Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
「重い球」「軽い球」
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 これは、第288回から第291回までのコメント欄で連載した、「『重い球』『軽い球』(Ⅰ~Ⅲ」)」および「究極の魔球」を、『Mikikoのひとりごと』として、1本にまとめたものです。

 今年の夏は、すっかり日本文理で盛り上がりましたが……。
 残念ながら、新チームの日本文理は、秋季大会の県予選で負けちゃいました。
 なので、来春の選抜出場は無し。

 これまで、わたしがスポーツ見るのは……。
 サッカーのワールドカップくらいだったけど。
 この夏は、久しぶりに野球というスポーツを再認識しました。
 文理の試合は……。
 怖くて生で見れませんでしたけど……。
 スポーツニュースでは、見ました。
 ひさびさに、人が野球をやってる姿を、じっくりと見たわけです。
 で、思い出したことがあったんです。

 東京にいたころのこと。
 上京してすぐに、料理の才能が皆無であることが判明したので……(言語道断にマズい)。
 以来、ほとんど外食。
 近所のラーメン屋さんによく行きました。
 チェーン店じゃなくて、夫婦2人でやってるお店です。
 カウンターしか無い、小さなお店。
 「白湯ラーメン」が美味しかった。
白湯ラーメン

 店には、漫画本がたくさん置いてありました。
 といっても、新刊の漫画雑誌なんかはありません。
 油にまみれて波打ったような、古い単行本ばっかり。
 巻もきっちり揃ってなくて、櫛の歯みたいに飛び飛び。
 でも、そいつを読みながらラーメンを食べるのが、処女のささやかな楽しみでした。
 少女漫画はまったくありませんでしたね。
 「ゴルゴ13」とかが多かった。
ゴルゴ13

 その中に、野球漫画も何冊かありました。
 ぜんぜん野球には興味無かったんですが……。
 ほかの漫画は全部読んじゃってたし……。
 新刊が補充されるような店ではなかったので……。
 野球漫画も読みました。

 題名は忘れちゃいましたけどね。
 覚えてる場面があるんです。
 ピッチャーが2人いて……。
 その比較が語られてました。
 1人のピッチャー(主人公)の投げるボールは、軽くて……。
 もう1人のピッチャー(ライバル)のボールは、重いというお話。
 その漫画の論旨では……。
 主人公は華奢な体型で、ボールに体重が乗らないため……。
 ボールが軽い。
 対するライバルは、ゴリラのような体型で、ボールに体重を乗せて投げるので……。
 ボールが重い。
 ほとんど野球を知らないわたしでしたが……。
 「そんなアホな……」と思いました。
 誰が投げたって、ボールの質量が変わるわけありません。

 もちろんそのときは、読み飛ばしたきり忘れてしまいましたが……。
 この夏、野球を身近に感じたおり、あのラーメン屋の漫画を思い出したんです。
 確かに昔、父に付き合ってナイターを見てたとき……。
バース

 解説の人が……。
 「このピッチャーは、球が軽い」とか言ってたような……。
 ほんとに、「球が軽い」とか「球が重い」なんてこと、あるんでしょうかね?

 興味が起こると、俄然執着して調べ出すのがわたしです。
 で、その調査結果をここで発表いたします(全部受け売りです)。

 「球が軽い」とか「球が重い」という現象は……。
 ある!
 確かにあるんです。
 でも決して、体重を乗せて投げたから重い、なんていう非科学的なものではありませんよ。

 さて、それにはどんな原因があるのでしょう?

 ここで、あの野球漫画の2人に、再登場していただくことにしましょう。
 主人公と、ライバル。

 2人の投げるボールの速度は、同じだったとします。
 それを、同じバッターが同じバットで打った。
 バットスピードも、同じだと仮定します。
 共に、バットのスイートスポットに当たりました。
 主人公の投げたボールは、快音と共に舞い上がり、軽々とフェンスを越えていきました。
 ところが、ライバルの打球は……。
 フェンス際で失速。
 外野手のグラブに、すっぽりと収まってしまいました。

 なぜこんなことになるんでしょう?
 ボールのスピードは、同じなんですよ。
 やっぱり、主人公のボールは軽くて、ライバルのボールは重かったから?

 いえいえ。
 これすなわち、ボールの回転数の違いから起こるんです。
 主人公のボールは、回転数が多かった。
 バックスピンがかかってます。
 対するライバルは、少ない。
 スピードが同じでも、回転数が多い方が、とうぜん運動エネルギーが大きくなります。
 で、同じ力で打ち返した場合……。
 反発力は、運動エネルギーに比例します。
 なので、主人公のボールは良く飛び……。
 ライバルのボールは飛ばない。
 これが、打球に差が出るひとつの理由。
 でも、このくらいの運動エネルギーの違いは……。
 飛距離に明確な差を生じさせるほどのものではない。
 という実験結果もあるようです。

 飛距離に差を生じさせるのは……。
 やっぱり、ボールの回転数。
 と言っても、打球の回転数なんです。

 ホームランになるような角度で打球を打つためには……。
 ボールの下側を叩く必要があります。
 で、強いバックスピンのかかったボールの下半分を叩くと……。
 逆向きの回転が、強くかかるんです。
 飛んでいくボールは、進行方向からの空気抵抗を受けます。
 バックスピンがかかってますから……。
 ボールの上半分には、後ろ向きのスピンがかかってる。
 で、正面からの空気抵抗は、バックスピンの気流に沿って、ボールの表面を滑るように流れます。
 逆に下半分は……。
 下から巻き上げられる気流と、正面からの空気抵抗がぶつかることになります。
 で、どうなるかと言うと……。
 ボールの上の気圧が低くなり……。
 ボールの下の気圧が高くなる。
 すると、気圧の高い方から低い方へと、ボールを動かす力が生じるわけです。
 ボールを、下から上へ押し上げる力。
 これすなわち、揚力です。
 この揚力が生じることにより、強いバックスピンのかかった打球は遠くへ飛ぶわけです。

 つまり!
 ピッチャーの投げたボールに強いバックスピンがかかってると……。
 それを打ち返したとき、逆向きのバックスピンが強くかかるんです。
 作用反作用の法則ですね。
 ボールに回転をかけて床に落とすと、逆回転して戻ってきます。
 強い回転を付けるほど、強い回転で戻ってくる。
 つまり、ピッチャーの投げたボールの回転数が多いほど、強い逆回転の打球になるわけ。
 だから、打球が良く飛ぶ。

 「球が軽い」「球が重い」ってのは……。
 同じ力で打ち返しても……。
 飛距離に違いが出ることを、体感的に表現した言葉だと思います。
 遠くに飛ぶのは、「球が軽い」から。
 飛ばないのは、「球が重い」から、ってね。

 ではなぜ、ピッチャーの投げるボールに、回転数の違いが生じるのでしょう?
 もちろん、投げ方もあるでしょうが……。
 ほとんどが、手の大きさ、指の長さの違いによるようです。
 すなわち。
 主人公は手が小さく、指も短いんですね。
 なので、指先で切るようにボールをリリースする。
 ボールには、強い上向き回転がかかります。
 対するライバルは……。
 手が大きく、指も長いんです。
 とうぜん、指の腹で押し出すようなリリースになります。
 ボールには、あまり回転がかかりません。
 この違いによって、2人の投げたボールの回転数に、大きな差が出たわけです。

 ならば。
 回転数の多いボールは、不利なばっかりかというと。
 そうでも無いみたいです。
 強い上向き回転がかかっているため……。
 揚力が生じてます。
 バッターの近くに行っても失速しません。
 いわゆる、手元で伸びるというボールになるわけですね。
 朝のニュースで、大リーグの速報をやってますが……。
 松坂投手が三振を取ったときなんか……。
 バッターは、ボールの下を振ってますよね。
 あれは、バッターが思い描いた軌道より、ボールが上を通過してる証拠だと思います。
 バッターの思い描く軌道と、ボールの軌道が乖離するという意味から言うと……。
 強烈なバックスピンのかかった直球は……。
 一種の変化球と言えるかも知れません。
 つまり、バックスピンの強くかかったボールは、バットに当てるのが難しいんです。

 そのかわり、当たると良く飛ぶ。
 松坂投手がヒットを打たれるシーンはあんまり見ないけど……。
 ホームランを打たれるシーンはけっこう見ます。
 回転数の多いボールを投げる投手の宿命でしょうね。
 松坂投手は、指が短いんじゃないでしょうか?

 つまり、回転数の多いボールは、当てにくいけど……。
 当たれば良く飛ぶ。
 逆に、回転数の少ないボールは、当てるのは比較的たやすい。
 でも、当たっても飛ばない。
 三振をバッタバッタと取ってたピッチャーが……。
 1球の失投で、ホームランを打たれて負けるってこともあります。
 でも、球の重いピッチャーも……。
 当てることは難しくないんだから……。
 次々と守備の間を抜かれてノックアウトってこともある。
 どっちが有利ってことは無いんじゃないでしょうか。
 強いて言えば、球場の広さでしょうかね。
 狭い球場なら、球の重いピッチャーが有利かも。

 で、結論。
 「球が軽い」とか「球が重い」とかいう現象は、確かにある!
 それはつまり、投げたボールの回転数に関係してる。
 そしてボールの回転数は、ピッチャーの手の大きさ、指の長さから来る。

 身体の大きいピッチャーは、手が大きく、指も長いことが多いので……。
 ボールの回転数が少なくなりやすい。
 したがって、「重い球」になりやすい。
 そのため、身体の大きい人ほど「重い球」を投げる、ように思える。
 よって、体重を乗せて投げると球が重くなる、などという珍説が生じたのではないでしょうか?

 以上、何の責任感もなく、コメント3回分も書きました。
 ぜんぜん違う!
 ってとこがあったら、ぜひ教えてね。

 さて、思いもかけず……。
 野球ネタで3回分ものコメントが書けて、上機嫌のMikikoであります。
 苦しまぎれではありましたが……。
 興味の無いことでも無理矢理ネタにするといういうワザを、習得できたのかも知れません。
 ひょっとしてわたし、ライターの素質があるんじゃ……。

 しかし、ネットってのは便利ですよね。
 足を棒にして取材しなくても……。
 パソコン前に座ってるだけで、そこそこの分量のネタを集められるんですから。
 で、前回までの「重い球」「軽い球」の取材(?)過程で……。
 ある「魔球」の存在が語られてることを知りました。
 なので、悪のりついでに、今回はこの「魔球」について考察してみたいと思います。

 前回のコメントで、こんな記述があったことを思い出してください。

『バッターの思い描く軌道と、ボールの軌道が乖離するという意味から言うと……。
 強烈なバックスピンのかかった直球は……。
 一種の変化球と言えるかも知れません。』

 バッターがボールの下を振ってしまうような、伸びのある直球のことですね。
 と言ってもボールは、スローモーションなんかで見れば……。
 やはり、上から下に落ちてるんだと思います。
 でも、バッターの予測より、その落ちが少ないため……。
 ボールの下を振ってしまう。
 しかし……。
 この直球が、さらに進化したらどうでしょう。
 そのときこそ!
 伸びのある直球は、究極の魔球へと姿を変えるのです。
 その魔球は、こんな名前で呼ばれてました。

 ★ライザーボール★

 すなわち、重力に打ち勝って、下から上へと変化するボールです。
 そんなの理論的に不可能、なんてバカなこと言う人はいませんよね?
 重力以上の揚力が働けば、ボールは浮き上がるんです。
 飛行機だって、揚力で空を飛ぶんですから。

 この「ライザーボール」、みなさんも実際に見てると思いますよ。
 もちろん、野球ではありませんけど。
 ゴルフです。
 わたしは、ゴルフはしませんが……。
 テレビ中継は、よく見ます。
 女子ゴルフだけですが。
 全美貞、可愛いよねぇ。
 おっと……。
 話が、またヘンな方向に行きそうになりました。
 わたしが言いたいのは、ゴルフのドライバーショットです。
 ドライバーから打ち出されたボールの軌道は、明らかに上向きに変化してます。
 ゴルフボールは小さい上に……。
 ディンプルがあるため、気流を巻きこみやすい。
 それを、でっかいクラブを振り回してぶっ叩くわけですから……。
 あんな打球の軌道が生じるわけです。
 でもこれで、理論的に不可能じゃないっとことは、おわかりでしょう?

 しかしながら……。
 ゴルフボールよりずっとでっかい、つるつるの硬球を……。
 人間が手で投げて……。
 重力に勝る揚力を産むってのは、はなはだ困難です。
 なので、「究極の魔球」なわけですが……。
 いったい、どんな人間なら、「ライザーボール」が投げられるんでしょうね?
 阪神の藤川投手のストレートは、それに近いと言われてます。
藤川球児

 でも、こんなスマートな選手じゃ、本物の「ライザーボール」は投げられないでしょう。
 「ライザーボール」を投げれるとしたら……。
 身長が2メートル50センチくらいあって……。
 ゴリラみたいな体型で……。
 オランウータンみたいに手が長く……。
 しかも、指が短い。
 指が長いと、上向き回転をかけづらいですからね。
 でも、これって……。
 「人類」じゃないよね。
 スカウト先を宇宙に求めなきゃ、ムリかも……。
ヤマタノオロチ目次Mikikoの1週間!





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