2010.10.9(土)
表紙をぺらっとめくったところで、わたしの手が止まりました。
ページの中央に、ゴシック体の太文字が張り付いてました。

『全身の健康を左右する善玉菌』
サプリの名称は、「ナチュラビオ」。

名称の肩書きは、『届けて、増やす4つの善玉菌』。
なんと、善玉菌が、4つも入ってるんです。
そうか!
ピロリ菌に、単独で対抗する必要は無いんだ。
連合軍でいいわけです。
これなら、わたしの免疫機能も、内を向いてくれるんじゃないかな?
さて、気になる4つの善玉菌のラインアップは……。
ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌、納豆菌。

あともうひとつ、なんとかならなかったのかねー。
わたしなら、5種類にして……。
「5つ揃って、ゴゼン(5善)ジャー」って方向で売り出すけどな。

で、このナチュラビオ、思い切って買うことにしました。
お徳用3袋セットは、90日分で、6,190円。
30日に換算すると、2,063円です。
さすが、ファンケル。
高いぜ……。
ちなみに、1日4粒当たりに含まれる菌の量は……。
ビフィズス菌が20億個、乳酸菌が10億個、酪酸菌と納豆菌が、それぞれ1.5億個。

いったい、この数が、多いものなのか少ないものなのか、さっぱりわかりませんが……。
とりあえず、援軍来たるというわけです。
酪酸菌だけは、初めて聞く名前ですが……。
ファンケルのカタログには、下の説明しかありません。
『酪酸菌:ビフィズス菌の増殖力をサポートし、悪玉菌の活動に負けない環境づくりに』
ま、ほかの3つと比べたら影が薄いけど……。
善玉菌に変わりはないんだから、いいでしょ。
ということで、届いたナチュラビオを、せっせと飲み始めました。
が……。
乾癬の症状に、これといった変化は見られませんでした。
ま、あたりまえですね。
そんなに急に改善するようなら、乾癬の特効薬現る!、って大騒ぎになってるはず。
3ヶ月待つのだぞ、ってことでしょう。
そのために、お徳用90日分を買ったわけですから。
乾癬には、これといった変化はありませんが……。
心なしか、お腹の調子はいいようです。
まず、お腹が張らなくなりました。
会社で座業をしてると、けっこうお腹にガスが溜まるんですね。
気ままに出すわけにいかんから、トイレに行くわけです。
おならだけして帰ってくるのもバカらしいので、おしっこもするわけですが……。
その回数が減りました。
あと、うんこが臭くなくなった気がします。
ま、これだけでも、飲んでる価値はあるってもんでしょ。
さて、乳酸菌サプリに加え、ナチュラビオを援軍として迎え……。
わが免疫機能も、ちっとは「ん?」って感じで内を向いてくれるかな?
と、期待の日々を過ごすわたしでしたが……。
ある日、そんなささやかな夢を打ち破る記事を、ネットで発見しました。
ビオチンに関する情報でした。
「ビオチンだけ飲んでもダメ」と書いてありました。
腸内に悪玉菌が多いと……。
悪玉菌が、ビオチンをみんな食べてしまうのだそうです。
大好物なんだとか。
なので、腸内環境の悪い人が、ビオチンを摂取すると……。
悪玉菌は、ビオチンを食べてどんどん増え……。
腸内は、ますます悪玉優位、ビオチン不足になっていく。
という負のスパイラルに陥るそうです。
なるほど-。
ここまでは、大いに納得できますね。
わたしの腸は……。
自慢じゃありませんが……。
たぶん、悪玉菌、うようよだったはず。
1日5回くらい、うんこするし。
色も結構黒いです。
でも!
今は、ナチュラビオ飲んでるもんねー。
わたしの腸には、毎日、善玉菌軍が、大量に送られてますから。
うんこも臭くなくなったし。
しかし……。
余裕で読み進むわたしの目が、ある行で、ピタリと止まりました。
なんと!
ビオチンを食べるのは、世に言う悪玉菌だけじゃなかったんです。
善玉菌の代表のような菌も、ビオチンをばくばく食ってしまうと書いてありました。
その菌の名は……。
なんと、乳酸菌とビフィズス菌!
な、なんですとー!
わたし、乳酸菌スティック+ナチュラビオ、飲んでますけど……。
とほほ。
わたしの飲んだビオチンは……。
すべて、その後に送りこんだ乳酸菌+ビフィズス菌のエサになってた……。
そんなら、どうしたらいいのよ?
ということですが……。
更に調べてみると、ビオチンとワンセットで飲むべし、とされる菌のあることがわかりました。
それは……。
酪酸菌。
ナチュラビオに含まれる4つの善玉菌の中で、最も影の薄かった菌です。

しかし!
その酪酸菌こそが、腸内環境を整え、しかもビオチンを消費しない菌だったのです。
うーむ。
どうする?
乳酸菌スティックとナチュラビオの摂取は、取りあえず中止する!
という判断をすべきなのかも知れませんが……。
それは……。
できん。
高かったんだから。
捨てるなんて、ぜったいにイヤだ。
ビオチンを食べる以外で、悪さしてるわけじゃないしね。
わたしの出した答えは……。
『酪酸菌を、もっと摂ればいいじゃん』
更なる援軍作戦です。
腸内で、酪酸菌が政権を握れば……。
乳酸菌やビフィズス菌に、ビオチンを食べないように働きかけてくれるかも?
野党の悪玉菌とは違い、乳酸菌やビフィズス菌は政権与党なんですから……。
きっと話は通じるはず。
でも、酪酸菌だけ追加で摂るには、どうしたらいいの?
しかし、按ずることはありませんでした。
酪酸菌を主成分とする整腸剤があったんです。
その名は……。
「ミヤリサン」。

知ってました?
わたしにとっては、初めて聞く名前でした。
1933年、千葉医科大学衛生学教室(現・千葉大学医学部)の宮入近治博士が、腐敗菌に対して強い拮抗作用を持つ酪酸菌を発見し……。
“MIYAIRI株”として報告しました。
宮入菌とも呼ばれます。
ミヤリサンには、この宮入菌が、種のような状態で入ってるんですね。
種の状態なので、胃酸の中を生きたまま通過し、腸までたどり着けるわけです。
で、腸に到達すると発芽し、増殖を始めます。
さて、わたしが買った瓶がこれ。

1瓶、5,481円 (税込・送料込)でした。
高けー。
と、お思いでしょうが……。
実は、そうでもないんです。
ちょっと、大きさがわかりづらいですが……。
この瓶、かなりデカいです。
とうてい、持ち歩き出来ません。
なにしろ、1,000錠入りですから。
用量は、3錠を1日3回。
つまり、1日9錠なので……。
1,000錠では、111日分。
1ヶ月に換算すると、5,481円÷111日×30日=1,481円。
パンピンチオCと同じくらいですね。
なお、わたしの買ったのは、「強ミヤリサン」というヤツですけど……。
普通の「ミヤリサン」は、もっと安いです。
どう違うのか、よくわかりませんが……。
「強」の字に、限りなく惹かれました。
で、これを初めて飲んだとき……。
舌の上に乗った薬の味に、すごく懐かしさを感じたんです。
子供のころのわたしは、お腹が弱くて、整腸剤を飲まされてました。
そのお薬が、これ。

「強力わかもと」という薬でした。
その味と似てたんですね。
「強力わかもと」の成分を見ると、“アスペルギルス・オリゼーNK菌”となってました。
醸造に使われてきた麹菌の一種で、消化酵素を産生するのだとか。
やっぱりこれも、“菌”でしたね。
あの独特の味は、“菌”の味なんでしょうか?
以上が、今飲んでるサプリ類になります。
なお、乳酸菌スティックは、無事飲み終わりました。
もちろん、リピはしません。
さて、もう一度まとめてみましょう。
カッコ内は、1ヶ月換算の値段です。
・パンピンチオC(1,498円)
・ビオチン(515円)
・亜鉛(315円)
・ナチュラビオ(2,063円)
・強ミヤリサン(1,481円)
合計すると……。
1ヶ月、5,872円!
う。
けっこうイッちゃってますね……。
やっぱり、ナチュラビオがなぁ。
いらん菌が入ってこの値段は、痛い。
ナチュラビオは……。
たぶん、リピしません。
さて、ここまで、内服療法について述べてきました。
飲んでるサプリ類は、前回までに述べたとおりです。
でも、サプリ以外にもうひとつ、飲んでるものがあるんです。
毎日の生活に欠かせないものです。
それは……。
お水。
もちろん、ただの水ではありません。
「アルカリイオン水」というものです。
みなさんも、耳にしたことがおありなんじゃないでしょうか?
ペットボトルでも、売られてますしね。

それでは、そもそもアルカリイオン水とは何ぞや?
ということですが……。
「Wikipedia」によると……。
『アルカリイオン水は、直接採取されるか、アルカリイオン整水器(生成器)から作られたアルカリ性を示す水で、いわゆる電解水の一つである』
さっぱりわかりませんが……。
水を電気分解したとき、マイナスの電極側に出来るのが「アルカリイオン水(陰極水)」、プラスの電極側に出来るのが「強酸性水(陽極水)」なのだそうです。
さて、アルカリイオン水が、なぜ乾癬にいいか?
ということです。
アルカリイオン水には……。
体内の環境を改善する効果がある、と云われてます。
乾癬の発症原因ははっきりとわかってはいませんが……。
どうも、体内の環境が悪化することが、原因らしいんですね。
なので、体内環境に手を付けず……。
いくら塗り薬などを塗っても、完治できないわけ。
それでは、なぜアルカリイオン水には、体内環境を改善する効果があるんでしょうか?
その理由はと云うと……。
どうやら、水の“クラスター”が小さい、ということにあるらしい。
水の分子は、単独で存在してるわけでなく……。
集団を作ってるそうです。
その集団を、“クラスター”と云うんですね。
クラスターの大きさは、Hz(ヘルツ)で表され……。
水道水は、120~140Hzだそうです。
ミネラルウォーターで、110~130Hz。
アルカリイオン水は、80~130Hz。
ちなみに、「ルルドの泉(224回のコメント参照)」は……。
70~80Hzだとか。
で、“クラスター”が小さいと、人体にどういう効果があるのか?
ということですが……。
早い話、狭いところを通り抜けやすいってことらしい。
普通の水が通り抜けられないところも、通り抜け……。
細胞の隅々まで染み渡るわけです。
そのとき、老廃物などを一緒に流し出すのだとか。
うーむ。
良さげですね。
さて、このアルカリイオン水の入手方法ですが……。
ペットボトルを買うのが、一番簡単でしょう。
でも、当然ながら割高です。
あんな重いのを、買い続けるのも手間です。
では、わたしはどうしてるかと云うと……。
「アルカリイオン水生成器」、というのを買ったんです。
値段は、ピンキリです。
わたしは当然、キリの方を買いました。

税込・送料込で、2万円台前半でした。
ウソかほんとかわかりませんが、定価は90,090円となってました。
型落ち品のようですね。
TOTO製なので、少なくともインチキ商品ではないと思います。
でも、こういう水関係の商品は、気をつけなければなりません。
「奇跡の水」といった神がかり的な謳い文句を付けて、インチキ品が横行してる世界です。
水道水をペットボトルに詰めて、数万円で売ってる事例もあったようです。
原価はほぼゼロで、口先三寸だけで儲けられます。
まさしく、水商売ですね。
さて、アルカリイオン水生成器ですが……。
特価品とは言え、今回の人体実験で、もっとも高い買い物でした。
でも、イニシャルコストは高くても……。
ランニングコストは、フィルター代だけですから……。

ペットボトルを買い続けるより、そのうち、トータルコストでは逆転できると思います。
設置は、わたしひとりで行いました。
それほど難しくありません。
水道の蛇口を取り外したりする必要も無いです。
蛇口に、生成器に水を分岐させるヘッドを取り付ければいいんですね。
工具も要りません。
ヘッドには、切り替えレバーが付いていて……。
アルカリイオン水が必要でないときは、水道水をそのまま出せるようになってます。
あとは、生成器の電源コードをコンセントに差すだけ。
水道水を電気分解するので、電気を使うわけですね。
あ、あともう一つ。
生成器からの排水ホースを、シンクに固定します。
なんで排水ホースなんかがあるかと云うと……。
電気分解により、水が2つに分けられるからです。
吐水口からは、「アルカリイオン水」が出て……。
排水ホースからは、「強酸性水」が出ます(逆にすることも可能)。
わたしは「強酸性水」を、そのままシンクに流してしまいますが……。
これを取っておいて、別に利用する人もいるようです。
収れん作用や、洗浄力、消毒力、殺菌力に優れているので……。
洗顔や化粧水(アストリンゼン)としての利用のほか……。
野菜などの洗浄、食器洗い、掃除、洗濯などにも使えます。
昔、サンヨーが出した『洗剤のいらない洗濯機』は、この「強酸性水」を利用したものだとか。
さらに、肉芽形成促進作用があることも認められてます。
傷口につけると、早く綺麗に治るそうです。
また、痒みや炎症を抑える働きもあるので……。
乾癬の人にとっては、一石二鳥。
アルカリイオン水を飲用に、強酸性水を肌用に使えるわけです。
さて、楽天の購入履歴を確認したところ、わたしが買ったのは7月の終わりごろでした。
2ヶ月経つわけです。
その効果のほどですが……。
さっぱりわかりません。
ネットでは、毎日2リットル飲め、との情報もあるのですが……。
とっても、そんなには飲めませんよね。
でも、1リットルは飲んでます。
このアルカリイオン水で、ドクダミ茶を煮出し……。

500mlのペットボトル2本に詰めて、毎日会社に持ってってるからです。
午前と午後に1本ずつ飲んでます。
情報サイトには……。
アルカリイオン水は、浸透力が大きいので……。
おしっこが近くなる、ということが書いてありました。
体内の老廃物を洗い流した水が、おしっことして出るわけです。
わたしも、飲み始めたころは、それを感じました。
といっても、日常生活が不便になるほどじゃありません。
でも、しばらくすると、回数は元に戻りました。
ひょっとしたら、この夏の暑さのため、汗になってしまったのかも知れません。
これから涼しくなったら、また回数が増えるかもですね。
さてさて、乾癬対策の現況は、こんなところです。
この夏はあまりに暑く、ラップ巻きは苦戦を強いられました。

寝ているうちに、無意識に剥いでしまうんですね。
朝起きると、畳の上に、抜け殻のようなラップが丸まってました。
お彼岸を過ぎ、ようやく最近は、朝まで付けてられるようになってきました。
こんな具合で乾癬との日々を過ごしてたわたしですが……。
8月の後半から、気になる症状を覚えるようになったんです。
乾癬ではありません。
ノドです。
食事のとき……。
呑みこみにくいってほどじゃないんですが……。
ノドを食べ物が通過するのが、はっきりわかるっていうか……。
どうも、ノドが狭まったような感じがし始めたんです。
イヤーな予感がしました。
これは、ひょっとして……。
食道癌?
わたしの本棚には、高見順の「闘病日記」があります。

あと、江國滋の「おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒」。

これは、失業中に図書館で読みました。
いずれも、食道癌との闘病を綴った日記です。
どちらの本も、病気の悪化のために日記は途絶し……。
お2人は、そのまま帰らぬ人となってしまいます。
文士が綴った克明な闘病日記は、わたしの胸に深く刻まれました。
あれほど優れた書き手が、不意の病に冒され、やがて書けなくなるという現実に……。
強い恐怖を覚えたものです。
で、ノドの違和感を覚えた、ちょうどそのころ……。
梨元勝さん(肺癌・8月21日死去)、今敏さん(膵臓癌・8月24日死去)と、早すぎる死が続きました。

食事を摂る度に、冷たい手の平のような恐怖が、わたしの背中を触るようになりました。
そんなとき……。
会社でドクダミ茶を飲んでて……。
ヒドく噎せたんです。
周りの同僚が心配するほどの噎せ方でした。
ノドが狭くなってるせいで、気管に流れ込んだように思えました。
今、ちゃんと診てもらわずに、もし手遅れになったりしたら……。
ぜったいに後悔する。
それこそ、取り返しがつかない。
お医者さんに診てもらおう。
そう思いました。
わたしの背中を押してくれたのは、由美と美弥子でした。
2人を残して、まだ死にたくない。
いや、死ねない。
幸いわたしには、十二指腸潰瘍でお世話になったお医者さんがいました。
消化器科の先生です。
ノドも消化器の一部ですからね。
8月も押し詰まったころ……。
思い切って先生を訪ねました。
で、3度目の内視鏡検査を受けることになったのです。
その結果ですが……。
ここまで引っ張っておいて言うのもナンですが……。
まーったく、異常なしでした(恥)。
ノドだけでなく、食道から胃、十二指腸まで、じっくりと診てもらいましたが……。
わずかに胃炎が見られたものの……。
あとはまったく問題なし。
十二指腸潰瘍の再発もありませんでした。
カメラを呑んでる間、わたしもずっとモニターを見てたんですが……。
素人目にも、綺麗な色の消化器でした。
で、先生の所見なんですが……。
おそらく、胃酸が逆流して、食道に上がって来てるのだろうということでした。
その場合の典型的な症状は、胸焼けです。
でも、わたしには、これはありませんでした。
胸焼けがあるなら、胃が悪いってことがはっきりわかるのですが……。
胃酸の逆流では、胃が原因とは思えないような自覚症状も出るのだとか。
わたしのように、食物がノドを通りにくく感じるのも、そのひとつ。
そのほか、胸が締めつけられるように痛くなったりとか。
この場合は、狭心症のような心臓の病気を疑う人がほとんどだそうです。
あと、咳が止まらないという人も。
胃液が上がって来てるため、ノドが刺激されて咳が出るんですね。
でも、咳が出たら、とうぜん咽喉科に行きますよね。
結局、そこでは原因がわからないってこともあるようです。
この胃酸の逆流現象ですが……。
ヒドくなると、食道に炎症が起こります。
ここまで来ると、「逆流性食道炎」という立派な病気です。
わたしの食道には、まだ炎症はありませんでした。
この段階の状態を、「胃食道逆流症」と云うらしいです。
ま、取りあえずは、「闘病日記」を書かなくてもいいとわかり……。
全身から力が抜けました。
ところが……。
いそいそと帰り支度をするわたしに……。
先生は、付け足しのように、驚くべきことをおっしゃいました。
「ピロリ菌を除菌すると、まれにこういう症状が出る人がいるんですよ」
「へ?」
「ピロリ菌がいなくなると、胃酸の分泌が活発になるんです」
な、なんじゃとぉー。
そんなこと、除菌前には、聞いてなかったぞぅっ!
やっぱり……。
わたしのピロちゃんは、悪いことなんてしてなかったんだ。
それどころか、胃酸の逆流からわたしを守ってくれてた……。
除菌なんかして、ゴメンよ~。
ヨヨと泣き崩れようとしたわたしの脳裏に……。
そのとき!
きらーんと、電光のような閃きが走りました。
これじゃないの?
ピロリ菌と乾癬の関係。
わたしの仮説は……。
ピロリ菌が突然いなくなり、眼前の敵を見失った免疫機能が……。
外界のアレルゲンに対し、過剰に反応するようになった……。
というものでした。
でも、もっと直截的な因果関係が考えられるんじゃないの?
つまり、胃酸です。
胃酸の分泌が活発になると同時に、乾癬が悪化したってことなんじゃ……。
これなら、アルカリイオン水が乾癬に効くというのも、納得できるんですよね。
ネット上の論旨では……。
クラスターの小さいアルカリイオン水が、細胞の隅々まで染み渡り……。
老廃物を洗い流してくれるため……。
体内環境が改善され乾癬が軽快する、というものでした。
でも、そんなややこしい説明なんて、必要無いんじゃない?
もっと、単純に考えられるのでは?
すなわち、アルカリ水により、胃酸が中和されるってことなんじゃないの?
うーむ。
胃酸の分泌が増えることによって、乾癬が発症(悪化)する。
Mikiko説です。
この説の弱点は、それはなぜか?、という肝心の説明ができんことですけど……。
ま、取りあえず……。
お医者さんから処方された胃酸を抑える薬を、しばらく飲んでみようと思います。
ファモスタジンという薬です。

お医者さんは、症状が改善したら止めればいいとおっしゃいましたが……。
改善しないフリをして、しばらくもらい続けようと思います。
保険が効くので、1ヶ月の薬代は、1,170円です。
さて、乾癬の現状はこんなとこなんですが……。
最近、また困ったことが起きています。
起きたってのは、正しくありませんね。
起こしたんです。
でも、この夏の暑さが悪いのよ。
わたしは、休日のお昼、昼酒を飲むんですが……。
この夏、昼酒の種類が変わりました。
暑いので、濃いお酒をチビチビじゃなくて……。
薄いお酒をガバガバ飲みたくなったわけ。
といって、ビールじゃ高くつくし……。

てなわけで、スーパーのお酒コーナーを物色してたところ……。
見慣れないお酒が、目に入りました。
そのお酒は、白いプラボトルに入ってました。

ラベルには、「マッコリ」の文字が。
韓国のお酒だったんですね。
全美貞も飲んでるのかな?
などと思い……。
試しに1本、買ってみることに。
ラベルには、「冷たく保管し、飲む前に必ずよく振ってから召し上がってください」とあります。
しかしながら、1リットル入りのボトルを入れるスペースが、わたしの冷蔵庫にはありませんでした。
なので、冷蔵することは諦め、氷を入れて飲むことにしました。
ラベルのアルコール度数を見ると、6度です。
ビールより少し高いですが……。
氷を入れれば、ビール以下に薄まります。
で、飲んでみた結果……。
物の見事に、はまってしまったんです。
美味しいのよ~。
で、休日の昼酒は、これを定番としたんですが……。
うっかり者なので……。
ときどき、買い忘れることがありました。
そんなときはもう、休日が台無しになったようなショックを受けました。
てなわけで、ネットで大人買いをすることに……。
これです。

15本入って、7,350円(税込・送料込) 。
1本当たり、490円になります。
スーパーでバラで買うと、600円近かったと思う。
てなわけで、休日のお昼は、マッコリ三昧にひたることができるようになったわけです。
さて、ここまでは、めでたしめでたしだったわけですが……。
これは、例のビオチンを食ってしまう菌の情報を見つける前の話ね。
それでは、何が問題かというと……。
なななな、なんと!
マッコリは、乳酸菌のお酒だったのです!

ネットを見ると、乳酸菌量はヨーグルトの100倍とか……。
とほほ。
また、乳酸菌を買ってしまってたんですね。
乳酸菌の霊が、取り憑いてるんじゃないでしょうか。
真っ当な方は、マッコリを止めるという判断をなさるのかも知れませんが……。
わたしには、出来ませんでした。
15本もまとめ買いしたものを、捨てるなんてムリ!
日韓友好のためにも!
てなわけで……。
マッコリ、飲み続けてます。
これを書いてる時点で、まだ8本残ってますので……。
おそらく、10月いっぱいは保つと思われます。
ま、仕方ありません。
乾癬との本格的な戦いは、11月以降!
と、乾癬レポートは、ここで終わるはずでしたが……。
もうひとつ、付け加えておきます。
ストレスを発生させないため、嗜好品を抑えることはしていない、と書いてましたが……。
これに関し、大きな変化がありました。
今月の10月1日から、大幅に価格の上がったもの。
そう、タバコです。
以前から書いてるとおり、わたしは喫煙者です。
ヘビースモーカーではありませんが、タバコは無くてはならないものでした。
止めたらストレスを生じることは、あきらかだったんですが……。
懐を直撃される事態に、方針を転換しました。
で、現在の状況ですが……。
ニコチンは、ほぼ断ちました。
しかし……。
禁煙はしてません。
どういうこと?
と思いますよね。
わたしは今、これを吸ってるんです。

ネオシーダー。
なんだ、タバコじゃん、とお思いのあなた。
それが、タバコじゃないんですねー。
「Wiki」の記述は、以下のとおり。
『タバコのような形状をしており、使用方法もタバコの喫煙方法と全く同じである。
また、包装もソフト型のタバコと全く同じであり、使用可能年齢もタバコと同じく20歳以上である。
タバコの代用品としては利用できず、これを吸うだけで禁煙できるというわけでもない。
1回1-2本、1日10本を目安として利用すること』
効能は、「セキを鎮め、タンをきる」となってます。
咳止め薬として販売されてるものなんですね。
発売されたのは、1959年。
50年以上前です。
ロングセラーと言っていいでしょう。
原料は、ヤマアジサイの葉だそうです。

でも、これを実際「咳止め薬」として用いてる方は……。
まずいないんじゃないでしょうか。
どう使われてるかと云うと……。
もちろん、禁煙用です。
↑には、『タバコの代用品としては利用できず』となってますが……。
まさしく、タバコの代用品として利用されてるわけです。
昔は、お医者さんや薬局も、禁煙用として薦めたそうです。
変わった使われ方としては……。
テレビの撮影なんかで……。
非喫煙者の俳優がタバコを吸うシーンで、これを吸ったりしてたとか。
もちろん、ネオシーダーにはニコチンもタールも含まれていない、と信じてたからです。
でも、その後の調査で……。
ニコチンやタールが、はっきりと含まれてることが判明しました。
早い話、ただのタバコだったわけです。
でも、ニコチンは、ごく微量です。
ふつうのタバコの、6分の1くらいだそうです。
タールはセブンスターより多いとか。
禁煙用として使った人の中には……。
タバコは止められたのに……。
代用品として吸ったネオシーダーが止められない、という人もいるそうです。
立派な依存性があるのです。
こういうことがわかってるのに……。
なぜわたしが手を出したかと云うと……。
早い話、安いからです。
薬として販売されてるので……。
タバコ税がかかりません。
1カートンが、2,278円(税込)。

このお店は、4カートン買えば送料が無料になりますから……。
20本入り1箱が、228円ってことですね。
もちろん、タバコじゃありませんので……。
この10月からの値上げも関係ありません。
今までは、普通のタバコとそう変わらない値段だったので……。
それほど大きい需要は無かったようです。
でも、10月から、セブンスターが440円になり……。
値段が、ほぼ2分の1となりました。
乗り換える人も、けっこういるんじゃないでしょうか。
それじゃ、それを見越したメーカーは、大増産体制!
かというと……。
そうはいかないんですね。
ネオシーダーが、増産体制を取れない理由があるんです。
実は、厚生省に睨まれてるらしいんですね。
厚生省も、これが薬なんかではなく……。
タバコの一種であることは、百も承知なんです。
今なら、100%認可しません。
50年前に、うっかり薬として認可してしまったことを、大いに後悔してます。
でも、お役所ってのは、過去の過ちを改められないんですね。
というわけで、タバコが、「咳止め薬」として売られてるわけ。

そんななわけで、細々と商売してる限りは、見逃しておこうという方針のようです。
でもたとえば、工場を建て増して増産体制を取ったりしたら……。
厚生省も黙っておれないでしょう。
こんなのが、薬として世の中に蔓延して行ったら……。
どんな批判を受けるかわかりませんからね。
現実に、“薬害”として告発してるサイトもあります。
たとえ、過去の過ちを認めることになったとしても……。
薬としての認可を取り消す処置に出るでしょう。
工場を増設した途端に認可を取り消されたりしたら……。
メーカーは潰れるしかありません。
というわけで、増産の見込みは無いわけ。
ドラッグストアなんかには、以前から割り当て制だったようです。
買いに行っても、無いことが多いとか。
ネットでも、欠品入庫待ちのことがあるようです。
今回の値上げでも、禁煙するつもりの無い人は……。
値上げ前に、タバコをまとめ買いされたようですが……。
それも、いずれは無くなります。
お小遣いの苦しいお父さんなど……。
ネオシーダーへの移行者が増えるかも知れませんね。
そうなったら、ますます手に入らなくなるかも。
あ、大事なことを言い忘れてました。
味です。
これはですね……。
とにかく、薬なんですから。
良薬は口に苦しと申しますように……。
マズいです。
それも、ただのマズさじゃないです。
言語道断にマズい。
最初吸ったときは、怒りさえ覚えました。
この味が、どうしてもダメだって人もいるでしょう。
ちょっと試してみようかなと思った方……。
いきなりカートンで買うのは止めたほうがいいです。

ネットでもバラ売りしてますのでね。
あと、味は我慢して……。
ネオシーダーへの移行を目指そう、と言う方へご忠告。
いきなり全面的に変えてしまうのは、止めたほうがいいと思います。
味もそうですが……。
やっぱりニコチンが少ないですので……。
大きなストレスを受けると思います。
普通のタバコに、ネオシーダーを混ぜながら吸って……。
徐々にネオシーダーの割合を増やしていくといいでしょう。
わたしは、この方法を取りました。
で、不思議なことに……。
あの不味さにも、だんだん慣れて来たんです。
最初は、我慢できずに途中で揉み消してたりしたんですけど……。
だんだん、普通に吸えるようになっていきました。
そのうち不思議なことに、タバコの方が美味しく感じられなくなって来たんです。
で、わたしは、9月28日に最後の1本を吸って以来……。
タバコを口にしてません。
あとは、ネオシーダーが止められればいいんですけど……。
今のとこ、その気配は無いです。
これは、ネオシーダーに含まれるニコチンへの依存って言うより……。
火を付けて煙を吸う、という行為が止められないんじゃないかと思うんです。
まさに、生活の句読点ですよね。
あ、言っておきますが、電子タバコはダメです。

これは、とっくの昔に試して、挫折してます。
あんなので我慢出来るくらいなら……。
普通に禁煙できるんでないの?
てなわけで、長々と書き綴ってきました乾癬レポート、これにて終了です。
いつか、治癒レポートを書ける日を信じて、頑張って行きたいと思います。
読者のみなさんも、何か情報を耳にされたら、ぜひ教えてくださいね。
最後に……。
全国の、乾癬に悩む患者のみなさん。
希望を捨てずに、頑張りましょう。
悩んでるのは、アナタだけではありません。
そのうち、思いがけない治療法が見つかるかも知れません。
その日を信じて、前を向いて歩いて行きましょう!
ページの中央に、ゴシック体の太文字が張り付いてました。

『全身の健康を左右する善玉菌』
サプリの名称は、「ナチュラビオ」。

名称の肩書きは、『届けて、増やす4つの善玉菌』。
なんと、善玉菌が、4つも入ってるんです。
そうか!
ピロリ菌に、単独で対抗する必要は無いんだ。
連合軍でいいわけです。
これなら、わたしの免疫機能も、内を向いてくれるんじゃないかな?
さて、気になる4つの善玉菌のラインアップは……。
ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌、納豆菌。

あともうひとつ、なんとかならなかったのかねー。
わたしなら、5種類にして……。
「5つ揃って、ゴゼン(5善)ジャー」って方向で売り出すけどな。

で、このナチュラビオ、思い切って買うことにしました。
お徳用3袋セットは、90日分で、6,190円。
30日に換算すると、2,063円です。
さすが、ファンケル。
高いぜ……。
ちなみに、1日4粒当たりに含まれる菌の量は……。
ビフィズス菌が20億個、乳酸菌が10億個、酪酸菌と納豆菌が、それぞれ1.5億個。

いったい、この数が、多いものなのか少ないものなのか、さっぱりわかりませんが……。
とりあえず、援軍来たるというわけです。
酪酸菌だけは、初めて聞く名前ですが……。
ファンケルのカタログには、下の説明しかありません。
『酪酸菌:ビフィズス菌の増殖力をサポートし、悪玉菌の活動に負けない環境づくりに』
ま、ほかの3つと比べたら影が薄いけど……。
善玉菌に変わりはないんだから、いいでしょ。
ということで、届いたナチュラビオを、せっせと飲み始めました。
が……。
乾癬の症状に、これといった変化は見られませんでした。
ま、あたりまえですね。
そんなに急に改善するようなら、乾癬の特効薬現る!、って大騒ぎになってるはず。
3ヶ月待つのだぞ、ってことでしょう。
そのために、お徳用90日分を買ったわけですから。
乾癬には、これといった変化はありませんが……。
心なしか、お腹の調子はいいようです。
まず、お腹が張らなくなりました。
会社で座業をしてると、けっこうお腹にガスが溜まるんですね。
気ままに出すわけにいかんから、トイレに行くわけです。
おならだけして帰ってくるのもバカらしいので、おしっこもするわけですが……。
その回数が減りました。
あと、うんこが臭くなくなった気がします。
ま、これだけでも、飲んでる価値はあるってもんでしょ。
さて、乳酸菌サプリに加え、ナチュラビオを援軍として迎え……。
わが免疫機能も、ちっとは「ん?」って感じで内を向いてくれるかな?
と、期待の日々を過ごすわたしでしたが……。
ある日、そんなささやかな夢を打ち破る記事を、ネットで発見しました。
ビオチンに関する情報でした。
「ビオチンだけ飲んでもダメ」と書いてありました。
腸内に悪玉菌が多いと……。
悪玉菌が、ビオチンをみんな食べてしまうのだそうです。
大好物なんだとか。
なので、腸内環境の悪い人が、ビオチンを摂取すると……。
悪玉菌は、ビオチンを食べてどんどん増え……。
腸内は、ますます悪玉優位、ビオチン不足になっていく。
という負のスパイラルに陥るそうです。
なるほど-。
ここまでは、大いに納得できますね。
わたしの腸は……。
自慢じゃありませんが……。
たぶん、悪玉菌、うようよだったはず。
1日5回くらい、うんこするし。
色も結構黒いです。
でも!
今は、ナチュラビオ飲んでるもんねー。
わたしの腸には、毎日、善玉菌軍が、大量に送られてますから。
うんこも臭くなくなったし。
しかし……。
余裕で読み進むわたしの目が、ある行で、ピタリと止まりました。
なんと!
ビオチンを食べるのは、世に言う悪玉菌だけじゃなかったんです。
善玉菌の代表のような菌も、ビオチンをばくばく食ってしまうと書いてありました。
その菌の名は……。
なんと、乳酸菌とビフィズス菌!
な、なんですとー!
わたし、乳酸菌スティック+ナチュラビオ、飲んでますけど……。
とほほ。
わたしの飲んだビオチンは……。
すべて、その後に送りこんだ乳酸菌+ビフィズス菌のエサになってた……。
そんなら、どうしたらいいのよ?
ということですが……。
更に調べてみると、ビオチンとワンセットで飲むべし、とされる菌のあることがわかりました。
それは……。
酪酸菌。
ナチュラビオに含まれる4つの善玉菌の中で、最も影の薄かった菌です。

しかし!
その酪酸菌こそが、腸内環境を整え、しかもビオチンを消費しない菌だったのです。
うーむ。
どうする?
乳酸菌スティックとナチュラビオの摂取は、取りあえず中止する!
という判断をすべきなのかも知れませんが……。
それは……。
できん。
高かったんだから。
捨てるなんて、ぜったいにイヤだ。
ビオチンを食べる以外で、悪さしてるわけじゃないしね。
わたしの出した答えは……。
『酪酸菌を、もっと摂ればいいじゃん』
更なる援軍作戦です。
腸内で、酪酸菌が政権を握れば……。
乳酸菌やビフィズス菌に、ビオチンを食べないように働きかけてくれるかも?
野党の悪玉菌とは違い、乳酸菌やビフィズス菌は政権与党なんですから……。
きっと話は通じるはず。
でも、酪酸菌だけ追加で摂るには、どうしたらいいの?
しかし、按ずることはありませんでした。
酪酸菌を主成分とする整腸剤があったんです。
その名は……。
「ミヤリサン」。

知ってました?
わたしにとっては、初めて聞く名前でした。
1933年、千葉医科大学衛生学教室(現・千葉大学医学部)の宮入近治博士が、腐敗菌に対して強い拮抗作用を持つ酪酸菌を発見し……。
“MIYAIRI株”として報告しました。
宮入菌とも呼ばれます。
ミヤリサンには、この宮入菌が、種のような状態で入ってるんですね。
種の状態なので、胃酸の中を生きたまま通過し、腸までたどり着けるわけです。
で、腸に到達すると発芽し、増殖を始めます。
さて、わたしが買った瓶がこれ。

1瓶、5,481円 (税込・送料込)でした。
高けー。
と、お思いでしょうが……。
実は、そうでもないんです。
ちょっと、大きさがわかりづらいですが……。
この瓶、かなりデカいです。
とうてい、持ち歩き出来ません。
なにしろ、1,000錠入りですから。
用量は、3錠を1日3回。
つまり、1日9錠なので……。
1,000錠では、111日分。
1ヶ月に換算すると、5,481円÷111日×30日=1,481円。
パンピンチオCと同じくらいですね。
なお、わたしの買ったのは、「強ミヤリサン」というヤツですけど……。
普通の「ミヤリサン」は、もっと安いです。
どう違うのか、よくわかりませんが……。
「強」の字に、限りなく惹かれました。
で、これを初めて飲んだとき……。
舌の上に乗った薬の味に、すごく懐かしさを感じたんです。
子供のころのわたしは、お腹が弱くて、整腸剤を飲まされてました。
そのお薬が、これ。

「強力わかもと」という薬でした。
その味と似てたんですね。
「強力わかもと」の成分を見ると、“アスペルギルス・オリゼーNK菌”となってました。
醸造に使われてきた麹菌の一種で、消化酵素を産生するのだとか。
やっぱりこれも、“菌”でしたね。
あの独特の味は、“菌”の味なんでしょうか?
以上が、今飲んでるサプリ類になります。
なお、乳酸菌スティックは、無事飲み終わりました。
もちろん、リピはしません。
さて、もう一度まとめてみましょう。
カッコ内は、1ヶ月換算の値段です。
・パンピンチオC(1,498円)
・ビオチン(515円)
・亜鉛(315円)
・ナチュラビオ(2,063円)
・強ミヤリサン(1,481円)
合計すると……。
1ヶ月、5,872円!
う。
けっこうイッちゃってますね……。
やっぱり、ナチュラビオがなぁ。
いらん菌が入ってこの値段は、痛い。
ナチュラビオは……。
たぶん、リピしません。
さて、ここまで、内服療法について述べてきました。
飲んでるサプリ類は、前回までに述べたとおりです。
でも、サプリ以外にもうひとつ、飲んでるものがあるんです。
毎日の生活に欠かせないものです。
それは……。
お水。
もちろん、ただの水ではありません。
「アルカリイオン水」というものです。
みなさんも、耳にしたことがおありなんじゃないでしょうか?
ペットボトルでも、売られてますしね。

それでは、そもそもアルカリイオン水とは何ぞや?
ということですが……。
「Wikipedia」によると……。
『アルカリイオン水は、直接採取されるか、アルカリイオン整水器(生成器)から作られたアルカリ性を示す水で、いわゆる電解水の一つである』
さっぱりわかりませんが……。
水を電気分解したとき、マイナスの電極側に出来るのが「アルカリイオン水(陰極水)」、プラスの電極側に出来るのが「強酸性水(陽極水)」なのだそうです。
さて、アルカリイオン水が、なぜ乾癬にいいか?
ということです。
アルカリイオン水には……。
体内の環境を改善する効果がある、と云われてます。
乾癬の発症原因ははっきりとわかってはいませんが……。
どうも、体内の環境が悪化することが、原因らしいんですね。
なので、体内環境に手を付けず……。
いくら塗り薬などを塗っても、完治できないわけ。
それでは、なぜアルカリイオン水には、体内環境を改善する効果があるんでしょうか?
その理由はと云うと……。
どうやら、水の“クラスター”が小さい、ということにあるらしい。
水の分子は、単独で存在してるわけでなく……。
集団を作ってるそうです。
その集団を、“クラスター”と云うんですね。
クラスターの大きさは、Hz(ヘルツ)で表され……。
水道水は、120~140Hzだそうです。
ミネラルウォーターで、110~130Hz。
アルカリイオン水は、80~130Hz。
ちなみに、「ルルドの泉(224回のコメント参照)」は……。
70~80Hzだとか。
で、“クラスター”が小さいと、人体にどういう効果があるのか?
ということですが……。
早い話、狭いところを通り抜けやすいってことらしい。
普通の水が通り抜けられないところも、通り抜け……。
細胞の隅々まで染み渡るわけです。
そのとき、老廃物などを一緒に流し出すのだとか。
うーむ。
良さげですね。
さて、このアルカリイオン水の入手方法ですが……。
ペットボトルを買うのが、一番簡単でしょう。
でも、当然ながら割高です。
あんな重いのを、買い続けるのも手間です。
では、わたしはどうしてるかと云うと……。
「アルカリイオン水生成器」、というのを買ったんです。
値段は、ピンキリです。
わたしは当然、キリの方を買いました。

税込・送料込で、2万円台前半でした。
ウソかほんとかわかりませんが、定価は90,090円となってました。
型落ち品のようですね。
TOTO製なので、少なくともインチキ商品ではないと思います。
でも、こういう水関係の商品は、気をつけなければなりません。
「奇跡の水」といった神がかり的な謳い文句を付けて、インチキ品が横行してる世界です。
水道水をペットボトルに詰めて、数万円で売ってる事例もあったようです。
原価はほぼゼロで、口先三寸だけで儲けられます。
まさしく、水商売ですね。
さて、アルカリイオン水生成器ですが……。
特価品とは言え、今回の人体実験で、もっとも高い買い物でした。
でも、イニシャルコストは高くても……。
ランニングコストは、フィルター代だけですから……。

ペットボトルを買い続けるより、そのうち、トータルコストでは逆転できると思います。
設置は、わたしひとりで行いました。
それほど難しくありません。
水道の蛇口を取り外したりする必要も無いです。
蛇口に、生成器に水を分岐させるヘッドを取り付ければいいんですね。
工具も要りません。
ヘッドには、切り替えレバーが付いていて……。
アルカリイオン水が必要でないときは、水道水をそのまま出せるようになってます。
あとは、生成器の電源コードをコンセントに差すだけ。
水道水を電気分解するので、電気を使うわけですね。
あ、あともう一つ。
生成器からの排水ホースを、シンクに固定します。
なんで排水ホースなんかがあるかと云うと……。
電気分解により、水が2つに分けられるからです。
吐水口からは、「アルカリイオン水」が出て……。
排水ホースからは、「強酸性水」が出ます(逆にすることも可能)。
わたしは「強酸性水」を、そのままシンクに流してしまいますが……。
これを取っておいて、別に利用する人もいるようです。
収れん作用や、洗浄力、消毒力、殺菌力に優れているので……。
洗顔や化粧水(アストリンゼン)としての利用のほか……。
野菜などの洗浄、食器洗い、掃除、洗濯などにも使えます。
昔、サンヨーが出した『洗剤のいらない洗濯機』は、この「強酸性水」を利用したものだとか。
さらに、肉芽形成促進作用があることも認められてます。
傷口につけると、早く綺麗に治るそうです。
また、痒みや炎症を抑える働きもあるので……。
乾癬の人にとっては、一石二鳥。
アルカリイオン水を飲用に、強酸性水を肌用に使えるわけです。
さて、楽天の購入履歴を確認したところ、わたしが買ったのは7月の終わりごろでした。
2ヶ月経つわけです。
その効果のほどですが……。
さっぱりわかりません。
ネットでは、毎日2リットル飲め、との情報もあるのですが……。
とっても、そんなには飲めませんよね。
でも、1リットルは飲んでます。
このアルカリイオン水で、ドクダミ茶を煮出し……。

500mlのペットボトル2本に詰めて、毎日会社に持ってってるからです。
午前と午後に1本ずつ飲んでます。
情報サイトには……。
アルカリイオン水は、浸透力が大きいので……。
おしっこが近くなる、ということが書いてありました。
体内の老廃物を洗い流した水が、おしっことして出るわけです。
わたしも、飲み始めたころは、それを感じました。
といっても、日常生活が不便になるほどじゃありません。
でも、しばらくすると、回数は元に戻りました。
ひょっとしたら、この夏の暑さのため、汗になってしまったのかも知れません。
これから涼しくなったら、また回数が増えるかもですね。
さてさて、乾癬対策の現況は、こんなところです。
この夏はあまりに暑く、ラップ巻きは苦戦を強いられました。

寝ているうちに、無意識に剥いでしまうんですね。
朝起きると、畳の上に、抜け殻のようなラップが丸まってました。
お彼岸を過ぎ、ようやく最近は、朝まで付けてられるようになってきました。
こんな具合で乾癬との日々を過ごしてたわたしですが……。
8月の後半から、気になる症状を覚えるようになったんです。
乾癬ではありません。
ノドです。
食事のとき……。
呑みこみにくいってほどじゃないんですが……。
ノドを食べ物が通過するのが、はっきりわかるっていうか……。
どうも、ノドが狭まったような感じがし始めたんです。
イヤーな予感がしました。
これは、ひょっとして……。
食道癌?
わたしの本棚には、高見順の「闘病日記」があります。

あと、江國滋の「おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒」。

これは、失業中に図書館で読みました。
いずれも、食道癌との闘病を綴った日記です。
どちらの本も、病気の悪化のために日記は途絶し……。
お2人は、そのまま帰らぬ人となってしまいます。
文士が綴った克明な闘病日記は、わたしの胸に深く刻まれました。
あれほど優れた書き手が、不意の病に冒され、やがて書けなくなるという現実に……。
強い恐怖を覚えたものです。
で、ノドの違和感を覚えた、ちょうどそのころ……。
梨元勝さん(肺癌・8月21日死去)、今敏さん(膵臓癌・8月24日死去)と、早すぎる死が続きました。

食事を摂る度に、冷たい手の平のような恐怖が、わたしの背中を触るようになりました。
そんなとき……。
会社でドクダミ茶を飲んでて……。
ヒドく噎せたんです。
周りの同僚が心配するほどの噎せ方でした。
ノドが狭くなってるせいで、気管に流れ込んだように思えました。
今、ちゃんと診てもらわずに、もし手遅れになったりしたら……。
ぜったいに後悔する。
それこそ、取り返しがつかない。
お医者さんに診てもらおう。
そう思いました。
わたしの背中を押してくれたのは、由美と美弥子でした。
2人を残して、まだ死にたくない。
いや、死ねない。
幸いわたしには、十二指腸潰瘍でお世話になったお医者さんがいました。
消化器科の先生です。
ノドも消化器の一部ですからね。
8月も押し詰まったころ……。
思い切って先生を訪ねました。
で、3度目の内視鏡検査を受けることになったのです。
その結果ですが……。
ここまで引っ張っておいて言うのもナンですが……。
まーったく、異常なしでした(恥)。
ノドだけでなく、食道から胃、十二指腸まで、じっくりと診てもらいましたが……。
わずかに胃炎が見られたものの……。
あとはまったく問題なし。
十二指腸潰瘍の再発もありませんでした。
カメラを呑んでる間、わたしもずっとモニターを見てたんですが……。
素人目にも、綺麗な色の消化器でした。
で、先生の所見なんですが……。
おそらく、胃酸が逆流して、食道に上がって来てるのだろうということでした。
その場合の典型的な症状は、胸焼けです。
でも、わたしには、これはありませんでした。
胸焼けがあるなら、胃が悪いってことがはっきりわかるのですが……。
胃酸の逆流では、胃が原因とは思えないような自覚症状も出るのだとか。
わたしのように、食物がノドを通りにくく感じるのも、そのひとつ。
そのほか、胸が締めつけられるように痛くなったりとか。
この場合は、狭心症のような心臓の病気を疑う人がほとんどだそうです。
あと、咳が止まらないという人も。
胃液が上がって来てるため、ノドが刺激されて咳が出るんですね。
でも、咳が出たら、とうぜん咽喉科に行きますよね。
結局、そこでは原因がわからないってこともあるようです。
この胃酸の逆流現象ですが……。
ヒドくなると、食道に炎症が起こります。
ここまで来ると、「逆流性食道炎」という立派な病気です。
わたしの食道には、まだ炎症はありませんでした。
この段階の状態を、「胃食道逆流症」と云うらしいです。
ま、取りあえずは、「闘病日記」を書かなくてもいいとわかり……。
全身から力が抜けました。
ところが……。
いそいそと帰り支度をするわたしに……。
先生は、付け足しのように、驚くべきことをおっしゃいました。
「ピロリ菌を除菌すると、まれにこういう症状が出る人がいるんですよ」
「へ?」
「ピロリ菌がいなくなると、胃酸の分泌が活発になるんです」
な、なんじゃとぉー。
そんなこと、除菌前には、聞いてなかったぞぅっ!
やっぱり……。
わたしのピロちゃんは、悪いことなんてしてなかったんだ。
それどころか、胃酸の逆流からわたしを守ってくれてた……。
除菌なんかして、ゴメンよ~。
ヨヨと泣き崩れようとしたわたしの脳裏に……。
そのとき!
きらーんと、電光のような閃きが走りました。
これじゃないの?
ピロリ菌と乾癬の関係。
わたしの仮説は……。
ピロリ菌が突然いなくなり、眼前の敵を見失った免疫機能が……。
外界のアレルゲンに対し、過剰に反応するようになった……。
というものでした。
でも、もっと直截的な因果関係が考えられるんじゃないの?
つまり、胃酸です。
胃酸の分泌が活発になると同時に、乾癬が悪化したってことなんじゃ……。
これなら、アルカリイオン水が乾癬に効くというのも、納得できるんですよね。
ネット上の論旨では……。
クラスターの小さいアルカリイオン水が、細胞の隅々まで染み渡り……。
老廃物を洗い流してくれるため……。
体内環境が改善され乾癬が軽快する、というものでした。
でも、そんなややこしい説明なんて、必要無いんじゃない?
もっと、単純に考えられるのでは?
すなわち、アルカリ水により、胃酸が中和されるってことなんじゃないの?
うーむ。
胃酸の分泌が増えることによって、乾癬が発症(悪化)する。
Mikiko説です。
この説の弱点は、それはなぜか?、という肝心の説明ができんことですけど……。
ま、取りあえず……。
お医者さんから処方された胃酸を抑える薬を、しばらく飲んでみようと思います。
ファモスタジンという薬です。

お医者さんは、症状が改善したら止めればいいとおっしゃいましたが……。
改善しないフリをして、しばらくもらい続けようと思います。
保険が効くので、1ヶ月の薬代は、1,170円です。
さて、乾癬の現状はこんなとこなんですが……。
最近、また困ったことが起きています。
起きたってのは、正しくありませんね。
起こしたんです。
でも、この夏の暑さが悪いのよ。
わたしは、休日のお昼、昼酒を飲むんですが……。
この夏、昼酒の種類が変わりました。
暑いので、濃いお酒をチビチビじゃなくて……。
薄いお酒をガバガバ飲みたくなったわけ。
といって、ビールじゃ高くつくし……。

てなわけで、スーパーのお酒コーナーを物色してたところ……。
見慣れないお酒が、目に入りました。
そのお酒は、白いプラボトルに入ってました。

ラベルには、「マッコリ」の文字が。
韓国のお酒だったんですね。
全美貞も飲んでるのかな?
などと思い……。
試しに1本、買ってみることに。
ラベルには、「冷たく保管し、飲む前に必ずよく振ってから召し上がってください」とあります。
しかしながら、1リットル入りのボトルを入れるスペースが、わたしの冷蔵庫にはありませんでした。
なので、冷蔵することは諦め、氷を入れて飲むことにしました。
ラベルのアルコール度数を見ると、6度です。
ビールより少し高いですが……。
氷を入れれば、ビール以下に薄まります。
で、飲んでみた結果……。
物の見事に、はまってしまったんです。
美味しいのよ~。
で、休日の昼酒は、これを定番としたんですが……。
うっかり者なので……。
ときどき、買い忘れることがありました。
そんなときはもう、休日が台無しになったようなショックを受けました。
てなわけで、ネットで大人買いをすることに……。
これです。

15本入って、7,350円(税込・送料込) 。
1本当たり、490円になります。
スーパーでバラで買うと、600円近かったと思う。
てなわけで、休日のお昼は、マッコリ三昧にひたることができるようになったわけです。
さて、ここまでは、めでたしめでたしだったわけですが……。
これは、例のビオチンを食ってしまう菌の情報を見つける前の話ね。
それでは、何が問題かというと……。
なななな、なんと!
マッコリは、乳酸菌のお酒だったのです!

ネットを見ると、乳酸菌量はヨーグルトの100倍とか……。
とほほ。
また、乳酸菌を買ってしまってたんですね。
乳酸菌の霊が、取り憑いてるんじゃないでしょうか。
真っ当な方は、マッコリを止めるという判断をなさるのかも知れませんが……。
わたしには、出来ませんでした。
15本もまとめ買いしたものを、捨てるなんてムリ!
日韓友好のためにも!
てなわけで……。
マッコリ、飲み続けてます。
これを書いてる時点で、まだ8本残ってますので……。
おそらく、10月いっぱいは保つと思われます。
ま、仕方ありません。
乾癬との本格的な戦いは、11月以降!
と、乾癬レポートは、ここで終わるはずでしたが……。
もうひとつ、付け加えておきます。
ストレスを発生させないため、嗜好品を抑えることはしていない、と書いてましたが……。
これに関し、大きな変化がありました。
今月の10月1日から、大幅に価格の上がったもの。
そう、タバコです。
以前から書いてるとおり、わたしは喫煙者です。
ヘビースモーカーではありませんが、タバコは無くてはならないものでした。
止めたらストレスを生じることは、あきらかだったんですが……。
懐を直撃される事態に、方針を転換しました。
で、現在の状況ですが……。
ニコチンは、ほぼ断ちました。
しかし……。
禁煙はしてません。
どういうこと?
と思いますよね。
わたしは今、これを吸ってるんです。

ネオシーダー。
なんだ、タバコじゃん、とお思いのあなた。
それが、タバコじゃないんですねー。
「Wiki」の記述は、以下のとおり。
『タバコのような形状をしており、使用方法もタバコの喫煙方法と全く同じである。
また、包装もソフト型のタバコと全く同じであり、使用可能年齢もタバコと同じく20歳以上である。
タバコの代用品としては利用できず、これを吸うだけで禁煙できるというわけでもない。
1回1-2本、1日10本を目安として利用すること』
効能は、「セキを鎮め、タンをきる」となってます。
咳止め薬として販売されてるものなんですね。
発売されたのは、1959年。
50年以上前です。
ロングセラーと言っていいでしょう。
原料は、ヤマアジサイの葉だそうです。

でも、これを実際「咳止め薬」として用いてる方は……。
まずいないんじゃないでしょうか。
どう使われてるかと云うと……。
もちろん、禁煙用です。
↑には、『タバコの代用品としては利用できず』となってますが……。
まさしく、タバコの代用品として利用されてるわけです。
昔は、お医者さんや薬局も、禁煙用として薦めたそうです。
変わった使われ方としては……。
テレビの撮影なんかで……。
非喫煙者の俳優がタバコを吸うシーンで、これを吸ったりしてたとか。
もちろん、ネオシーダーにはニコチンもタールも含まれていない、と信じてたからです。
でも、その後の調査で……。
ニコチンやタールが、はっきりと含まれてることが判明しました。
早い話、ただのタバコだったわけです。
でも、ニコチンは、ごく微量です。
ふつうのタバコの、6分の1くらいだそうです。
タールはセブンスターより多いとか。
禁煙用として使った人の中には……。
タバコは止められたのに……。
代用品として吸ったネオシーダーが止められない、という人もいるそうです。
立派な依存性があるのです。
こういうことがわかってるのに……。
なぜわたしが手を出したかと云うと……。
早い話、安いからです。
薬として販売されてるので……。
タバコ税がかかりません。
1カートンが、2,278円(税込)。

このお店は、4カートン買えば送料が無料になりますから……。
20本入り1箱が、228円ってことですね。
もちろん、タバコじゃありませんので……。
この10月からの値上げも関係ありません。
今までは、普通のタバコとそう変わらない値段だったので……。
それほど大きい需要は無かったようです。
でも、10月から、セブンスターが440円になり……。
値段が、ほぼ2分の1となりました。
乗り換える人も、けっこういるんじゃないでしょうか。
それじゃ、それを見越したメーカーは、大増産体制!
かというと……。
そうはいかないんですね。
ネオシーダーが、増産体制を取れない理由があるんです。
実は、厚生省に睨まれてるらしいんですね。
厚生省も、これが薬なんかではなく……。
タバコの一種であることは、百も承知なんです。
今なら、100%認可しません。
50年前に、うっかり薬として認可してしまったことを、大いに後悔してます。
でも、お役所ってのは、過去の過ちを改められないんですね。
というわけで、タバコが、「咳止め薬」として売られてるわけ。

そんななわけで、細々と商売してる限りは、見逃しておこうという方針のようです。
でもたとえば、工場を建て増して増産体制を取ったりしたら……。
厚生省も黙っておれないでしょう。
こんなのが、薬として世の中に蔓延して行ったら……。
どんな批判を受けるかわかりませんからね。
現実に、“薬害”として告発してるサイトもあります。
たとえ、過去の過ちを認めることになったとしても……。
薬としての認可を取り消す処置に出るでしょう。
工場を増設した途端に認可を取り消されたりしたら……。
メーカーは潰れるしかありません。
というわけで、増産の見込みは無いわけ。
ドラッグストアなんかには、以前から割り当て制だったようです。
買いに行っても、無いことが多いとか。
ネットでも、欠品入庫待ちのことがあるようです。
今回の値上げでも、禁煙するつもりの無い人は……。
値上げ前に、タバコをまとめ買いされたようですが……。
それも、いずれは無くなります。
お小遣いの苦しいお父さんなど……。
ネオシーダーへの移行者が増えるかも知れませんね。
そうなったら、ますます手に入らなくなるかも。
あ、大事なことを言い忘れてました。
味です。
これはですね……。
とにかく、薬なんですから。
良薬は口に苦しと申しますように……。
マズいです。
それも、ただのマズさじゃないです。
言語道断にマズい。
最初吸ったときは、怒りさえ覚えました。
この味が、どうしてもダメだって人もいるでしょう。
ちょっと試してみようかなと思った方……。
いきなりカートンで買うのは止めたほうがいいです。

ネットでもバラ売りしてますのでね。
あと、味は我慢して……。
ネオシーダーへの移行を目指そう、と言う方へご忠告。
いきなり全面的に変えてしまうのは、止めたほうがいいと思います。
味もそうですが……。
やっぱりニコチンが少ないですので……。
大きなストレスを受けると思います。
普通のタバコに、ネオシーダーを混ぜながら吸って……。
徐々にネオシーダーの割合を増やしていくといいでしょう。
わたしは、この方法を取りました。
で、不思議なことに……。
あの不味さにも、だんだん慣れて来たんです。
最初は、我慢できずに途中で揉み消してたりしたんですけど……。
だんだん、普通に吸えるようになっていきました。
そのうち不思議なことに、タバコの方が美味しく感じられなくなって来たんです。
で、わたしは、9月28日に最後の1本を吸って以来……。
タバコを口にしてません。
あとは、ネオシーダーが止められればいいんですけど……。
今のとこ、その気配は無いです。
これは、ネオシーダーに含まれるニコチンへの依存って言うより……。
火を付けて煙を吸う、という行為が止められないんじゃないかと思うんです。
まさに、生活の句読点ですよね。
あ、言っておきますが、電子タバコはダメです。

これは、とっくの昔に試して、挫折してます。
あんなので我慢出来るくらいなら……。
普通に禁煙できるんでないの?
てなわけで、長々と書き綴ってきました乾癬レポート、これにて終了です。
いつか、治癒レポートを書ける日を信じて、頑張って行きたいと思います。
読者のみなさんも、何か情報を耳にされたら、ぜひ教えてくださいね。
最後に……。
全国の、乾癬に悩む患者のみなさん。
希望を捨てずに、頑張りましょう。
悩んでるのは、アナタだけではありません。
そのうち、思いがけない治療法が見つかるかも知れません。
その日を信じて、前を向いて歩いて行きましょう!