2013.12.24(火)
花世の視線は、挑むように志摩子に向かっていた。
志摩子は、自らの視線でその花世の視線を手繰り寄せるように、また押し戻すように見詰めた。いや、睨みつけた。
花世の視線も同様に、志摩子のそれを睨んでいる。互いに相手を屈服させようとでもいうように、二人の視線は絡み合った。
花世の体は白かった。
白人の血を引いていることを考えても尚、その白さは際立っていた。まるでアルビノ(白子;しろこ)かと思わせるような体色だがしかし、その豊かな髪はどこまでも黒く、志摩子を見据える瞳の色は深いマリンブルー。アルビノを思わせる特徴はどこにもなかった。
先に視線を外したのは花世だった。捩じっていた首を元に戻し、志摩子から顔を背ける。
「花」
「はい……」
顔を志摩子から背けたまま答える花世の声は、少しくぐもっていた。
「そのままそこに座り」
「はい」
花世は、両手と尻の頂点で長襦袢を支えたまま、ゆっくりと腰を沈めて行った。両脚に絡みつこうとする長襦袢を巧みにさばき、尻の頂点から下の下半身全体を襦袢で覆ったまま、畳の上に座り込んだ。正座である。
「花、こっち向き(こちらを向きなさい)」
「はい……」
「体はそのままやで。さっきとおんなじように、首だけこっち向けるんや」
花世は顔を反時計回りに捻って志摩子の方を向いた。その視線が再び志摩子を捉える。
顔の動きにつられ、左肩から腕、胸から上の上半身も志摩子を向く。左の乳房が覗け、頂点の乳首が志摩子から見えるようになった。
乳房は形よく盛り上がっていた。釣鐘型とでもいうのだろうか、軽く垂れ気味だが、乳首から下は綺麗な半球形を保っている。そして、乳首自体は小さく、半分押し潰されたように乳房のふくらみの中に埋もれていた。
背から尻にかけての曲線は、その内部の脊椎のS字型がそのまま表に現れたようにダイナミックにカーブし、尻は、乳房の球形をそのまま拡大したように大きく張り出していた。
そして……どこまでも抜けるように白い肌。
「ひい……」
白い体を凝視する志摩子は、引かれるように花世に寄って行った。四つん這いである。両手と両膝で這いながら、獲物を嗅ぎ分ける獣のように、その背後から花世に近づいた。鼻先を尾骨のあたりに押し当てる。揉み込む。舌先を伸ばす……。
花世は仰け反った、白い喉が天を向く。高く結い上げられ、簪で留められている花世の髪が一房、後ろ襟から肩に垂れ下がった。
「ひいいいい」
「はんっ、おかみ……さんっ」
「ぶ、ぐぶぅ、はなぁ」
志摩子は、花世を俯せに押し倒した。花世の肩が落ち両の乳房が畳に押し付けられて拉げる、尻が高く上がる。志摩子と同じ獣の姿勢だった。
志摩子は、花世の双臀のあわいに吸い付いた。顔全体をそのあわいに埋めるように押し込む。尻が拉げる。
「あはああああああ」
「ぶぶぅ、ぶぶっ、ぐぶっ」
志摩子の鼻先が花世の肛門に喰い込んだ。舌先は会陰からさらに下がり、大陰唇を掻き分けて左右の小陰唇を丹念に舐める、ねぶる、しゃぶる。吸う、吸う、吸い立てる。
「ごぶ、ぶぶぶぶぶぶ」
「やはあああああ、あん」
志摩子は、両の手で花世の双臀をしっかり抱え込み、更に強く顔全体を尻のあわいに押し込んだ。
舌先が陰核を捉える。志摩子は、舌先で陰核を押し潰しながら、鼻先を肛門から陰唇のあわいへ、陰唇から肛門へ、幾度も往復させた。鼻先は肛門に埋もれ、陰部に喰い込み、会陰を擦りながら再び肛門へ……。
花世はもう声が出なかった。両膝をしっかり踏ん張り、両の手で畳を掻き毟り、乳首を畳に擦りつけながら多量の涎を零した。花世の片頬も畳に強く押し付けられ、零した涎が頬と畳をどろどろに濡らしていく。
「いくっ」
花世は一声高く叫んだ。踏ん張っていた両膝が崩れ落ち、体全体が長々と畳に俯せになった。
「お花、いつまで寝てんのん。起きんかいな」
「あ、ああ、おかみさん」
「おかみさん、やないわ。も一遍、そこに座り」
花世は、命じられるままに正座した。すでに素裸である。長襦袢は、花世の膣液でしとどに濡れ、布団の足もとでくしゃくしゃになっていた。
正座した花世に、再び背後から志摩子が近づく。
「花、ちょっと両腕、上にあげぇ」
「はい」
志摩子は、開いた花世の両腋の下から前に両手を伸ばし、両の乳房を鷲掴みにした。
「ひゃい」
文字通り跳び上がった花世だが、志摩子はしっかり花世の上体を抱え込んで離さない。それぞれ二本の指で両の乳首を摘まみ上げる。花世の上げる嬌声が再び激しくなった。
「ひい、いひい、ひいいいいい」
志摩子は、花世の正面に回り込んだ。
「花、しっかり腕、上げるんや」
「いや、女将さん、それはいやや。かんにん、堪忍して」
「なに言うてんのん、しっかり上げんかいな」
志摩子は、無理やり持ち上げた花世の両腕を頭上で掴んで固定した。剥き出しになった花世の脇にむしゃぶりつく。
「ひいいいいいいいいい、いやあいやあ、いやあああ」
花世は再び倒れ伏した。
コメント一覧
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1. ハーレクイン- 2013/12/24 08:14
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この物語を書きはじめたときには、念頭にカケラもなかった花世姐さん。
エロいですねえ、やらしいですねえ。
このお人でいくらでも書けそうですが、どうしますかねえ。
物語の主役はあくまであやめさんですからねえ。
ま、回数が制限されているわけでも梨、あ、無し。
もう少し花世姐さんにお付き合い願いますかね。
女将の志摩子はんも書き込まなならんし。
あやめさん、どっかに行っちゃいそうですわ。
『アイリスの匣』。
いつ開くんでしょうねえ。
今年中に開くことは絶対にありまへん。
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2. Mikiko- 2013/12/24 20:00
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小説を書き悩む事柄のひとつに、直喩があります。
いわゆる「ように」という表現ですね。
会話文だと、「みたい」を混ぜることができます。
地の文なら、「めいた」とか「ごとく」でしょうか。
わたしの使うエディタは、キーワードを、さまざまな色でハイライト表示できます。
わたしは、同じ直喩が続かないよう、「ように」「みたい」「めいた」「ごとく」を、それぞれの色でハイライトさせています。
ま、自分が気になるかどうかだけなんですけどね。
今回の描写は、前半部分、「ように(ような)」が少し多いように感じました。
よっぽど言おうかと思ったんですが……。
気づいたのが投稿準備をした日曜日で、投稿日まで間がなかったので、やめておきました。
ま、このあたりは、まさしく、自分で気になるかどうかの話ですので……。
これでいいということであれば、いっこうにかまいません。
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3. ハーレクイン- 2013/12/24 20:55
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直喩と隠喩があるそうですね、
今日はたいがい酔っておりますので、自作の見直しも含めとうてい出来る状況ではありません。
明日、素面なったときに返答させていただきましょう。
とりあえず、ご指摘ありがとうございます。
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4. ハーレクイン- 2013/12/25 05:45
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とりあえず↓これですね。確かにしつこく「ように」しています。ご指摘ありがとうございます。
「花世の視線は、挑む『ように』志摩子に向かっていた。
志摩子は、自らの視線でその花世の視線を手繰り寄せる『ように』、また押し戻す『ように』見詰めた。いや、睨みつけた。
花世の視線も同様に、志摩子のそれを睨んでいる。互いに相手を屈服させようとでもいう『ように』、二人の視線は絡み合った。
実は、花世さんと志摩子女将との絡みは次回も続く予定でして、そうなるとお解りになると思いますが、その関係はただ事ではないのですよ。この段階でばらすのは躊躇われますので、次回を乞うご期待なんですが。
で、その力関係の微妙さがここに図らずもあらわれてしまった、と。その『ように』お考え下さい。
なんか、後追いの言い訳の『よう』なんですが。
いずれにしましても、一度お目にかけてしまった作品。こういう点を修正するというのはヒキョーという気がします。以前の「ニセアカシアの花群れ」とは意味が異なりますからね。
「なんか変」「読みづらい」「不細工」というご批評はもちろん作者が引き受けさせていただきます。管理人さんにはお目障りかもしれませんが、このままにしておいて下さい。
しかし、よく読んではりますねえ。嬉しいです。
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5. Mikiko- 2013/12/25 07:39
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●彼女の肌は餅のようだった。
これが、直喩です。
対して……。
●彼女の肌は餅だった。
これが、暗喩。
なんか、こっちの表現のほうが、“直”みたいに感じますけどね。
なので、直喩と暗喩が、ときどきごっちゃになったりします。
ちなみに、わたしのエディタで『アイリスの匣 #43』を表示させると……。
↓のように見えます。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20131225063237e25.jpg
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6. ハーレクイン- 2013/12/25 10:30
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ほんとに、直喩と隠喩が逆のような……。
①君は薔薇のように美しい。
②君は薔薇のようだ。
③君は薔薇だ。
①→③の順に、隠喩→直喩だと思っていました。
「ように」問題はともかく、なんか……
別の表示で見させていただくと、無茶苦茶気恥ずかしいですね、『アイリス』。
新鮮です。
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7. Mikiko- 2013/12/25 20:03
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比喩であることが“直”にわかるのが、直喩ということらしいです。
隠喩は、比喩であることを明示しない(隠してある)表現ということですね。
Wordって、白い背景で書いてるんですか?
目が疲れません?
わたしは、黒板をイメージした色合いにしてます。
文字は白で……。
あと、ラインなどに使うのは、黄色、桃色、青。
みんな、チョークにある色です。
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8. ハーレクイン- 2013/12/25 21:52
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なるほど。
「直」にわかるから直喩ですか。
一つ賢くなりました。ご教示、誠に有難うございます。当たり前のことですが、知識というのは書物ばかりではなく、人と語り合うことで増えていくんですねえ。嬉しいです。
比喩といいますと……。
高校の文化祭でプラネタリウムを作った話はしましたよね。
教室いっぱいに巨大なドームを作って上演したのですが、その時のドームの設計と製作現場監督が私の役目でした。ほんとは、プラネタ本体、つまり撮影装置の方を作りたかったのですが、同僚に奪われてしまいました。
くそ、カッコいい作業ばかりやりおって。無念。
ま、それはともかく、文化祭直前はまさに突貫工事。同僚や後輩どもはもちろん、女子までも動員し、声を嗄らして指揮をする建設工事はホントに修羅場でした。朝から夜中まで土木工事!の作業の連続。よく完成できたものだと思います。
前日、と言うよりもう日付が変わって文化祭当日になっていたでしょう。おそらく私は目尻が釣りあがり、血相変わっていたのではないでしょうか。結果的には工事は無事に完了。めでたく上演にこぎつけました。
やれやれ。
照明を落とした瞬間の「おー」という観客の感嘆の声は忘れられません。
で、その工事現場に先輩連中が「陣中見舞い」と称して顔を出すわけですね。大した手土産も持たず。
気楽なもんだよ、先輩なんて。ちっとは手伝え!
で、そこで、とある先輩が放ちやがったギャグが、
「近藤さんドームを作るとコンドーム」。
不覚にも笑ってしもうた。くそ。
あれ。
これ直喩どころか、比喩にもなっていないなあ。私は「近藤」ではありませんし、当時の部員に近藤はいませんでした。
あ、本名はばれていましたね。
仰せのとおり、Wordの背景は白、文字は黒ですね。Mikiko’s Roomとは逆になります。両者を並べるとまさに真逆。
黒板の色はもう少し濃いですね。よく使うチョークの色は白と黄色です。たまに赤。青はめったに使わないですね。
「青は肌に悪い」というのは講師仲間に伝わる都市伝説です。
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9. Mikiko- 2013/12/26 07:23
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チョークは、基本的に身体に悪いようです。
↓換気の悪い教室で、1日8時間、1年間授業をすると、20Kgのセメントを吸ってることになるとか。
http://kokuban.yu-han.jp/?pid=45576687
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10. ハーレクイン- 2013/12/26 08:41
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そんなこと言われたら「げげげのげ」ですが……。
どういう計算なんだろう。売り込む前にデータを開示せよ、GREEN BOARD SYSTEMさん。











![[官能小説] 熟女の園](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/e/3e07a9c3.gif)





































































































