「ディーゼル車のこと」
律「フォルクスワーゲンの?」
み「違うわ!
きのうも乗りましたがな。
『リゾートしらかみ』」
み「でもあれは、車両が新しいから、風情という点では今ひとつでんな」
律「確かに、ローカル線らしい車両ではあるけど。
でも、ディーゼル車って、排気ガスを出すんでしょ?」
↑土讃線を走るキハ58系気動車。
律「どうして電車にしないのかしら?
JRって、さっきの青い森鉄道より貧乏なわけ?」
み「根本的なことがわかっとらんようですな」
律「何をよ」
み「さっきの青い森鉄道の車中で、アテンダントさんが言ってたでしょ。
大湊線は、単線非電化だから、ローカル線らしい風情が楽しめるって」
律「そんなこと言ってた?」
み「聞いちゃいないわけね。
ほら、行く手を見て御覧なさい。
架線が無いでしょ」
↑これは、お隣の『北野辺地駅』の画像です。架線がないと、すっきりしていいですね。
律「“かせん”って、化学繊維?」
み「違うわ。
とことん、わからん女じゃの。
早い話、電気が通ってないんです。
上に電線が無いでしょうが」
↑左にいるのは、『おもいで Refrain』を歌ってくれた初音ミクちゃん。
律「うそ。
いくら東北だって、まだそんな地域があるの?
電気が無いなんて。
ランプ?」
↑釧路市の『米町ふるさと館(旧田村邸)』。石油ランプだそうです。
み「家には、普通に電気が来てますって。
こんな平地に電気が通ってないわけないでしょ」
律「今、通ってないって言ったじゃない」
み「だから、線路の上に通ってないの」
律「何でよ。
通せばいいじゃない」
み「……」
律「何、黙りこんでんの?」
↑森進一『冬のリヴィエラ』。画像はもちろん、モノマネの人ですが。
み「今、わたしがガメラだったら……。
口から火を吐く寸前です」
↑映画の場面ではなく、フィギュアとの合成のようです。スゴいですね。
律「電気会社に電話すればいいでしょ。
ここらなら、東北電力よね。
お客さま係でいいんじゃないの?
0120があるでしょ」
↑東北電力ではありません。こんなにいるはずないです。なかなかつながりませんから。
み「それで、どう言うんですか?」
律「こちら、JRですけど……。
線路の上に、電気を引いてくださいって」
↑鉄道模型シミュレーターの世界です。マニアック過ぎて呆然(こちら)。
み「料金は口座振替にしたいので、申込用紙も送ってくださいって?」
律「気が利くじゃない」
み「アホきゃー」
↑わたしの似顔絵ではありません。目が2つ、鼻と口がひとつなのは似てますが。
律「なんでよ!」
み「確かに……。
家を建てたら、電力会社は、その家まで電気を引く義務がござんす」
↑これだけの投資をして、回収って出来るもんなんですかね?
み「しかしこれはあくまで、一般の家の場合です。
鉄道会社が線路を作ったからと言って……。
電力会社に、そこにずーっと電気を通す義務なんかないのよ」
律「お金払えばいいんでしょ?」
↑紀伊国屋文左衛門。節分に吉原で、豆の代わりに小判を撒いたとか。
み「……」
律「何で黙っちゃうわけ?」
み「金が払えんから通ってないと、なぜ考えられんかね?」
律「そのくらいのお金、あるでしょ?
JRなんて、大会社なんだから」
↑JR東日本本社。
み「そりゃ、払う金はあるでしょ。
何事でも、投資をする場合は、リターンちゅうものを考えなきゃならんのです」
み「つまり、この線を電化することによって……。
投資した資金以上のリターンが見込めるかってことよ」
律「見込めないわけね」
み「見たんさい。
このホーム。
ほかに電車を待ってる客、いませんがな」
律「あそこに、猫がいるわ」
↑失礼。こちらは、芸備線『志和口駅』の“りょうま”駅長でした。
み「猫はお金を払わないでしょ」
↑靴紐が解けてることを教えてるのでしょうか?
律「いいこと考えた。
ほら、どこかの駅にあったじゃない。
猫が駅長の駅」
↑和歌山電鐵貴志川線『貴志駅』のたま駅長。残念ながら、2015年6月、帰らぬ猫に。
律「この線の駅長を、みんな猫にしてしまうのよ。
そうすれば、駅長の給料が浮くじゃないのよ」
み「本気で言ってませんよね」
律「ふん。
じゃ、この線が電化される見こみは、将来に渡って無いわけね」
み「金輪際、無いでしょうな。
廃線にならないことを祈るばかりです」
↑こちらは、大湊線から更に伸びていた、下北交通大畑線跡(2001年廃止)。
み「さ、乗りましょう。
乗り納めかも知れん」
律「縁起でもない。
地元の人に聞こえたら、気を悪くするわ」
大湊線は、強風、降雨、降雪、倒木による運休が、冬季を中心に頻繁に生じてるそうです。
気象条件によっては、前日や当日の早い時間から運休が計画されてることが多く……。
この場合、バス代行輸送が行われることになります。
バス会社は、『下北交通』と『JRバス東北』だそうです。
『野辺地駅-大湊駅』間は、バスで約1時間30分。
鉄道では、約1時間。
野辺地から大湊まで、通しで乗る乗客は少ないでしょうから……。
JRは、バス路線にしてしまいたいんじゃないでしょうか?
↑常設看板があると云うことは、代行バスによる運行は、日常的なのでしょう。
み「おー、今度は見事にボックス席ですな」
律「案外混んでるわね。
ホームに誰もいなかったのに」
み「わたしたちが、もたもたしてたってことでしょ」
律「誰かさんのせいでね」
み「腹立つ女」
律「あ、あそこのボックス、誰も座ってないわ」
み「あっちは、山側でしょ。
北に向かうんだから、左側が海。
やっぱり、海が見える方がいいよ」
律「左側は……。
どのボックスにも、1人は座ってるわね」
み「相席ですな。
あ、あのおっさんの席にしない?
見るからにジモティで、無害そうだよ」
↑フィギュアに、自作の衣装を着せておられるようです。
律「聞こえるわよ」
み「耳が遠いんでないの」
律「そんな歳じゃないでしょ」
み「先生、アプローチして」
律「何で、わたしなのよ。
ていうか、自由席に座るのに、そんなこと必要ないでしょ」
み「そんなら、ツカツカっと行きますか。
あ、目が合った。
あ、逸らしやがったな」
律「じゃ、行くわよ。
あのー。
すみません。
ここ、よろしいですか?」
コメント一覧
-
––––––
1. ハーレクイン- 2015/11/21 14:16
-
毎度おなじみ総集編。
このご紹介テロップ、じゃなくてご紹介コメ。これまでですとUPの翌週、月曜日には書き上げていたのですが、今日は土曜日。丸一週間遅れと、えらく遅くなってしまいました。わたしも忙しいのだよ、ではなくてコロッと忘れていたんですね。
まあ、たまにはそういうこともおますわいな、と開き直りつつ、ご紹介しましょう。現在地はとりあえず元東北本線、現青い森鉄道の車内。メンバーは毎度おなじみ「み」「律」お騒がせコンビに加え、「ア」アテンダントさんのトリオ。
話題はまずは、青森駅の駅そばネタから。
●>ア「わたしも良く食べるんです」。なにをって社内食堂、じゃなくて青森駅の駅そばです。
●メニューは天玉そば。天ぷら(たぶんかき揚げ)+卵の豪華版です。
はい、乗り込みましょう。まずはJR東日本、じゃなくて青い森鉄道の旅です。
●>み「新しくて意外でした」。何がって、青い森鉄道の車両。気動車じゃなく電車です。
●単線・非電化。地の果て行きの大湊線。楽しみじゃのう。
●>ア「大湊線は、唯一、JR東日本のほかの路線に接続してない線」。JR西日本には、石川県の七尾線があります。
●Bon voyage良いご旅行を。フランス語です。英語だと……Have a nice trip……かな。
●>青い森鉄道ですが……。ネタを調べてませんので、とっとと進めます。
作者のセリフです。手抜きや!
●>史上、もっとも速いスピードで、野辺地に到着。
繰り返す。手抜きや!
●>律「いかにもローカル線って感じのホームね」。えーと、単式が1本、島式が2本……かな。
●青森県内路線図。こう見てみると、津軽線も乗りたいよね。
●怪奇!蛇女。残念ながらパンツは見えません。
●こたつにテレビ。番組は何かなあ、アニメみたいだけど。
●こたつで寝ると、気持ちいい。残念ながらパンツは見えません。
●景観的に問題あり、スーパーホテルのど派手看板。京都では規制されます。
●全室ネット無料、スーパーホテル。パソも備品なのかね。
●デリヘル。デリバリーヘルスですが、誰がこんな用語を考えたんだろうね。
●人手不足。職のない人も多いのにね。
●Omotenasiオモテナシ。一度も見ていないんだよ。あれだけ話題になったのにね。
●料金は払いませんデリヘル嬢。もらう側です。
●ご存知、泣きわめき県議。今、どうしてるんだろうね。
●ご存知、キケロ稔侍。誰それ?と仰る向きは『東北』総集編#112をご参照ください。
●精神的にへとへと、デリヘル嬢。じゃなくてホテトル嬢。でもなくてフロント嬢。
●2007年「今年の漢字」は『偽』のはずなんだけどなあ。“鬱”は一度も無かったはずだし……。この年の話題は「不二家」「白い恋人」「赤福餅」の食品表示偽装、年金記録問題の発覚、防衛省の汚職問題etc。
●早期発見・早期治療が大事だそうです「鬱病」。なあ、ニワトリくん。
●解放画像。チベットあたりに見えるけど、違うかなあ。
●もうかりまっか画像。歌舞伎座の記念スタンプかなあ。
●デリヘル嬢は客寄せに必須。もうホテルの職員同然。
●シングル部屋でも3人泊まれます。太っ腹なスーパーホテル。
●ヤレませんがなスーパーホテル。そういう向きは連れ込み(死語か?)にどうぞ。
●仕事をする夢。たいがい失敗をするシーンです。もはや悪夢ですな。
●スーパーホテル創業者は大阪人。そちもワルよのう。
●薪割り。やったねー、子供のころ。今もやる人ももちろんいます。
●>正直者がバカを見るようではいけない。いけないって言われてもなあ。
●♪芸のためなら女房も泣かす~。文句あるかい!
●マトリョーシカ。これを知ったのは中学生の頃……だったかな。
●北限のサル。「北限」は日本の、ということではなく、全世界の、です。それにしてもまあ、何を好き好んでそないなとこに棲む。
●落語『太鼓持ち』。そないな演目、おまへん。
●落語『火炎太鼓』。5代目志ん生の十八番。
●シャラポフ&シャラポワ。ドストエフスキー&ドストエフスカヤ。♪ロシアの勝手でしょ~。
●そういえば、大学でロシア語の授業を受けたことあります。1回出席しただけでそそくさと撤退しました。
●>律「確かに、アルファベットじゃないわよね」。同感だね、センセ。怒りさえ覚えます。
●バカがハンダ付け。そんなのあったっけ、で読み返しちまった位。火炎太鼓のとこだな。
●マレーシアはマリーシア。マレーシア人がずる賢いわけではありません。
●>み「ずる賢さが、重要なスキル」。スキルは「技術」「腕前」。誰が流行らせたんだろうね「スキル」なる語。
●『サッカー王国ブラジル流正しいMaliciaマリーシア』。長すぎ。タイトルは簡潔に。
●ヒキョーさが称えられる南米。南米人は全員マリーシア。
●マリーシアとくるとこちら「卑怯戦隊うろたんだー」。
●バカ正直は単なるバカ。あんたの事やで、日本人。
●藤山直美と藤吉久美子。全然似とらんと思うが。単に「藤」つながりだろ。
●焼き鳥屋『浪漫屋』さんのモットー。「世渡り上手は出しゃばらず。憎まれ口泣きごとに人のかげ口愚痴言わず。他人の事はほめなはれ。聞かれりゃ教えてあげても知ってる事も知らんふり。いつでも阿保でいるこっちゃ」。そんなやつおれへんやろー。
●ずる賢くないラグビー。そんなやつおれへんやろー。
このあたりから、大湊線の話題に。
●>律「“きどうしゃ”って何?」「フォルクスワーゲンの?」。おとぼけ律子と呼ぼうかな。
●で「北野辺地駅」。あとでまた出てきます。
●>律「“かせん”って、化学繊維?」。はい決定“おとぼけ律子”。
●ホームにたたずむ初音ミクちゃん。なぜに?
●ランプで走る大湊線。んなアホな。
●律「何でよ。通せばいいじゃない」。おとぼけ律子の大歩危、いやおおボケですが、間違ったことは言ってません。
●森進一『冬のリヴィエラ』。リヴィエラは伊語「海岸・湖岸・川岸」。
転じて「伊のサンレモ海岸・リグーリア海岸」「仏のコート・ダジュール」「小惑星リヴィエラ」「英海軍の水上母艦リヴィエラ」「GMの乗用車ビュイック・リヴィエラ」「ルイ・ヴィトンの鞄」「高村薫『リヴィエラを撃て』他、多数。人気あるなあ、リヴィエラ。
●大怪獣ガメラ。年齢8000歳、対抗60m、体重80トン、飛行速度マッハ3、水中遊泳速度150ノット、武器;火炎噴射・回転ジェット。カメを飛ばしたのはアイディアです。
●あほきゃあああああ。「み」さん、魂の絶叫。
●JR東日本おとぼけ律子vs.東北電力。破壊的大ボケで律子の圧勝。
●続けて律ボケ。「お金払えばいいんでしょ」。いやあ、金持ちは言うことが違いますなあ、センセ。
●JR東日本バラック本社画像。1923年-1932年頃のものと思われます。
●リターン画像。ベガスのカジノのものでしょうか。日本のスロットはもっとちゃちいです。
●駅に猫、ときますと和歌山電鐵貴志川線貴志駅の「たま駅長(現在は二代目、初代は『名誉永久駅長』)」。
おっと、画像は芸備線志和口駅の「りょうま駅長。
●大畑線の廃線跡。「廃線跡をたどる」という番組がBSにあります。
●
●雪どころか、風でも止まる大湊線。せめてもう少し海から離れてればなあ。
●大湊線バス代行のお知らせ。バス停に挟まれた道は国道279号線。この国道の起点は……おっとっと。ここでフライングやらかしてたまるかい。
●大湊線の車両はボックス席。クロスシートとも云いますな。
はい、ということでございまして、いよいよ、といいますかようやく始まりましたJR東日本大湊線の旅。
で、ここで新たな同行者登場。「み」さんに言わせますと「見るからにジモティで、無害そう」なおっさん。発言ネームは、本編では登場していますが、総集編では次集を乞う、ご期待!
-
––––––
2. Mikiko- 2015/11/21 18:29
-
てっきりパスかと思ってましたが、律儀にも載せてくださいましたね。
番宣、感謝です。
『火焔太鼓』。
志ん生という人の落語は、1度も聞いたことがありません。
かなり破天荒な落語家だったようですね。
円蔵さんの『火焔太鼓』は、テンポがあってほんとに面白かったです。
畳み掛けるような語り口の落語は、あまり聞いたことがなかったので、印象的でした。
わたしは、枯れた語り口ってのが好きではありません。
-
––––––
3. ハーレクイン- 2015/11/21 20:54
-
明治期から昭和、特に終戦前後の落語界を、よくも悪しくも支えた名人でした。
例の初代桂春団治(♪芸のためなら女房も泣かす~、のお方)と並び、長い落語の歴史上、双璧と言えるのではないでしょうか。その破天荒な生き方もそっくり。
が、まあ、時期的にずれていますからねえ。Mikikoさんが聞いたことないのも無理からぬところか、と。
わたしも、春団治は聞いたことないし(レコードにはなってるんですがね)、志ん生も「今にして思えば、あれが志ん生やったやろ」という程度の記憶しかありません。それが『火炎太鼓』です。
で、ご紹介コメ。
こういうのは、タイミングがずれると意味が薄れますねえ。ちょっと反省。
次集から、気合を入れ直して書かせていただきましょう。
♪破れ単衣に三味線抱けば
よされよされと 雪が降る
泣きの十六 短い指に
息をふきかけ越えて釆た
アイヤー アイヤー
津軽 八戸 大湊