2009.6.27(土)
これは、218回と219回で投稿したコメント「いずれが菖蒲か杜若(Ⅰ・Ⅱ)」を1本にまとめ、「Mikiko's Garden」に再録したものです。
源頼政の目前で、するすると御簾が上がると……。
そこには、ずらずらずらーっと美女が並んでました。
驚く頼政の顔を見て、大喜びしてるのは崇徳上皇。
こういう趣向が大好きなんですね。
上皇は、この中からひとりだけ選ぶようにと、頼政に命じました。
選びかねた頼政が、思わず嘆じた言葉が……。
「いずれが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」だったそうです。
どの女性も美しくて、ひとりだけ選ぶことなどできません、って意味です。
それでもようやく、頼政はひとりの女性の手を取りました。
その女性の名は、菖蒲前(あやめのまえ)だったとか。
今、新潟県新発田市では、あやめまつりが行われています。
新発田は、赤穂浪士・堀部安兵衛の出身地として有名な城下町です。
日本100名城のひとつに選定されている新発田城の別名は、菖蒲城(あやめじょう)。
そのお城と羽越線の線路を挟んだ反対側にあるのが、五十公野公園(いじみのこうえん)。
公園には、300品種、60万本のアヤメが咲き誇る「あやめ園」があります。
「全国都市公園100選」に選定されてるそうです。
ネットを見ると、「日本四大あやめ園」のひとつ、と威張って書いてあります。
しかし……。
ほかの3つがどこなのかは、どこ探しても不明でした。
こんな情報じゃ、片手落ちだろ!
と怒りの声を上げるMikikoですが、実は、このあやめ園、まだ行ったこと無いんです。
新発田は、クルマで45分くらいだから、半日で見て来れるんだけどね。
やっぱ、ひとりで、あやめ見に行く気には、ちょっとなれなくて……。
こんな感じらしいです(無断転載しました。すみません)。
さて、頼政の話に戻って。
選びがたい例えにされた、アヤメとカキツバタですが……。
さらにもう一つ似てる花に、ハナショウブがあります。
では、ここで問題です。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ。
この3つを、水辺を好む順に並べてください。
答えは、あした。
はい、お待たせしました(誰も待ってない?)。
きのうの答えです。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブを、水辺を好む順に並べると……。
カキツバタ、ハナショウブ、アヤメの順になります。
これは、カキツバタ。
わたしが撮った写真です。
ご覧のように、水の中に浸かって生えてますね。
これが、ハナショウブ。
これもわたしが撮りました(無断転載ではない!)。
常時水中じゃなく、ときどき水の引くようなところを好みます。
ハナショウブと言えば……。
連城三紀彦の「戻り川心中」。
物書きとして、作品に出てくる歌人の気持ち、実によくわかります。
アヤメは……。
自分で撮った写真がありませんでした。
写真撮ろうと思ったら、水辺に出かけちゃだめですよ。
水辺には生えてません。
むしろ、畑なんかで見られるかも。
株元が水に浸かるような場所には、生えないんです。
アヤメっていうと水辺のイメージがあるから、ちょっと意外でしょ?
さてそれでは、これら3つの植物の見分け方ですが……。
絶対じゃないけどね。
簡単に言うと……。
花びらの付け根に注目してください。
そこが網目状なのは、アヤメ(だから、文目)。
黄色ければハナショウブ。
白いのがカキツバタ。
源頼政の目前で、するすると御簾が上がると……。
そこには、ずらずらずらーっと美女が並んでました。
驚く頼政の顔を見て、大喜びしてるのは崇徳上皇。
こういう趣向が大好きなんですね。
上皇は、この中からひとりだけ選ぶようにと、頼政に命じました。
選びかねた頼政が、思わず嘆じた言葉が……。
「いずれが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」だったそうです。
どの女性も美しくて、ひとりだけ選ぶことなどできません、って意味です。
それでもようやく、頼政はひとりの女性の手を取りました。
その女性の名は、菖蒲前(あやめのまえ)だったとか。
今、新潟県新発田市では、あやめまつりが行われています。
新発田は、赤穂浪士・堀部安兵衛の出身地として有名な城下町です。
日本100名城のひとつに選定されている新発田城の別名は、菖蒲城(あやめじょう)。
そのお城と羽越線の線路を挟んだ反対側にあるのが、五十公野公園(いじみのこうえん)。
公園には、300品種、60万本のアヤメが咲き誇る「あやめ園」があります。
「全国都市公園100選」に選定されてるそうです。
ネットを見ると、「日本四大あやめ園」のひとつ、と威張って書いてあります。
しかし……。
ほかの3つがどこなのかは、どこ探しても不明でした。
こんな情報じゃ、片手落ちだろ!
と怒りの声を上げるMikikoですが、実は、このあやめ園、まだ行ったこと無いんです。
新発田は、クルマで45分くらいだから、半日で見て来れるんだけどね。
やっぱ、ひとりで、あやめ見に行く気には、ちょっとなれなくて……。
こんな感じらしいです(無断転載しました。すみません)。
さて、頼政の話に戻って。
選びがたい例えにされた、アヤメとカキツバタですが……。
さらにもう一つ似てる花に、ハナショウブがあります。
では、ここで問題です。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ。
この3つを、水辺を好む順に並べてください。
答えは、あした。
はい、お待たせしました(誰も待ってない?)。
きのうの答えです。
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブを、水辺を好む順に並べると……。
カキツバタ、ハナショウブ、アヤメの順になります。
これは、カキツバタ。
わたしが撮った写真です。
ご覧のように、水の中に浸かって生えてますね。
これが、ハナショウブ。
これもわたしが撮りました(無断転載ではない!)。
常時水中じゃなく、ときどき水の引くようなところを好みます。
ハナショウブと言えば……。
連城三紀彦の「戻り川心中」。
物書きとして、作品に出てくる歌人の気持ち、実によくわかります。
アヤメは……。
自分で撮った写真がありませんでした。
写真撮ろうと思ったら、水辺に出かけちゃだめですよ。
水辺には生えてません。
むしろ、畑なんかで見られるかも。
株元が水に浸かるような場所には、生えないんです。
アヤメっていうと水辺のイメージがあるから、ちょっと意外でしょ?
さてそれでは、これら3つの植物の見分け方ですが……。
絶対じゃないけどね。
簡単に言うと……。
花びらの付け根に注目してください。
そこが網目状なのは、アヤメ(だから、文目)。
黄色ければハナショウブ。
白いのがカキツバタ。