2015.3.14(土)
婦「この“みず”は“あおみず”と言って、柔らかくて癖が無いのが特徴。
“みず”には、もう一種類あって、“赤みず”というの」
婦「茎が赤いから、すぐわかるわ。
こちらは、“あおみず”より適応力が高くて……。
ちょっと湿った程度のところまで進出してる」
律「これは煮物ですけど……。
ほかに、どんな食べ方があるんですか?」
婦「癖がないから、どんなふうにしても食べられるわ。
生でもいけるのよ」
律「山菜を生で?」
婦「お醤油を付ければ、十分美味しいわ。
でも、お家で食べるなら、湯がくのが一番。
薄皮を剥いて、お塩をひとつまみ入れた熱湯に入れ……。
色が変わったら、上げて、水に晒すの。
あとは、おろし生姜とお醤油でお浸しにしたり……。
マヨネーズで和えても美味しいわ」
↑辛子マヨネーズ和え。
律「あ、それ美味しそう」
み「お酒のツマミに良さそうだね」
婦「最高よ」
律「食べるのは、この茎だけなんですか?」
婦「基本的には、茎を食べます。
でも、葉っぱは、天ぷらにすると美味しいわよ」
み「それも、いただき」
婦「あと、叩くと滑りが出るのよ。
茹でた“みず”を、まな板の上で、包丁で叩く。
そこにお味噌を加えて、さらに叩く。
にんにくや生姜を入れてもいいわよ。
もう、お酒のツマミに最高」
律「あー、飲みたくなってしまった」
み「ゆうべ、あれだけ飲んだのに?」
婦「どちらで、飲まれたの?」
律「この近くの、『六兵衛』っていう居酒屋です」
婦「あら、通なお店をご存知ね」
み「やっぱり、有名なんだ」
婦「今回は、団体で来ちゃってるから、残念ながら行けないけど。
大勢じゃ無理なお店でしょ。
すぐ一杯になっちゃうんだから」
み「でしたね」
婦「お店は、調べて来られたの?」
律「いいえ。
偶然、金木で会ったボランティアガイドの方に案内されて」
婦「金木から青森まで?」
律「青森に車で帰られるところに、同乗させていただいたんです。
鉄道を使ったら、時間も料金も、かなりかかりますでしょ」
律「ですから、その御礼に、どこかで夕食をってことになりまして」
婦「なるほど。
金木から青森は、鉄道は不便よね」
律「『津軽あすなろライン』という道を走りました」
婦「あ、あれは近道ね。
冬は通れないけど」
み「おっさんが張り切って、スピード出し過ぎて怖かったけど」
婦「ほほほ。
あなた方みたいな、若いお2人を乗せたんで、張り切ったんでしょう」
み「重心の高い車だから、ひっくり返りそうで怖かったよね。
なんだっけ、あの車?」
律「ルノーのカングー」
み「それそれ。
真っ黄色い車。
あれは、スーパーとかの駐車場ですぐ見つかって便利だろうけどね」
婦「まぁ。
その方って、もしかして……。
津島さんじゃありませんの?」
み「そうです!
やはり、指名手配書が出てましたか」
↑潜伏中に、心臓疾患で病死したそうです。
婦「昨年でしたかしら、弘前まで案内していただきました」
み「弘前まで、網を広げてるとは……。
侮れんやつ」
婦「偶然ね。
同じボランティアガイドの方と知り合いだなんて。
そうそう。
ここも、津島さんに勧められたホテルですのよ」
み「リベートもらってるんじゃないのか」
婦「ま、それはないでしょうけど。
でも、すっかり気に入っちゃったわ。
今日で、3回めかしら。
わたしたちみたいな世代には……。
お風呂とトイレが別ってのが、嬉しいのよ。
ゆったりお風呂に浸かれて」
み「なるほど。
でも、旅館なら、もっとゆっくり出来るんじゃありません?
大浴場もあるし」
↑新潟県新発田市月岡温泉『泉慶』の大浴場。
婦「そりゃそうだけど……。
ここみたいな料金じゃ、無理よ。
一泊に1万円以上払う気になんかならないわ。
そんなお金があったら、昼間の行動に使いたいの」
み「活動的ですな」
婦「今の熟年は、みんなこんな感じよ。
わたしなんか、もう70ですけどね」
み「ほんとですか!
ぜんぜん見えません」
婦「お世辞はいいわよ」
み「とんでもない。
ね、先生」
律「ほんとにお若いですわ」
婦「まぁ、嬉しい。
2人とも、好きなだけ食べてちょうだい」
み「好きなだけって……。
最初から、タダですけど」
婦「ほほほ。
ご遠慮、なさらずに。
ほんとに楽しいわ、旅先の出会いって。
まさしく、一期一会ね」
律「ほんとに」
婦「あ、すみません。
あちらで連れの仲間が呼んでますので……」
律「楽しかったです。
ありがとうございました」
婦「ところで、ここで問題です」
み「は?」
婦「わたしが今言った『一期一会』ですけど……。
これは、誰が使った言葉だったでしょうか?」
み「ていうか、何で問題なんですか?」
婦「たぶん、作者が思いついたんですわ」
み「はぁ。
誰でしたっけ?
先生、わかる?」
律「わたしが知るわけないでしょ。
聖徳太子とか?」
み「当てずっぽうにも程があります」
婦「それじゃ、ヒントを差しあげましょう。
幕末の方です」
み「坂本龍馬?」
律「遠山金四郎?」
み「幕末じゃないだろ!」
婦「ですわね。
でも、ある意味、近いわ。
志士ではなく……」
↑“しし”違い。
婦「幕府方ですから」
み「幕府方……。
わかった。
勝海舟だ!」
婦「『一期一会』は、お茶の席の言葉ですの。
ですから、お茶を嗜むような家系の方ということですわね」
み「偉い人なんですね。
じゃ、徳川慶喜だ」
↑なんか覇気が無いですね。でも、76歳まで生きました。徳川将軍の中では、もっとも長命です。
律「わたしは、吉宗がいいわ」
み「幕末だって言ってるでしょ!
そう言えばさ、幕末の人って、写真が残ってるじゃない。
殿様なんか、イケメンが多いのよ」
律「あらそう」
み「やっぱり、何代も家柄で掛け合わされて来たからね。
武家って言っても、もうお公家さんみたいな感じなの」
婦「会津の松平容保(かたもり)なんか、そうですわね」
み「そうそう!
あの人はもう、今ならジャニーズよ。
わたしはやっぱり、土方歳三ね」
律「新選組の?」
み「そう。
副長」
律「佐々木小次郎って、いなかった?」
み「いません!
それは、宮本武蔵の時代だろ。
江戸初期です」
↑巌流島(山口県下関市)に建つ、決闘の像。故事にちなみ、武蔵の像は遅れて建立されたそうです。
律「ほら、似た感じの二枚目がいたじゃない?
誰だっけ。
天草四郎?」
↑映画『魔界転生』では、沢田研二が演じました。
み「天草四郎が新選組にいるか!」
婦「沖田総司のことかしら?」
律「そう!
その人」
↑こんな? これじゃ、福助です。
婦「彼の写真は残ってないみたいね」
み「でも、ぜったい土方歳三の方が二枚目だったと思う」
律「名前の印象からだと、粗暴系みたいだけど」
み「近藤勇は、ま、それらしい顔してるけどね」
み「土方歳三は違うよ。
写真見たら驚くって。
俳優みたいなんだから」
↑現代的な風貌ですよね。
婦「そろそろ、答えを言っていいかしら?」
み「何の件でしたっけ?」
婦「『一期一会』という言葉を作った人よ」
み「降参です」
婦「井伊直弼」
み「それって、あの……。
『桜田門外の変』で暗殺された大老」
婦「そうよ」
み「ほー。
やっぱり、お茶を嗜むような人だったわけね」
婦「近江彦根藩の第15代藩主よ」
↑彦根城天守。国宝です。
み「暗殺されたのは、何歳の時だったんですか?」
婦「満で44歳ね」
み「そんなに若かったんですか。
肖像画を見たことが有りますけど……。
どう見ても、60代でした」
婦「昔の人は、貫禄があったものよ」
み「しかし、わたしは……。
どうにも、お茶の作法というのに馴染めませんな」
律「習ったことあるの?」
み「ありまっかいな。
そもそも、茶の飲み方なんぞ、人に習いたくないわね。
冷めた茶なら、腰に手をあてて、かっくらえばいいし……」
み「熱ければ、音立てて、ずびずび啜ればいいのよ」
↑マスクをしたまま啜るのは、どうかと思われますが。
律「呆れた女」
み「そう言えば、一度だけ、真似事をしたことがあった」
律「いつ?」
み「高校のとき。
友だちに誘われて、女子高の文化祭に行ったのよ」
↑正門前のこの坂は、『乙女坂』と呼ばれてます。
み「その友達の友達が、そこの茶道部に入っててさ」
み「無理やり、お点前を付き合わされた。
まー、気恥ずかしいったらありゃしない」
律「どうしてよ?」
み「あの、もっともらしい所作。
茶碗を回したりしてさ。
あれ、なんで回さにゃならんの?」
律「知らないわよ」
み「茶碗の裏側に、忍者が隠れてないか確かめるとか」
↑隠れてるつもりでしょうか?
律「そんなわけないでしょ」
婦「あれはね……。
主人は、茶碗の一番美しい絵柄を客に向けて出すのよ」
↑薩摩焼です(焼き芋ではない)。
婦「でも、お客としては、そこに口を付けるのは失礼にあたる。
だから、客は茶碗を回して飲む位置をずらすわけ」
み「なんじゃそりゃ!
減るもんじゃなし!」
律「あんたは、日本一、茶道に向かない人間だと思うわ」
み「向かなくて結構毛だらけ」
婦「お時間取らせて、ごめんなさいね。
それじゃ、ごゆっくり召し上がれ」
律「はい。
いろいろ、ありがとうございました」
み「やれやれ。
やっと食べられる」
律「そんなこと、言うもんじゃないわよ。
親切に教えてくださったのに」
み「問題まで出さなくたっていいじゃない」
律「勉強になったわ」
み「いいですな。
物を知らない人は。
聞くことみんな、勉強になって」
律「失礼ね」
み「タラコも食べたいけど……」
み「こんなのばっかり食べてたら、元が取れん」
律「タダなんだから、元なんて無いでしょ」
み「タダって行っても、早い話、宿泊料に込みってことでしょ。
これも、立派な原価のうちだもの」
律「ま、それはそうでしょうけど。
わたしは、あとは……。
スクランブルエッグでも、取ってこようかしら」
↑パサージュで出される実物です。詳しくは、こちらを。
み「おー、スクランブルエッグ、いいですな。
なぜか、旅先の朝食で食べたくなるよね」
律「ハムとかソーセージは?」
↑パサージュで出される実物です。ウィンナーとソーセージって、どう違うんでしょう?
み「それは、あんまり……。
焼き魚、無い?」
↑ありました。『赤魚の西京焼き』だそうです。これは、美味しそう。
律「ほんと、安あがりな嗜好ね」
み「健康的と言ってくりゃはい。
やはり、日本的な朝食が一番なんだよ」
↑日本的朝食の定番、『ほうれん草のおひたし』です。
律「ま、それは間違ってないけどさ」
さて、席につきました。
み「それでは、三種の神器からいきますかな。
まずは、味付け海苔から」
↑パサージュの画像がありました。納豆と焼き海苔ですね。
み「よーし、今日は、思い切って、醤油でいくぞ」
↑パサージュの画像ではありません(為念)。
律「味が付いてるんだから、あんまりかけないのよ」
み「そこでんがな。
なので、家では、無塩醤油をかけてます」
律「何もかけなくていいじゃない」
み「やっぱり、黒っぽい液体が着いてないとね。
バリパリじゃ、味気ないっす」
律「ま、確かに、見た目とか食感も大事だからね。
幼いころからの嗜好って、そういうところに残ってるものだから」
み「今日は、許しを得て、本物の醤油をかけます」
律「誰が許したの?」
み「旅の神様」
↑ほんとに旅行の神様がいるんですね。熱田神宮(名古屋市)内にある下知我麻(しもちかま)神社。
み「いただきまーす。
んまい!
やっぱり、本物の醤油は違うわ。
納豆にも、かけちゃお」
↑やはり、東日本の食材ですね。
み「うひょ。
タブーを破る快感もありまんな」
律「家では、納豆にも無塩醤油?」
み「左様です。
味が無いのじゃ」
律「そりゃそうでしょうね」
み「まさしく、味気ないのよ」
律「なんで急に、そんなに禁欲的になったのよ」
↑わたしではありません(仲間由紀恵さんです)。
み「やっぱり、血圧がね。
毎朝、測るんだけど……。
150もあると、朝からがっくり来るのよ」
律「それは、高いわね」
み「最近、寝てる間に死ぬんじゃないかって……。
心配で目が覚める。
ドキドキして、眠れなくなることもある」
律「精神的な方のケアが必要なんじゃないの?」
み「枕元に、電話機も引っ張ったし」
↑こんなかっちょいー電話機ではありませんが。
律「何でよ?」
み「119番、かけるために決まってるでしょ。
わたしは、2階で一人で寝てるの。
母は、1階で寝てるから……。
もし、苦しくて、母親まで届く声が出せなかったら……。
その場で、悶死するかも知れないじゃない」
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★Mikiko
03/04/2015 07:25:05
□東北に行こう!(1081-2/2)
律「携帯、置いとけばいいでしょ」
み「もし、バッテリーが切れてたらどうするの!」
み「まさしく、死んでも死にきれんわい」
律「やっぱり、精神面が問題よ」
み「だから!
もし、血圧が正常値になれば……。
精神的にも、少し楽になると思うのよ」
↑せめて、このくらい。
律「確かに、それは言えるかもね」
み「最近は、減塩に気をつけるだけじゃなくて……。
ナットウキナーゼに……」
み「EPAに、DHAも取ってる」
律「納豆は、毎朝、食べてるんでしょ?」
み「さらに、サプリでも取ってます」
律「取り過ぎなんじゃないの?」
み「さらに、最近は、ミミズの乾燥粉末も飲んでる」
律「あぁ、聞いたことあるわ。
血栓を溶かすっていう、あれでしょ」
み「左様です。
ミミズは、動物実験施設で、廃棄物処理のために利用されてた。
そこの研究者が、あることに気づき、不思議に思った。
さて、それはなんでしょう?」
律「わからないわよ。
問題はいいから、早く続けなさい。
でも、食事中に、あんまりミミズの話は聞きたくないわね」
み「お聞きなさい!
ミミズはね……。
死んだら、土の中で消えてなくなるんだって」
み「ご遺体が残らないの。
それを不思議に思った研究者が調べてみると……。
なんと、ミミズの持つ酵素に、タンパク質を溶かす力があることがわかった。
つまり、その酵素のおかげで……。
ミミズは、自ら溶けちゃってたってこと」
律「その酵素が、血栓を溶かすってわけね。
でも、医学的には証明されてないんじゃなかった?」
み「確かに。
その酵素だけを取り出して飲むより……。
ミミズを丸ごと飲んだ方が、効果があるんだって。
たぶん、ミミズの中で、いろんな成分が、相互に作用してるのよ」
律「でも、ミミズってのがね」
↑幸せそうです。
み「小さなカプセルに入ってるから、飲みにくさは、全くないの」
律「でも、お腹の中でカプセルが溶けたらどうなの?」
み「わたしも、最初はそれを心配した。
臭いが上がってくるんじゃないかって。
なので、1日分の試供品を取り寄せて飲んでみたの」
律「あんたにしては、慎重ね」
み「安くないからよ。
1ヶ月分で、1万円ちょいかな。
それだとちょっと厳しいから……。
わたしは、少し量を加減してるけど。
それでも、1ヶ月7,000円くらいにはなる。
もし買ってから、飲めないような代物とわかったら、大損こくからね」
律「大丈夫だったわけ?」
み「一切、臭いとかは無し。
拍子抜けするくらいだった」
律「へー。
不思議ね。
医局時代、釣り好きな先生がいてね。
1度、連れてってもらったけど……。
ミミズの餌は、無理だったな。
臭いし」
み「だよね。
うちも、ジイちゃんが飼ってた」
律「ミミズを?
何で飼うのよ?」
み「もちろん、芸を仕込んで、サーカスに売るためよ」
律「……。
ウソよね」
み「当たり前でしょ。
釣り餌として飼ってるのよ。
一斗缶に土を入れて、その中で飼ってた。
み「で、釣りに行く時、一斗缶を掘り起こして、ミミズを収穫するわけ」
わたしも、釣りに連れてってもらったことがあったけど……。
やっぱ、臭いが強烈。
しかも、ジイちゃんは、大きいミミズだと、ハサミで2つにちょん切ってつけるんだよ」
律「想像したくもないわ」
み「ミミズは痛がって、ピンピンはねて、グルグル巻きになる」
↑チェンマイ名物、『サイウア(チェンマイ・ソーセージ)』。
み「幼心にも、ミミズが気の毒でね。
さらにそれから、針に刺されてでしょ」
↑あまりにも無残。イクラにしましょう。
み「しかも、水の中に漬けられた挙句、魚に食われるのよ」
み「もう、フルコースの拷問って感じでさ。
どんだけ悪いことしたら、こんな目に合うのかってほど。
しかも彼らは、なに一つ悪いことなんかしてない。
単に、一斗缶の中で土を食べてただけなのよ」
律「なんか、食欲、無くなってきた」
み「助けてやれないことが不憫でね。
そんな迷いながら釣ってるせいか……。
一度、祟りにあったことがある」
律「ミミズの?」
み「そうとしか思えない」
↑ずばり『蚯蚓(みみず)神社』。
み「ミミズを可哀想に思いながらも……。
ジイちゃんに、針に付けてもらって釣ってたんだから」
律「どんな祟りよ?」
み「川っぷちの土手みたいなところで、斜面に座って釣ってたの」
↑こんな綺麗なところではありませが、こんな感じのところです。
み「たぶん、下の草が滑ったんだね。
あれ?、って感じで、滑り台みたいに、そのまま川の中に滑りこんだ。
でも、不思議と恐怖は感じなかった。
モコモコのアノラック着てたから……。
立ったまま、身体が水に浮いてたし」
↑ここまでの余裕はありませんでしたが。
み「でも、見上げるジイちゃんの顔が引きつってたのは、はっきりと覚えてる。
背後の空が真っ青でね」
律「で、助かったわけよね。
ここにいるんだから」
み「うん。
浮いてるうちに引き上げられた」
み「でも、そこからが恥ずかしかったの」
律「なんで?」
み「脱がされたのよ。
野外ストリップ。
寒い時期にビショビショなんだから、当たり前だろうけど」
律「案外、ませてたのね。
恥ずかしいなんて」
み「脱いだのは、そんなに恥ずかしくなかったのよ。
恥ずかしかったのは、その後。
ジイちゃんのパンツを穿かされたの。
『おそ松くん』に出てくる、デカパンって知ってる?」
律「あぁ。
シマシマの大きいパンツ穿いてるオジサンでしょ」
み「ジイちゃんのパンツのシルエットがね、あの形よ。
しかも、らくだ色」
↑これよりもっと、生地が厚かった。
み「それをあなた、花も恥じらう小学生の女の子が穿かされたのよ。
恥ずかしいのなんのって。
しかも、その上には、何も穿いてないわけだからさ。
自分のズボンは、びしょ濡れだし……。
ジイちゃんは、パンツだけわたしに穿かすと、ズボンは自分で穿いちゃってるし」
律「なんで?」
み「パカモン。
パンツもズボンもわたしに穿かせたら、ジイちゃんの下半身はスッポンポンではないか。
そんな格好で家に帰れるわけないでしょ。
車ならまだしも、バイクだったんだから」
↑こんな感じのバイクでした。
律「デカパン穿いて、バイクに乗ったわけね」
み「人生、初の汚点だったわね。
らくだ色のパンツが風に翻る光景、まだ覚えてるもの」
律「どうしてそう、バカバカしいエピソードばっかり持ち合わせてるのかしら」
み「人に歴史あり」
↑そういう番組があったようです。写真は、檀一雄(右)と森敦(左)。
律「情けない歴史。
でも、どっからこんな話になったのよ。
あ、そうそう、ミミズじゃないの。
で、結局、そのミミズ粉末は、効いてるわけ?」
↑『仮面ライダー』に登場するミミズ男。
み「初めて飲んでから、2日目だったかな。
朝、血圧を測って、びっくら仰天した」
律「どうしたのよ?」
み「118の73だったの」
↑惜しい!
律「理想的じゃない」
み「あんまり見慣れない数字だから驚いたよ。
一瞬、血圧計に為替が表示されてるのかと思った」
↑今ひとつ。
律「ギャグはいいから」
み「でも、逆に心配になった」
律「なんでよ?」
み「だって、こんなペースで下がったら……。
あっという間に、血圧が無くなっちゃうじゃない」
律「いらないギャグはいらないって言ってるの。
で、その後は、どうなのよ」
み「なんやかや言うて、興味津々ではないか」
律「ま、お酒を飲むからね。
血圧とかは、やっぱり心配なんです」
み「翌日、80-50くらいになってるかと思って測ったら……」
律「測ったら?」
み「147-83だった」
↑近似値!
律「何それ」
み「元の木阿弥です」
↑戦国時代の武将筒井順昭が病死しましたが、子の順慶はまだ幼かった。で、順昭の死を隠すため、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせ、外来者を欺き続けました。そして、順慶が成人した後、ようやく順昭の死が公表されたのです。これによって、殿様の寝所で暮らしていた木阿弥は、再び元の身分に戻ったという故事から、“元の木阿弥”という成句が出来たそうです。
律「効かないんじゃないの」
み「2日くらいで、わかりまっかいな。
一進一退を繰り返しつつ、徐々に下がっていけばいいでしょ。
長い目で見てやらねば」
↑細い目とも云う。
律「ずいぶん、ミミズの肩を持つじゃないの」
み「ミミズに肩があるかい」
↑ミミズ男にはあります。
律「また、混ぜっ返す」
み「肩を持つのも……。
血圧以外に、妙な体調変化があったからよ」
律「どんな?」
み「うんこの出が良くなったの」
律「また、食事時に」
み「聞きたくない?」
律「聞きたい」
み「でしょ。
お通じの話は、女性にとって、最大の関心事だからね」
↑薬局が作ってるチラシだそうです(こちら)。
律「早く話しなさいよ」
み「回数も増えたんだけど……」
↑わたしは時に、これ以上。
み「それ以上に驚くのが、量なの。
もう、てんこ盛り」
律「……。
やっぱり、聞かなきゃ良かった」
み「どう考えても、食べた量より多いって日もある。
まるで、うんこを生産する生き物になった感じ。
体質が、ミミズ化してるのかな?」
↑古き良き時代のB級映画『ミミズバーガー』より。
律「知らないわよ」
み「でも、心なしか、腰回りがスッキリした気がする」
↑ここまでいくと、ホラーです。
律「そうは見えないけど。
気のせいじゃないの」
み「うんにゃ。
確かに違う。
ミミズって、スマートじゃない」
↑『もやしもん』というアニメに出現した人面ミミズ。ミミズに載ってるのが、“もやしもん”らしいです。
律「単に長いだけでしょ」
み「肥満のミミズって、見たことある?」
律「太いのは、いるんじゃないの」
み「でも、ツチノコみたいにはなってないでしょ」
↑これは、綺麗な置物ですね。
“みず”には、もう一種類あって、“赤みず”というの」
婦「茎が赤いから、すぐわかるわ。
こちらは、“あおみず”より適応力が高くて……。
ちょっと湿った程度のところまで進出してる」
律「これは煮物ですけど……。
ほかに、どんな食べ方があるんですか?」
婦「癖がないから、どんなふうにしても食べられるわ。
生でもいけるのよ」
律「山菜を生で?」
婦「お醤油を付ければ、十分美味しいわ。
でも、お家で食べるなら、湯がくのが一番。
薄皮を剥いて、お塩をひとつまみ入れた熱湯に入れ……。
色が変わったら、上げて、水に晒すの。
あとは、おろし生姜とお醤油でお浸しにしたり……。
マヨネーズで和えても美味しいわ」
↑辛子マヨネーズ和え。
律「あ、それ美味しそう」
み「お酒のツマミに良さそうだね」
婦「最高よ」
律「食べるのは、この茎だけなんですか?」
婦「基本的には、茎を食べます。
でも、葉っぱは、天ぷらにすると美味しいわよ」
み「それも、いただき」
婦「あと、叩くと滑りが出るのよ。
茹でた“みず”を、まな板の上で、包丁で叩く。
そこにお味噌を加えて、さらに叩く。
にんにくや生姜を入れてもいいわよ。
もう、お酒のツマミに最高」
律「あー、飲みたくなってしまった」
み「ゆうべ、あれだけ飲んだのに?」
婦「どちらで、飲まれたの?」
律「この近くの、『六兵衛』っていう居酒屋です」
婦「あら、通なお店をご存知ね」
み「やっぱり、有名なんだ」
婦「今回は、団体で来ちゃってるから、残念ながら行けないけど。
大勢じゃ無理なお店でしょ。
すぐ一杯になっちゃうんだから」
み「でしたね」
婦「お店は、調べて来られたの?」
律「いいえ。
偶然、金木で会ったボランティアガイドの方に案内されて」
婦「金木から青森まで?」
律「青森に車で帰られるところに、同乗させていただいたんです。
鉄道を使ったら、時間も料金も、かなりかかりますでしょ」
律「ですから、その御礼に、どこかで夕食をってことになりまして」
婦「なるほど。
金木から青森は、鉄道は不便よね」
律「『津軽あすなろライン』という道を走りました」
婦「あ、あれは近道ね。
冬は通れないけど」
み「おっさんが張り切って、スピード出し過ぎて怖かったけど」
婦「ほほほ。
あなた方みたいな、若いお2人を乗せたんで、張り切ったんでしょう」
み「重心の高い車だから、ひっくり返りそうで怖かったよね。
なんだっけ、あの車?」
律「ルノーのカングー」
み「それそれ。
真っ黄色い車。
あれは、スーパーとかの駐車場ですぐ見つかって便利だろうけどね」
婦「まぁ。
その方って、もしかして……。
津島さんじゃありませんの?」
み「そうです!
やはり、指名手配書が出てましたか」
↑潜伏中に、心臓疾患で病死したそうです。
婦「昨年でしたかしら、弘前まで案内していただきました」
み「弘前まで、網を広げてるとは……。
侮れんやつ」
婦「偶然ね。
同じボランティアガイドの方と知り合いだなんて。
そうそう。
ここも、津島さんに勧められたホテルですのよ」
み「リベートもらってるんじゃないのか」
婦「ま、それはないでしょうけど。
でも、すっかり気に入っちゃったわ。
今日で、3回めかしら。
わたしたちみたいな世代には……。
お風呂とトイレが別ってのが、嬉しいのよ。
ゆったりお風呂に浸かれて」
み「なるほど。
でも、旅館なら、もっとゆっくり出来るんじゃありません?
大浴場もあるし」
↑新潟県新発田市月岡温泉『泉慶』の大浴場。
婦「そりゃそうだけど……。
ここみたいな料金じゃ、無理よ。
一泊に1万円以上払う気になんかならないわ。
そんなお金があったら、昼間の行動に使いたいの」
み「活動的ですな」
婦「今の熟年は、みんなこんな感じよ。
わたしなんか、もう70ですけどね」
み「ほんとですか!
ぜんぜん見えません」
婦「お世辞はいいわよ」
み「とんでもない。
ね、先生」
律「ほんとにお若いですわ」
婦「まぁ、嬉しい。
2人とも、好きなだけ食べてちょうだい」
み「好きなだけって……。
最初から、タダですけど」
婦「ほほほ。
ご遠慮、なさらずに。
ほんとに楽しいわ、旅先の出会いって。
まさしく、一期一会ね」
律「ほんとに」
婦「あ、すみません。
あちらで連れの仲間が呼んでますので……」
律「楽しかったです。
ありがとうございました」
婦「ところで、ここで問題です」
み「は?」
婦「わたしが今言った『一期一会』ですけど……。
これは、誰が使った言葉だったでしょうか?」
み「ていうか、何で問題なんですか?」
婦「たぶん、作者が思いついたんですわ」
み「はぁ。
誰でしたっけ?
先生、わかる?」
律「わたしが知るわけないでしょ。
聖徳太子とか?」
み「当てずっぽうにも程があります」
婦「それじゃ、ヒントを差しあげましょう。
幕末の方です」
み「坂本龍馬?」
律「遠山金四郎?」
み「幕末じゃないだろ!」
婦「ですわね。
でも、ある意味、近いわ。
志士ではなく……」
↑“しし”違い。
婦「幕府方ですから」
み「幕府方……。
わかった。
勝海舟だ!」
婦「『一期一会』は、お茶の席の言葉ですの。
ですから、お茶を嗜むような家系の方ということですわね」
み「偉い人なんですね。
じゃ、徳川慶喜だ」
↑なんか覇気が無いですね。でも、76歳まで生きました。徳川将軍の中では、もっとも長命です。
律「わたしは、吉宗がいいわ」
み「幕末だって言ってるでしょ!
そう言えばさ、幕末の人って、写真が残ってるじゃない。
殿様なんか、イケメンが多いのよ」
律「あらそう」
み「やっぱり、何代も家柄で掛け合わされて来たからね。
武家って言っても、もうお公家さんみたいな感じなの」
婦「会津の松平容保(かたもり)なんか、そうですわね」
み「そうそう!
あの人はもう、今ならジャニーズよ。
わたしはやっぱり、土方歳三ね」
律「新選組の?」
み「そう。
副長」
律「佐々木小次郎って、いなかった?」
み「いません!
それは、宮本武蔵の時代だろ。
江戸初期です」
↑巌流島(山口県下関市)に建つ、決闘の像。故事にちなみ、武蔵の像は遅れて建立されたそうです。
律「ほら、似た感じの二枚目がいたじゃない?
誰だっけ。
天草四郎?」
↑映画『魔界転生』では、沢田研二が演じました。
み「天草四郎が新選組にいるか!」
婦「沖田総司のことかしら?」
律「そう!
その人」
↑こんな? これじゃ、福助です。
婦「彼の写真は残ってないみたいね」
み「でも、ぜったい土方歳三の方が二枚目だったと思う」
律「名前の印象からだと、粗暴系みたいだけど」
み「近藤勇は、ま、それらしい顔してるけどね」
み「土方歳三は違うよ。
写真見たら驚くって。
俳優みたいなんだから」
↑現代的な風貌ですよね。
婦「そろそろ、答えを言っていいかしら?」
み「何の件でしたっけ?」
婦「『一期一会』という言葉を作った人よ」
み「降参です」
婦「井伊直弼」
み「それって、あの……。
『桜田門外の変』で暗殺された大老」
婦「そうよ」
み「ほー。
やっぱり、お茶を嗜むような人だったわけね」
婦「近江彦根藩の第15代藩主よ」
↑彦根城天守。国宝です。
み「暗殺されたのは、何歳の時だったんですか?」
婦「満で44歳ね」
み「そんなに若かったんですか。
肖像画を見たことが有りますけど……。
どう見ても、60代でした」
婦「昔の人は、貫禄があったものよ」
み「しかし、わたしは……。
どうにも、お茶の作法というのに馴染めませんな」
律「習ったことあるの?」
み「ありまっかいな。
そもそも、茶の飲み方なんぞ、人に習いたくないわね。
冷めた茶なら、腰に手をあてて、かっくらえばいいし……」
み「熱ければ、音立てて、ずびずび啜ればいいのよ」
↑マスクをしたまま啜るのは、どうかと思われますが。
律「呆れた女」
み「そう言えば、一度だけ、真似事をしたことがあった」
律「いつ?」
み「高校のとき。
友だちに誘われて、女子高の文化祭に行ったのよ」
↑正門前のこの坂は、『乙女坂』と呼ばれてます。
み「その友達の友達が、そこの茶道部に入っててさ」
み「無理やり、お点前を付き合わされた。
まー、気恥ずかしいったらありゃしない」
律「どうしてよ?」
み「あの、もっともらしい所作。
茶碗を回したりしてさ。
あれ、なんで回さにゃならんの?」
律「知らないわよ」
み「茶碗の裏側に、忍者が隠れてないか確かめるとか」
↑隠れてるつもりでしょうか?
律「そんなわけないでしょ」
婦「あれはね……。
主人は、茶碗の一番美しい絵柄を客に向けて出すのよ」
↑薩摩焼です(焼き芋ではない)。
婦「でも、お客としては、そこに口を付けるのは失礼にあたる。
だから、客は茶碗を回して飲む位置をずらすわけ」
み「なんじゃそりゃ!
減るもんじゃなし!」
律「あんたは、日本一、茶道に向かない人間だと思うわ」
み「向かなくて結構毛だらけ」
婦「お時間取らせて、ごめんなさいね。
それじゃ、ごゆっくり召し上がれ」
律「はい。
いろいろ、ありがとうございました」
み「やれやれ。
やっと食べられる」
律「そんなこと、言うもんじゃないわよ。
親切に教えてくださったのに」
み「問題まで出さなくたっていいじゃない」
律「勉強になったわ」
み「いいですな。
物を知らない人は。
聞くことみんな、勉強になって」
律「失礼ね」
み「タラコも食べたいけど……」
み「こんなのばっかり食べてたら、元が取れん」
律「タダなんだから、元なんて無いでしょ」
み「タダって行っても、早い話、宿泊料に込みってことでしょ。
これも、立派な原価のうちだもの」
律「ま、それはそうでしょうけど。
わたしは、あとは……。
スクランブルエッグでも、取ってこようかしら」
↑パサージュで出される実物です。詳しくは、こちらを。
み「おー、スクランブルエッグ、いいですな。
なぜか、旅先の朝食で食べたくなるよね」
律「ハムとかソーセージは?」
↑パサージュで出される実物です。ウィンナーとソーセージって、どう違うんでしょう?
み「それは、あんまり……。
焼き魚、無い?」
↑ありました。『赤魚の西京焼き』だそうです。これは、美味しそう。
律「ほんと、安あがりな嗜好ね」
み「健康的と言ってくりゃはい。
やはり、日本的な朝食が一番なんだよ」
↑日本的朝食の定番、『ほうれん草のおひたし』です。
律「ま、それは間違ってないけどさ」
さて、席につきました。
み「それでは、三種の神器からいきますかな。
まずは、味付け海苔から」
↑パサージュの画像がありました。納豆と焼き海苔ですね。
み「よーし、今日は、思い切って、醤油でいくぞ」
↑パサージュの画像ではありません(為念)。
律「味が付いてるんだから、あんまりかけないのよ」
み「そこでんがな。
なので、家では、無塩醤油をかけてます」
律「何もかけなくていいじゃない」
み「やっぱり、黒っぽい液体が着いてないとね。
バリパリじゃ、味気ないっす」
律「ま、確かに、見た目とか食感も大事だからね。
幼いころからの嗜好って、そういうところに残ってるものだから」
み「今日は、許しを得て、本物の醤油をかけます」
律「誰が許したの?」
み「旅の神様」
↑ほんとに旅行の神様がいるんですね。熱田神宮(名古屋市)内にある下知我麻(しもちかま)神社。
み「いただきまーす。
んまい!
やっぱり、本物の醤油は違うわ。
納豆にも、かけちゃお」
↑やはり、東日本の食材ですね。
み「うひょ。
タブーを破る快感もありまんな」
律「家では、納豆にも無塩醤油?」
み「左様です。
味が無いのじゃ」
律「そりゃそうでしょうね」
み「まさしく、味気ないのよ」
律「なんで急に、そんなに禁欲的になったのよ」
↑わたしではありません(仲間由紀恵さんです)。
み「やっぱり、血圧がね。
毎朝、測るんだけど……。
150もあると、朝からがっくり来るのよ」
律「それは、高いわね」
み「最近、寝てる間に死ぬんじゃないかって……。
心配で目が覚める。
ドキドキして、眠れなくなることもある」
律「精神的な方のケアが必要なんじゃないの?」
み「枕元に、電話機も引っ張ったし」
↑こんなかっちょいー電話機ではありませんが。
律「何でよ?」
み「119番、かけるために決まってるでしょ。
わたしは、2階で一人で寝てるの。
母は、1階で寝てるから……。
もし、苦しくて、母親まで届く声が出せなかったら……。
その場で、悶死するかも知れないじゃない」
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★Mikiko
03/04/2015 07:25:05
□東北に行こう!(1081-2/2)
律「携帯、置いとけばいいでしょ」
み「もし、バッテリーが切れてたらどうするの!」
み「まさしく、死んでも死にきれんわい」
律「やっぱり、精神面が問題よ」
み「だから!
もし、血圧が正常値になれば……。
精神的にも、少し楽になると思うのよ」
↑せめて、このくらい。
律「確かに、それは言えるかもね」
み「最近は、減塩に気をつけるだけじゃなくて……。
ナットウキナーゼに……」
み「EPAに、DHAも取ってる」
律「納豆は、毎朝、食べてるんでしょ?」
み「さらに、サプリでも取ってます」
律「取り過ぎなんじゃないの?」
み「さらに、最近は、ミミズの乾燥粉末も飲んでる」
律「あぁ、聞いたことあるわ。
血栓を溶かすっていう、あれでしょ」
み「左様です。
ミミズは、動物実験施設で、廃棄物処理のために利用されてた。
そこの研究者が、あることに気づき、不思議に思った。
さて、それはなんでしょう?」
律「わからないわよ。
問題はいいから、早く続けなさい。
でも、食事中に、あんまりミミズの話は聞きたくないわね」
み「お聞きなさい!
ミミズはね……。
死んだら、土の中で消えてなくなるんだって」
み「ご遺体が残らないの。
それを不思議に思った研究者が調べてみると……。
なんと、ミミズの持つ酵素に、タンパク質を溶かす力があることがわかった。
つまり、その酵素のおかげで……。
ミミズは、自ら溶けちゃってたってこと」
律「その酵素が、血栓を溶かすってわけね。
でも、医学的には証明されてないんじゃなかった?」
み「確かに。
その酵素だけを取り出して飲むより……。
ミミズを丸ごと飲んだ方が、効果があるんだって。
たぶん、ミミズの中で、いろんな成分が、相互に作用してるのよ」
律「でも、ミミズってのがね」
↑幸せそうです。
み「小さなカプセルに入ってるから、飲みにくさは、全くないの」
律「でも、お腹の中でカプセルが溶けたらどうなの?」
み「わたしも、最初はそれを心配した。
臭いが上がってくるんじゃないかって。
なので、1日分の試供品を取り寄せて飲んでみたの」
律「あんたにしては、慎重ね」
み「安くないからよ。
1ヶ月分で、1万円ちょいかな。
それだとちょっと厳しいから……。
わたしは、少し量を加減してるけど。
それでも、1ヶ月7,000円くらいにはなる。
もし買ってから、飲めないような代物とわかったら、大損こくからね」
律「大丈夫だったわけ?」
み「一切、臭いとかは無し。
拍子抜けするくらいだった」
律「へー。
不思議ね。
医局時代、釣り好きな先生がいてね。
1度、連れてってもらったけど……。
ミミズの餌は、無理だったな。
臭いし」
み「だよね。
うちも、ジイちゃんが飼ってた」
律「ミミズを?
何で飼うのよ?」
み「もちろん、芸を仕込んで、サーカスに売るためよ」
律「……。
ウソよね」
み「当たり前でしょ。
釣り餌として飼ってるのよ。
一斗缶に土を入れて、その中で飼ってた。
み「で、釣りに行く時、一斗缶を掘り起こして、ミミズを収穫するわけ」
わたしも、釣りに連れてってもらったことがあったけど……。
やっぱ、臭いが強烈。
しかも、ジイちゃんは、大きいミミズだと、ハサミで2つにちょん切ってつけるんだよ」
律「想像したくもないわ」
み「ミミズは痛がって、ピンピンはねて、グルグル巻きになる」
↑チェンマイ名物、『サイウア(チェンマイ・ソーセージ)』。
み「幼心にも、ミミズが気の毒でね。
さらにそれから、針に刺されてでしょ」
↑あまりにも無残。イクラにしましょう。
み「しかも、水の中に漬けられた挙句、魚に食われるのよ」
み「もう、フルコースの拷問って感じでさ。
どんだけ悪いことしたら、こんな目に合うのかってほど。
しかも彼らは、なに一つ悪いことなんかしてない。
単に、一斗缶の中で土を食べてただけなのよ」
律「なんか、食欲、無くなってきた」
み「助けてやれないことが不憫でね。
そんな迷いながら釣ってるせいか……。
一度、祟りにあったことがある」
律「ミミズの?」
み「そうとしか思えない」
↑ずばり『蚯蚓(みみず)神社』。
み「ミミズを可哀想に思いながらも……。
ジイちゃんに、針に付けてもらって釣ってたんだから」
律「どんな祟りよ?」
み「川っぷちの土手みたいなところで、斜面に座って釣ってたの」
↑こんな綺麗なところではありませが、こんな感じのところです。
み「たぶん、下の草が滑ったんだね。
あれ?、って感じで、滑り台みたいに、そのまま川の中に滑りこんだ。
でも、不思議と恐怖は感じなかった。
モコモコのアノラック着てたから……。
立ったまま、身体が水に浮いてたし」
↑ここまでの余裕はありませんでしたが。
み「でも、見上げるジイちゃんの顔が引きつってたのは、はっきりと覚えてる。
背後の空が真っ青でね」
律「で、助かったわけよね。
ここにいるんだから」
み「うん。
浮いてるうちに引き上げられた」
み「でも、そこからが恥ずかしかったの」
律「なんで?」
み「脱がされたのよ。
野外ストリップ。
寒い時期にビショビショなんだから、当たり前だろうけど」
律「案外、ませてたのね。
恥ずかしいなんて」
み「脱いだのは、そんなに恥ずかしくなかったのよ。
恥ずかしかったのは、その後。
ジイちゃんのパンツを穿かされたの。
『おそ松くん』に出てくる、デカパンって知ってる?」
律「あぁ。
シマシマの大きいパンツ穿いてるオジサンでしょ」
み「ジイちゃんのパンツのシルエットがね、あの形よ。
しかも、らくだ色」
↑これよりもっと、生地が厚かった。
み「それをあなた、花も恥じらう小学生の女の子が穿かされたのよ。
恥ずかしいのなんのって。
しかも、その上には、何も穿いてないわけだからさ。
自分のズボンは、びしょ濡れだし……。
ジイちゃんは、パンツだけわたしに穿かすと、ズボンは自分で穿いちゃってるし」
律「なんで?」
み「パカモン。
パンツもズボンもわたしに穿かせたら、ジイちゃんの下半身はスッポンポンではないか。
そんな格好で家に帰れるわけないでしょ。
車ならまだしも、バイクだったんだから」
↑こんな感じのバイクでした。
律「デカパン穿いて、バイクに乗ったわけね」
み「人生、初の汚点だったわね。
らくだ色のパンツが風に翻る光景、まだ覚えてるもの」
律「どうしてそう、バカバカしいエピソードばっかり持ち合わせてるのかしら」
み「人に歴史あり」
↑そういう番組があったようです。写真は、檀一雄(右)と森敦(左)。
律「情けない歴史。
でも、どっからこんな話になったのよ。
あ、そうそう、ミミズじゃないの。
で、結局、そのミミズ粉末は、効いてるわけ?」
↑『仮面ライダー』に登場するミミズ男。
み「初めて飲んでから、2日目だったかな。
朝、血圧を測って、びっくら仰天した」
律「どうしたのよ?」
み「118の73だったの」
↑惜しい!
律「理想的じゃない」
み「あんまり見慣れない数字だから驚いたよ。
一瞬、血圧計に為替が表示されてるのかと思った」
↑今ひとつ。
律「ギャグはいいから」
み「でも、逆に心配になった」
律「なんでよ?」
み「だって、こんなペースで下がったら……。
あっという間に、血圧が無くなっちゃうじゃない」
律「いらないギャグはいらないって言ってるの。
で、その後は、どうなのよ」
み「なんやかや言うて、興味津々ではないか」
律「ま、お酒を飲むからね。
血圧とかは、やっぱり心配なんです」
み「翌日、80-50くらいになってるかと思って測ったら……」
律「測ったら?」
み「147-83だった」
↑近似値!
律「何それ」
み「元の木阿弥です」
↑戦国時代の武将筒井順昭が病死しましたが、子の順慶はまだ幼かった。で、順昭の死を隠すため、声の似ていた木阿弥という男を寝所に寝かせ、外来者を欺き続けました。そして、順慶が成人した後、ようやく順昭の死が公表されたのです。これによって、殿様の寝所で暮らしていた木阿弥は、再び元の身分に戻ったという故事から、“元の木阿弥”という成句が出来たそうです。
律「効かないんじゃないの」
み「2日くらいで、わかりまっかいな。
一進一退を繰り返しつつ、徐々に下がっていけばいいでしょ。
長い目で見てやらねば」
↑細い目とも云う。
律「ずいぶん、ミミズの肩を持つじゃないの」
み「ミミズに肩があるかい」
↑ミミズ男にはあります。
律「また、混ぜっ返す」
み「肩を持つのも……。
血圧以外に、妙な体調変化があったからよ」
律「どんな?」
み「うんこの出が良くなったの」
律「また、食事時に」
み「聞きたくない?」
律「聞きたい」
み「でしょ。
お通じの話は、女性にとって、最大の関心事だからね」
↑薬局が作ってるチラシだそうです(こちら)。
律「早く話しなさいよ」
み「回数も増えたんだけど……」
↑わたしは時に、これ以上。
み「それ以上に驚くのが、量なの。
もう、てんこ盛り」
律「……。
やっぱり、聞かなきゃ良かった」
み「どう考えても、食べた量より多いって日もある。
まるで、うんこを生産する生き物になった感じ。
体質が、ミミズ化してるのかな?」
↑古き良き時代のB級映画『ミミズバーガー』より。
律「知らないわよ」
み「でも、心なしか、腰回りがスッキリした気がする」
↑ここまでいくと、ホラーです。
律「そうは見えないけど。
気のせいじゃないの」
み「うんにゃ。
確かに違う。
ミミズって、スマートじゃない」
↑『もやしもん』というアニメに出現した人面ミミズ。ミミズに載ってるのが、“もやしもん”らしいです。
律「単に長いだけでしょ」
み「肥満のミミズって、見たことある?」
律「太いのは、いるんじゃないの」
み「でも、ツチノコみたいにはなってないでしょ」
↑これは、綺麗な置物ですね。
コメント一覧
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1. ハーレクイン- 2015/03/14 22:25
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恒例、吉例のご紹介コメ。お送りしましょう。
場面は変わらず、青森駅前ホテル「パサージュ」での朝食シーンです。それにしてもよく食べるなあ。
●赤と青があります「みず」。残念ながら黄色はありません。
●山菜料理は、揚げものが多いようです。最低でも茹でるようで、生でそのまま食べられる山菜といいますと、この「みず」と「アサツキ」くらいですかね。
ま、茹でて和え物、が無難でしょう(京「花よ志」あやめからの番宣でした)。
●塩茹で。水に晒して、生姜、醤油、マヨネーズ。お好きにどうぞ「みず」。
●>み「それも、いただき」、「みずの葉」天ぷら。
●叩き「みず」の味噌和え。たまりまへんな。
●通な店、青森「六兵衛」さん。六兵衛は「ろくひょうえ」と打ち込みます。あ、これ前回に書いたな。
●♪金木から車に乗って青森に着いた~
●時間も料金もかかる鉄道。えーと、乗車料金は一人1520円だから……この計算も前回やったな。
●懐かしの「津軽あすなろライン」。懐かしのって、ついさっきじゃん。
●婦「あなた方みたいな、若いお2人……」。若いお2人ねえ、ま、よろしかろう。♪わかい若い 若い二人の事だもの~は北原謙二『若い二人』。
●ルノーのカングー。目立つ車はよくイタズラされます。ごちうい。
●プロも顔負け、青森案内人津島のおっさん。
●嬉しいのよ、風呂トイレ別の部屋。
●宿泊に1万以上は出しません。いちおー五七五でおま。
●夫の娘、70歳の木村ムメノさん。名前で歳がばれるな。
●「好きなだけ食べてちょうだい」バイキング。いちおー五七五でおます。
●「ここで問題です」おねーさん。最初に出した問題は何だったかなあ。作者も覚えとらんだろうなあ。
●一期一会は……聖徳太子!坂本竜馬!遠山金四郎!勝海舟!德川慶喜!德川吉宗! 時代も所属も、見事にばらばら。
●さらに、松平容保!土方歳三!佐々木小次郎!宮本武蔵!天草四郎!沖田総司!で正解が出ました。
●正解はいいけど、見事な福助顏、沖田総司。女性ファンからブーイングが出るぞ、と。
●粗暴系といいますと、なんといいましてもこのお方、近藤勇。「抜けば玉散る……」じゃなくて「今宵の虎鉄は血に飢えている」。
●土方歳三といいますと……。記憶違いかもしれませんが、浅田次郎(好きやなおっさん)の『壬生義士伝』がテレビドラマになったとき、馬に乗って悠然と登場したような……いや、主人公吉村貫一郎、新撰組でいちばん強かった男、の方だったか。
●で、一期一会は井伊直弼。ご存じ、桜田門の井伊大老ですな。
先日のNHKで、「桜田門外の変」特集をやりました。それによりますと、井伊直弼は剣で切られたのではなく、短銃で射殺された、とか。
●国宝彦根城。♪遠くかすむは彦根城 波に暮れゆく竹生島……。
●女子高前の「乙女坂」。名前はいいが、沿道風景がな、も一つだな。
●お茶の作法。
いま『リュック』は「アイリス」編だけど、本編に戻ったら茶道部をやりたいと思ってるんだよ(久方ぶりの番宣でした)。
●日本一茶道に向かない猫。
●タラコ、スクランブルエッグ、ウィンナソーセージ。朝食だからしょうがないんだろうけど、安上がりですなあ(ま、タダでっから;青森「パサージュ」)。
●西京焼き。
魚を西京味噌に漬け込んだ後に焼くこと。
西京味噌とは、京都産の白味噌。西京とは西の都、つまり京都の事です。ということは、西京味噌は東京遷都以後に生まれた味噌、ということになりますが、さて……。
●そこでんがなまんがな、で話題は無塩醤油。
>み「パリパリじゃ、味気ないっす」
そうかのう、「み」さん。海苔の命は「パリパリ」にあると思うが。
で、無塩醤油には味が無い。ということは、見た目の効果だけなんだな、無塩醤油。まさに「味気ない」、というやつだな。
●ナース、じゃなくてシスター姿の仲間由紀恵さん。何着ても似あうねえ、美人は。
『相棒』次回シリーズの「相棒」、というのはホントなんだろうか。楽しみだなあ。
●血圧。上はあまり気にしなくていいよ、「み」さん。下が90を切るように頑張りましょう。
●子供と猫はワケの分からんとこで切れる。今の若い衆もな。
●ナットウキナーゼ! EPA! DHA! うーむ。まったくわからん。
●虎は死して皮を残し、ミミズは死して残すもの無し。
●1ヵ月1万円のミミズサプリ。死んだ方がましだな。
●気の毒なミミズ。釣り上げられる魚はもっと気の毒だ。
●武士たる者の心得。立ち泳ぎ。そういえば、白土三平『カムイ伝』に、こんなセリフあったなあ。「拙者、泳ぎを心得ぬ……」。
●『おそ松くん』のデカパンおじさん。名前はそのまま「デカパン」だそうです。
●人生の汚点、デカパンバイク。
●「人に歴史あり」
それにしても、壇一夫と森敦の対談って、すごいね。今だと、壇れいと森公美子だろうかね。
●無くなる血圧。ご臨終です、ちーん(仏壇の鈴の音)。
●「元の木阿弥」の解説、ご苦労様です。ちなみに、木阿弥は「盲人の僧侶」だそうですから、座頭だったんですかね。まさか検校ではないでしょう。
●ミミズ男に肩あり、人に歴史あり。
●薬局のチラシって、なんで手書きなんだろうね。
●ホラー腰回り、本物かね。死んでるよ、絶対。まさにホラーだな。
●人面ミミズ。人面魚は……本編でやったな。
はい、ということでございまして、旅ももう4日目。たっぷりバイキング朝飯をいただいておりますお二人さん。案内人「婦」さん退場後も腰を上げそうにありません。まるで朝食パーティですが、残念ながら酒はありません。
続きは、次回!
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2. Mikiko- 2015/03/15 08:33
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ありがとうございます。
山の雪が解けると、新潟は山菜採りの季節。
今から、そわそわしてる人も多いんじゃないでしょうか。
ホームセンターには、熊避けの鈴も並んでます。
ムメノさん。
これはたぶん、名前の方を作ったと思います。
ここで問題です!
新幹線(ミニ新幹線を除く)の駅数が、最も多い都道府県はどこでしょう?
井伊直弼。
テレビ、見ました。
井伊直弼は、剣術の達人でもあったそうです。
それが、あっさり討ち取られたのは……。
短銃の狙撃で脊髄を損傷し、動けなくなってたからだとか。
味付け海苔。
最近は、パリパリのを食べてます。
でも、こないだ買ったやつは、湿気ってて海苔がみんなくっついてました。
血圧。
下が90を越すことは、月に1~2回くらいです。
ミミズサプリは、量を加減してるので、1ヶ月7,200円になります。
これで心の平安が買えれば安いものじゃないですか。
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3. ハーレクイン- 2015/03/15 09:45
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やったことないので、も一つぴんと来ないのですが、あれは採った山菜を食べるのが目的なんですかね。それとも、採るために野山を散策するのが楽しいんでしょうか。
新幹線の駅数。
こういう問題は、ネット時代には成り立たんって(以前に言われたから仕返しじゃ)。
現時点では岩手県。
「一ノ関」「水沢江刺」「北上」「新花巻」「盛岡」「岩手沼宮内」「二戸」の7駅。全て東北新幹線です。
今年から新潟県も7駅になります。
これまでは、上越新幹線の「越後湯沢」「浦佐」「長岡」「燕三条」「新潟」の5駅。
で昨日、北陸新幹線が金沢まで延伸され、「上越妙高」「糸魚川」の2駅が加わり、岩手県と同じく7駅になりました。
桜田門外の変。
あ、そうか。
動けないところを、最後は刀で討ち取られたんだったな、井伊直弼。
『相棒』に、「桜田門内の変」というタイトルの回があります。警視庁内のごたごた・不祥事がテーマの特番でした。井伊直弼とは何の関係もありません。
ふーん。
ミミズサプリは心の平安京。
なるほろー。
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4. Mikiko- 2015/03/15 12:40
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岩手と新潟が同数で1位です。
でも、新潟県には、冬季限定の臨時駅『ガーラ湯沢』があるので……。
新潟の判定勝ち!
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5. ハーレクイン- 2015/03/15 15:05
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上越新幹線上越線支線の終着駅。
といっても、分岐する越後湯沢駅から、わずか1.8㎞の位置になります。ということは、上越線支線の路線距離も1.8㎞ということですね。
しかし、まさか新幹線に支線があるとは知りませんでした。
ただし、ガーラ湯沢駅は冬季のみの開業、要するにスキー客用の臨時駅なんですね。
駅の住所は、新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢。
地上駅。ホームは1面2線。要するに島式ホーム一つだけということです。
実質的に新幹線の駅とはいえ、越後湯沢駅-ガーラ湯沢駅間は、法的には在来線扱いだそうです。意味わからん。
「ガーラ」ってなんじゃらほい。
英語で「祝祭GALA」だそうです。
おめでたい駅名ですなあ。
で、おめでたい駅名に興味を持つお方はおられるもので、次の駅名を紹介されておられます。残念ながら西日本限定ですが。
JR神戸線 宝殿(ほうでん)
JR大阪環状線 玉造(たまつくり)
JR嵯峨野線(山陰線) 吉富(よしとみ)
JR万葉まほろば線(桜井線) 金橋(かなはし)
JR阪和線 鳳(おおとり)
JR宝塚線・阪急電鉄宝塚線 宝塚(たからつか)
京阪電鉄本線 御殿山(ごてんやま)
京阪電鉄本線 光善寺(こうぜんじ)
JR日豊本線 財光寺(ざいこうじ)
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6. Mikiko- 2015/03/15 18:12
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『ガーラ湯沢スキー場』の玄関駅。
駅舎が、そのままスキーセンターになってます。
『ガーラ湯沢スキー場』は、JR東日本のグループ会社である㈱ガーラ湯沢が運営するスキー場。
こういうのを、“我田引水”と云うんじゃないでしょうか。
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7. ハーレクイン- 2015/03/15 20:24
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と読んだのは誰だったかなあ。
もちろんギャグです。
ガーラ湯沢。
鉄道、駅、スキー場。みんな一緒に大儲け。当然ホテルもやってるんだろうなあ。
こういうのを「込み込み」と云います(ちがう違う)。
そういえばぜんぜんかんけーないけど、千葉県市原市のご当地アイドルに「こみこみ☆こみ~な」というのがいるそうです。5人組の少女ユニット。
例の小湊鉄道が名前の由来とか。タイアップしてるんですかね。
(たぶん)デビュー曲は『小湊ラプソディー』。(たぶん)売れないと思います(ごめんな、こみ~な)。