2009.8.1(土)
これは、243回で投稿したコメント「真夏の花」を、「Mikiko's Garden」の1本として再録したものです。
梅雨は、いっこうに明けませんが……。
今日は、盛夏に花を咲かせる樹木について書いてみます。
真夏の花は、意外と少ないんですよね。
なので、これからご紹介する花、きっとみなさんも、通勤途上などで見かけたことがあると思います。
①サルスベリ
漢字では、百日紅と書きます。
その名のとおり、花期が長いのが特徴。
「サルスベリ」はもちろん、「猿滑り」の意味です。
幹肌がつるつるしてるんですね。
いい樹なんですけど、いくつが問題が……。
ひとつは、病害虫が多いこと。
アブラムシ、カイガラムシ。
すす病に、うどんこ病。
薬剤散布は避けられませんね。
あと、剪定が必要なこと。
まあ、放っといてもいいんですけどね。
蕾は、その年伸びた新梢の先に付くので……。
たくさん花を見るためには、強い新梢をたくさん出させる必要があるんです。
そのためには、芽吹き前(晩秋から早春)に、強剪定しなきゃなりません。
花を付けた枝を、みんな切っちゃいます。
わたしはこれを、毎年初冬、ブロック塀によじ登ってやってる(ていうか、母にやらされてる)。
剪定鋏持って塀の天辺に立つのは、ヒドく怖いです。
ぐらぐら揺れる幹に掴まりながらの作業は、ほんと冷や汗もの。
なので、わたしにとっては、ちょっと恨みのある樹ですね。
この樹を新たに植えることは、以上のことからも、あんまりお勧めできません。
最近は、灌木状の矮性サルスベリも出てますから……。
こっちなら、植えてみてもいいかも。
夏の花は貴重ですからね。
②キョウチクトウ
最近、キョウチクトウの花期が早くなったような気がしませんか?
昔は真夏の花って感じだったのに……。
最近は、梅雨明け前に咲いちゃいますよね。
サルスベリと違い、病害虫はほとんどありません。
環境圧に強く、排気ガスや煤煙をものともしません。
なので昔は、工場地帯の緑化とかに使われたようです。
いいことずくめみたいですが……。
小さいお子さんのいるお家では、止めといたほうがいいかも。
重要な注意点があるんです。
フランスで昔、こんなことがありました。
河原でバーベキューをしていたグループが、次々と苦しみ出した。
なんと、11人中7人が亡くなったそうです。
当然、中毒が疑われ、食材が調べられました。
でも、何ともなかった。
原因は何だったと思います?
バーベキューに使った串です。
このグループ、串を持って来るのを忘れたんですね。
で、河原に生えてる木の枝を切って、串にした。
その木が、キョウチクトウだったんです。
すなわち、キョウチクトウには毒があるんです。
火で熱せられた枝から、肉や野菜に毒が染み出たんですね。
猛毒ですよ。
トリカブト級。
花、葉、枝、根、すべての部分に毒があります。
燃やした煙さえ、毒。
子供が、花でも口に入れたら大変です。
③ムクゲ
この木も、花期が早くなったみたいに感じます。
以前は、わたしの中で、晩夏の花ってイメージがありました。
夏休みの終わりころに、咲いてる感じ。
線路際に揺れてるこの花を見ると、あぁ夏が終わってしまうって、寂しくなったものです。
でも最近は、7月から咲いてますよね。
これも温暖化のせいなんでしょうか……。
ハイビスカスの仲間ですから、まさに真夏の花です。
暑さにも寒さにも強く、荒れ地も意に介しません。
ムクゲの花は、夕方には萎んじゃうから……。
一日花と誤解されてます。
でも、夕方萎んだ花、翌朝にまた開くんですよ。
長い花では、2週間くらい保つのもあるそうです。
韓国の国花としても、よく知られてます。
韓国語では、ムグンファ。
強くて、美しい花です。
まさに、韓国女性を思わせる樹ですね。
梅雨は、いっこうに明けませんが……。
今日は、盛夏に花を咲かせる樹木について書いてみます。
真夏の花は、意外と少ないんですよね。
なので、これからご紹介する花、きっとみなさんも、通勤途上などで見かけたことがあると思います。
①サルスベリ
漢字では、百日紅と書きます。
その名のとおり、花期が長いのが特徴。
「サルスベリ」はもちろん、「猿滑り」の意味です。
幹肌がつるつるしてるんですね。
いい樹なんですけど、いくつが問題が……。
ひとつは、病害虫が多いこと。
アブラムシ、カイガラムシ。
すす病に、うどんこ病。
薬剤散布は避けられませんね。
あと、剪定が必要なこと。
まあ、放っといてもいいんですけどね。
蕾は、その年伸びた新梢の先に付くので……。
たくさん花を見るためには、強い新梢をたくさん出させる必要があるんです。
そのためには、芽吹き前(晩秋から早春)に、強剪定しなきゃなりません。
花を付けた枝を、みんな切っちゃいます。
わたしはこれを、毎年初冬、ブロック塀によじ登ってやってる(ていうか、母にやらされてる)。
剪定鋏持って塀の天辺に立つのは、ヒドく怖いです。
ぐらぐら揺れる幹に掴まりながらの作業は、ほんと冷や汗もの。
なので、わたしにとっては、ちょっと恨みのある樹ですね。
この樹を新たに植えることは、以上のことからも、あんまりお勧めできません。
最近は、灌木状の矮性サルスベリも出てますから……。
こっちなら、植えてみてもいいかも。
夏の花は貴重ですからね。
②キョウチクトウ
最近、キョウチクトウの花期が早くなったような気がしませんか?
昔は真夏の花って感じだったのに……。
最近は、梅雨明け前に咲いちゃいますよね。
サルスベリと違い、病害虫はほとんどありません。
環境圧に強く、排気ガスや煤煙をものともしません。
なので昔は、工場地帯の緑化とかに使われたようです。
いいことずくめみたいですが……。
小さいお子さんのいるお家では、止めといたほうがいいかも。
重要な注意点があるんです。
フランスで昔、こんなことがありました。
河原でバーベキューをしていたグループが、次々と苦しみ出した。
なんと、11人中7人が亡くなったそうです。
当然、中毒が疑われ、食材が調べられました。
でも、何ともなかった。
原因は何だったと思います?
バーベキューに使った串です。
このグループ、串を持って来るのを忘れたんですね。
で、河原に生えてる木の枝を切って、串にした。
その木が、キョウチクトウだったんです。
すなわち、キョウチクトウには毒があるんです。
火で熱せられた枝から、肉や野菜に毒が染み出たんですね。
猛毒ですよ。
トリカブト級。
花、葉、枝、根、すべての部分に毒があります。
燃やした煙さえ、毒。
子供が、花でも口に入れたら大変です。
③ムクゲ
この木も、花期が早くなったみたいに感じます。
以前は、わたしの中で、晩夏の花ってイメージがありました。
夏休みの終わりころに、咲いてる感じ。
線路際に揺れてるこの花を見ると、あぁ夏が終わってしまうって、寂しくなったものです。
でも最近は、7月から咲いてますよね。
これも温暖化のせいなんでしょうか……。
ハイビスカスの仲間ですから、まさに真夏の花です。
暑さにも寒さにも強く、荒れ地も意に介しません。
ムクゲの花は、夕方には萎んじゃうから……。
一日花と誤解されてます。
でも、夕方萎んだ花、翌朝にまた開くんですよ。
長い花では、2週間くらい保つのもあるそうです。
韓国の国花としても、よく知られてます。
韓国語では、ムグンファ。
強くて、美しい花です。
まさに、韓国女性を思わせる樹ですね。