2015.10.10(土)
み「権利確定日は、3月31日だけど……。
優待の権利を得るためには、権利付き最終日に持ってなきゃならんのです。
それが、権利確定日の、3営業日前」
律「ほんとにややこしいわね。
じゃ、3月28日ってことね」
み「だから……。
それは、28日から31日が、すべて平日だった場合よ。
土日が入れば、ずれちゃうの(参照)」
律「いずれにしろ、1日だけ持ってて、翌日売ればいいってこと?
そしたらあなたは、約9万円儲けることになるわけね。
そんなら、その半分の4万5千円くれるんなら……」
律「171万円貸してあげるわ。
1日だけでいいんでしょ?」
み「どうしてこう、バカですかね」
↑ゴルフ用品店の『Twitter』アイコン画像。使っていい漫画なのか?(人のことは言えませんが)
律「なんでよ!」
み「株ってのは、金額が一定じゃないわけ。
上下動するの」
み「しかも、いい優待を付ける企業は……。
権利付き最終日に向けて、どんどん値上がりするの。
そして翌日の権利落ち日には……。
ズドーンと下がる」
↑東証一部上場『名糖運輸㈱』
み「優待人気のある株の場合……。
その元本の値下がり幅が、優待の価値より大きい場合がほとんど」
律「なにそれ。
それじゃ、優待だけもらって……。
元本は、優待の価値以上に損するってこと?」
↑こちらは優待とは関係ありませんが……。電力株が、決してディフェンシブ銘柄ではないということを気づかせてくれた一件でした。
み「さいでんがな」
律「そしたら、どうしてそんなの、買うのよ?」
み「だから……。
権利付き最終日に買って、権利落ち日に売るようなのは……。
よっぽどの素人かアホです」
律「じゃ、どうすればいいのよ?」
み「新潟交通の株の場合……。
だいたい、権利付き最終日近くには、200円を超えて、205円くらいになる。
これが、権利落ち日にどかんと値下がりして……。
だいたい半年後、つまり、権利確定月から一番遠い9月から10月くらいにかけて底値を付けます。
185円くらいですかね」
律「じゃ、9月くらいに買って、ずっと持ってなきゃならないってこと?」
み「ま、そうです」
↑手で持ってる必要はありません。
律「半年も預けっぱなしじゃ、不安だわ」
み「忘れてくれるとありがたいんじゃが」
律「忘れるもんですか」
み「しかし今の話を聞いて、別の儲け方があるってことに気づかない?」
律「何が?」
み「あんた、投資に向いてまへんな」
律「人生、堅実が一番よ」
み「バクチはおもろおまっせ」
↑別の意味に取ってしまいそうです。
律「身を滅ぼすわ」
み「ほんまにね。
昔、株やってたときは、何度もチビリそうになった」
↑ここまではなりませんでしたが。
律「そういう人も向かないんじゃないの?」
み「自覚しました。
株を借りて相場を張る信用取引は、もうしないことにしました」
律「そんなことしてたの」
み「中国人の投資家なんて、みんなそうよ。
今回の暴落で、首吊る人も出てるって話」
律「怖いわね」
み「現物株を持ってるだけなら……。
倒産さえしなきゃ、また上がることもあるからね」
律「さっきの別の方法って、どんな方法よ?」
み「食いついて来ましたな」
律「やる気は無いけどね。
だって、わたしが新潟のバスのパスを持っててもしょうがないでしょ」
律「でも、興味はあるじゃない」
み「別の方法ってのは、優待をもらわない方法。
優待の逆を取った方法です。
だから、新潟の人じゃなくても出来ます」
律「優待があるから、儲かるんじゃなかったの?」
み「いいですか。
毎年、3月に高値を付け、9月に底値を付けるんです」
律「そんなわけないでしょ。
今や、世界中で上がるときは上がり……。
下がるときは下がるじゃないの。
日本の株も一緒でしょ」
み「日経平均に入ってるような銘柄は、外国の投資機関が買ってるからね。
世界情勢の影響を受けざるを得ないわけ。
でも外人が、新潟交通の株なんか買いまっかいな。
したがって、日経平均の上下動には、ほとんど連動しないのです。
3月に205円位の高値を付け、9月に185円の底値を付ける」
↑緑が新潟交通の株価。オレンジが日経平均。
み「つまり……。
9月に買って、3月の権利付き最終日までに売っちゃえばいいのよ」
律「優待が貰える直前で売るわけ?」
み「左様です。
185円で買って、205円で売り……。
20円の利幅が取れたとするわね
これに、9,000株をかけるといくらになる?」
律「18万?」
み「そう。
それが利益です。
さっきの優待の利益がいくらだった?」
律「えーっと、確か9万?」
み「つまり、優待をもらうより、2倍もお得ってこと」
律「うそ。
でも、こんなに儲かるんなら、ほかの人もしてるんじゃないの?
それこそ、外国の投資機関とか」
み「外国の投資機関が、18万儲けてどうするっちゅーの」
律「たくさん買えばいいじゃないの。
資金があるんでしょ」
み「資金があっても、買えませんがな」
律「どうしてよ?」
み「新潟交通なんかは、流通してる株が少ないんですね。
すなわち、1日の出来高が少ない。
1日、1,000株とか2,000株しか出来ない日がざらにある。
まったく売買が成立しない日だって、珍しくないの」
↑横棒一本になってる日は、売買が成立してないか、1,000株(1取引)くらいしか出来なかった日です。
み「だから、9,000株を買うんだって、大変よ。
たぶん、1,000株ずつくらいしか買えないと思う。
底値で買わなきゃならないんだからね。
下手すりゃ、2ヶ月くらいかかるんじゃないの?
9,000株買うのに。
こんな株、投資機関が買いまっかいな」
律「売るときも、2ヶ月かかったら、高値で売れないんじゃないの?」
み「3月は、それでも出来高が増えますからね。
1日で売ってしまえる日もあると思う」
律「最後まで売れなかったらどうするのよ?」
み「そしたら、そのまま持って、優待を取ればいいでしょ」
律「あ、そうか。
それで、9万円の儲けだものね」
み「左様です。
10円以上の利鞘があれば、売って現金を取る。
10円未満なら、そのまま持って優待を取る。
どっちに転んでも、9万円以上の儲けがあるってこと。
あー、お金がほしい。
マジで融通してくれない?」
↑赤坂豊川稲荷内にある、融通稲荷だそうです。なお、袋の中身は、10円です。
律「出た利益の半分くれる?」
み「悪どすぎまんがな」
律「だって、無けりゃ、1円も儲からないのよ」
み「それはそうですけどね。
じゃ、倒産したときは……」
み「返さなくてもいいってことで、手を打ちません?」
律「リスクがあるわけ?」
み「経営は、楽観できんでしょ。
株価を見ればわかります」
律「190円くらいだっけ?
高いのか安いのか、良くわからないわ」
↑現在、野菜が明らかに高くなってます。1袋3本入りでこの値段。元は98円だったそうです。
み「バブル期には、1,350円だったこともあるんです」
律「うそ。
何分の1なの?」
み「ピッポッパ」
律「それはいいって」
み「7分の1ですね」
律「なんか、危なそう」
↑こんな本があったとは! なんと、新潟交通は堂々の66位でした。カタカナ名の会社が、上位にずらっと並んでますね(参照)。
み「でも、潰れてもらって困るのは、新潟市。
新潟中に路線が走ってるから。
潰れそうになったら、資本注入とかするんでないの?」
↑資本注入の図。仮面ライダーのようです。
律「やっぱり、やめた」
み「なんで!」
律「元本なくすリスクがあるくらいなら、何も儲からない方がいいわ」
み「つまらんのぅ」
律「あんたみたいなバクチ人生送ってると……。
最後は結局、致命的に負けてゲームオーバーよ」
み「ぎく。
良く知ってますな」
律「あんたの背後に、未来が透けて見えます」
み「気味の悪いことを言うでない!
もう、この話は止め」
律「長話したけど、電車の時間は大丈夫なんでしょうね?」
み「えーっと、手帳手帳」
↑さすがにこんなのは持ってません。持ち主は3歳だそうです。
み「発車は、11:45」
律「あと、20分くらいか。
ちょうどいいわね」
み「でも、この時間で、昼食を済ませねばならんのです」
↑わたしなら、ぜったい鼻から出すと思います。
律「なんでよ!
20分じゃ、ムリでしょ。
電車には、何分乗るの?」
み「1回、乗り換えがあるけど……。
合計、2時間弱だね」
律「最初の電車は、どれくらい乗るの?」
み「52分です」
律「そんなら、お弁当買って、車中で食べればいいでしょ」
↑本の値段です。
み「乗るのは、『青い森鉄道線』という路線で……」
↑アテンダントのお姉さん。綺麗ですねー。
律「さっき、JRって言ったじゃない」
み「もともと、JRだったの。
東北新幹線の開業により、並行在来線がJRから分離され、三セクとして開業したわけ」
律「じゃ、JRみたいなものってこと?」
み「左様です」
東北新幹線の開業で、東北本線の『青森-盛岡』間が、経営分離されました。
うち、青森県部分を『青い森鉄道』……。
盛岡県部分を『IGRいわて銀河鉄道』が運営します。
なお、青い森鉄道線の営業距離は、121.9㎞。
これは、第三セクター鉄道路線としては、日本最長です。
律「でも、座席でお弁当食べちゃダメって、規則は無いんでしょ?」
み「そんな規則がある鉄道がありまっかいな」
律「じゃ、いいじゃない」
↑これだけ女が集まれば、怖いものなしです。
み「乗るのは普通列車です。
指定とかはないの。
ひょっとしたら、座れないかも知れない」
律「そんなわけないでしょ。
こんな田舎の路線で」
↑車窓は、見事に田舎です。
み「声が大きおまっせ」
律「失礼」
み「ま、座れたとしてもよ。
座席がロングシートの可能性がある」
↑ロングシートでビール。引かれると思います。
律「えー、4人がけじゃないの?」
↑青い森鉄道の車中。そうとう混んでます。しかもロングシート。ボックスシートで車窓を眺められないのは残念です。
み「もしそうだとしても、相席になる可能性もあるわけだ。
男性ばっかりの席しか空いてなかったら、そこでお弁当食べなきゃならんよ」
↑正直、相席したくない雰囲気。
律「それも気鬱ね。
でも、あんたにしては、妙に慎重ね」
み「わたしは1度、苦い経験があるのです。
東京で勤めてたとき。
浜松に朝方出張して、帰り、お昼すぎの新幹線に乗った。
時間がなかったから、お昼は車中で済ますつもりで、お弁当を買ったの」
↑こんな高いお弁当ではありませんでした。これは、2,500円だそうです。野菜ものが皆無で、胸焼けしそうですね。
律「あなた、お昼、食べないんじゃないの?」
み「そのころは、まだ食べてたの。
で、新幹線の自由席に飛び乗りよ。
そしたらさ。
満席」
み「ぜんぜん、座れないわけ。
立って食べる気になる?」
律「ムリでしょ」
み「結局、東京まで座れず、お弁当は持ち帰りよ」
律「それは、避けたいシチュだわね」
み「だしょ。
それに、今朝、ガッツリ食べたから……」
み「そんなにお腹空かないんじゃない?」
律「まぁね。
そういえば、あんた、この旅行で、お昼食べてるわよね」
み「先生、わたしに付き合って、昼抜きにする?」
律「やなこった。
食事は、旅の醍醐味のひとつでしょ」
↑道の駅だそうです。いくらなんでもこれは食い過ぎ。戸板で運ばれなきゃなりません。
み「先生が食べてる間、黙って見てるのもしゃくだし……。
見られてる方も気鬱でしょ」
律「別に」
み「あんたには、人の心が無いのか」
↑『鉄人28号』の実写版だそうです。
律「医師は、人の心を持ってはいけないのです。
と云って、もちろん、冷血漢であってもいけない。
医師は医師の心を持って、職務を遂行しなくてはなりません」
み「旅行中はいいでしょ」
律「まぁね。
こんな話してるから、また時間が短くなっちゃったじゃない。
昼抜きは、イヤよ」
み「軽いお昼に最適なお店があると調べてあります」
律「お店で注文してる時間は無いんでしょ」
み「駅のホームにあります」
律「キヨスクでパンとか?」
↑こちらは、新潟駅の2,3番線ホームにあるキヨスク。
み「うんにゃ。
とにかく、来なはれ」
構内に入り、跨線橋を渡ります。
↑『青函連絡船のりば』の案内表示があるころの青森駅跨線橋(1988.1.15)。このころ行きたかったのぅ。
律「ここ、JRの『青森駅』じゃないの?」
↑もちろん、かつての青森駅です。昭和は遠くなりにけり。
み「当たり前でしょ」
律「さっき、違う路線に乗るって言ったじゃない」
み「もともとの東北本線が『青い森鉄道』に変わったんだから、青森駅で一番メインの路線よ」
み「1,2番線が『青い森鉄道』。
3,4番線が、秋田に向かう奥羽本線。
5,6番線が、津軽線」
律「新幹線は?」
み「おまっかいな。
新幹線は、『新青森駅』です」
↑やっぱり、新しい駅には風情がありません。
律「あらそう。
じゃ、6番線でおしまい?」
み「さよです」
律「シンプルね」
み「ま、このくらいが、駅としては、風情があっていいんじゃおませんか。
じゃ、1,2番線のホームに降りるよ」
↑新潟駅とそっくりです。やっぱ駅には、昭和の風情が似合います。
律「どこにお店があるのよ」
み「あそこにおます」
律「あ。
立ち食いそばね」
み「左様です。
食べたことある?」
律「1度もない。
でも、1度、食べたかった」
み「でしょ。
新潟駅にもあるけど……」
↑1番線ホームにあります。いつか食べてみたい。
み「旅姿の女性が食べてると、格好いいものよ」
↑宇都宮駅のホームで、1人、立ち食いそばを食べる女子高生。大物になると思います。
ここで注釈です。
わたしは、『東北に行こう!』を書きだすとほぼ同時に……。
この日の青森駅までのルートは、だいたい決めてあったのです。
青森駅のホームで立ち食いそばを食べることも、行程に組みこんでました。
しかし……。
『東北に行こう!』の記念すべき初回はなんと、2010年10月8日。
ここに至るまでに、これほどまでに時間がかかるとは思ってもいませんでした(5年!)。
ルートを決めた当時は、青森駅ホームの1,2番線と3,4番線に、確かに立ち食い蕎麦屋があったのです。
↑こちらは、3,4番線にあったお店。
ところが……。
2011年6月30日に、1,2番線の2号店が、2014年3月30日には、3,4番線の3号店が閉店してしまいました。
今では、駅の東口を出たところに、唯一、1号店だけが残ってるそうです。
でも、駅の立ち食い蕎麦は、あくまでホームで食べるのが醍醐味ですよね。
↑こちらは、東海道線の『三島駅』。旅情ですなぁ。
ということで、ここでは……。
ホームの立ち食い蕎麦がまだあるものとして、シーンを書かせていただきます。
律「どうやって注文するの?」
み「たいがい、前払いだから、先にお金を払うんだけど……。
あ、あそこに券売機があった」
律「何にしようかしら?
お勧めは?」
み「わたしは、駅の立ち食い蕎麦を食べるときは、常にメニューは一緒です」
律「何よ?」
み「天玉そば」
律「“てんたま”って何?」
み「“天ぷら”+“生卵”の超豪華版です」
律「“天ぷら”は、何の天ぷら?」
み「まず、“かき揚げ”ですな」
↑こちらは、『八甲田』の天ぷら蕎麦(390円)。“かき揚げ”ですね。
律「ふーん。
それと、生卵なわけね」
み「蕎麦つゆは、関東と関西で色が違うからね。
関西の人は、旅先で関東の蕎麦を見ると、ぎょっとなることもあるらしい」
↑『八甲田』のかけそば(280円)。やはり、つゆの色は濃いですね。
み「でも、“生卵”を溶けば、色の違いなんて気にならなくなるよ」
律「ふーん。
で、『天玉そば』って、いくらなの?」
み「見なはれ。
なんと、420円の大豪遊です」
律「安いじゃない」
み「あにょな。
かけ蕎麦なら、280円なの。
420円ってことは、140円もオプション乗せしてるってこと」
律「“天ぷら”と“生卵”の内訳は?」
み「ほら、ここに“天ぷら蕎麦”の値段が書いてあるでしょ」
律「390円ね。
ということは、“生卵”が30円か。
“天ぷら”が110円ってことね。
“生卵”の30円は、良心的なんじゃない?」
み「スーパーで1個買いすると、税抜き25円くらいかな。
消費税入れると、27円だね」
↑20円は安いです。でも、「二十」の下に紙が貼ってあるから、仕入れ値が高かったときは、一桁のところにも数字が入ってたんでしょうね。
律「卵、1個ずつ買うの?」
み「休みの日のお昼に、チキンラーメンを食べてたときは……。
土日用に、生卵を2個買ってたのす」
律「チキンラーメンに卵か……。
懐かしいわね。
たまごポケットがあるのよね」
↑たまごポケットも進化してました。
み「1枚ものの麺はそうらしいね」
律「1枚ものって、どういう意味よ?」
み「麺が、普通のインスタントラーメンみたいに大きいやつ」
律「それが当たり前でしょ」
み「チキンラーメンには、小さいブロック麺がたくさん入った袋も売ってるの」
↑スーパーで確認したら、350円でした。麺1個、17.5円ですね。
み「1枚ものだと、お昼には多すぎるから、小さいブロックのを2つ食べてた。
これだと、量的に、1枚ものの3分の2くらいになるのかな」
↑1個30g。通常のインスタントラーメンは、90gです。
律「それじゃ、たまごポケットに卵を乗せられないじゃないの」
み「わたしは、大阪の友人に教えてもらった食べ方をしてる。
血圧が気になる方にお勧め」
律「どうするの?」
み「チキンラーメンには、味がついてるでしょ」
律「当然。
だから、お湯をかけるだけでスープも出来るんじゃないの」
み「けっこう塩っぱいよね」
律「ま、それはそうだけど」
み「しかも、生卵を溶いだら……。
スープは捨てられないよね」
↑これを捨てたら、人ではない。
律「もちろん。
残らず飲んじゃうわね」
み「血圧が上がります」
律「わたし、低血圧だから」
み「くそ。
高血圧の人間は、いろいろ工夫せねばならんのじゃ」
律「どうするのよ?」
み「まず、普通に丼にラーメンを入れて、お湯を注ぎます。
3分間、待つのだぞ」
↑5,000円もするようです。ありえねー。
律「おんなじじゃない」
み「ここまではな。
でも、ここからが、驚天動地です」
律「どうするのよ?」
み「ザルを用意します」
↑衣装は特に必要ありません。
律「なんで?」
み「聞かっしゃい!
3分経ったら、丼ごとこのザルに空けてしまいます」
律「スープがこぼれちゃうじゃないの」
み「それが目的じゃ。
塩っぱいスープを、捨ててしまうの。
ザルの水気を切ったら、ラーメンを丼に戻す」
律「スープを捨てちゃったら、味がしないでしょ」
み「ここで、生卵よ。
熱々の麺に、生卵を割り入れる」
律「かき混ぜる」
み「その名も……。
『釜玉チキンラーメン(上記3枚の画像は、こちらのサイトさんから拝借しました)』」
律「なるほど。
ちょっと美味しそうね」
み「さらに、仕上げに……。
粉チーズを振りかける。
『釜玉チキンラーメン・カルボナーラ風』」
↑20個入りのミニサイズ2個で作った場合、原価は、麺35円+卵25円=60円(税抜)です。プラス、粉チーズだけ。
律「うーん。
飲んだ後の締めにも良さそうね」
み「いけまっせ。
塩分も取り過ぎないし」
律「今度やってみようかしら」
み「お試しあれ」
↑もう1度作り方をどうぞ。もっと簡単に作ってる動画もあったのですが、ムサい男だったたので却下。
律「ここには無いのかしら?」
み「メニューにはありませんな。
第一、チキンラーメンが置いてないだろ」
律「うどんがあるじゃない。
そのものずばり『釜玉うどん』に出来るでしょ」
み「うどんには、味が付いてないわい」
律「お醤油を、さっとかけ回せばいいのよ」
律「生卵にお醤油、最高の組合せよ」
み「それは、卵かけご飯で証明されてますからな」
律「立ち食いでもあっていいじゃない」
み「蕎麦もあり?」
律「釜玉蕎麦か……。
ちょっと、勇気がいるわね」
なんと、JRの立ち食い蕎麦に、『釜玉うどん・そば』のある店があるようです(参照)。
この方は、蕎麦を注文してますが、残念ながら微妙だったようです。
み「決めた?
早く注文しないと電車が出てしまうではないか。
わたしは猫舌だから、焦らされると辛いのじゃ。
注文するよ。
お金は先に出すんだからね。
あ、すみません。
『天玉そば』ひとつ」
八「食券を買ってください」
↑もちろん、『八甲田』の食券ではありません。食糧難の時代には、駅弁を買うにも、この旅行者外食券が必要だったそうです。
み「あ、そうか」
律「恥ずかしいわね。
大きな声、出して」
み「高いメニューだからな」
律「セコ」
律「420円なのに。
じゃ、わたしはもっと高いのにしちゃおうかな。
一番高いのは……。
『えび天そば』の500円か」
み「ご、ごひゃくえん。
立ち食いそばで500円も使ったら、バチが当たるわ」
律「みみっちいんだから」
み「あ、すみません。
ネギ、要りません」
八「はい。
それじゃ、お待ちどうさま」
↑『八甲田』の天玉そば。ネギ抜きの画像はありませんでした。
律「どうしてネギ抜くのよ?
食べれないの?」
み「食べれば美味いのはわかっておる。
でも、食後に味が残るのがイヤなの」
律「ガム噛めば大丈夫よ」
↑もちろん、このガムではありません。
み「気になる」
律「妙なところが神経質なんだから」
み「伸びちゃうから、先に食べるよ。
いただきまーす」
律「じゃ、わたしも同じのでいいや。
でも、うどんにしよう。
ポチッと。
『天玉うどん』ね。
これ、お願いします」
八「はい」
律「ネギ、この人の分も入れてください」
み「セコ!」
↑現在、こうなりました。
八「ハイ、お待ち。
ネギ、大盛りです」
↑美味しそうです。うどんもアリですね。
律「んー。
いい香り。
七味を掛けてと。
いただきまーす」
↑実はこの写真、『野辺地駅』にある『こけし亭』のもの。そっくりだと思ったら、同じ日本レストランエンタプライズの経営だそうです。しかし……。こちらも閉店してしまったようです。
み「ふーふー」
↑これは、“火吹き竹”なる道具。空気を吹き入れて、火力を上げるようです。
律「吹いてる時間のほうが長いんじゃないの?」
み「猫舌の定めじゃ」
律「どうして、卵を溶かないのよ」
み「最後の楽しみに取っておくの。
麺をすべて食べてしまったあと、清水の舞台から飛び降りる心持ちで……」
↑なぜスカートが捲れないのだ? パンツに入れてるのだろうか。
み「生卵を解くのです。
その醍醐味たるや……」
↑ゴダイゴに、小太鼓の人はいないのでしょうか?
律「アホくさ。
最初から溶いたほうが、麺に絡んで美味しいのに。
わたしが溶いてやろうか」
み「すな!」
↑わが意を得たり。大阪の『にくそば』屋さんのものですが。
律「丼を隠さなくたっていいでしょ。
そういえば中学のとき、そうやってお弁当を隠しながら食べてた子がいたわね。
きっと、オカズが寂しくて、見られたくなかったんだわ」
↑隠さざるを得ん。
み「あんた、昭和何年生まれですか?」
律「あら、平成よ」
み「そんなわけないだろ!」
律「オカズの蓋を立てて食べてるのよ」
み「早弁なのではないか」
律「ちゃんとお弁当の時間よ」
み「蓋を立ててたら、お湯が注げないではないか」
律「あ、そういえばあったわね。
でもあれって、冬の間だけだったのかしら?」
み「だよね。
昔は、エアコンじゃなくて、ストーブだったもんね」
律「新潟は、石炭ストーブ?」
↑風情ありますね。
み「そんなわけあるか!
叔父の時代は、そうだったみたいだけどね。
ちょうど、石油ストーブに変わる端境期だったって」
↑煙突式の石油ストーブ
律「いつごろよ?」
み「昭和41年に小学校1年生」
↑昭和41年発売。今でも十分通用するデザイン。当時は、ノーヘルで乗れたんですね。
律「覚えやすくていいわね」
み「いつも自慢しておった。
覚えやすいって。
アポロの月面着陸が昭和44年で4年生のときだったって、たちどころに答えたから不思議に思ってた」
↑【カラー】とあるのに白黒なのは、この家のテレビが白黒だったからでしょうか?
み「こんなカラクリがあったのだ」
優待の権利を得るためには、権利付き最終日に持ってなきゃならんのです。
それが、権利確定日の、3営業日前」
律「ほんとにややこしいわね。
じゃ、3月28日ってことね」
み「だから……。
それは、28日から31日が、すべて平日だった場合よ。
土日が入れば、ずれちゃうの(参照)」
律「いずれにしろ、1日だけ持ってて、翌日売ればいいってこと?
そしたらあなたは、約9万円儲けることになるわけね。
そんなら、その半分の4万5千円くれるんなら……」
律「171万円貸してあげるわ。
1日だけでいいんでしょ?」
み「どうしてこう、バカですかね」
↑ゴルフ用品店の『Twitter』アイコン画像。使っていい漫画なのか?(人のことは言えませんが)
律「なんでよ!」
み「株ってのは、金額が一定じゃないわけ。
上下動するの」
み「しかも、いい優待を付ける企業は……。
権利付き最終日に向けて、どんどん値上がりするの。
そして翌日の権利落ち日には……。
ズドーンと下がる」
↑東証一部上場『名糖運輸㈱』
み「優待人気のある株の場合……。
その元本の値下がり幅が、優待の価値より大きい場合がほとんど」
律「なにそれ。
それじゃ、優待だけもらって……。
元本は、優待の価値以上に損するってこと?」
↑こちらは優待とは関係ありませんが……。電力株が、決してディフェンシブ銘柄ではないということを気づかせてくれた一件でした。
み「さいでんがな」
律「そしたら、どうしてそんなの、買うのよ?」
み「だから……。
権利付き最終日に買って、権利落ち日に売るようなのは……。
よっぽどの素人かアホです」
律「じゃ、どうすればいいのよ?」
み「新潟交通の株の場合……。
だいたい、権利付き最終日近くには、200円を超えて、205円くらいになる。
これが、権利落ち日にどかんと値下がりして……。
だいたい半年後、つまり、権利確定月から一番遠い9月から10月くらいにかけて底値を付けます。
185円くらいですかね」
律「じゃ、9月くらいに買って、ずっと持ってなきゃならないってこと?」
み「ま、そうです」
↑手で持ってる必要はありません。
律「半年も預けっぱなしじゃ、不安だわ」
み「忘れてくれるとありがたいんじゃが」
律「忘れるもんですか」
み「しかし今の話を聞いて、別の儲け方があるってことに気づかない?」
律「何が?」
み「あんた、投資に向いてまへんな」
律「人生、堅実が一番よ」
み「バクチはおもろおまっせ」
↑別の意味に取ってしまいそうです。
律「身を滅ぼすわ」
み「ほんまにね。
昔、株やってたときは、何度もチビリそうになった」
↑ここまではなりませんでしたが。
律「そういう人も向かないんじゃないの?」
み「自覚しました。
株を借りて相場を張る信用取引は、もうしないことにしました」
律「そんなことしてたの」
み「中国人の投資家なんて、みんなそうよ。
今回の暴落で、首吊る人も出てるって話」
律「怖いわね」
み「現物株を持ってるだけなら……。
倒産さえしなきゃ、また上がることもあるからね」
律「さっきの別の方法って、どんな方法よ?」
み「食いついて来ましたな」
律「やる気は無いけどね。
だって、わたしが新潟のバスのパスを持っててもしょうがないでしょ」
律「でも、興味はあるじゃない」
み「別の方法ってのは、優待をもらわない方法。
優待の逆を取った方法です。
だから、新潟の人じゃなくても出来ます」
律「優待があるから、儲かるんじゃなかったの?」
み「いいですか。
毎年、3月に高値を付け、9月に底値を付けるんです」
律「そんなわけないでしょ。
今や、世界中で上がるときは上がり……。
下がるときは下がるじゃないの。
日本の株も一緒でしょ」
み「日経平均に入ってるような銘柄は、外国の投資機関が買ってるからね。
世界情勢の影響を受けざるを得ないわけ。
でも外人が、新潟交通の株なんか買いまっかいな。
したがって、日経平均の上下動には、ほとんど連動しないのです。
3月に205円位の高値を付け、9月に185円の底値を付ける」
↑緑が新潟交通の株価。オレンジが日経平均。
み「つまり……。
9月に買って、3月の権利付き最終日までに売っちゃえばいいのよ」
律「優待が貰える直前で売るわけ?」
み「左様です。
185円で買って、205円で売り……。
20円の利幅が取れたとするわね
これに、9,000株をかけるといくらになる?」
律「18万?」
み「そう。
それが利益です。
さっきの優待の利益がいくらだった?」
律「えーっと、確か9万?」
み「つまり、優待をもらうより、2倍もお得ってこと」
律「うそ。
でも、こんなに儲かるんなら、ほかの人もしてるんじゃないの?
それこそ、外国の投資機関とか」
み「外国の投資機関が、18万儲けてどうするっちゅーの」
律「たくさん買えばいいじゃないの。
資金があるんでしょ」
み「資金があっても、買えませんがな」
律「どうしてよ?」
み「新潟交通なんかは、流通してる株が少ないんですね。
すなわち、1日の出来高が少ない。
1日、1,000株とか2,000株しか出来ない日がざらにある。
まったく売買が成立しない日だって、珍しくないの」
↑横棒一本になってる日は、売買が成立してないか、1,000株(1取引)くらいしか出来なかった日です。
み「だから、9,000株を買うんだって、大変よ。
たぶん、1,000株ずつくらいしか買えないと思う。
底値で買わなきゃならないんだからね。
下手すりゃ、2ヶ月くらいかかるんじゃないの?
9,000株買うのに。
こんな株、投資機関が買いまっかいな」
律「売るときも、2ヶ月かかったら、高値で売れないんじゃないの?」
み「3月は、それでも出来高が増えますからね。
1日で売ってしまえる日もあると思う」
律「最後まで売れなかったらどうするのよ?」
み「そしたら、そのまま持って、優待を取ればいいでしょ」
律「あ、そうか。
それで、9万円の儲けだものね」
み「左様です。
10円以上の利鞘があれば、売って現金を取る。
10円未満なら、そのまま持って優待を取る。
どっちに転んでも、9万円以上の儲けがあるってこと。
あー、お金がほしい。
マジで融通してくれない?」
↑赤坂豊川稲荷内にある、融通稲荷だそうです。なお、袋の中身は、10円です。
律「出た利益の半分くれる?」
み「悪どすぎまんがな」
律「だって、無けりゃ、1円も儲からないのよ」
み「それはそうですけどね。
じゃ、倒産したときは……」
み「返さなくてもいいってことで、手を打ちません?」
律「リスクがあるわけ?」
み「経営は、楽観できんでしょ。
株価を見ればわかります」
律「190円くらいだっけ?
高いのか安いのか、良くわからないわ」
↑現在、野菜が明らかに高くなってます。1袋3本入りでこの値段。元は98円だったそうです。
み「バブル期には、1,350円だったこともあるんです」
律「うそ。
何分の1なの?」
み「ピッポッパ」
律「それはいいって」
み「7分の1ですね」
律「なんか、危なそう」
↑こんな本があったとは! なんと、新潟交通は堂々の66位でした。カタカナ名の会社が、上位にずらっと並んでますね(参照)。
み「でも、潰れてもらって困るのは、新潟市。
新潟中に路線が走ってるから。
潰れそうになったら、資本注入とかするんでないの?」
↑資本注入の図。仮面ライダーのようです。
律「やっぱり、やめた」
み「なんで!」
律「元本なくすリスクがあるくらいなら、何も儲からない方がいいわ」
み「つまらんのぅ」
律「あんたみたいなバクチ人生送ってると……。
最後は結局、致命的に負けてゲームオーバーよ」
み「ぎく。
良く知ってますな」
律「あんたの背後に、未来が透けて見えます」
み「気味の悪いことを言うでない!
もう、この話は止め」
律「長話したけど、電車の時間は大丈夫なんでしょうね?」
み「えーっと、手帳手帳」
↑さすがにこんなのは持ってません。持ち主は3歳だそうです。
み「発車は、11:45」
律「あと、20分くらいか。
ちょうどいいわね」
み「でも、この時間で、昼食を済ませねばならんのです」
↑わたしなら、ぜったい鼻から出すと思います。
律「なんでよ!
20分じゃ、ムリでしょ。
電車には、何分乗るの?」
み「1回、乗り換えがあるけど……。
合計、2時間弱だね」
律「最初の電車は、どれくらい乗るの?」
み「52分です」
律「そんなら、お弁当買って、車中で食べればいいでしょ」
↑本の値段です。
み「乗るのは、『青い森鉄道線』という路線で……」
↑アテンダントのお姉さん。綺麗ですねー。
律「さっき、JRって言ったじゃない」
み「もともと、JRだったの。
東北新幹線の開業により、並行在来線がJRから分離され、三セクとして開業したわけ」
律「じゃ、JRみたいなものってこと?」
み「左様です」
東北新幹線の開業で、東北本線の『青森-盛岡』間が、経営分離されました。
うち、青森県部分を『青い森鉄道』……。
盛岡県部分を『IGRいわて銀河鉄道』が運営します。
なお、青い森鉄道線の営業距離は、121.9㎞。
これは、第三セクター鉄道路線としては、日本最長です。
律「でも、座席でお弁当食べちゃダメって、規則は無いんでしょ?」
み「そんな規則がある鉄道がありまっかいな」
律「じゃ、いいじゃない」
↑これだけ女が集まれば、怖いものなしです。
み「乗るのは普通列車です。
指定とかはないの。
ひょっとしたら、座れないかも知れない」
律「そんなわけないでしょ。
こんな田舎の路線で」
↑車窓は、見事に田舎です。
み「声が大きおまっせ」
律「失礼」
み「ま、座れたとしてもよ。
座席がロングシートの可能性がある」
↑ロングシートでビール。引かれると思います。
律「えー、4人がけじゃないの?」
↑青い森鉄道の車中。そうとう混んでます。しかもロングシート。ボックスシートで車窓を眺められないのは残念です。
み「もしそうだとしても、相席になる可能性もあるわけだ。
男性ばっかりの席しか空いてなかったら、そこでお弁当食べなきゃならんよ」
↑正直、相席したくない雰囲気。
律「それも気鬱ね。
でも、あんたにしては、妙に慎重ね」
み「わたしは1度、苦い経験があるのです。
東京で勤めてたとき。
浜松に朝方出張して、帰り、お昼すぎの新幹線に乗った。
時間がなかったから、お昼は車中で済ますつもりで、お弁当を買ったの」
↑こんな高いお弁当ではありませんでした。これは、2,500円だそうです。野菜ものが皆無で、胸焼けしそうですね。
律「あなた、お昼、食べないんじゃないの?」
み「そのころは、まだ食べてたの。
で、新幹線の自由席に飛び乗りよ。
そしたらさ。
満席」
み「ぜんぜん、座れないわけ。
立って食べる気になる?」
律「ムリでしょ」
み「結局、東京まで座れず、お弁当は持ち帰りよ」
律「それは、避けたいシチュだわね」
み「だしょ。
それに、今朝、ガッツリ食べたから……」
み「そんなにお腹空かないんじゃない?」
律「まぁね。
そういえば、あんた、この旅行で、お昼食べてるわよね」
み「先生、わたしに付き合って、昼抜きにする?」
律「やなこった。
食事は、旅の醍醐味のひとつでしょ」
↑道の駅だそうです。いくらなんでもこれは食い過ぎ。戸板で運ばれなきゃなりません。
み「先生が食べてる間、黙って見てるのもしゃくだし……。
見られてる方も気鬱でしょ」
律「別に」
み「あんたには、人の心が無いのか」
↑『鉄人28号』の実写版だそうです。
律「医師は、人の心を持ってはいけないのです。
と云って、もちろん、冷血漢であってもいけない。
医師は医師の心を持って、職務を遂行しなくてはなりません」
み「旅行中はいいでしょ」
律「まぁね。
こんな話してるから、また時間が短くなっちゃったじゃない。
昼抜きは、イヤよ」
み「軽いお昼に最適なお店があると調べてあります」
律「お店で注文してる時間は無いんでしょ」
み「駅のホームにあります」
律「キヨスクでパンとか?」
↑こちらは、新潟駅の2,3番線ホームにあるキヨスク。
み「うんにゃ。
とにかく、来なはれ」
構内に入り、跨線橋を渡ります。
↑『青函連絡船のりば』の案内表示があるころの青森駅跨線橋(1988.1.15)。このころ行きたかったのぅ。
律「ここ、JRの『青森駅』じゃないの?」
↑もちろん、かつての青森駅です。昭和は遠くなりにけり。
み「当たり前でしょ」
律「さっき、違う路線に乗るって言ったじゃない」
み「もともとの東北本線が『青い森鉄道』に変わったんだから、青森駅で一番メインの路線よ」
み「1,2番線が『青い森鉄道』。
3,4番線が、秋田に向かう奥羽本線。
5,6番線が、津軽線」
律「新幹線は?」
み「おまっかいな。
新幹線は、『新青森駅』です」
↑やっぱり、新しい駅には風情がありません。
律「あらそう。
じゃ、6番線でおしまい?」
み「さよです」
律「シンプルね」
み「ま、このくらいが、駅としては、風情があっていいんじゃおませんか。
じゃ、1,2番線のホームに降りるよ」
↑新潟駅とそっくりです。やっぱ駅には、昭和の風情が似合います。
律「どこにお店があるのよ」
み「あそこにおます」
律「あ。
立ち食いそばね」
み「左様です。
食べたことある?」
律「1度もない。
でも、1度、食べたかった」
み「でしょ。
新潟駅にもあるけど……」
↑1番線ホームにあります。いつか食べてみたい。
み「旅姿の女性が食べてると、格好いいものよ」
↑宇都宮駅のホームで、1人、立ち食いそばを食べる女子高生。大物になると思います。
ここで注釈です。
わたしは、『東北に行こう!』を書きだすとほぼ同時に……。
この日の青森駅までのルートは、だいたい決めてあったのです。
青森駅のホームで立ち食いそばを食べることも、行程に組みこんでました。
しかし……。
『東北に行こう!』の記念すべき初回はなんと、2010年10月8日。
ここに至るまでに、これほどまでに時間がかかるとは思ってもいませんでした(5年!)。
ルートを決めた当時は、青森駅ホームの1,2番線と3,4番線に、確かに立ち食い蕎麦屋があったのです。
↑こちらは、3,4番線にあったお店。
ところが……。
2011年6月30日に、1,2番線の2号店が、2014年3月30日には、3,4番線の3号店が閉店してしまいました。
今では、駅の東口を出たところに、唯一、1号店だけが残ってるそうです。
でも、駅の立ち食い蕎麦は、あくまでホームで食べるのが醍醐味ですよね。
↑こちらは、東海道線の『三島駅』。旅情ですなぁ。
ということで、ここでは……。
ホームの立ち食い蕎麦がまだあるものとして、シーンを書かせていただきます。
律「どうやって注文するの?」
み「たいがい、前払いだから、先にお金を払うんだけど……。
あ、あそこに券売機があった」
律「何にしようかしら?
お勧めは?」
み「わたしは、駅の立ち食い蕎麦を食べるときは、常にメニューは一緒です」
律「何よ?」
み「天玉そば」
律「“てんたま”って何?」
み「“天ぷら”+“生卵”の超豪華版です」
律「“天ぷら”は、何の天ぷら?」
み「まず、“かき揚げ”ですな」
↑こちらは、『八甲田』の天ぷら蕎麦(390円)。“かき揚げ”ですね。
律「ふーん。
それと、生卵なわけね」
み「蕎麦つゆは、関東と関西で色が違うからね。
関西の人は、旅先で関東の蕎麦を見ると、ぎょっとなることもあるらしい」
↑『八甲田』のかけそば(280円)。やはり、つゆの色は濃いですね。
み「でも、“生卵”を溶けば、色の違いなんて気にならなくなるよ」
律「ふーん。
で、『天玉そば』って、いくらなの?」
み「見なはれ。
なんと、420円の大豪遊です」
律「安いじゃない」
み「あにょな。
かけ蕎麦なら、280円なの。
420円ってことは、140円もオプション乗せしてるってこと」
律「“天ぷら”と“生卵”の内訳は?」
み「ほら、ここに“天ぷら蕎麦”の値段が書いてあるでしょ」
律「390円ね。
ということは、“生卵”が30円か。
“天ぷら”が110円ってことね。
“生卵”の30円は、良心的なんじゃない?」
み「スーパーで1個買いすると、税抜き25円くらいかな。
消費税入れると、27円だね」
↑20円は安いです。でも、「二十」の下に紙が貼ってあるから、仕入れ値が高かったときは、一桁のところにも数字が入ってたんでしょうね。
律「卵、1個ずつ買うの?」
み「休みの日のお昼に、チキンラーメンを食べてたときは……。
土日用に、生卵を2個買ってたのす」
律「チキンラーメンに卵か……。
懐かしいわね。
たまごポケットがあるのよね」
↑たまごポケットも進化してました。
み「1枚ものの麺はそうらしいね」
律「1枚ものって、どういう意味よ?」
み「麺が、普通のインスタントラーメンみたいに大きいやつ」
律「それが当たり前でしょ」
み「チキンラーメンには、小さいブロック麺がたくさん入った袋も売ってるの」
↑スーパーで確認したら、350円でした。麺1個、17.5円ですね。
み「1枚ものだと、お昼には多すぎるから、小さいブロックのを2つ食べてた。
これだと、量的に、1枚ものの3分の2くらいになるのかな」
↑1個30g。通常のインスタントラーメンは、90gです。
律「それじゃ、たまごポケットに卵を乗せられないじゃないの」
み「わたしは、大阪の友人に教えてもらった食べ方をしてる。
血圧が気になる方にお勧め」
律「どうするの?」
み「チキンラーメンには、味がついてるでしょ」
律「当然。
だから、お湯をかけるだけでスープも出来るんじゃないの」
み「けっこう塩っぱいよね」
律「ま、それはそうだけど」
み「しかも、生卵を溶いだら……。
スープは捨てられないよね」
↑これを捨てたら、人ではない。
律「もちろん。
残らず飲んじゃうわね」
み「血圧が上がります」
律「わたし、低血圧だから」
み「くそ。
高血圧の人間は、いろいろ工夫せねばならんのじゃ」
律「どうするのよ?」
み「まず、普通に丼にラーメンを入れて、お湯を注ぎます。
3分間、待つのだぞ」
↑5,000円もするようです。ありえねー。
律「おんなじじゃない」
み「ここまではな。
でも、ここからが、驚天動地です」
律「どうするのよ?」
み「ザルを用意します」
↑衣装は特に必要ありません。
律「なんで?」
み「聞かっしゃい!
3分経ったら、丼ごとこのザルに空けてしまいます」
律「スープがこぼれちゃうじゃないの」
み「それが目的じゃ。
塩っぱいスープを、捨ててしまうの。
ザルの水気を切ったら、ラーメンを丼に戻す」
律「スープを捨てちゃったら、味がしないでしょ」
み「ここで、生卵よ。
熱々の麺に、生卵を割り入れる」
律「かき混ぜる」
み「その名も……。
『釜玉チキンラーメン(上記3枚の画像は、こちらのサイトさんから拝借しました)』」
律「なるほど。
ちょっと美味しそうね」
み「さらに、仕上げに……。
粉チーズを振りかける。
『釜玉チキンラーメン・カルボナーラ風』」
↑20個入りのミニサイズ2個で作った場合、原価は、麺35円+卵25円=60円(税抜)です。プラス、粉チーズだけ。
律「うーん。
飲んだ後の締めにも良さそうね」
み「いけまっせ。
塩分も取り過ぎないし」
律「今度やってみようかしら」
み「お試しあれ」
↑もう1度作り方をどうぞ。もっと簡単に作ってる動画もあったのですが、ムサい男だったたので却下。
律「ここには無いのかしら?」
み「メニューにはありませんな。
第一、チキンラーメンが置いてないだろ」
律「うどんがあるじゃない。
そのものずばり『釜玉うどん』に出来るでしょ」
み「うどんには、味が付いてないわい」
律「お醤油を、さっとかけ回せばいいのよ」
律「生卵にお醤油、最高の組合せよ」
み「それは、卵かけご飯で証明されてますからな」
律「立ち食いでもあっていいじゃない」
み「蕎麦もあり?」
律「釜玉蕎麦か……。
ちょっと、勇気がいるわね」
なんと、JRの立ち食い蕎麦に、『釜玉うどん・そば』のある店があるようです(参照)。
この方は、蕎麦を注文してますが、残念ながら微妙だったようです。
み「決めた?
早く注文しないと電車が出てしまうではないか。
わたしは猫舌だから、焦らされると辛いのじゃ。
注文するよ。
お金は先に出すんだからね。
あ、すみません。
『天玉そば』ひとつ」
八「食券を買ってください」
↑もちろん、『八甲田』の食券ではありません。食糧難の時代には、駅弁を買うにも、この旅行者外食券が必要だったそうです。
み「あ、そうか」
律「恥ずかしいわね。
大きな声、出して」
み「高いメニューだからな」
律「セコ」
律「420円なのに。
じゃ、わたしはもっと高いのにしちゃおうかな。
一番高いのは……。
『えび天そば』の500円か」
み「ご、ごひゃくえん。
立ち食いそばで500円も使ったら、バチが当たるわ」
律「みみっちいんだから」
み「あ、すみません。
ネギ、要りません」
八「はい。
それじゃ、お待ちどうさま」
↑『八甲田』の天玉そば。ネギ抜きの画像はありませんでした。
律「どうしてネギ抜くのよ?
食べれないの?」
み「食べれば美味いのはわかっておる。
でも、食後に味が残るのがイヤなの」
律「ガム噛めば大丈夫よ」
↑もちろん、このガムではありません。
み「気になる」
律「妙なところが神経質なんだから」
み「伸びちゃうから、先に食べるよ。
いただきまーす」
律「じゃ、わたしも同じのでいいや。
でも、うどんにしよう。
ポチッと。
『天玉うどん』ね。
これ、お願いします」
八「はい」
律「ネギ、この人の分も入れてください」
み「セコ!」
↑現在、こうなりました。
八「ハイ、お待ち。
ネギ、大盛りです」
↑美味しそうです。うどんもアリですね。
律「んー。
いい香り。
七味を掛けてと。
いただきまーす」
↑実はこの写真、『野辺地駅』にある『こけし亭』のもの。そっくりだと思ったら、同じ日本レストランエンタプライズの経営だそうです。しかし……。こちらも閉店してしまったようです。
み「ふーふー」
↑これは、“火吹き竹”なる道具。空気を吹き入れて、火力を上げるようです。
律「吹いてる時間のほうが長いんじゃないの?」
み「猫舌の定めじゃ」
律「どうして、卵を溶かないのよ」
み「最後の楽しみに取っておくの。
麺をすべて食べてしまったあと、清水の舞台から飛び降りる心持ちで……」
↑なぜスカートが捲れないのだ? パンツに入れてるのだろうか。
み「生卵を解くのです。
その醍醐味たるや……」
↑ゴダイゴに、小太鼓の人はいないのでしょうか?
律「アホくさ。
最初から溶いたほうが、麺に絡んで美味しいのに。
わたしが溶いてやろうか」
み「すな!」
↑わが意を得たり。大阪の『にくそば』屋さんのものですが。
律「丼を隠さなくたっていいでしょ。
そういえば中学のとき、そうやってお弁当を隠しながら食べてた子がいたわね。
きっと、オカズが寂しくて、見られたくなかったんだわ」
↑隠さざるを得ん。
み「あんた、昭和何年生まれですか?」
律「あら、平成よ」
み「そんなわけないだろ!」
律「オカズの蓋を立てて食べてるのよ」
み「早弁なのではないか」
律「ちゃんとお弁当の時間よ」
み「蓋を立ててたら、お湯が注げないではないか」
律「あ、そういえばあったわね。
でもあれって、冬の間だけだったのかしら?」
み「だよね。
昔は、エアコンじゃなくて、ストーブだったもんね」
律「新潟は、石炭ストーブ?」
↑風情ありますね。
み「そんなわけあるか!
叔父の時代は、そうだったみたいだけどね。
ちょうど、石油ストーブに変わる端境期だったって」
↑煙突式の石油ストーブ
律「いつごろよ?」
み「昭和41年に小学校1年生」
↑昭和41年発売。今でも十分通用するデザイン。当時は、ノーヘルで乗れたんですね。
律「覚えやすくていいわね」
み「いつも自慢しておった。
覚えやすいって。
アポロの月面着陸が昭和44年で4年生のときだったって、たちどころに答えたから不思議に思ってた」
↑【カラー】とあるのに白黒なのは、この家のテレビが白黒だったからでしょうか?
み「こんなカラクリがあったのだ」
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1. ハーレクイン- 2015/10/12 18:30
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毎度おなじみ総集編。集編番号は111。fever!!。♪おめでとうございます~、でお賑やかにまいりましょー。
現在地は(ようやく)♪青森駅は雪のなか~(どうしても歌ってしまうな)。旅人は♪若き旅人よ~、ではもちろんおまへん。毎度おなじみ「み」さん「律」センセのお騒がせコンビ。
連れは……「同行二人(どうぎょうににん)」っちゅうとややこいな。これ、儂、初めて知ったんでっけど「一人でもお大師はんと二人連れ」ゆう意味らしいでんなあ。
ちゅうことで改めまして、「二人だけ連れはおまへん今んとこ」で、お賑やかに参りましょー(十分賑やかだと思うぞ)。
とりあえずは、わたしにはようわからん株売買ネタから。
●>み「優待の権利を得るためには、権利付き最終日に持ってなきゃならんのです」。
はい、そうでっかー。ハイデッカーは「高床バス」またはドイツの哲学者(それはハイデッガー)。
●>土日が入れば、ずれちゃう。
まあ、たいがいの官公庁はそうです。銀行も。あれ、この場合どこだっけ?
●ゴルフバカ一代。
しかし、空手バカ一代にこんなシーンあったかなあ。ひょっとしてバッタもん?
●>上下動するの
こういう図をなんていうんだ。かくかように、わたしは株に疎いのです。「この図の縦棒なんやねん」と聞いて思い切り馬鹿にされたことがあります。
●東証一部上場『名糖運輸㈱』。
知らぬ。運輸と来れば西濃運輸。あ、関西だと飛脚の佐川だな。
●ディフェンシブ銘柄。
なんでっかー、それ。
●>よっぽどの素人かアホです。
わたし、アホ以前です。ほっとけ(と久しぶりのノリ突っ込み)。
●坂田師匠は足の骨を折って入院、先日復帰しました。その折のギャグは「やっと治りましてね。ところがアホは治りまへんねん」。
●手で持てるカブ。
童話『大きなかぶ』は持てません。
●『すぐ忘れる男 決して忘れない女』。
アメリカだけチャイまんのか、著者のマリアン・レガトはん。ニューヨークの女医さんです。
●み「あんた、投資に向いてまへんな」。
投資に向く男、投資に向かない女医。
●映画『女賭博師壺くらべ』。
江波杏子姐さんと壺くらべをするのは美輪明宏、往年の丸山明宏サンです。壺は無いのにねえ。
●バクチは身を滅ぼす。
芸は身を助ける。
●玄関前のちびりウーマン。
酒は身を滅ぼす。死んでんじゃねえか、マジに。
●信用取引。
これで信用無くすんだよなあ。
●バスのパス。
お、面白い。センセに座布団一枚。
●貴様、本当に新潟県民か?
貴様、本当に大阪府民か? は、やったな。本編参照って、これ、いつのことだっけ?
総集編で厄介なのはこれなんだよなあ。探すの、大変だよ。
●LEAMAN BROTHERSの看板。
書体がどことなくローソンLAWSONに似てねえ?
●日経平均、利幅、投資機関、出来高……。
こういうギョーカイ用語、分かりそうで分からないんだよなあ。♪暮れそうで暮れない……はシンシア南沙織『人恋しくて』。南沙織の亭主は篠山紀信。
●融通金は10円。
あれ? くれるんだっけ、奉納するんだっけ、忘れちまったい。
●手打ち画像。
山口組は世界で一番金持ちのやーさん組織だそうですが、分裂しちゃいましたなあ。手打ちは難しそうです。
●ホンマに野菜が高い。
うっとこのスーパーではレタス1個300円でっせ。ぼったくりでんがな。こんなにいつまでも下がらないのは、山口組の陰謀?
●『倒産危険度ランキング』
100位は阪急阪神ホールディングです。こないだ阪急梅田店を大改装したのになあ(何の関係が)。
●資本注入の図。
看護婦さんが持ってると、どうしてもカンチョーに見えてしまうね。
●GAME OVER。
「喜劇は終わった幕を引け」はラブレー。「遅すぎた、遅すぎた、あまりにも遅すぎた!」はベートーヴェン。「天皇陛下、万歳!」は三島由紀夫。
●3歳の手帳。
表紙絵、ネコだと思ってたけどウサギだなあ。HAPPY RABBITって書いてある。ちなみに、野ウサギはHAREです。高校で習いました。
●出雲そば早食い大会。
わんこそばは陸中岩手。
●律「電車には、何分乗るの?」
み「1回、乗り換えがあるけど……。合計、2時間弱だね」
律「最初の電車は、どれくらい乗るの?」
み「52分です」
長々と引用しましたのは、この会話、本編で全く記憶になかったからです。これが次の『駅弁女子』につながるのか。ふむ。
●『駅弁女子』→駅便所子、は、やったな。
●おお、あこがれの『青い森鉄道』は、青森-盛岡。999は走ってません。あ、岩手は『IGRいわて銀河鉄道』か。長っ。ネーミングは簡潔に。
●女四人。
誰も入れません、って、そらそうだ。四人掛けだよ、座席。
●>律「こんな田舎の路線」。
ほんっとに失礼だな、センセ。たいがい田舎に楽しませてもらってるのに。
はい、このあたりから昼のお食事。駅そばネタに移ります
●ロングシートでビール。
以前はよくやったけどねえ、近ごろはご無沙汰です。いいんじゃねえ? ビールくらい。
●青い森鉄道の社中。
じゃなくて車中。要するに通勤電車なんだね。で、本編の時は気付きませんでしたが、通路を歩くのはアテンダントさんだな。
●メーテルからの連絡叔父さん。
誰だっけ、また忘れちまったよ。それに、いまだに意味不明です。有名なのかなあ。
●うなぎ弁当¥2500也。昼食に2500円は天をも恐れぬ所業ですが、まあ、旅先だからな。
●道の駅の食いすぎ定食。
二人分じゃないのか。
●鉄人28号実写版。
知らぬ。鉄腕アトムの実写版を知っておるかね。わたしはリアルタイムで見ました。
●律「医師は医師の心を持って、職務を遂行しなくてはなりません」
おお、なんかお医者さんみたいなことを言うではないか。あ、お医者さんか。
●新潟駅のキヨスク。
さすが、日本海側随一の大都会新潟。キヨスクの規模も半端ではありませんな。
●『青函連絡船乗り場』の案内表示。
ここは歌わざるべけんや。♪れんらくぅ~せえんにぃのりい~。
●青森駅構内図。
青い森鉄道。奥羽本線。津軽線。ここで問題です。向かう先がそれぞれ岩手、秋田、北海道と異なるのに、進行方向が同じ(図の左手)なのは何故でしょう。ヒント:地図を見なはれ。
●青森駅ホームは6番線まで。
大阪駅は11番線まであります(すうぐはりあう)。高槻駅のホームは2面・4番線までですが、現在ホーム増設工事中。完成しますと4面・6番線までになります。
●新潟駅、じゃなくて青森駅1,2番線ホーム。
ホンマに風情がおませんな。停車中のDD(DE?)がかろうじて田舎駅の雰囲気を醸し出しております。
●青森駅のホーム駅そば『そば処八甲田』さん。
えらくこぎれいですな。こぎれいすぎて入りにくいぞ、と。
●新潟駅の駅そば『新潟庵』さん。
ネーミングというのは、かくかように、シンプルを旨とすべきでしょう。
●宇都宮の立ち食い女子高生。
いつ頃の撮影かね。スカートの丈から見て……。
●>『東北に行こう!』の記念すべき初回はなんと、2010年10月8日。
でしたなあ。昨日のことのように覚えております。SLと、沖田艦長と、カレンダーが登場しましたなあ。で、とりあえず新潟で鳥を食べたんだよね。何もかもなつかしい……。
●で、今は無い青森駅そば。
あるものとして話を進めます。
●天ソバの天はかき揚げ。
こちらではまず、えび天だね。
●わたしは関東の蕎麦を食べてるはずなんだけど、ぎょっとした覚えはないなあ。
●卵の値。
スーパーで10個1パックのを買うと、一番安いので210円くらい。つまり、こちらの卵1個は21円でおま。
●地玉子1個20円。ばら売りするのかね。
●チキンラーメンに玉子。
たまごポケットなんてのがあるとは知らなんだ。長いこと食べていないもんなあ、チキンラーメン。
●お徳用20食入り小チキンラーメン。
この手のを買うと、まず間違いなく一度にたくさん入れちゃうね。
●>み「ラーメンを入れて、お湯を注ぎます。3分間、待つのだぞ」
よく考えたら、これもCMだよね。
●カラー鮗オタイマー ウルトラマン。
やはりウルトラ鮗オとカマしてほしいなあ。
●釜玉チキンラーメンカルボナーラ風。
まっとうな人間の所業ではありません。と思っていましたが、改めて作り方動画を見ていますと……悪くないかな。今度やってみよう。
●>なんと、JRの立ち食い蕎麦に、『釜玉うどん・そば』のある店が……。
くどいようですが、このページさんのトップの女の子。そこはかとない下品さがよろしい。
●旅行者外食券。
NHKの朝ドラ『すずらん』に出てきました。
ところで、「米穀通帳」なるものを知っておるかね。
●SBの星、瀬古。瀬古利彦。
今は後進の育成に尽力しているそうです。
●ガム噛み犬。
楽しいのかね。
●神経質な審判。
楽しいのかね。
ところで、CS1stステージ第3戦。阪神、負けちゃいました。読売がファイナル進出です。まあ、阪神。1勝はしたんだから格好はついたな。
これで、監督和田豊の戦いはすべて終わりました。
●野辺地駅の『こけし亭』さん。
今から行くのかな。
●火吹き竹今日はどこまで吹いたやら。
何を言っておる。
●ゴダイゴに小太鼓。
やりましたなあ、このダジャレ。ゴダイゴ、とっくに解散と思ったら、まだ活動中だそうです。
♪In Gandhara,Gandhara
They say it was in India……
●わが意を得たり。
は、大阪『にくそば』屋さん。そのあたりよろしゅう。
●>律「お弁当を隠しながら食べてた子がいたわね」
記憶にある限りでは、女子は全員隠していたと思います。
●しっかし可愛いぞ、早弁少女。ヤラセなのでは。
●弁当箱の蓋がお茶碗がわり。
いずれ湯呑を持っていこうと思いながら、果たせなかったなあ。
●石炭ストーブは、石炭を燃やします。♪あたりまえ、あたりまえ。
石油ストーブは、石油を燃やします。♪あたりまえたいそう~
●リトルホンダはエンジン搭載。無免許はあきまへんでー。ヘルメットはかぶりましょう。
●>【カラー】とあるのに白黒なのは、この家のテレビが白黒だったからでしょうか?
そのとお~り。で、この画面の【カラー】表示がいまいましいんだよね。
はい、ということでございまして「み」さん「律」センセのお二人さん、ゆうゆうと青森駅のホーム立ち食いそばを楽しんでおります。こんだけやってくれると食べたくなるね、立ち食い。
残念ながら高槻駅には無いんだよなあ。京都駅か新大阪駅に行かねば。明日あたり行くかな、何の用事もないんだけど。そういえば、駅そばを食べるだけなら電車賃は120円ですむな(それは違法)。
ともあれお二人さん、乗り遅れんようにの。
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2. Mikiko- 2015/10/13 07:49
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番宣、ありがとうございます。
今回は、特に力作ですね。
あんまり大仕事にすると、次が大変です。
半分くらいに端折ってもいいんでないの?
同行二人。
これを知らない大人がいるとは思いませんでした。
金剛杖が、大師様の化身ということだそうです。
縦棒。
あれは、ローソク足と呼ばれます。
開発したのは、大阪の米商人、本間宗久(1724~1803)。
出羽国酒田の出身。
大阪の米相場で名を馳せ、「出羽の天狗」と称されたそうです。
山口さんち。
非合法組織が、堂々と看板を掲げてるのは、日本だけだそうです。
平和なんだか、無法地帯なんだか……。
メーテルおじさん。
小林稔侍は、2時間ドラマ『駅弁刑事(デカ)・神保徳之助』というシリーズを持ってます。
たぶん、その画像だと思います。
旅行者外食券。
実はこれ、本編には無かった画像です。
元画像は、発券機。
本編の文章と値段が違ったので、差し替えました。
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3. ハーレクイン- 2015/10/13 11:59
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やはり「あちらを立てればこちらが立たず」ですからなあ、安易に端折るというわけにも……。
ところで「 」内、「双方立てれば身が立たぬ」と続くそうです。
まあ、読まれる方の方が大変でしょう。わたしはヒマですから、どってことありません。
金剛杖。
これで思い出すのは坂東眞砂子『死国』。傑作です。
あ、それと新田次郎『劒岳 点の記』。まあ、傑作でしょうか。
映画化されまして、先日テレビで放映されました。
ローソク足。
ほおおおー。
知りませんでした。
ギョーカイには、それぞれギョーカイ用語があるんですねえ。「隠語」なんかもあるようです。
で、本間宗久氏。
存じ上げません。
「出羽の天狗」ねえ。
今のNHK朝ドラの舞台は大阪・北浜が舞台のようですが、相場師、とか登場するんでしょうか。
♪山口さんちの忍くん~
でもまあ、彼らが絶滅しちゃいますと、警察ものの小説・ドラマは困りますな。
>メーテルおじさんは小林稔侍。
ああ、はいはい。
そうでしたな。
小林稔侍と言いますと……どうもあまり印象が薄いと言いますか(日本語、変)。「脇役俳優」という印象は否めませんなあ。
すまぬ、稔侍。
本編になかった「外食券画像」。
やはり!
よしよし。わたしはきちんと読んでおる、ということだな。
よしよし「地には平和を」。
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4. Mikiko- 2015/10/13 19:43
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2時間ドラマでは、立派に主役を張ってますよ。
ほかに、『税務調査官・窓際太郎の事件簿』シリーズがあります。
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5. ハーレクイン- 2015/10/14 02:30
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すまぬ、キケロ稔侍。
それにしても「稔侍」って、なんか意味あるんですかね。