2015.8.18(火)
野田が死んだ……野田が死んだ……野田が死んだ……
蛸薬師通を小走りに行くあやめの耳に、先ほどの志摩子の声が繰り返し聞こえていた。その声は、あやめには野田への弔鐘にも聞こえた。嘲るようなその鐘の音をかき消そうとするように、自分に言い聞かせるように、あやめは絶え間なく心中で呟いていた。
(うそ〔嘘〕や)
(うそや……)
(なんでや)
(うそや、そんなあほな……)
(しやかて〔だって〕……)
(しやかて、ついさっきやん)
(あないに〔あんなに〕お元気やったに〔だったのに〕……)
(昔の話、聞かしてくれはって……)
(女将さんとやなんて……うそや、そんなん……)
(うそや)
(うそや、うそや……)
うそや、うそやと心中で呟き続けるあやめは、気付かないまま、いつかそれを声に出していた。それが聞こえたのか、すれ違った初老の女が振り向いたが、あやめは気付かずにそのまま行き過ぎた。
河原町通との交差点の信号はまた赤だった。あやめは小刻みに足踏みをしながら、河原町通りを突っ切ろうとする自分を抑えた。
信号が青に変わった。
あやめは交差点を駆け抜け、蛸薬師通を野田宅目指して走った。走りながら目眩を感じたが、それが心中の乱れる思いからなのか、真夏の炎熱のせいなのか、あやめにはよくわからなかった。
あやめは、声も掛けずに野田宅の入り口、古ぼけた引き戸を引き開けた。力が入っていたのか、滑りの悪い戸が激しく柱にぶつかり、大きな音を立てた。その音は屋内にも聞こえたはずだが、中からは誰何する声どころか、何の物音もしなかった。
あやめは三和土のすぐ前の障子を引き開けた。入り口の四畳半は無人であった。
「ごめんやす」
あやめは一声掛け、返事を待たずに上がり込んだ。奥の間との境の襖を引き開ける。香の香りが鼻を突いた。
「大将……」
相良は、六畳間の隅にへたり込んでいた。がっくりと首を落とし、あやめを見やろうともしない。その傍らには一組の布団が延べられ、掛け布団がちんまりと盛り上がっていた。その襟元には一枚の白布。
その有様を見た途端、あやめは相良の隣に、同じようにへたり込んだ。海辺の砂遊びで、子供が作った盛り砂が崩れるような、そんな崩れ落ち方だった。
あやめは声が出なかった。ここまでの途次、ひたすら「うそや、うそや」と呟き続けてきたあやめだったが、それは叶わぬことだった。いや、このときあやめは、自分で自分をごまかしてきたことに気付いた。あやめはようやく、野田が死んだという事実に向き合った。向き合ったが、正視は出来なかった。
(なんでや)
(うそや)
(こないなこと)
(あるわけない)
(うそや)
(うそや……)
心中の呟きがまた声になったのだろう、相良がようやく首を上げ、あやめを見た。しかしその視線はあやめを通りぬけ、相良にしか見えないものを見ているようであった。
あやめには、その相良は、行き暮れた幼子のようにも見えた。
「あやめ……」
「……へえ」
「顔、見たれ(見てあげろ)」
「へえ……」
あやめは、ようやく現実を正視した。正座に座り直し、背筋を伸ばす。両膝と、畳に付いた両手で、布団の膨らみの、その襟元に躙り寄った。両腕を伸ばし、両手で白布の両端を摘まんでそっと引き上げる。
つい先ほど別れたばかりの、何処といって変わらない野田の温顔が現れた。実際、その顔はかすかに微笑んでいた。
その途端、あやめの両眼から涙が溢れ出た。涙は目の表面を流れて目頭から零れ落ち、鼻の麓を通って流れ落ちていく。多量の涙は目尻から、下瞼全体から溢れ出て、あやめの胸元から太腿まで滴り落ち濡らして行った。
それでも、あやめは声が出なかった。あやめは身じろぎ一つせず、無言で涙を流し続けた。涙はあやめの世界を塗り潰して行く。あやめの視野の中の野田の死に顔は、涙の向こうに霞み、歪み、溶けて行った。
「ほれ」
あやめの様子をしばらく見ていた相良は、腰の手拭いをあやめの手の中に押し込んだ。手触りでそれと察したあやめは、渡された手拭いを顔に当てた。懐かしい相良の匂いがした。
幼い頃、鞍馬の「かわふ路」の調理場で、駆け回るあやめを追いかけ、捕まえ、やさしく抱いてくれた懐かしい相良の匂いがした。
その途端、あやめは泣き出した。
あやめは手拭いに顔を揉み込みながら号泣した。
身をよじりながら、泣き喚いた。
野田が死んだ。
その事実に耐えきれず、絶え間なくしゃくり上げた。
昨年の暮れに「花よ志」に入り、以来八か月の間の様々な出来事が、一気にあやめの内に噴き出してきた。
久美との出会い、源蔵との確執、良雄の嫌がらせ、宝田の称賛、東山「ひいらぎ」での明子との昼食、明子のマンションでの二人きりの酒宴。
無心で包丁を振った日々、ひっきりなしの座敷への招待と讃嘆、それらすべてに覆い被さるような志摩子の影。
そして、懐かしい鞍馬、兄健三、兄嫁潔子、「かわふ路」のお時、土産物屋「くらま」の藤子、錦市場「まさはる」の春子、幸介、田辺銀二、平野良雄……。
毎夜のように抱き合った久美、殴られたあやめの顔を冷やしてくれた久美、大文字山からの風景を共にした久美、幾度となく食事や茶を共にした久美、「もっと勉強し」と諭してくれた久美。生前の野田を最後に見たとき、久美も一緒だった。それはつい先ほどのことなのだが、あやめには遠い昔日の出来事に思われた。
そして……野田はもういない。履きこなした高下駄を「祝いや」とくれた野田、「辛抱せえ」と諭してくれた野田、「花よ志」の調理場で料理人の真髄を見せてくれた野田、若い日の想い出を語ってくれた野田、師匠とも父とも思える野田。その野田は、もういない。
あやめの泣き声は嗄れ、引き攣るような喘ぎになっていた。だが、それでもあやめの涙は止まらなかった。あやめは、相良の手拭いに顔を埋めたまま、いつまでも泣き続けた。
ようやく泣き止んだあやめは、虚脱したようにへたり込んだ。のろのろと腕を伸ばし、野田の死に顔に白布を戻す。全身を布で覆われ、指先一つ見えなくなった野田。あやめは改めて泣きそうになったが、涙はもう出なかった。どれほど泣き続けたのだろう、あやめにはわからなかった。隣を見やると、相良はほとんど姿勢を変えずに座り込んでいた。
相良は一気に老け込んでいた。十歳以上も年を取り、初老というより全くの老人に見えた。あやめには、以前の相良の風貌がどうしても思い浮かばなかった。「かわふ路」の調理場で腕を振るっていた相良の面影。つい先ほどの、功成り名を遂げたという風情の好々爺ぶりはどこにもなかった。まるで敗残兵を思わせる今の相良の様子であった。
相良はようやく、重い口を開いた。
「あやめ……」
「へえ(はい)……」
あやめの声は、老婆の様に嗄れていた。
「死んでまいよった(死んでしまった)」
「へえ」
「太郎の奴、死んでまいよった」
「へえ」
「なあ、あやめ」
「へえ……」
「まだそないな(それほどの)歳やないんやで、太郎も儂も」
「へえ」
「しやのに(なのに)いてまいよった(死んでしまった)」
あやめは、太郎の死に際が気になった。
「あの、大将。いったい、どない(どう)……」
相良は、少し言葉に詰まった。どう話そうか、起こった出来事を自分なりに整理しているようであった。
「さっき、おまん(お前)らが返った後、すぐ(直後に)なあ。太郎の奴、なんや眠たい、ゆうて横になりよってん(なったんだ)。その、今、寝とる布団や」
「へえ」
「寝さした(寝かした)まま帰んのも、なんや気になってのう。しばらくおったんや、儂。ほしたら、儂もうとうとしてもうて(してしまって)……気ぃ付いたら……ほしたら、息、止まっとんねん。息、しとれへんねん、太郎の奴」
相良は再び口を噤んだ。
励ますようにあやめが声を掛ける。
「ほれで、お医者さんは……」
「ああ、隣のお福はんが連絡してくれてた。もう来るやろ。お福はん、たまたま顔出さはってな。びっくりしとったわ、そらそやわな。『花よ志』にも伝えてくれ、て頼んだんは儂や」
「ご親戚とかは……」
「太郎に親兄弟、親戚はおらん、みいんな(皆)死んでもたそや(死んでしまったらしい)。天涯孤独、ゆう(云う)やつやな。まあ、それは儂も似たようなもんやが」
玄関の引き戸を開ける音がした。騒々しく上がり込んできたのは、話に出たばかりの、隣に住まうお福だった。
コメント一覧
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1. ハーレクイン- 2015/08/18 08:11
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『花よ志』女将、志摩子のこの簡潔な一言で始まりました「野田太郎の死」エピソードが続きます。
今回、野田の死がきっかけになって、昨年末に『花よ志』の調理場で働き始めて以来の、さまざまな人との出会い、エピソードをあやめは回想します。確認のために、以前の分を少し読み返しましたので、ちょっと大変でしたが、楽しかった。
なんだか、もうすぐ物語が終わりそうな感もありますが、なんの、終盤に入った『アイリス』とはいえ、長くなるのが癖のわたくしのこと、『匣』が開くにはまだまだ紆余曲折があります。
本文中に「『花よ志』の調理場で料理人の真髄を見せてくれた野田」とありますが、この場面はこれまで書いていません。あやめが「師匠」と仰ぐくらいですから、そんなこともあっただろう、と思いついて今回、書いたんですね。
こんなことなら何かひとつエピソードを書いておくのでした。あ、回想シーンとして今から書くかなあ。
それにしても、あやめが泣くシーンというのは初めてです。
源蔵に殴られても蹴られても、半年もの間包丁を持たせられなくても、泣くどころか弱音ひとつ吐かなかったあやめです。
そのあやめが、ここまで感情を高ぶらせ、声が嗄れるまで泣くとは。野田への思いの深さがそうさせるのでしょうが、わたしにとっても意外なことでした。
とはいえ「激情家あやめ」。これは実は前振り、伏線なんですね。ずっと先の話に繋げる予定です。
で、今回の新登場人物は「隣のお福はん」。まあ、これまで話題に上(のぼ)ってはいたのですが、舞台に上がる?のは初めてです。どうも『京をんな』というより『大阪のおばはん』になりそうです。
今回、文中に『途次』とありますが「とじ」ですね。「道すがら」「途中」ということです。『刀自』『杜氏』とは関係ありません。
あ、お福おばはんが戻って来た。
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2. Mikiko- 2015/08/18 19:46
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葬儀を仕切るんでしょうね。
相良がフヌケ状態ですから。
喪主はどうするんですかね。
相良しかいない気がしますが。
ま、お福さんがしっかりしてるから、喪主が役立たずでも大丈夫そうですが。
どうも、こういう長屋のようなところでの葬儀となると……。
落語の『らくだ』を連想してしまいます。
秩父から親戚が駆けつけ……。
『ジャランポン祭り』をするってのはどうでしょう?
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3.- 2015/08/18 20:32
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現在、考え中です。
『らくだ』ですか。聞いたことないです。死人が主役?の噺のようですね。
喪主は相良でいいでしょう。どうせ会葬者は三人しかいないんだから(あ、バラしちまった)フヌケでも務まります。それに、フヌケといえばあやめもそれに近いし……。
それより通夜の席で、またまた驚天動地の出来事(ちょっとオーバー)が起こります。乞う、ご期待。
『ジャランポン祭り』も懐かしいね。死人が一升瓶をラッパ飲みするんだっけ?
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4. Mikiko- 2015/08/19 07:41
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どうするんでしょうね?
戒名は、高いぞ。
野田なら、葬儀代を相良に預けてたということも考えられますが。
意外にもイスラム教徒だった、という展開も……。
まーた、パソの調子が悪いみたいですね。
ただの酔っ払いになってますぞ。
本日は、甲子園、準決勝。
清宮選手、打ちますかね?
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5. ハーレクイン- 2015/08/19 12:31
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お、おもろい……けど、なんぼなんでもそれは無理だなあ。
パソはねえ、Windows10(わたしの今までのは7)無償供与ってのをやってるんで、前からどうしよかなあ、と思ってたんですが、しつこく勧誘しよるんで(わたしには珍しく)思い切って導入しました。
もちろん最大の動機は、今の状態があまりに重いこと。息も絶え絶え、といいますか“瀕死の白鳥”状態(そんなええもんかい)だったことです。導入して少々の不具合は覚悟の上、ネットさえつながりゃいいや、でした。
そしたら案の定、テレビが見れなくなっちゃいました。今まで撮り貯めた分も全く再生できず、です。営々と撮り貯めた『相棒』も視聴不可能ということになっちゃいました。
調べたら、Win10にはそもそもテレビチューがない、とのこと。これではどうしようもありません。
まあ人生いろいろ叱(こんなのあるんだよWin10、ちょっとうれしい)、楽あれば苦あり、人間万事塞翁が馬、禍福は糾える縄のごとし、一寸先は闇(ちょっと違うぞ)。軽くなったことは大変うれしいことです、良しとしましょう。
テレビはケーブルでしっかり見ています。
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6. Mikiko- 2015/08/19 19:42
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↓元に戻せるようです。
http://freesoft.tvbok.com/win10/installation/recovery-options.html
録画が復活するかどうかは、わかりませんが……。
ダメ元でやってみたら?
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7. ハーレクイン- 2015/08/19 22:05
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読んでみました。
要するにWin10から元のOSに戻す、という方法のようですが「失敗すると、最悪の場合はOSが起動不能になります」とありました。おそろしー。
まあしかし、もともと一か八か、駄目でもともと、死んで花実が咲くものか(違うって)で敢行したWin10の導入ですから、再チャレンジして爆発しても、それもまた人生、かもしれません。
10には、今のところ不満もありません(テレビ以外は)し、少し様子を見てみましょう。ただし、ご紹介サイトさんによりますと、この方法の有効期限は、導入後1か月だそうです。
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8. Mikiko- 2015/08/20 07:25
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そのままでもいいでしょうけどね。
Win10は、来年の夏までは無料でアップグレードできるので……。
一旦、元に戻して、撮りためた録画を見てしまうという手もありますが。
↓録画が見れなくなって困ってる人は、たくさんいるみたいです。
http://ameblo.jp/honobonon-x/entry-12057429429.html
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9. ハーレクイン- 2015/08/20 08:42
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のは不可能です。
死ぬまで休みなく見続けても、完読(じゃないな、完視聴)できないほど貯まっていますので。
ご紹介のサイトさんは「テレビは見れる」とおっしゃっていますが、私の場合それもダメです。そもそもテレビが起動しないんだからどうしようもありません。
まあ、今ケーブルにかかりっきりですから、しばらくpcは、録画も含めそっとしておきます。それにしても、外付けHDに録画した分はどうなるのかなあ。
まあ、先走ったわたしも悪いのですが、マイクロソフトもねえ、売り込むのはいいけど、もう少し事前の説明がほしいよね。「これまでのテレビチューナーは、Win10のインストールとともに削除されます」とかね。
まあ、そんなこと言ったら10の売れ行き(タダだけど)が伸びないか。
今日の甲子園は雨天順延かもしれません。
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10. Mikiko- 2015/08/20 19:45
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Win10に対応してないのでしょう。
対応版をダウンロードできませんかね?
うちの会社では、使ってるソフトのメーカーから……。
Win10にアップデートするなという通知が来てました。
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11. ハーレクイン- 2015/08/20 22:47
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テレビ以外に何かあるんだろうか。会社のpcにはテレビなんて関係ないだろうし……。まあ、まさか爆発はせんだろうし、当面は軽けりゃいいや。
そういえば、ダウンロード中に「通常より時間がかかっております」なんてテロップが出たなあ。Win10の野郎「なんじゃあここは。えらいとこに押し込まれたなあ」なんて思いよったんやないか。
甲子園
今日は全く見られなかったのですが、東海大相模の優勝でした。なんか、当たり前すぎて面白くないなあ(それを言っちゃあおしまいよ)。
仙台育英、白河の関は「越すに越せな」かったようです(それは大井川)。
「ロースコアの競り合い」ではなく「壮烈な打撃戦」だったようです。
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12. Mikiko- 2015/08/21 07:42
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人事関係のソフトです。
ま、軽くなったのなら、良かったじゃないですか。
操作にストレスの無いのが一番です。
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13. ハーレクイン- 2015/08/21 10:27
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まったくねえ。
改善してみて初めて、これまでどれほど鬱憤が溜まっていたかわかりました。ていうか、ある意味「重いのが当たり前」状態だったんですね。
ちょっとした操作でも“瞬間反応”するパソに「お、おおっ、おおー」ですから、ある意味新鮮な感動です。原稿書きもはかどるはかどる(気のせいやろ)。
テレビが見られないくらい、なんのこともありません。
あ、そういえば、YouTubeもダメになっちゃいました。これは以前はいけてたんですがね。映像もビデオだとOKのやつもあるし、音声だけはOKなんてのもあるしその逆もあるし、もうわけわかりません。
ほんまに、笙ャ人生いろいろ、です(^^♪ (これも10では「おんぷ」で変換できます)。
しかし、重くなった原因が不明ですから、油断はできません。まさか、ハード面での不具合……ではないと思いますがね。
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14. Mikiko- 2015/08/21 19:57
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↓さまざまなトラブルが発生してるようです。
http://answers.microsoft.com/ja-jp/ie/forum/ie11-iewindows_10/windows10%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%89youtu/5ce0c1bd-70e2-475e-a563-54b38934d273?page=1&auth=1
マイクロソフトからの回答も無いみたいですね。
ひょっとしたら……。
マイクロソフトが、youtubeに悪意を持ってるのでは?
わたしは、10へのアップデートは、しばらく様子見のつもりでした。
やっぱり、もう少し待った方がいいみたいですね。
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15. ハーレクイン- 2015/08/21 22:18
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正解でしょうね。
使い勝手そのものは、7とさほど変わらないんですが、なんせ「問題があると決定的に致命的」、という感じですね。まあ、わたしの場合は(今のところ)映像・音声関係だけのようですが。
YouTubeというよりも、そもそも「10にはMedia Playerが搭載されていない」と、どこかで読みました。その代りかどうかわかりませんが、10にはビデオ販売機能が搭載されているようです。
まあ、わたしからの情報は当てになりませんが。