2013.2.19(火)
大衆割烹「川太郎(がたろ)」一階の大広間は喧騒を極めていた。笑い声、歌声、声高の会話……。隣席の者との会話も声を張り上げ、耳を澄まさないと困難なくらいである。
手洗いに立った貴子が席に戻ると、隣のあやめの膳の上に先ほどまでなかった大きな焼き魚の皿がある。
「何やあやめ。注文したん? その魚。自己注文の払いは自前やで。わかってるやろね」
「ほんまにせこいルールや。会費から足出た分くらい、教授連中がもってくれりゃええのに」
「無理むり、教授の給料てなんぼか知ってんの。しかも高(た)っかい本買うたり、調査やなんや言(ゆ)うて、しょっちゅうあちこち自前で出かけるし」
「せやねえ。教授はビンボて相場が決まってる。金もってる教授て、なんか悪いことしてる云うことやな」
あやめは膳の上の魚を器用にほぐしながら美味しそうに食べていく。
「そういうこと。教授の方が学生におごってもらいたいんちゃう?
それよりあやめ。何なん、そのどでかい焼き魚」
「あんた、これ知らんの!?」
「知らんわ、タイやなし、サンマやなし、ホッケ?」
「ホッケぇ!? だあああ」
「せやかて、焼き魚いうたら、ホッケとシャケとサンマくらいしか知らんもん」
「情けないなあ。何ぼなんでも」
「ええねん。魚の名前なんか知らんでも生きていけるわ。で、何なん、そんな有名な魚なん?」
ほとんど半身になり、中骨が剥き出しになった焼き魚の頭の部分をほじりながら、貴子に答えるあやめ。
「これが日本海名物『ノドグロ』さまや。『アカムツ』ともいうが、高級魚やぞ、頭が高いわ」
「ノドグロぉ。何やそれ、喉なんか黒ないやん。第一、魚の喉て、どこよ」
「せやのうて、口こじ開けて奥見たら、黒いんよ」
「何や、グロやなあ。美味しいん?」
「美味しいも何も、白身でしかも脂が乗ってる云う珍しい味や。“白身のトロ”とも云うんやで」
「ふぅーん。さすがあやめ。食べ物には詳しいなあ。でその、アカグロ、高いん?」
「ノドグロや。アカグロてな魚おるかい。せやなあ、これくらいの大きさやったら何千円やろなあ」
「しょえええ。あんた、大丈夫なん。お金もってんのん」
「いやあ、これ、おごりやねん」
「おごりって、誰がそんな高いもん」
あやめは貴子を引き寄せ、その耳元でささやく」
「あんな。さっき、店のおっちゃんに廊下で会うたんで、あの話したってん。ほれ、暖簾に河童の絵ぇ描いたらどないや、いう話。ほしたらおっちゃん、えらい喜んでくれてなあ。ほんで、お礼や、言うてこれくれた」
「えー、ほれやったらこれ、うちのもんやん」
「あんたみたいに味のわからんもんに、この魚はもったいないわ」
「味わからんって、しっつれいな」
「ま、関西ではあんまり食べんからねえ、ノドグロ」
「ええからよこし、うちのノドグロ。あ、もう半分しか残ってへんやん」
「半分残しといたったんやないの」
「残しといたったて、恩着せがましい……」
貴子は、あやめの膳から取り上げたノドグロの皿を自分の膳に置き、箸を伸ばす。その箸遣いはいかにもぎごちない。
「ほんまにあんたは不器用やねえ、お貴。もっとちゃっちゃっと食べれんのかいな」
「うち、魚、苦手やねん。こんまい頃はいっつもお母ちゃんにむしってもろてたし」
「あーあぁ、ノドグロが泣いとるわ。“どうせやったらもっと上手に食べてくれ”て。聞こえんかあ、お貴、泣き声が」
「ほないな怪しいもん、聞こえるかい」
ノドグロと格闘する貴子に、あやめが問いかける。
「なあ、お貴。あっちの、あこの一角、生物科やなあ」
「たいがいごっちゃになっとるけど、1回生はまだ元の場所にかたまっとるやろ。あのへんは生物やったなあ」
「ふん」
あやめは、自分から見て向い合せになる席の、左端の方を見やりながら、貴子の方は見もしない。貴子は聞き取りにくいのか、あやめにしなだれかかるように語りかける。
「それがどないしたん」
「いやあ、そのいっちゃん左の隅っこにおる女。わかるか、あのぼろぼろのカッコの奴や。何ぼなんでもあれはひどいな。わざとやっとんのか、ほれともよっぽどビンボか、やな。あれ、あんたと一緒で、たぶんブラしとらんで」
「ほっといたりいや。他の学科の、しかも1回やろ。あんまり接点無いで」
「いやあ、それがな。さっきから見とったらあの女。手酌でぐいぐいやっとんねん。それもビールやない、酒や」
あやめは、そのとき通りがかった店の若い衆に注文を出す。
「にいちゃん。燗酒もってきて。二合徳利で二本な」
「へーい、二合二本」
厨房に下がっていく若い衆を見送りながら、貴子はあやめの腕を取って揺さぶりながら声をかける。
「ちょっと、あやめ。あんたまた悪い癖を」
「へっへっへ。久しぶりに活きのよさそうな獲物や」
「もう、たいがいにしとき。その調子であんたに飲み潰された子、今までに何人やのん」
「さあ、両手両足の指では足りまへんなあ」
「へい、お待ち。二合二本」
「お、きた来た。ほな、お貴。行ってくるでえ」
二合徳利を一本ずつ両手に持ち、広間を横切って斜め向かいの席に向かうあやめ。広間の中央は歌う者、手拍子を打つ者、踊る者、盃のやり取りをする者などでごった返し、まっすぐには歩けない。その隙間を縫うように、しっかりした足取りで歩むあやめ。眼は“ぼろぼろの女”を見据えている。
時折声がかかる。
「おっ、あやめ姐さんの御出陣じゃ」
「姐さん、ここで一杯やっていきなはれ」
「景気づけじゃ」
あやめはそれらの声には構わず、目指す相手の膳の前にどかっと座り込む。胡坐である。
「どや、一杯いこか」
「あ、すみませーん」
「ほれ。うちは化学科4回の東中や」
「あ、ご挨拶遅れました。生物1回生の南香奈枝です。よろしくお願いします」
「そないに固うならいでええよ、ほれ、飲みな」
「はい」
差された盃を一気に空け、自分の前の徳利を取り上げる香奈枝。
「どうぞ、先輩」
「お、サンキュ。て、あ、しもた。盃持ってくんの忘れた」
「じゃあ、失礼ですが、わたしのでよろしければ」
「おう、それはすまんね」
香奈枝の盃を受け取り、酒を受けるあやめ。こちらも一息で飲み干し、盃を返す。
「ほい、御返杯」
「ども」
「ははは、差しつ差されつ、いうやつやな」
「はは、そですね」
「ほれ、どんどんいこう」
「はい先輩、ご返盃」
「せんぱいに、へんぱいってかあ。面白い、座布団一枚」
「いやあ、それほどでも」
「うーん、しかし、まどろっこしいなあ」
あやめは振り返り、広間の向こうの貴子に手を振りながら、大声で呼びかける。
「お貴、お貴ぁ」
目ざとく気付く貴子。立ち上がり歩み寄ろうとするのに、再びあやめが大声をかける。
「盃、うちの盃」
頷いた貴子は、あやめの膳の上の盃を取り上げ、歩み寄ってくる。あやめと同様に途中で声がかかる。あやめとは違い、いちいち相手をしているので、手間取っている。
やっと、あやめのそばにたどり着く貴子。
「はー、お待たせ、あやめ。これでええんやろ」
「お、すまんね、使い立てして。おおきに、ありがとさん。南ぃ。紹介するわ、化学科の同僚のお貴、やのうて貴子。あれ? あんた、名字なんちゅうたかいな」
「もう、これや。三原、三原貴子でしょうが。よろしゅうに」
「あ、あたしは生物1回の南香奈枝です。よろしくお願いします、三原せんぱい」
「ほなね」
立ち上がる貴子にあやめが声をかける。
「なんやのん、そないに急がいでも。ちょっと飲んでいき」
「まだ死にとないから遠慮する。大概にしときや、あやめ」
広間を突っ切って元の席に戻っていく貴子が、再び広間中央の一団の一人に捕まっている。横井のようである。
「さてと。ほな、もう手酌でいこうや」
「はい。東中せんぱい」
「東中、て言いにくいやろ。うち、下の名前あやめ、いうねん。あやめでええよ」
「はい、あやめせんぱい」
「その、先輩もやめようや。ま、呼び捨てもしづらいやろから、あやめさん。これでどや」
「はーい。でも、あやめってきれいな名ですねえ。アイリスのあやめ、ひらがなですよね」
「うん、名前は気に入ってるよ。ただ、名字とのバランスがなあ、も一つやろ」
「ははは、ま、それはしょうがないですね」
二人はそれぞれ徳利と盃を両手に持ち、手酌でひっきりなしに盃を口に運ぶ。
「南ぃ。あんた、酒、えらい強そうやな」
「ま、寒いところの出ですから。小さいころから飲んでましたので」
「さぶいとこって、どこ?」
「群馬県の北のはずれ、『月夜野町(つきよのまち)』というところです。ちょい北へ行くと有名な水上温泉があります。さらにちょい行くともう新潟県ですね。
利根川の源流域でね、谷川岳の麓になります。なーんにもないとこですよ」
「雪は? 降るん?」
「このあたりはね、あやめさん、関東地方で唯一、日本海気候に区分されるんですよ。降りますよう、雪」
「因果だね、あんたも。雪国で生まれ育って、大学も雪国ってかい」
「ははは、そうですね。大学出たら、雪のないとこに住もうかな」
「ほり、飲みな、南ぃ」
思いついたように香奈枝の盃に酒を差すあやめ。返す香奈枝。
「あやめさんはどこなんですか、故郷(くに)。関西ですよね」
「京都や」
コメント一覧
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1. ハーレクイン- 2013/02/19 09:25
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そんなつもりは全くなかったのですが、なんか関西弁小説のようになってしまっています『アイリス』。
関西圏外のお方にもわかるように、と心がけてはおりますが、なんせイントネーションの表現は不可能、なかなか難しいかもしれません。
何とぞご寛恕のほどを。
今回、あやめさんと香奈枝さんとの間に盃の応酬があります。
実はこれについては長年、正しい!?作法はどやねん、と疑問に思っております。
作法その① わたしとしては、上の方が自らの盃を下の者に渡し酒を注ぐ。これを飲み干した下の者が盃を拭ったうえで、上の方に返し、酒を注ぐ。
と思っておりました。
ところが例えばわたしの母方の実家、近江では、
作法その② 下の者が自らの盃を上の方に差し出して酒を注ぐ。その酒を飲み干した上の方が、下の者にその盃を返し酒を注ぐ、
ということなのですよ。この際、盃は拭いません。
①と②は、形式上は全く逆ですね。
これを知らんがために、初めて母の実家で親戚のおっちゃんたちと酌み交わしたとき、えらい怒られたというか、常識のない奴、と思われたものです。
こういうのはまさに土地柄を表すのでしょうが、どうなんでしょう、実例を含めてご意見賜われば幸いです。
『アイリス』を関西弁小説にするつもりはありませんので、香奈枝さんには標準語を喋っていただこうと思い、出身地をいろいろ考えました。
東京では面白くない。で、始めは富山県を考えたのですが、管理人さんによりますと富山は関西弁の由。というか、フォッサマグナから西は関西弁ということで、フォッサマグナ言うても広いやんけ、しやけど東北まで行くと東北弁やしなあ。
で、北関東は群馬にしました。
ご存知「かかあ天下と空っ風」の地ですが、月夜野(つきよの)はもう新潟と言ってもいい土地柄。いまは町村合併で「みなかみ町」になっちゃいましたが。
「月夜野」。
語感、ええでしょ。
可愛がってやって下せえ、月夜野の香奈枝さん、いや香奈枝せんせ。
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2. Mikiko- 2013/02/19 20:53
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ノドグロ(正式名称は、アカムツ)。
これは、新潟でも名物です。
↓は、332回(https://mikikosroom.com/archives/2671666.html)のコメントに載せた画像。
http://blog-imgs-24-origin.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091128120323d29.jpg
ノドの奥が黒いから、ノドグロなんですね。
昨年、わたしが受けた『新潟清酒達人検定』。
その公式テキストに、「酒飲礼儀」11ヶ条というのがありました。
元大洋酒造社長の平田大六さんという方が、考案したものだそうです。
その第8条は、以下のとおり。
八.盃をとらすは目上。目下が空盃を持ちまわるは無礼なり。
近江の作法は、少数派なんではないの?
道路情報を聞いてると、『月夜野インター』はよく出てきます。
群馬が標準語だとは思えませんがのぅ。
上州弁でしょ。
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3. ハーレクイン- 2013/02/19 21:56
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最近UPされたと思っていたが332回が最初。『福島』の最終回ではないですか、懐かしいなあ。
>盃をとらすは目上。目下が空盃を持ちまわるは無礼なり
だよねえ、普通は。
やはり近江は特殊なのかなあ。今度はいとこ連中にインタビューしてみるかな。
引き続き情報をお待ちします。
埼玉や神奈川も東京に近すぎて面白くないんでね、あえて上州にしました。若い人なら標準語も使うだろうということで、堪忍してもらいましょう。
それにしても、梅ヶ丘の場所は全く考えていないなあ。
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4. Mikiko- 2013/02/20 07:45
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↓殿様が、家来に与えるものだったという記事を見つけました(自衛隊こぼれ話)。
http://senri.warbirds.jp/jasdf/17ura/ura01.html
起源は、武家の作法だったんですかね?
近江は、商人の町なので……。
別な作法になったのかも知れません。
梅ヶ丘は……。
やっぱり、世田谷区の梅ヶ丘がいいんじゃないすか?
小田急線だから、伊豆にも便利だし。
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5. マッチロック- 2013/02/20 08:24
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Mikikoさん
ノドグロは恥ずかしながら、まだ未体験の魚です。
なぜ、食べていないかって?
貧民には手が届かないお魚ですのですから~
1匹買うお金でサンマが何匹買えると思います?
小田急電鉄には色々な思い出があります。
懐かしい・・
エピソードとしては、今「東海大学前駅」というのがありますが、昔は「大根(おおね)」という駅名でした。
当初、読み方を普通に「ダイコン」と読んで学友に笑われた記憶があります。
ロマンスカーは現在のモデルの前の前かな、一度だけで乗ったことがありますが、なんだか意味がない(急行とさほど時間は変わらなかった印象で)とその時思い、それが最初で最後の体験になりました。尤も新宿から町田までだったので、ロマンスカーの醍醐味を味わうには距離が足りない部分があったのは否めませんね。やはり箱根湯本まで行かないと楽しさを味わえないかもしれません。
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6. ハーレクイン- 2013/02/20 11:55
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ふむ。
やはり近江のしきたりは特殊なようですね。
なんせ自分の空の盃を携えて、おっちゃんらの膳の前にいかないと、怒られたもんね。「なんで自分の盃持ってけえへんのや」てな調子でした。
ま、こういうしきたりは伝統的なもので、承知しとかなあかんねやろけど、酒は気楽に飲みたいよね。
梅ヶ丘は世田谷。
ま、東京にしとけば無難だけど、いまさら決める必要もないかなあ。
>マッチロックさん
>1匹買うお金でサンマが何匹……
せやんなあ、その通りやわなあ(三原貴子)。
小田急かあ。
東京というか、関東の私鉄はほとんど知りません。
路線図を見てみましたが、確かにありますね「東海大学前駅」(別に疑っていたわけではありませんが)。「厚木駅」から5つ目ですね。
ついでに「梅ヶ丘駅」もありました(そらあるやろ)。新宿から8つ目ですね。
小田急のロマンスカー。
あれに匹敵するのは、関西では近鉄の二階建て特急くらいですかね。阪神や阪急には、ああいう豪華列車はありません。無念。
関西のサンテレビに「中川家礼二の鉄学の時間」という番組があります。
ご存知、お笑いコンビ中川家の礼二(弟の方)は、知る人ぞ知る芸能界きっての鉄道フリーク。この礼二が各地の鉄道を紹介する、もちろん、実際に乗って、という番組ですが、前回が箱根登山鉄道。いやあ、たまげました。
急勾配(最大80‰)にスイッチバック、急カーブの連続。最も急なカーブが何と30R(半径30メートル)。どこぞのレイアウトかい、と言いたくなるような凄さでした。当然スピードは出ません。最高速度が30km/時。自転車とええ勝負ですねえ。
で、この箱根登山に、何と小田急が“無理やり”乗り入れているそうです。箱根湯本まで。
なんせそもそも軌間(ゲージ)が違う。小田急はJRと同じ1,067mm。これに対し箱根登山は1,435mm。架線電圧は小田急1,500Vに対し箱根登山600V。
本来なら相互乗り入れなど考えられない規格の違いなのですが、レールを3本軌条にするなど工夫して、それこそ無理やり乗り入れたそうです。ま、そのおかげで小田急の乗車率は飛躍的に増加したとか。
箱根登山鉄道。
一度乗ってみたいものです。
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7. マッチロック- 2013/02/20 19:23
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ハーレクインさん
「箱根登山鉄道。
一度乗ってみたいものです」
春と秋がお勧めです。ただ個人的には楽しい思い出と苦い思い出があり、微妙な思い出がある鉄道の一つです。
箱根登山鉄道と言えば悪友と町田近辺から自転車で
箱根目指してサイクリングを決行した事を今、思い出しました。何時間かかったか忘れましたがいい思い出です。
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8. Mikiko- 2013/02/20 19:40
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> マッチロックさん
ノドグロ。
1度だけ、コース料理で出てきたことがあります。
と言っても、焼き魚ではなく……。
小鉢に、ほぐした身がちょこっと入ってただけでした。
味の記憶は、まったくありません。
自腹で食べる魚じゃありませんよね。
でも、サンマの食べ過ぎには気をつけましょう。
プリン体が多いですから。
マッチロックさんは、東海大学のご出身ですか?
『大根駅』が『東海大学前駅』に改称されたのは、1987年(昭和62年)だそうです。
それ以前に通っておられたということは……。
お歳は、40歳代後半以上ということになりますが。
> ハーレクインさん
こちらでは……。
普通の飲み会で、盃のやりとりをすることは無いですね。
ま、飲み会で燗酒を飲む人自体、ほとんどいませんし。
梅ヶ丘。
駅は『梅ヶ丘』ですが……。
住所は『梅丘』ですので、ご注意あれ。
小田急のロマンスカーは、見たこともないので比べられませんが……。
関西の私鉄にも、変わったのがありましたよ。
つい先日終了してしまいましたが……。
BS-TBSで、鉄道ファンのタレントが、こだわりの1枚を撮影するというシリーズがありました。
その中の、森脇健児の回だったと思いますが……。
色といい顔といい、鉄人28号そっくりな車両が出てきました。
南海だったかな?
箱根登山鉄道。
酔いそうなので、パス。
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9. ハーレクイン- 2013/02/20 19:47
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箱根は、中学の修学旅行で1度行ったきりですね。確かバスだったはず。
十国峠だったかなあ、霧が出て、寒いなあというのが印象でした。富士山は……記憶にない!
町田から箱根といいますと、直線距離で50kmほど。箱根はどこまで登られたかはわかりませんが、自転車ではねえ。
大変だったでしょうね。
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10. ハーレクイン- 2013/02/20 20:04
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鉄人そっくりな車両?
南海?
そんな車両あったかなあ。車体のペイントじゃなく、先頭車両の鼻先が鉄人、だということ?
ひょっとして、関空へ乗り入れている特急、えーと「ラピート」言うたかなあ、あれのこと?
箱根登山鉄道の最も急勾配の場所では、1両の前後で1.1mの高低差がつくとか。まるで、電車の中で山登りだな。
あの、箱根駅伝ね。
あのコースが箱根登山鉄道の踏切を通っているらしいが、駅伝優先で、電車の方を踏切手前で止めるそうな。
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11. マッチロック- 2013/02/20 20:07
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Mikikoさん
ハーレクインさんほど度胸がないので、ご想像にお任せします。尤もMikikoさんの年齢・・・いや、女性に対しては失礼ですね(笑み)
東海大学卒ではありません。
ハーレクインさん
就学旅行が箱根方面とは、少し驚きました。
私は逆に京都・奈良でした。
大阪も加えてほしかったのですが、無理だったようです。
そのせいか大阪はいまだにタッチダウンしておりません。
サイクリングですが友人たちは数段ギアで私は今でいうママチャリで行ったもんだから・・あとは想像にお任せします。
ここまで書くと、もしこのコーナーを見た旧友がいたら「あいつか!」と少し騒ぎが起こること必至・・・かな・・???
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12. ハーレクイン- 2013/02/20 20:42
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箱根方面というより、東京ですね。途中で箱根に立ち寄ったと、そんな感じです。
京都・奈良は普段の遠足ですね。
ちなみに、小学校の修学旅行は伊勢志摩。
高校は北・中九州。大分の耶馬溪、阿蘇、天草……。
今の子たちはもっと豪華、というか、スキーとか、海外とか、全く異なるようですね。
ママチャリで往復100kmのサイクリング! しかも箱根の山登り!!
うーむ。
エイトマンか、鉄人28号か、というところですね。
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13. Mikiko- 2013/02/21 06:33
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> ハーレクインさん
ラピートで検索したら、みごと大当たり。
↓これです、これ。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130220201046bdd.jpg
鉄人を知らなくても、子供はぜったいに乗りたがると思う。
> マッチロックさん
なーんだ。
東海大学じゃないのか。
でも、東海大学の所在地って……。
名前から云うと、東に寄り過ぎだよね。
静岡あたりにあるべきなんじゃないか?
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14. ハーレクイン- 2013/02/21 10:14
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関空(関西国際空港)が、泉州の海を埋め立てて出来たとき、南海はこの特急「ラピート」、JRは特急「はるか」を導入したわけです。
「はるか」は京都発で、新大阪、天王寺を経由して関空へ。
「ラピート」は南海のターミナル、難波から関空へ。
導入当初は、そのユニークな面構えもあって「ラピート」人気は高かったのですが、現在はJR「はるか」の圧勝のようです。それは南海電鉄のアクセスの悪さ。
難波という街は、知名度は高いのですが、大阪の他の場所、天王寺とか、ミナミとか、キタとかへ出るには歩くか、他の路線に乗り換えるしかないんですね。
それに対してJR「はるか」は、新大阪から京都まで行くわけですから、アクセスに関しては南海なんぞ問題になりません。
もともと南海電鉄というのは、大阪と(僻地!)和歌山を結ぶ路線なんですよね。はっきりいって、阪急や阪神、京阪に比べると、大阪のローカル私鉄、というイメージは否めません。
亘信二・南海電鉄社長サン、ごめん。
関空特急「ラピート」。
残念ながら、かなりの空気を乗せて走っているようです。南海電鉄も、相互乗り入れとか、いろいろ考えてはいるようですが。
それにしても「ラピート」。
鉄人28号に似ているかなあ。ま、そう言われれば……ですけどね。
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15. Mikiko- 2013/02/21 19:43
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しかし、南海もバカじゃないの?
野球チーム持ってた会社とも思えん。
エースに、敗戦処理させるようなもんじゃないか。
ラピートは、中心部の競合路線に投入すべきだろ。
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16. ハーレクイン- 2013/02/21 20:41
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南海には、ラピートを投入すべき「中心部の競合路線」なんてないんだよ。
唯一競合しているのが、JRの、大阪と和歌山を結ぶ阪和線。この途中に関空があります。
ここでJRに負けたんだから、南海も大変だよ。ま、和歌山方面から大阪中心部へ向かう通勤客は多いから、倒産するという心配はないけどね。
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17. Mikiko- 2013/02/22 07:49
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そうなのか。
競合しなかったから、生き残って来れたのかもね。
それじゃ、こういうアイデアはどうじゃ。
ソフトバンクから球団を買戻し……。
関空に新球場を造る。
これなら、大阪や和歌山から、たくさんお客が来るでしょ。
それを運ぶのが、ラピート!
子供は大喜びだと思うぞ。
話は変わりますが……。
今朝のニュースのスポーツコーナーを見てたら……。
西岡と福留が、阪神に入ってたんですね。
松井も入れれば良かったのに。
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18. ハーレクイン- 2013/02/22 10:05
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ふむ、そうとも言えるな。
いまさらソフトバンクが手放すかどうかはともかく、何ぼなんでも関空内に新球場は無理。ホームラン性の打球が飛行機に当たったらえらいこっちゃないか。
しかし、こらあ、ええアイディアかもしれん。西武が所沢なんてど田舎に球場造って成功したたっちゅう実績があるし。
関空対岸の泉佐野か泉南市のどっかなら土地はあいてるし、造れるんやないかな。それにあのへんなら、フランチャイズも阪神と競合せんし。さらにひょっとしたら、和歌山の活性化にもつながるかもしれん。
亘信二サンに提案してみるかな。
うーん、阪神もねえ、どないするつもりなんか。
メジャーであかんようになったロートル選手をなんぼ入れてもねえ。特に、福留はともかく西岡はねえ、故障持ちだからねえ。
将来5年10年先を考えれば、若手を育てることは絶対に必要なんだけど。
とりあえず、実績のある選手を集めて急場をしのぐ、これはもう阪神の体質みたいなものなんだよね。城島で懲りなかったのかなあ。
松井って、秀樹の方かあ。
ゴジラ松井は、昨年末に正式に引退しちゃったよ。
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19. Mikiko- 2013/02/22 20:29
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あれは、鉄道会社がこぞって球団を持ってたころのビジネスモデルですよ。
自社の沿線に球場を造り、乗客を増やすと同時に……。
沿線の土地開発を行って、宅地を売りまくったわけです。
売る土地が無くなったところで、店仕舞い。
球団を手放す、というやり口でしたね。
松井もなぁ。
日本でならまだやれたよね。
代打で1打席だけでも、お客を呼べたのに。
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20. ハーレクイン- 2013/02/22 21:30
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そない言われてみれば、阪急がその典型かなあ。
んでも、球場だけで宅地が売れたとも思えんが。
ゴジラ松井。
確かに、西岡より松井の方がやれるし、客も入ると思う。知名度もぜんぜん違うもんね。
そこが、晩節を汚したくないという、彼の美学なんやないかね。