Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
イネさん:南紀ぶらり旅
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
 これは、第573回から第609回までのコメント欄で、イネさんが間歇的に連載してくださった、「南紀ぶらり旅(1~11)」を、『読者の部屋』の1本としてまとめたさせていただいたものです。

10月26日、ゆっくりと出発です。
羽田発13:15~南紀白浜着14:35(JAL1383便)
南紀白浜空港は、羽田からの便が1日3往復。それだけですね。
実に南国情緒豊かな(?)のんびり、まったりした雰囲気の空港でした。

それよりも、びっくりしたのが飛行機。
飛行機

写真では解りにくいかもですが、76人乗りのリージョナブルジェットです。
普段乗るのは、ほとんど777とか767、たまに乗る737が小型機と思っていました。
羽田の21番スポットから搭乗ですが、ボーディングブリッジの陰に隠れて、待合室の窓からは見えないくらいの大きさ。
それなのに、空席が1/3ほど・・・まぁオフシーズンの、しかも平日ですから、こんなものかと。。。
で、テイクオフのランウェイが、新しくできたD滑走路。
たっぷり15分はタキシングしましたです(笑

南紀白浜着1435。定刻のランディングでした。
和歌山県唯一の空港で、以前は名古屋、八尾、広島、福岡への路線もあったそうですが、今は羽田便のみ。

バスは1日3度来る♪・・・じゃないですが、飛行機1日3度来るってワケで、その飛行機も満席で76人、実際は50人も乗っていないという、実に長閑な空港です。

南紀白浜空港

そんな空港ですから、レンタカーの窓口も、カウンターはあれども人影はナシ。
ロビーの片隅に「ト○タレンタカー」の看板を持ったお兄さんが、一人ポツンと立っていました。
で近づいて行くとそのお兄さんの方から「稲川様ですか? お待ちしておりました」と声かけてくれました(あの時のお兄さん、まさかこのページ、見とらんだろな)。

おい、今回の客は我々二人だけかよ!
事前に予約がないと、出迎えもナシじゃないのか?

まぁ不安というワケじゃないのですが、いつも利用する他の空港との落差が大きすぎて、少々戸惑ったのは事実です。
例えば札幌(新千歳)ですと、カウンターに受付のお嬢さんが常駐してて、お客さんはマイクロバスで営業所までピストン輸送。
営業所につくと、番号札もらって、広いカウンター(1度に5人くらい受付できます)で次々に処理されて、駐車場からお客さん続々と出発してゆく・・・のが、何となくアタリマエだと思っていたのですね。

それがワンボックスのワゴン車に我々二人だけ。
営業所では、絶対に二人以上は処理できないカウンターですよ。
で、さっきのお兄さんが、ここでも手続き全般をこなして、ついでに車まで案内してくれました。
・・・要するに、営業所長、兼運転手、兼事務員、兼配送要員。
といっても、我々を送り出した後は、ま、閑してるんだろうな・・・と。

さすがに車は、よく整備されてましたけどね(やっぱりト○タだわな)。

さて、レンタカーも無事に手続きを終わり、ようやく観光に出発です。

最初に予定した景勝地は「三段壁」。
るるぶを始め、どんな観光案内にも出ていますけど…ね。
カーナビの案内で、走ること5分。あっという間に到着です。
道路にデカデカと「三段壁駐車場」の看板が立っていましたので、なんの疑いも無く車をとめます。
ところがここは「お土産屋さん」の私設駐車場。
ここで払った駐車料金500円が、本日最初の出費となりました(お土産屋さんで1000円以上の買い物をすると、駐車料金はタダだそうですけど・・・)。

で、これ(↓)が三段壁の展望台からみた眺め。

三段壁の展望台からみた眺め

案内によると「長さ約2km、高さ50~60mの大岸壁」だそうで、展望台からの眺めは「それらしい」断崖絶壁でした。
展望台も三段壁の一部ですから、断崖の上にあります。
高所恐怖症のワタシとしては、あんまり端に近づきたくない気分。
それでも大海原が広がる眺めは、その日は穏やかなうねりでして、それはそれでなかなかステキでした。

因みに眼下の海は、海全体は穏やかなのに、結構潮の流れも速いのです。

三段壁の眼下の海

まぁこんな雰囲気ですから、当然予想される通り「自殺の名所」なんだそうです。

それで下の写真は、最初の写真の崖の上のところです。
なんにもないところですが、ゆっくりお散歩できました。

三段壁の崖の上

ところで、なんで「三段壁」って言うのか、少々疑問だったのですが……
昔、魚の群れとか鯨(和歌山は鯨漁でも有名ですね)の見張りを、この崖の上でしていたんだそうです。
それで見張り(見段:みだん)所から見段壁(みだんへき)→三段壁とよばれるようになったとか。

この「三段壁」の読み方なんですが、「さんだんべき」が地名としては正式(らしい)のです。
「さんだんへき」は誤読だと言われていますが、さてどんなモノでしょうかね。
ついでですが、道路標識は「Sandanpeki」と記されていたような気がします。


三段壁を出て、すぐお隣にある景勝地が「千畳敷(せんじょうじき)」です。

三段壁に行くとき、途中で看板を見ていたので、カーナビのお世話にはなりませんでした。
…ウソです!
カーナビに“せんじょうじき”と入力したら、日本全国のホテルや料亭も含め、30以上もヒットしました。

う~ん、カーナビってバカだ!
誤差1m以下で現在位置が解るんだから、せめて近い順に表示しろよっ!!

ツッコミというのか、ボヤキというのか……ま、そんなワケで、カーナビは(この時だけ)使いませんでした。
と言っても1分か2分、分かれ道も無く、間違えようもないんですけどね。

三段壁のお隣・千畳敷

三段壁とはそんなに近いのに、こちらは砂岩の岩盤です。
ゆるやかなスロープが、波や風に浸食されて、複雑な模様を描いてます。
もちろん、この上を歩けるのですが、波浪警報や注意報が発令されると立ち入り禁止になるそうです。
……ま、滑り易そうですから、ハイ。

ついでですが潮岬と並んで、台風中継のメッカだそうです。
こんど台風来たら、ここが映るか見てみようっと。


最初の日なので、本日の観光はここまで。
ということで、ホテル到着が1630頃でした。

さて、今回お世話になるホテル-じゃなくて旅館ですね-は「むさし」さんです。

南紀の旅館「むさし」

チェックインを済ませると、案内係のお姉さんに連れられて別館にあるちょっとしたロビーへ。
そこで、まずはウェルカムドリンクをいただきました。
コーヒー・紅茶(ともにホットかアイス)、フレッシュジュース各種から選べます。

私はネコドシ生まれ、熱いものはダメなのでグレープフルーツのジュース、相方さんはレモンティーをいただきました。

一息和んでから案内されたお部屋は、8階の和室の10畳です。

南紀の旅館「むさし」8階の和室10畳

右にある障子の向こう側がバス・トイレと洗面所、正面の窓からは白浜の海岸と南紀の海が一望できます。
二人で泊まるには十分な広さですね。

しばし寛いで、ふと時計をみると、もう5時をかなり過ぎております。
夕食の時間は5時から、ダイニングルームでバイキングということでしたので、そこは貧乏人の性、時間ピッタリに行きたかったのです。

・・・つか、ホントに貧乏人!
別に時間制限があるワケじゃなし、オープンキッチンで、次々料理出してくれるので、食べるものがなくなるはずもなく、なにもピッタリに行かなくたって・・・
と、頭では分かっているんですけどねぇ。。。

で、そのバイキングなんですが、和洋とりまぜて見たところ40種類以上。
この手のバイキングとしては珍しく中華系はありません。

まずはさぁっと一巡して、どんな風に取り合わせるか、頭の中で組み立てます。

ここで2泊しますので、明日のことも考えて、今夜は和風のコースとしました。

まずはお造り。マグロと鯛とキビナゴです。
それに天ぷら。なかなか見事なえび天とキス、それに野菜天の盛り合わせ。

南紀の旅館「むさし」バイキングの夕食
写真はむさしさんのホームページから拝借したので、少々実物とは違います。

あとはサイドディッシュにサラダとか煮物とか茶わん蒸しとか、その他いろいろ。
相方さんはクエ鍋などもゲットしていました。

ま、お料理はなかなかなんですが・・・艶消しだったのが飲み物。
関東ではドリンクもバイキング方式なのが普通なんですが、こちらではその都度カウンターで注文(伝票にサイン)します。
それはいいんですが、あるのはビールとチュウハイに日本酒。

ウィスキーはどうした?
ワインはどこじゃ!?

ま、それほど飲みたいワケでもないのですが、料理とのバランスで、少々物足らない感じです。

それよりも、問題はそのチュウハイです。
注文するとカウンターにいる(元)お姉さんが氷のグラスを用意して、お酒のサーバーからジャー! って注ぎます。
でカウンターに並べてあるシロップの瓶から、レモンとかライムとか入れてくれるのですが・・・
まぁ何と言うか、海水浴場の海の家でいただくカキ氷ですね、これは。雰囲気壊すこと夥しいの。

おい!
そこらの安い居酒屋だって、この手は生絞りダロ! あん!!

心の中で、ボヤクこと頻りでした(^^


食事を終えて、しばらく休んでからお風呂へ。
なかなか立派な大浴場でした。

南紀の旅館「むさし」大浴場

左手奥に見えるのがジャグジーです。
時間はまだ8時過ぎなんですが、この広さに僅か3人。
う~ん、さすがはオフシーズン。

それこそ、のんびりゆったり・・・じつにいい気分でした。

お部屋に帰って、あっという間にバタンキュー。そのままzzz・・・

ということで、2日目については、この次ってことで。

翌朝・・・と言っても、前日の夜が早かったので、目が覚めたのは3時を少々過ぎた頃でした。
はぁ、よく寝た~(大欠伸♪)

もう一眠りなんて出来るワケもないので、一風呂浴びに、例の大浴場へ・・・
さすがにこの時間、ほかに誰もいない。独りで、それこそのんびり、ゆっくり温まりました。

ま、どんなに頑張っても、30分以上も浸かっていたら、それこそ茹蛸になっちゃいます。
ほどほどにして上がりました。

う~ん、まだ朝食にはだいぶ時間があるし・・・温泉のおかげで身体はポカポカだし・・・
んなワケで、着替えて、早朝の街をお散歩。
まだ真っ暗ですけど、良く晴れていて、今日は一日いい天気になりそう。

しっかしこの時間、お土産屋さんはもちろん、どんなお店も開いているはずがない。
ホテルの前のコンビニさんはやってましたけど、ま、用事もありませんしね。
あきらめてホテルのお部屋で、静かに過ごしました。

6時過ぎには相方さんもお目覚め。
まぁ折角だからと、やっぱり朝風呂へ。この時間になると、4~5人くらいは入っていたそうです。


そんなこんなで、やっと7時。朝のバイキングのお時間です~♪
前夜の失敗に懲りて、5分前にはダイニングルームの扉の前に到着・・・まだ開いてない!
でもね、世の中みんな同じと言うか・・・既に10人くらいも集まっていました。

で、定刻きっかりに扉がオープン。
皆さんドドッと突進されて・・・我々二人、見事に取り残されました(笑
まぁ始まる前にどれほどお行儀良く並んでいても、相手を突き飛ばしても先頭目指して突っ込むのは、所詮、大阪の方には敵いませんなぁ。。。
改めて感心した次第。はい。

メニューは、やはり和風の朝食と洋風(アメリカンスタイル)が半々というところ。
昨日の夕食を和風にまとめたので、朝は洋風で行くことにしました。

ベーコン、スクランブルドエッグ、ウィンナーにサラダ。ロールパン2個。そんなところですね。
相方さんはパンじゃなくてワッフルにしてましたけど。

でジュースを・・・と思ったのですが、いや、オレンジジュースを頂きましたけど・・・
このクラスの旅館なら、ジューサーの脇に生の果物おいて、フレッシュジュースじゃないのかい?
ま、いいか(しぶしぶ)

夕食の時のお酒もそうですが、なんかチグハグな感じでした。
朝食の、お食事そのものは美味しかったんですけどネ。

落ち着いて食後のコーヒーなども堪能して・・・さて今回の旅行のメインイベント、熊野古道ウォーキングに出発です。

今回選んだのは「中辺路」の、大門坂から那智大社までのコース。
ガイドブックによると那智大社を経由して、那智の滝まで、片道凡そ1時間のウォーキング。

ちなみに「熊野古道」とは、熊野三山と各地を結ぶ熊野詣の道の総称だそうです。
熊野詣の道にはいくつかのルートがありますが、そのなかで大阪と熊野を結ぶ紀伊路(きいじ。紀路(きじ)とも)、伊勢と熊野を結ぶ伊勢路(いせじ)の二つの道が古くはポピュラーなルートであったようです。

で熊野三山とは、紀伊半島南部、熊野にある、本宮・新宮・那智の3つの聖地をまとめていう場合の総称です。
本宮とは熊野本宮大社のことで、和歌山県東牟婁郡本宮町に鎮座し、主神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ。家都御子大神とも)。
新宮は熊野速玉大社。和歌山県新宮市に鎮座し、主神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)。
那智は熊野那智大社。和歌山県東牟婁郡那智勝浦町に鎮座し、主神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ。熊野結大神とも)。

以上、ガイドブックからの丸写し、でした(笑


さて、ホテルを出たのが8:15頃。
熊野古道へは、白浜からR42を通って南紀勝浦の先まで、約100kmのドライブです。
予想では3時間くらいかかるかな~なんて思っていたのですが・・・

白浜の街を出るまではカーナビが「この先、右折」とか「約300m先、斜め左方向」とか騒がしかったのです。
ところが一旦R42に乗った途端「この先約5km、道なりです」と言ったきりダンマリ。
いや、5分に一度「この先約5km、道なりです」を繰り返すばかり(笑
車も少なく、そもそも信号もほとんど無く、実に快適なドライブでした。

南紀勝浦から県道46号線で、大門坂へ。
大門坂の駐車場についたのが10時15分くらい。
別に飛ばしたワケじゃないのに、100kmの一般道を2時間で走破でした。

大門坂の駐車場
これ(↑)が大門坂の駐車場。

歩くのが苦手な方は、この先にも駐車場はたくさんありますが、ここは最後の無料駐車場です。
平日のこの時間、50台は停まれるスペースに駐車しているのは7~8台くらい。
う~ん、やっぱりオフシーズン。
ま、紅葉には少し早いですからね。

駐車場を出て数分歩くと、いよいよ熊野古道の入り口です。

熊野古道の入り口
熊野古道の入り口

入り口のすぐ先に貸し衣装のお店があり、平安時代の装束で参詣するのも可能です。
これって、今風に言えば「コスプレ」なんですかね。

で、歩き始めてすぐにあるのが「夫婦杉」。

夫婦杉

推定樹齢800年。いや~太いこと。立派なもんでした。

この夫婦杉からが本格的な登り坂。結構急な石段が延々と続きます。
正直、かな~り辛い!
というか、空手で上るのは少々無理があります。

まるでそれを見越したように、古道の脇に登山用の杖置き場が・・・
私も1本お借りして、ここからは杖を片手に登って参りましたよ。
私よりは8歳も若い相方さんは、平気な顔していましたけどね。

那智の滝
これは頂上近くまで来たときに、チラッと見えた那智の滝。

そして突然平らな場所へ・・・参道下の駐車場です。
登り始めて20分。ガイドブックじゃ15分となっていたので、まぁまぁかなっと。

レストラン兼お土産屋さんで休憩。
黒糖ソフトを頂きました。
ま、普通のバニラソフトに黒糖のキャラメルシロップをかけてあるんです。
普段「甘いもの」はまず口にしない私にも、さすがにおいしかったですよ。
250円×2で500円。
観光地であることを考えれば、良心的なお値段でしたね。

で、ここからは参道になります。

那智大社の参道

この参道を登ったところが那智大社。
さて行くか・・・と思ったら、相方さんの姿が見えない。

ん?
写真すぐ左のアクセサリーショップに、はまり込んでおりました。
那智黒石を使った装身具とか・・・男は、こういうのって苦手なんですよね~(笑

さて、お土産屋さんなどが並ぶ参道の石段を昇ること約5分、熊野大社の「一の鳥居」です。

熊野大社の「一の鳥居」

もう終点は見えたぞ!
ふぅふぅ言いながら、石段を見上げれば・・・見えました。「二の鳥居」です。

熊野大社の「二の鳥居」

私もまだ若いぞ。
一気に登って、やっと那智熊野大社の境内です。

那智熊野大社の境内

那智熊野大社の境内

う~む、想像していたよりもずっと華やかな神社でしたね。
写真に写っている建物(全部で8棟あります)の屋根はいずれも檜皮葺き。国の重要文化財に指定されているそうです。

熊野大社のすぐお隣にあるのが「青岸渡寺」。

青岸渡寺

この写真は、まだ熊野大社の境内から撮っています。
石段を10段ほど降りると、青岸渡寺の境内になります。

青岸渡寺の境内

お隣さんなのに、全然雰囲気が違いますね。
こちらは天台宗の寺院で、西国三十三箇所第一番札所。ご本尊は如意輪観世音菩薩だそうです。
こちらにも、ちゃんとお参りして来ました。

それで、この境内からは那智の滝が、すっごくよく見えるのです。

那智の滝

おー、スゴイスゴイスバラシー・・・って絶景のビューポイントで写真撮ってたら・・・

「あーもしもし、一枚お撮りしましょうか?」ってナニヤラ親切そうに声をかけてきたオジサン。
実はこのポイント、このオジサンの縄張り(シマ)だったんですね。
もちろんオジサンは「写真屋さん」です。

いまさら「いいです」と言うのもなんでして、「じゃ一枚お願いします」ってことで、二人で写真撮ってもらって「はい、千円です。」
ま、予定外の出費でした(笑

でも、写真そのものはさすがというか、結構な出来栄えで、いい記念になりましたけど。

そこから約10分、滝のすぐ近くで拝見しましたが・・・実は近すぎて、まぁそれなりに迫力はあるのですが、却っていい写真が取れませんでした。
んで代わりにネットで拾った写真です。

遠目で見る那智の滝

この滝、落差133mだそうで、確かに雄大ではありました。
ここまで近づいてやっと分ったのですが、滝口の上に注連縄(しめなわ)が張られていました。
この滝は滝壺の近くにある「飛滝神社」のご神体なんだそうです。

あとはテクテクと車道を下って、大門坂の駐車場まで。
車に戻った時が12時45分でした。

と言うことで、今回のメーンイベント「熊野古道ウォーキング」でした。

さて、2時間半のウォーキングを終えて、時間もちょうど、具合のいい空腹感です。
お昼は、実は出発前からここにしようと密かに決めていたお店です。

十割そばのお店・森本屋

十割そばのお店、森本屋さんです。
るるぶ他、いろんなガイドブックで紹介されているのですが、正直、この手のガイドブックに記載されるお店は、期待はずれが多いんですね。

折角、南紀に来たのだから、まぐろかくじらでしょ?
そんな単純な発想でお店を探していたのですが、まぁ手頃なお値段のお店なので、行ってみようかと。

・・・しかし、近畿圏で「十割そば」ねぇ。
ま、山も迫ってますし、ありえなくはないな・・・そば好きな私としては、半信半疑な気持ちもありましたです。

お店は紀伊勝浦駅の近く・・・なんですが、カーナビがなけりゃ、絶対に辿り着けない場所。はっきり行って裏通りですし、目立たない店構えですし。
このお店、元はマグロ漁船の船主さんだったらしく、今でも食堂というより釣宿として営業されているみたいです。

でお店の中は、こんな感じ。

十割そばのお店・森本屋/店内

ごく普通の民家のお座敷って雰囲気です。
テーブル(座卓)が5脚、ってことは満席でも20人まで。
ガイドブックから想像していた「観光客相手」のお店とは違う・・・却って期待が高まります。

注文したのは「ミニまぐろ丼と十割そばのセット」1300円。

他のメニューは「天ぷらそば」とか単品の「まぐろ丼」とか・・・マグロの握り3貫450円なんてのもありました。
お値段も庶民的というか良心的というか、しつこいようですが「観光客相手」じゃないですね。

出てきた「ミニまぐろ丼」、うまい!
毎朝、漁港でご主人が仕入れてくるそうですが、確かに新鮮です。
やや小さめのドンブリに、ご飯が見えないくらいにマグロが乗ってます。

そして「十割そば」、暖かい「かけそば」も選べるようですが、標準の「もりそば」で頂きました。
これが、しっかり腰が入っていて、素晴らしくうまい!
やや甘めの味付けながら、出汁の効いたつゆも濃厚で、失礼ながら近畿圏(関西圏)でこんなお味に出会えるとは、ちょっと感激ものでしたよ。

十割そばのお店・森本屋/ミニまぐろ丼


さて、お昼も済ませて、宿に戻ります。
時間は、まだ2時前・・・まっすぐ帰るには、ちと早い。

ということで、和歌山に来たからにゃここ行くしかないでしょ!
潮岬です。
なんでって、もちろん「本州最南端の地」ですからね。

その潮岬ですが・・・何にもありません。
ただ「望楼の芝」と呼ばれる10万平方メートルの大芝生が広がり、眼前には大平洋が果てしなく広がってます。

潮岬・望楼の芝

残念ながら昼過ぎから曇ってきまして、真っ青な海が・・・ではなかったのですが、なかなかいい眺めでした。
そしてこれが「本州最南端」の証拠(笑

潮岬・「本州最南端」の証拠

でもね・・・ホントに何にもないんです。
これじゃ時間が早すぎるなって、ガイドブックを取り出して、次に寄る場所を検討。

それで串本の水族館と海中公園に行ってみようかと。

潮岬から車でほんの数分。串本海中公園に到着です。
200台は止まれる広い駐車場に、私のレンタカーを含めて3台。
う~む・・・やっぱりオフシーズン(笑

この海中公園、日本で最初に指定された海中公園の一つだそうす。
以下、パンフレットより抜書き。

-----
本州最南端、串本は常春の気候と言われ、一年を通じて暖かいところですが、陸上の風景はどう見ても温帯です。
ところが一歩海の中に入ると、そこはサンゴの海。
一面に生い茂るサンゴの間をカラフルな魚達が舞う光景は、まさに熱帯の海です。
世界一の暖流黒潮の恩恵によって温帯の中に奇跡的に出現した熱帯の海。
それが串本海中公園の海なのです。
-----

はい、そうですか。温帯・・・ねぇ。
確かにこの季節(10月下旬)寒くはないのですが、温帯ってほど暖かくもなかったような・・・

ま、それはさておき、この海中公園、いろいろな施設があるようです。

その第一が水族館。
水族館としての規模は大きいほうじゃありません。
以前に行った「鳥羽水族館」にはるかに及ばず、大阪なら天保山の海遊館の足元にも寄れないですね。

そして海中観光船「ステラマリス」。
これは船底にずらっとガラス窓があり、海中を覗きながらの遊覧航海(と言っても25分くらい)が楽しめるようです。

もう一つが「海中展望塔」。これは後ほど説明しますね。

あとはダイビングパークとかレストランとか・・・海洋生物の研究所も併設されているようです。

それで、早速入園券売り場へ。
水族館+海中展望塔のセットが1500円。
海中観光船の単独券が1800円。
全部のセットが2400円。
納得がいくような、いかないような、微妙な設定ですね。

もちろん、全部のセットを買おうとしたのですが、「本日、天候不順により海中観光船は運航いたしておりません」ですと。

よく言うわ!
風もなく、波も穏やかで、とてもじゃないが「天候不順」とは思えませんぜ、ダンナ!

お客があまりにも少ないので、赤字になるため運行できません・・・だろ。
ちぃた~正直に言ったらどうじゃ? あん!?

ま、いいんですけど。。。

つーわけで、とりあえず水族館へ。

串本海中公園・水族館

串本の海は、世界最北の珊瑚(テーブルサンゴ)の群生地だそうで、泳ぐ魚も熱帯性のものが多いとか。
そんな串本の海の紹介をコンセプトにした水槽は、さすがに鮮やかでしたね。

そして水族館の中に「水中トンネル」がありました。

串本海中公園・水族館/水中トンネル

ちょっと品川の水族館の「トンネル水槽」を思い出すような雰囲気ですね。
サメとか、エイ(マンタ:オニイトマキエイ)とかの大型の魚が悠然と泳ぐ中、マグロの群れが高速で突っ走るのは、なかなか臨場感がありましたです。

ただね、トンネル両端から光が入ってきまして、これがトンネルのガラスの内側に反射するのです。
もうちょっと遮光に気を遣ってくれれば文句なし、なんですけどね。

のんびり、ゆったり水族館を堪能して、海中展望台へ。

串本海中公園・海中展望台

水族館から海中へ突き出している桟橋を渡り、その先にある灯台みたいなのが「海中展望台」です。
展望台付近の水深は6~7mくらい。
展望台は、その海底のところまで中を降りれるようになっていて、その周囲にある窓から海中を観察できるようになっています。

串本海中公園・海中展望台から見た海中

ふむふむ、なるほど・・・
っていうか、まぁ曇天のせいもありますでしょうけど、自然光で見る海底とそこにいる魚は、あんまり鮮やかには見えません。

ま、そりゃそうだわな。
水族館の水槽の、計算された照明で明るく照らされている状態と比べるのが間違ってますよね。
それに魚だって、そんなに目立ったら、あっという間に大型魚に捕食されちゃいますし、ね。

まぁ、そんなこんなで、いろいろと楽しい時間を過ごせましたです。

時刻は3時半を過ぎたあたり。
宿まではここから1時間くらい。ちょうどいい感じです。

本日の行楽はここまで。あとは宿に帰って、夕食たべて、あの大浴場でゆっくりしよっと。。。
2日目の観光を終えて宿に帰ったのが4時半くらい、最初の日とだいたい同じですね。

部屋でお茶など飲んで、寛ぐこと暫し。昨日で「一番争い」は懲りたので…いや、あれは今朝のことか…ダイニングルームへは5時30分くらいでした。
昨日の夕食は和風でいただきましたので、今夜は洋風に取り合わせます。
まぁバイキングの全体メニューは同じなので、連泊するには、それなりに工夫しなくちゃ(そんな大げさなもんでもありませんが)ね。

前菜にスパゲッティーとドリア、メインディッシュにステーキ。ポテトなどを適当に取り合わせて…ちと物足りないのでエビチリをサイドに合わせました。

南紀の旅館「むさし」スパゲッティーとドリア
南紀の旅館「むさし」ステーキとポテト
画像は、例によってむさしさんのHPから拝借しました。

う~む、なかなか美味なステーキ・・・やっぱりワインが欲しいな。
ま、無い物ねだりしててもしょうがないので、例の「海の家かき氷方式」のサワーで喉を潤します。

食後のコーヒーも楽しんで、ゆったりした気分です。

そしてお風呂に行くとき、ちょっと変わったものを見つけました。
以前の「大分に行こう!」でも紹介されていた「ドクターフィッシュ」です。

足湯方式で、10分500円。

南紀の旅館「むさし」ドクターフィッシュ

お値段は、まぁいいとして…これ、ゲームコーナーの片隅にあるのです。
各種のゲーム機から「ビヨョ~ン」「ピコ~ン」なんて電子音で賑わう中、のんびり足の手入れなんてできるもんですか。
というより、そもそもゲームコーナーがあること自体が「当館は、ゲームを楽しまれるお客様をターゲットとしております」って言ってるのと同じですよ。

ホームページによると「白浜で唯一の本格的和風旅館」であり「五つ星のサービスを誇る」そうですが、このチグハグな感じが、もう一つ納得できなかったですね。
料理も、お風呂も、個々のアイテムは良かっただけに、ちと残念な気がしましたです、ハイ。

-----------

さて翌朝、3日目です。今回の旅行も最終日です。

朝のバイキングは、今日は和食風に。
焼き魚とサラダと・・・ついでに卵とソーセージも頂きました(どこが和風じゃ)。
お味は、なかなかよろしかったですよ。ご飯も2膳、しっかりいただきましたし(^^

今日は遠出するつもりはないので、グダグダと時間を潰します。
9時少し過ぎにチェックアウトします。

2日間で飲んだ生ビール2杯(@550円×2=1100円)とチュウハイ4杯(@450円×4=1800円)を清算します。

んで外に出ると小雨がぱらぱら・・・風はないのですが、やや寒い感じです。
と言うわけで、アドベンチャーワールドでパンダさんに会いに行くのは急遽とりやめ。

代わりに……。
宿を出て向かった先は、「南方熊楠顕彰館」です。
白浜からは北隣の、田辺市にあります。車でおよそ20分ですね。

南方熊楠(みなかた・くまぐす)ってナニモノじゃ?・・って思ってません?
日本ではあまり知られていないようですが、和歌山県の生んだ偉大な博物学者、明治時代に世界にその名を知られた日本人の一人なのです。

今でこそインターネットで、いくらでも情報を集めることができますが、以前はなかなか調べるのも大変だったのです。

簡単に、その略歴を書いておきますね。

1867年(慶応3年)和歌山県生まれ。
小さい時から書物を読むのが好きで、「歩く百科事典」などとも呼ばれたようです。
実家はかなり裕福だったようで、そのお陰か、興味のあることはとことん調べる、その代わり興味のもてないことはまったく無視、って感じで、かなり奇抜な言動の主だったみたいですね。
ま、平たく言えば「奇人」でしょう。

高校の頃から植物学、特に菌類に興味を持っていたようで、彼が生涯を掛けて集めた菌類の標本は、いまでも並ぶもののない規模だそうです。

大学予備門(今の東大)に進学したのですが、中間試験であっさり落第。中退して、そのままアメリカへ渡ってミシガン大学へ入学するという破天荒ぶり。
もっともミシガン大学も、寮で飲酒したとかでさっさと退学しています。

その頃、彼が発見した緑藻を科学雑誌『ネイチャー』に発表、ワシントン(D.C.)の国立博物館の目に留まり、名前を知られるようになったみたいです。

その後、イギリスの大英博物館で学芸員になったりしていましたが、暴力事件を起こしたとか。明治33年に帰国、しばらく熊野に住んだ後、田辺市に永住したみたいです。
まぁ、興味のある方は、あとは自分で調べてくださいな。


私の行った「顕彰館」は、この田辺の熊楠邸に隣接して建てられているんです。

南方熊楠顕彰館

この写真(↑)はネットで拾ったものです。当日は小雨(念のため)。

明るくモダンな感じの建物でした。
内部はこんな雰囲気です。


南方熊楠顕彰館・内部1
南方熊楠顕彰館・内部2

で、玄関を入ったところに小さな受付があり、いかにも学芸員という感じの清楚なお姉さんが「いらっしゃいませ、お一人様300円です」と。
その時はなんの疑問もなく二人で600円を払ったのですが・・・はてな?
ガイドブックには入館無料とあったハズ。でチケットをよ~く見てみると、小さな文字で「南方熊楠旧邸の見学料」が300円ってなってました。
ま、騒ぐようなことじゃありませんけど、ね。
顕彰館だけでいい、って人はどうするのかな・・・余計な心配ですか。はい。

小さいながらも図書室(というより図書コーナー)も完備していて、他ではなかなかお目にかかれない伝記や資料などもたくさん揃えてありました。

相方さんと二人でお昼近くまで、のんびりと浸っておりました。

それで、南方熊楠の旧邸です。

まず玄関はこんな感じ。

南方熊楠の旧邸

明治から大正時代の民家としては、実に堂々たる門構えですね。
当時からの建物は、やはり傷みが激しく、つい最近復元されたものだそうです。
敷地内の配置はこんな感じになります。

南方熊楠の旧邸・敷地内の配置

さっきの玄関は、この図の下、やや右のところ。顕彰館はこの敷地の右(北側)隣になります。

邸内には大きな楠や柿、みかんの木があり、顕花植物も数百種あったそうです。
柿の木から新種の粘菌を発見するなど、庭は熊楠の研究園そのもので、お手伝いさんは落ち葉を掃除するにも気を遣ったとのこと。
いかにも生涯を菌類の研究(というか収集)に掛けた熊楠らしい逸話ですよね。

ここにも、正統派の学芸員って雰囲気ぷんぷんの、元お姉さん(失礼!)がいて、相方さん、さっき仕入れたばかりの熊楠の伝記をネタに、30分も話こんでいました。

それで気がつくと、もうお昼もだいぶ過ぎ。顕彰館を後にして、白浜へ戻ります。
途中、ちょっといい感じのスパゲッティ屋さんを見つけて、そこで昼食。
場所は田辺バイパスの、白浜までの間のどこか・・・後で調べたのですが、分からなくなってしまいました。
でも、結構おいしかったですよ。

相方さんがホワイトシチュー系、私は和風にたらこのスパゲッティをいただきました。
ここでお昼代が950円×2。

お昼を済ませると、結構いい時間になってました。
近くのGSでガソリンを補給。約280Km走って、約24リットル。単価135円で3200円くらいでした。
・・・って、レギュラーでリッター135円!
東京じゃハイオクの値段なんすけど、ね。
輸送費がかかるのは分かっているのですが、チョッピリ納得いかない気分。いいんですけど。

それでレンタカー返して、その車で(例のお兄さんに)空港まで送ってもらいました。

で来るときに乗ってきた飛行機の折り返し便(15:05発)で一路羽田へ。
命の洗濯をした2泊3日の、南紀ぶらり旅でした。

オシマイです……チャンチャン。
ハーレクインさん:日本酒を飲もう!(Ⅳ)目次k子さん:錫タケノコ


コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/12/25 10:01
    •  「南紀ぶらり旅」を、『読者の部屋』の1本としてまとめさせていただきました。
       穏やかな秋の南紀。
       いいですね~。
       みなさんもご一緒に……。
       のどかな旅を、もう一度楽しみましょ-。

    • ––––––
      2. ハーレクイン
    • 2010/12/25 11:44
    • 相方さんのご紹介と会話、なかったですな。
      残念じゃ。
      たとえば、こんなんどうでしょ。
      那智大社参道入り口、アクセサリーショップで。
      イ「おい、行くで。何してんねん」
      相「あんた。これ那智黒石のネックレスやて。買うて」
      イ「あほ。お参りにきたんや。土産買いにきたんやない。熊野夫須美大神はんに失礼やないか」
      相「ん、もう、いけず」
      何ぼでも枚数稼げますぜ。わははは。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2010/12/25 12:14
    •  横浜ですよ。
       なんで関西弁なんじゃ。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2010/12/25 13:00
    • わははは。
      まあまあ、その辺は平にご容赦。
      やはりHQ、関西弁やないと、のれまへんねん。
    コメントする   【イネさん:南紀ぶらり旅】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
熟女・おばさんの性体験談 新・SM小説書庫2 問答無用の吸血鬼R18 知佳の美貌録
熟女と人妻エロンガ 官能文書わーるど 未知の星 Japanese-wifeblog
赤星直也のエロ小説 愛と官能の美学 [官能小説] 熟女の園 只野課長の調教日記
電脳女学園 西園寺京太郎のSM官能小説 都会の鳥 変態小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
人妻の浮気話 艶みるく 人に言えない秘密の性愛話 ちょっとHな小説 Playing Archives
Mikiko's Roomの仮設テント 女性のための官能小説 性小説 潤文学ブログ 官能の本棚
HAKASEの第二読み物ブログ ぺたの横書き かおるの体験・妄想 黒い教室
被虐願望 性転換・TS・女体化劇場 羞恥の風 女の陰影
女性のH体験告白集 むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー あおいつぼみ 葵蕾
最低のオリ 魔法の鍵 恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
SMX工房 淫芯 お姫様倶楽部.com 被支配中毒
出羽健書蔵庫 かめべや 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく
△Top