2012.3.3(土)
さて、不思議なる「海潮路」を出たら、バス停1区間分歩かにゃなりません。
1.4キロメートルくらいあるけど、下り坂なので15分くらいじゃないかな。
ようやく須我神社に着きました。
13:30前です。
帰りのバスは14:16なので、滞在時間は45分くらいしかありません。
この須賀の地に雲の立ち昇るのを見て、スサノオノミコトが、日本で最初の和歌を歌いました。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
この歌に接するたびに思うことなんですが……。
これって、いい歌なんですかね?
ようわからんです。
わたしには、「ああ松島や」の句と同じに思えますが……。
どうもこの神社、あんまり見るとこが無いみたいです。
↓こういうの常時やってくれればいいんだけど、これは特別な日だったみたいです。
45分の滞在時間は、ちょっと余るかもです。
さて、帰りのバスが来ました。
14:16、発車です。
乃木駅着、14:38。
ここでバスを乗り換えます。
乃木駅発、15:00。
行き先は今日のお宿。
★゚・*:.。.:*・゜玉造温泉 ゚・*:.。.:*・゚★
天平時代に編まれた『出雲風土記』に、「ひとたび濯げば、形容麗正し(かたちきらきらし)」と、記された名湯です。
15:16、史跡公園入口で下車。
今日のお宿は、バス停から徒歩1分。
「華仙亭 有楽」さんです。
チェックインは15:00なので、もうお部屋に上がれます。
でもまだ、夕食までは時間がありますね。
夕べは、宿に着いたのが17:30分を回ってましたから、すぐに露天風呂に飛び込んじゃったけど……。
今日は、だいぶ余裕があります。
お部屋に荷物だけ置いて、玉造温泉を散策しましょう。
わたしは、温泉街の雰囲気が大好きなんです。
この玉造温泉も、いかにも「温泉街」って雰囲気です。
玉湯川の両岸に、びっしりと温泉旅館が連なってます。
橋がたくさん架かってますね。
全部の橋を、アミダクジみたいに渡って行きましょう。
川沿いには、足湯も2カ所設けられてます。
今日はいい天気だったので、空が夕焼けてきました。
故郷を遠く離れた、夕暮れの温泉街にいるかと思うと、なぜだか胸が切なくなります。
さて、旅館の明かりが、こうこうと灯り始めました。
わたしたちも旅館に戻りましょう。
落ち着いたお部屋が、待っててくれました。
もちろん、客室露天風呂付き!
お食事は、和懐石も選べるけど……。
ゆうべ食べましたからね。
今夜は、食事処でフレンチコースをいただきましょう。
シェフは、パリの三つ星レストランで修行された方だとか。
明日の朝は少し早いので……。
夕食を食べたら……。
荒淫は控えめに(3回くらい?)。
早めに寝ましょうね。
◆9月22日(火曜日)【4日目】
今日で、旅行も終わりです。
お風呂に入れるのも、今朝が最後。
最後の朝は、やっぱり大浴場を楽しみたいです。
朝食のメインは、大アジの干物(奥のヤツ)。
で、でかい……。
さて、朝食を食べたら早々に出発です。
8時前には出ましょう。
山陰本線の玉造温泉駅まで歩きます。
20分弱の道のり。
朝の温泉街ってのも、気持ちいいものです。
玉造温泉駅から、8:25発の普通電車に乗ります。
こんなに朝早く出たのは……。
帰途につく前に、もう1カ所行ってみたいとこがあるんです。
それは、「足立美術館」。
当初、旅程を組んだときは……。
岡山で途中下車して、後楽園を見ようかと思ってました。
けど、淡雪さんから足立美術館のご紹介を受け、急遽変更。
後楽園は、岡山県の回にまわします。
もう1カ所、淡雪さんにご紹介された境港は、鳥取県の回に取っておくことにしますね。
さて、おしゃべりしているうちに、普通電車は安来駅に着きました。
8:58です。
駅前から美術館まで、無料のシャトルバスが出てます。
始発、9:05発のバスがもう待ってました。
美術館までは、20分。
無料シャトルバスなんて、サービスいいじゃんとお思いの方へ……。
入館料がそれなりですからねー。
2,200円です。
こりゃ、バス料金込みだわな。
でもまぁ、これだけの入館料取られる価値はあるんです。
この美術館、日本ではあんまり知られてないみたいですけど……。
実際、わたしも知らなかったですしね。
でも、世界的には有名なんですよ。
ミシュランの旅行ガイドでは、最高評価の「三つ星(わざわざ訪れる価値のある場所)」。
ミシュランと双璧のブルーガイドでも、「三つ星」。
評価されてるのは、その庭園。
おととい泊まった「皆美館」が、アメリカの専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に紹介されてると書きましたが……。
足立美術館は、なんと2008年まで、6年連続「庭園日本一」に選ばれてます。
2位がどこだと思います?
桂離宮ですよ。
ブルーノ・タウトが「泣きたいほど美しい」と絶句した、あの桂離宮を凌ぐ庭園というわけ。
じっくりと楽しみましょう。
今日は天気も良くて、ほんとに緑が綺麗です。
時間があったら、半日くらいいたいですね。
旅程の組み方、失敗しちゃったかな。
どうやら、内部の美術館は、ほとんど見る時間がないみたい……。
あっという間に、予定時間が過ぎちゃいました。
後ろ髪を引かれつつ、無料シャトルバスまで戻ります。
美術館発、11:10。
安来駅着、11:30。
お昼は、特急電車の中でいただくつもり。
お弁当を買いましょう。
安来といえば?
もちろん、どじょうすくいですよね。
「どじょう弁当」というやつが売られてます。
どじょうの姿を想像すると……。
ちょっと引いてしまいますが……。
もちろん、生のどじょうなんか入ってやしません。
唐揚げとか蒲焼きになってて、生々しい姿はしてないようです。
勇気を出して、ここは買いです!
左は、「男のどじょう弁当 安来武士/1,200円」。
右が、「どじょっ娘弁当/1,000円」。
例によって、ひとつずつ買って半分こ♪
駅には、「観光交流プラザ」が併設されてて、食事を摂れるスペースもあります。
お腹が空いて我慢できなかったら、ここで食べちゃうこともできますね。
わたしたちは、親子連れに席を譲り、車中で食べることにしました。
さて、ホームに電車が入って来ました。
安来駅発12:18の「特急 やくも16号」です。
座るや否や、お弁当を広げます。
うん、うまい!
どじょう弁当、正解です(たぶん)!
14:40、「やくも16号」は、岡山駅に到着しました。
当初の旅程では、早めの「やくも」に乗って、この岡山で下車し、後楽園を見るつもりでした。
でも後楽園は、岡山県の回にまわしたので……。
今回は乗り換えのみ。
急がなくちゃ。
「新幹線 のぞみ32号」の発車は、14:49です(また、この顔か!)。
新大阪着、15:35。
駅前から、大阪国際空港までの連絡バスが出てます。
新大阪駅前発、15:55。
大阪国際空港着、16:20。
後はもう、JAC(日本エアコミューター)の2249便に搭乗するだけ(プロペラ機……)。
17:30、離陸です。
新潟空港へは、わずか1時間5分の旅。
18:35着。
寝てるヒマもありませんでした。
旅は終わっちゃったけど……。
お休みはもう1日あります!
元気よくタラップを降りましょう。
さぁて、新潟駅まで戻って、打ち上げだ!
みなさま、出雲への旅、いかがでした?
今回の旅程で、反省点をあげるとしたら……。
スサノオ関連のとこでは、須我神社しか行けなかったこと。
まぁ、鳥上はムリとしても……。
八重垣神社くらいは行きたかったな。
でもね。
言い訳を言わせてもらうと……。
公共交通機関の連絡が悪いんです。
なので、神話の地を思うように回ろうと思ったら……。
タクシーを借り切るか、レンタカーを使う方がいいと思います。
さて、楽しかった出雲旅行ですが……。
いったい、いくらかかったのでしょうか?
計算は、9月19日に新潟駅を出発してから、22日に新潟空港に降り立つまで。
2人分の金額を算出してみます。
◆9月19日(土曜日)【1日目】コメント274~275
上越新幹線「Maxとき330号(新潟→東京)」に乗車。
新潟から東京までの乗車券が、5,460円。
特急券が、4,300円。
合計、9,760円。
2人分だから、19,520円になります。
続いて、東京の「居食屋 和民 八重洲店」での夕食。
「ぐるなび」を見ると、平均予算は、2,400円となってますが……。
こんなんじゃ済まないでしょうね。
4時間以上飲んだんですから。
1人、4,500円だな。
2人分で、9,000円になります。
続いて、「寝台特急サンライズ出雲」。
東京から出雲市までの乗車券が、11,660円。
特急券が、3,150円。
これに、寝台料金、7,350円(1人分)が必要になります。
合計で、22,160円。
2人分だから、44,320円になります。
あ、そうそう。
大事なのを忘れてました。
シャワーカードを買ったのじゃ。
1枚300円。
2人分で、600円。
この日の合計、73,440円。
◆9月20日(日曜日)【2日目】コメント276~277
朝食は、「サンライズ出雲」の車内販売。
サンドイッチが500円、ホットコーヒーが300円。
合計で、800円。
2人分で、1,600円。
「サンライズ出雲」を降り、「電鉄出雲市駅」から一畑電車に乗車。
出雲大社まで、480円。
2人分で、960円。
「出雲大社」と「古代出雲大社模型展示館」は、入場無料。
「出雲大社」でのお賽銭は、旅費から除外。
「やしろや」で昼食。
「特製割子そば」が900円。
2人分で、1,800円。
「古代出雲歴史博物館」の入館料が、600円。
2人分で、1,200円。
再び一畑電車に乗車。
「松江しんじ湖温泉」まで、790円。
2人分で、1,580円。
「月照寺」の拝観料が、500円。
高けー!
亀見て、500円かよ!
2人分で、1,000円。
「小泉八雲記念館」の入館料が、300円。
「小泉八雲旧居」が250円。
「記念館」と「旧居」が別料金になってますので、ご注意ください。
あと、「武家屋敷」が、300円。
合計、850円。
2人分で、1,700円。
「北堀町」バス停から、一畑バスに乗車。
「松江大橋北詰」まで、150円。
2人分で、300円。
「皆美館」に宿泊。
料金は……。
34,800円!
しかもこれ、1人分。
2人で、69,600円(入湯税等を含む)。
この日の合計、79,740円。
◆9月21日(月曜日)【3日目】コメント278~280
朝食の鯛めしは、もちろん宿泊料に込み。
皆美館を出て、カラコロ広場へ。
「ぐるっと松江堀川めぐり」に乗船。
料金は、1,200円。
2人分で、2,400円。
「めのうの店 川島」で、お土産を買いましたけど……。
これは、旅費に含めないことにします。
ちなみに、「勾玉ストラップ」は1,150円(いいごえん)、「紅水晶のうさぎ」は1,500円でした。
一畑バスに乗車。
「松江しんじ湖温泉」から「こも沢」まで、770円。
2人分で、1,540円。
「手打ちそば 海潮路」で昼食。
「割子そば」「釜揚げそば」、共に800円。
合わせて、1,600円。
「須我神社」は、もちろんタダ。
お賽銭はあげたけど(5円)、これも旅費からは除外。
一畑バスで戻ります。
「須賀」から「乃木駅」まで、600円。
「乃木駅」から「史跡公園入口」まで、390円。
計、990円。
2人分で、1,980円。
玉造温泉。
「華仙亭 有楽」に宿泊。
「インターネット限定ご宿泊プラン」を利用。
「1泊2食付きプラン」で「二階客室 露天風呂付」を予約。
1人、25,000円(案外安いじゃん)。
2人で、50,000円(やっぱ、高けー)。
この日の合計57,520円。
◆9月22日(火曜日)【4日目】コメント281~282
朝食は、宿泊料に込み。
「玉造温泉」から山陰線に乗車。
乗車券は、きのうイネさんに教わったやりかたで……。
「新大阪」までの「通し」で買うので、後で精算します。
「安来駅」で途中下車。
無料シャトルバスで、「足立美術館」へ。
入館料、2,200円。
2人で、4,400円。
再び無料シャトルバスで、「安来駅」へ。
昼食のお弁当を購入。
「男のどじょう弁当 安来武士」が、1,200円。
「どじょっ娘弁当」が、1,000円。
合計で、2,200円。
「安来駅」から、「特急 やくも16号」で「岡山」へ。
「岡山」から「新幹線 のぞみ32号」に乗り換え、「新大阪」へ。
乗車券が、「玉造温泉」から「新大阪」までの通しで、6,090円。
「やくも16号」の特急券が、1,050円。
「のぞみ32号」が、2,410円。
合計で、9,550円。
2人分で、19,100円。
「新大阪」駅前から、空港バスで「大阪国際空港」へ。
490円。
2人で、980円。
「大阪国際空港」から、JAC(日本エアコミューター)の2249便に搭乗。
「新潟空港」まで、29,000円。
2人で、58,000円。
プロペラ機に1時間乗って、豪華旅館の1泊分だもんな。
会社の経費じゃなきゃ、飛行機になんか乗る気にならんよ。
日航が大赤字なのも、むべなるかなです。
しかし、国際航空路線がないのに、なぜに「大阪国際空港」なんだ?
この日の合計84,680円。
★集計します(怖ろしい予感……)。
9月19日(土曜日)【1日目】 73,440円。
9月20日(日曜日)【2日目】 79,740円。
9月21日(月曜日)【3日目】 57,520円。
9月22日(火曜日)【4日目】 84,680円。
合計は……。
295,380円!
ま、またもや、30万円コ~ス!
北海道は6日間だったのに、ほとんど変わらん……。
やっぱ、豪華旅館の連泊が効いたな。
せっかく出だしは、寝台特急で節約したのに……。
こんなにかかるんじゃ、宝くじ当たらない限り行けないよ(泣)。
やっぱり松江は、夢の町か……。
次回の「紙上旅行倶楽部」は……。
節約旅行にしようかな……。
1.4キロメートルくらいあるけど、下り坂なので15分くらいじゃないかな。
ようやく須我神社に着きました。
13:30前です。
帰りのバスは14:16なので、滞在時間は45分くらいしかありません。
この須賀の地に雲の立ち昇るのを見て、スサノオノミコトが、日本で最初の和歌を歌いました。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
この歌に接するたびに思うことなんですが……。
これって、いい歌なんですかね?
ようわからんです。
わたしには、「ああ松島や」の句と同じに思えますが……。
どうもこの神社、あんまり見るとこが無いみたいです。
↓こういうの常時やってくれればいいんだけど、これは特別な日だったみたいです。
45分の滞在時間は、ちょっと余るかもです。
さて、帰りのバスが来ました。
14:16、発車です。
乃木駅着、14:38。
ここでバスを乗り換えます。
乃木駅発、15:00。
行き先は今日のお宿。
★゚・*:.。.:*・゜玉造温泉 ゚・*:.。.:*・゚★
天平時代に編まれた『出雲風土記』に、「ひとたび濯げば、形容麗正し(かたちきらきらし)」と、記された名湯です。
15:16、史跡公園入口で下車。
今日のお宿は、バス停から徒歩1分。
「華仙亭 有楽」さんです。
チェックインは15:00なので、もうお部屋に上がれます。
でもまだ、夕食までは時間がありますね。
夕べは、宿に着いたのが17:30分を回ってましたから、すぐに露天風呂に飛び込んじゃったけど……。
今日は、だいぶ余裕があります。
お部屋に荷物だけ置いて、玉造温泉を散策しましょう。
わたしは、温泉街の雰囲気が大好きなんです。
この玉造温泉も、いかにも「温泉街」って雰囲気です。
玉湯川の両岸に、びっしりと温泉旅館が連なってます。
橋がたくさん架かってますね。
全部の橋を、アミダクジみたいに渡って行きましょう。
川沿いには、足湯も2カ所設けられてます。
今日はいい天気だったので、空が夕焼けてきました。
故郷を遠く離れた、夕暮れの温泉街にいるかと思うと、なぜだか胸が切なくなります。
さて、旅館の明かりが、こうこうと灯り始めました。
わたしたちも旅館に戻りましょう。
落ち着いたお部屋が、待っててくれました。
もちろん、客室露天風呂付き!
お食事は、和懐石も選べるけど……。
ゆうべ食べましたからね。
今夜は、食事処でフレンチコースをいただきましょう。
シェフは、パリの三つ星レストランで修行された方だとか。
明日の朝は少し早いので……。
夕食を食べたら……。
荒淫は控えめに(3回くらい?)。
早めに寝ましょうね。
◆9月22日(火曜日)【4日目】
今日で、旅行も終わりです。
お風呂に入れるのも、今朝が最後。
最後の朝は、やっぱり大浴場を楽しみたいです。
朝食のメインは、大アジの干物(奥のヤツ)。
で、でかい……。
さて、朝食を食べたら早々に出発です。
8時前には出ましょう。
山陰本線の玉造温泉駅まで歩きます。
20分弱の道のり。
朝の温泉街ってのも、気持ちいいものです。
玉造温泉駅から、8:25発の普通電車に乗ります。
こんなに朝早く出たのは……。
帰途につく前に、もう1カ所行ってみたいとこがあるんです。
それは、「足立美術館」。
当初、旅程を組んだときは……。
岡山で途中下車して、後楽園を見ようかと思ってました。
けど、淡雪さんから足立美術館のご紹介を受け、急遽変更。
後楽園は、岡山県の回にまわします。
もう1カ所、淡雪さんにご紹介された境港は、鳥取県の回に取っておくことにしますね。
さて、おしゃべりしているうちに、普通電車は安来駅に着きました。
8:58です。
駅前から美術館まで、無料のシャトルバスが出てます。
始発、9:05発のバスがもう待ってました。
美術館までは、20分。
無料シャトルバスなんて、サービスいいじゃんとお思いの方へ……。
入館料がそれなりですからねー。
2,200円です。
こりゃ、バス料金込みだわな。
でもまぁ、これだけの入館料取られる価値はあるんです。
この美術館、日本ではあんまり知られてないみたいですけど……。
実際、わたしも知らなかったですしね。
でも、世界的には有名なんですよ。
ミシュランの旅行ガイドでは、最高評価の「三つ星(わざわざ訪れる価値のある場所)」。
ミシュランと双璧のブルーガイドでも、「三つ星」。
評価されてるのは、その庭園。
おととい泊まった「皆美館」が、アメリカの専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」に紹介されてると書きましたが……。
足立美術館は、なんと2008年まで、6年連続「庭園日本一」に選ばれてます。
2位がどこだと思います?
桂離宮ですよ。
ブルーノ・タウトが「泣きたいほど美しい」と絶句した、あの桂離宮を凌ぐ庭園というわけ。
じっくりと楽しみましょう。
今日は天気も良くて、ほんとに緑が綺麗です。
時間があったら、半日くらいいたいですね。
旅程の組み方、失敗しちゃったかな。
どうやら、内部の美術館は、ほとんど見る時間がないみたい……。
あっという間に、予定時間が過ぎちゃいました。
後ろ髪を引かれつつ、無料シャトルバスまで戻ります。
美術館発、11:10。
安来駅着、11:30。
お昼は、特急電車の中でいただくつもり。
お弁当を買いましょう。
安来といえば?
もちろん、どじょうすくいですよね。
「どじょう弁当」というやつが売られてます。
どじょうの姿を想像すると……。
ちょっと引いてしまいますが……。
もちろん、生のどじょうなんか入ってやしません。
唐揚げとか蒲焼きになってて、生々しい姿はしてないようです。
勇気を出して、ここは買いです!
左は、「男のどじょう弁当 安来武士/1,200円」。
右が、「どじょっ娘弁当/1,000円」。
例によって、ひとつずつ買って半分こ♪
駅には、「観光交流プラザ」が併設されてて、食事を摂れるスペースもあります。
お腹が空いて我慢できなかったら、ここで食べちゃうこともできますね。
わたしたちは、親子連れに席を譲り、車中で食べることにしました。
さて、ホームに電車が入って来ました。
安来駅発12:18の「特急 やくも16号」です。
座るや否や、お弁当を広げます。
うん、うまい!
どじょう弁当、正解です(たぶん)!
14:40、「やくも16号」は、岡山駅に到着しました。
当初の旅程では、早めの「やくも」に乗って、この岡山で下車し、後楽園を見るつもりでした。
でも後楽園は、岡山県の回にまわしたので……。
今回は乗り換えのみ。
急がなくちゃ。
「新幹線 のぞみ32号」の発車は、14:49です(また、この顔か!)。
新大阪着、15:35。
駅前から、大阪国際空港までの連絡バスが出てます。
新大阪駅前発、15:55。
大阪国際空港着、16:20。
後はもう、JAC(日本エアコミューター)の2249便に搭乗するだけ(プロペラ機……)。
17:30、離陸です。
新潟空港へは、わずか1時間5分の旅。
18:35着。
寝てるヒマもありませんでした。
旅は終わっちゃったけど……。
お休みはもう1日あります!
元気よくタラップを降りましょう。
さぁて、新潟駅まで戻って、打ち上げだ!
みなさま、出雲への旅、いかがでした?
今回の旅程で、反省点をあげるとしたら……。
スサノオ関連のとこでは、須我神社しか行けなかったこと。
まぁ、鳥上はムリとしても……。
八重垣神社くらいは行きたかったな。
でもね。
言い訳を言わせてもらうと……。
公共交通機関の連絡が悪いんです。
なので、神話の地を思うように回ろうと思ったら……。
タクシーを借り切るか、レンタカーを使う方がいいと思います。
さて、楽しかった出雲旅行ですが……。
いったい、いくらかかったのでしょうか?
計算は、9月19日に新潟駅を出発してから、22日に新潟空港に降り立つまで。
2人分の金額を算出してみます。
◆9月19日(土曜日)【1日目】コメント274~275
上越新幹線「Maxとき330号(新潟→東京)」に乗車。
新潟から東京までの乗車券が、5,460円。
特急券が、4,300円。
合計、9,760円。
2人分だから、19,520円になります。
続いて、東京の「居食屋 和民 八重洲店」での夕食。
「ぐるなび」を見ると、平均予算は、2,400円となってますが……。
こんなんじゃ済まないでしょうね。
4時間以上飲んだんですから。
1人、4,500円だな。
2人分で、9,000円になります。
続いて、「寝台特急サンライズ出雲」。
東京から出雲市までの乗車券が、11,660円。
特急券が、3,150円。
これに、寝台料金、7,350円(1人分)が必要になります。
合計で、22,160円。
2人分だから、44,320円になります。
あ、そうそう。
大事なのを忘れてました。
シャワーカードを買ったのじゃ。
1枚300円。
2人分で、600円。
この日の合計、73,440円。
◆9月20日(日曜日)【2日目】コメント276~277
朝食は、「サンライズ出雲」の車内販売。
サンドイッチが500円、ホットコーヒーが300円。
合計で、800円。
2人分で、1,600円。
「サンライズ出雲」を降り、「電鉄出雲市駅」から一畑電車に乗車。
出雲大社まで、480円。
2人分で、960円。
「出雲大社」と「古代出雲大社模型展示館」は、入場無料。
「出雲大社」でのお賽銭は、旅費から除外。
「やしろや」で昼食。
「特製割子そば」が900円。
2人分で、1,800円。
「古代出雲歴史博物館」の入館料が、600円。
2人分で、1,200円。
再び一畑電車に乗車。
「松江しんじ湖温泉」まで、790円。
2人分で、1,580円。
「月照寺」の拝観料が、500円。
高けー!
亀見て、500円かよ!
2人分で、1,000円。
「小泉八雲記念館」の入館料が、300円。
「小泉八雲旧居」が250円。
「記念館」と「旧居」が別料金になってますので、ご注意ください。
あと、「武家屋敷」が、300円。
合計、850円。
2人分で、1,700円。
「北堀町」バス停から、一畑バスに乗車。
「松江大橋北詰」まで、150円。
2人分で、300円。
「皆美館」に宿泊。
料金は……。
34,800円!
しかもこれ、1人分。
2人で、69,600円(入湯税等を含む)。
この日の合計、79,740円。
◆9月21日(月曜日)【3日目】コメント278~280
朝食の鯛めしは、もちろん宿泊料に込み。
皆美館を出て、カラコロ広場へ。
「ぐるっと松江堀川めぐり」に乗船。
料金は、1,200円。
2人分で、2,400円。
「めのうの店 川島」で、お土産を買いましたけど……。
これは、旅費に含めないことにします。
ちなみに、「勾玉ストラップ」は1,150円(いいごえん)、「紅水晶のうさぎ」は1,500円でした。
一畑バスに乗車。
「松江しんじ湖温泉」から「こも沢」まで、770円。
2人分で、1,540円。
「手打ちそば 海潮路」で昼食。
「割子そば」「釜揚げそば」、共に800円。
合わせて、1,600円。
「須我神社」は、もちろんタダ。
お賽銭はあげたけど(5円)、これも旅費からは除外。
一畑バスで戻ります。
「須賀」から「乃木駅」まで、600円。
「乃木駅」から「史跡公園入口」まで、390円。
計、990円。
2人分で、1,980円。
玉造温泉。
「華仙亭 有楽」に宿泊。
「インターネット限定ご宿泊プラン」を利用。
「1泊2食付きプラン」で「二階客室 露天風呂付」を予約。
1人、25,000円(案外安いじゃん)。
2人で、50,000円(やっぱ、高けー)。
この日の合計57,520円。
◆9月22日(火曜日)【4日目】コメント281~282
朝食は、宿泊料に込み。
「玉造温泉」から山陰線に乗車。
乗車券は、きのうイネさんに教わったやりかたで……。
「新大阪」までの「通し」で買うので、後で精算します。
「安来駅」で途中下車。
無料シャトルバスで、「足立美術館」へ。
入館料、2,200円。
2人で、4,400円。
再び無料シャトルバスで、「安来駅」へ。
昼食のお弁当を購入。
「男のどじょう弁当 安来武士」が、1,200円。
「どじょっ娘弁当」が、1,000円。
合計で、2,200円。
「安来駅」から、「特急 やくも16号」で「岡山」へ。
「岡山」から「新幹線 のぞみ32号」に乗り換え、「新大阪」へ。
乗車券が、「玉造温泉」から「新大阪」までの通しで、6,090円。
「やくも16号」の特急券が、1,050円。
「のぞみ32号」が、2,410円。
合計で、9,550円。
2人分で、19,100円。
「新大阪」駅前から、空港バスで「大阪国際空港」へ。
490円。
2人で、980円。
「大阪国際空港」から、JAC(日本エアコミューター)の2249便に搭乗。
「新潟空港」まで、29,000円。
2人で、58,000円。
プロペラ機に1時間乗って、豪華旅館の1泊分だもんな。
会社の経費じゃなきゃ、飛行機になんか乗る気にならんよ。
日航が大赤字なのも、むべなるかなです。
しかし、国際航空路線がないのに、なぜに「大阪国際空港」なんだ?
この日の合計84,680円。
★集計します(怖ろしい予感……)。
9月19日(土曜日)【1日目】 73,440円。
9月20日(日曜日)【2日目】 79,740円。
9月21日(月曜日)【3日目】 57,520円。
9月22日(火曜日)【4日目】 84,680円。
合計は……。
295,380円!
ま、またもや、30万円コ~ス!
北海道は6日間だったのに、ほとんど変わらん……。
やっぱ、豪華旅館の連泊が効いたな。
せっかく出だしは、寝台特急で節約したのに……。
こんなにかかるんじゃ、宝くじ当たらない限り行けないよ(泣)。
やっぱり松江は、夢の町か……。
次回の「紙上旅行倶楽部」は……。
節約旅行にしようかな……。