2015.12.5(土)
男は、バブルヘッドさながらに首を踊らせながら、思うさま尻たぶを絞った。
男の臭い精液が、女の子宮に叩きつけられているのだ。
興奮のあまり、わたしも股を絞った。
しずくが垂れそうなほど湿っているのがわかった。
「がが。
はんがが」
男は、鼻濁音を撒き散らしながら、上体を踊らせた。
すでに瞳は迫りあがり、上瞼に隠れていた。
意識を飛ばしながらも、上体は踊り続ける。
首を吊った直後に起こるという、ネクタイダンスを連想した。
もちろん、見たことはないが。
「かはぁ」
空気が抜けるような音とともに、男の上体が真後ろに倒れた。
陰茎は、それでも抜けなかった。
性器を結合したままの心中死体に見えた。
「バカな男」
わたしは、男のカメラを置くと、自分のバッグからレンズ付きフィルムを取り出した。
『写ルンです』という商品名で、当時、広く使われていたカメラだ。
研修用に、作業手順を撮影するために買ったものだが……。
そのまま、バッグに入れっぱなしになっていたのだ。
パッケージからカメラを取り出し、レンズを覗く。
撮影する。
もちろん、男の顔も入れて。
この男の言うとおり……。
いつか使えるときが来るかも知れない。
男の身体が、濡れ犬みたいに身震いした。
その拍子に、すでに縮み始めた陰茎が抜けた。
ぱっくり開いた女の陰唇から、精液がドロドロと流れ出た。
薄黄色みを帯びた精液が、白いシーツに垂れる。
精液は染みこみもせず、張力を保ったままだった。
クリームチーズに見えた。
男を跨ぎ、撮影する。
精液を流す陰唇から、彼女の顔も入れて。
シャッター音だけが、深夜の室内に響いた。
その静寂が、わたしを昂らせた。
狭くて、蒸し暑い部屋だった。
色のあせた畳に、薄い布団。
そこには、性交を終えた男女が、遺体のように横たわっている。
男の臭い精液が、女の子宮に叩きつけられているのだ。
興奮のあまり、わたしも股を絞った。
しずくが垂れそうなほど湿っているのがわかった。
「がが。
はんがが」
男は、鼻濁音を撒き散らしながら、上体を踊らせた。
すでに瞳は迫りあがり、上瞼に隠れていた。
意識を飛ばしながらも、上体は踊り続ける。
首を吊った直後に起こるという、ネクタイダンスを連想した。
もちろん、見たことはないが。
「かはぁ」
空気が抜けるような音とともに、男の上体が真後ろに倒れた。
陰茎は、それでも抜けなかった。
性器を結合したままの心中死体に見えた。
「バカな男」
わたしは、男のカメラを置くと、自分のバッグからレンズ付きフィルムを取り出した。
『写ルンです』という商品名で、当時、広く使われていたカメラだ。
研修用に、作業手順を撮影するために買ったものだが……。
そのまま、バッグに入れっぱなしになっていたのだ。
パッケージからカメラを取り出し、レンズを覗く。
撮影する。
もちろん、男の顔も入れて。
この男の言うとおり……。
いつか使えるときが来るかも知れない。
男の身体が、濡れ犬みたいに身震いした。
その拍子に、すでに縮み始めた陰茎が抜けた。
ぱっくり開いた女の陰唇から、精液がドロドロと流れ出た。
薄黄色みを帯びた精液が、白いシーツに垂れる。
精液は染みこみもせず、張力を保ったままだった。
クリームチーズに見えた。
男を跨ぎ、撮影する。
精液を流す陰唇から、彼女の顔も入れて。
シャッター音だけが、深夜の室内に響いた。
その静寂が、わたしを昂らせた。
狭くて、蒸し暑い部屋だった。
色のあせた畳に、薄い布団。
そこには、性交を終えた男女が、遺体のように横たわっている。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2015/12/05 07:43
-
み「ま、そりゃそうですけど……。
ちょっと、無茶ですね」
客「でしょ。
今度、うちに来て、意見してやってください」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182436b59.jpg
↑説教されるショッカー。
み「お断りします」
客「そう言わずに。
助けると思って」
み「何の義理もありませんので。
そんなことに口出したら、ろくな事になりません。
増築とか、出来ないんですか?」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015112918243850a.gif
客「マンションです」
み「ベランダがあるでしょう」
客「奥行き、1メートルですよ」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182421a06.jpg
み「狭いながらも、楽しいわが家といいます。
幅1メートルでも、自分一人の居場所となれば、嬉しいんじゃないですか?」
客「だって、戸外ですよ。
冬は寒すぎるし……」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015112918241533b.jpg
↑カナダのベランダ。氷点下20度だそうです。
客「夏はカンカン照りです。
西側なんですから」
み「もちろん、吹きさらしのままじゃ、ムリでしょ。
サンルームみたいにするんですよ。
ガラス張りの」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182418ce5.jpg
-
––––––
2. Mikiko- 2015/12/05 07:44
-
客「なるほど。
でも、マンションに、そんなの付けられるのかな?
規約を読んでみないと」
律「構築物はダメなんじゃないの?」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182433968.jpg
↑お城のような部分は、違法増築のようです。さすが、中国。
み「賃貸じゃないんでしょ?」
客「ローンで買いました。
まだ、支払いが残ってます」
み「ご苦労さまです」
律「管理組合とかに聞いたほうがいいと思いますよ」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182435e70.gif
↑大変そうです。
客「ですよね」
み「あ、恒久的な構造物じゃなけりゃいいんでしょ。
じゃ、テントでいいじゃないですか」
客「ベランダにテントを張るわけですか。
奥行き、1メートルですが」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201511291824193c6.jpg
↑ほんとにやってる人がいました。
み「一人寝用のテントって、無いですかね」
客「幅、1メートル以内の細長いテントですね」
み「そうです」
客「あったらあったで、すごく物悲しい気がしますが」
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151129182416a07.jpg
↑ありました。寝るだけになっちゃいますが。
続きは、次回。
-
––––––
3. ハーレクイン- 2015/12/05 11:04
-
小悪党男と先輩看護師の事です。
だって、先輩看護師の↓所業。
>撮影する
>男の顔も入れて
>いつか使えるときが……
だもんね。
それにしても「写ルンです」とは懐かしい。1986年、富士フィルムから発売。
他社も追随、一時「使い捨てカメラ」と称されましたがこれはちょっと、ということで「レンズ付きフィルム」という呼称になりました。
一世を風靡した「写ルンです」。怒涛のような携帯・スマフォの進撃により、製造は大幅に縮小されているそうです。
-
––––––
4. ハーレクイン- 2015/12/05 11:07
-
まったくそのとおりですね「み」さん。
↓こんなご意見もあります。
「ほら(そりゃあ)、人様のうち内のことや。ほないなこと聞くもんやない(口出すもんやない)、くらいの分別はうちらかてある」(土産物屋「くらま」女将 藤子;『アイリス』#33)
>み「ベランダがあるでしょう」
ははあ、これですかいな、昨日のフライング。
で、いろいろアイディアを出してはりますが、ここは再度のフライング回避のため、ぐっとこらえて口出しは止めましょう。
一言だけ。一人用の簡易テントは、各種あります。何を隠そう、わたしも持っています。結構広いですよ。ツェルト(和製独語)と総称します。
-
––––––
5. Mikiko- 2015/12/05 13:24
-
問題は、こういう犯罪写真を撮ったとき、どうやって写真化するかということ。
現像に出さにゃならんわけですから。
悪徳写真館に出したら、逆に脅迫されかねません。
最近は、着たまま歩ける寝袋もあるそうです。
お尻のところが、チャックでパカっと割れるので、ウンコも出来るとか。
ズボンを下ろすことを忘れないよう、要注意ですが。
-
––––––
6. ハーレクイン- 2015/12/05 14:29
-
そんなの簡単だよ、自分でやればいいのだ。
多少の機材費はいるけど、現像もプリントもそんなに難しくないよ。
問題は暗室だけど、これはどこぞの高校の写真部と仲良くなって借りればいいのだ。
いよいよとなれば自宅でできないことないよ。窓を毛布できっちり塞ぐ程度でけっこう大丈夫。わたしはやったことあります。
着たまま歩ける寝袋。
簡易雨具にポンチョというのがありますが、これと大差ないですなあ。まあ、生地はポンチョより厚いでしょうがね。ポンチョはビニール一枚のペラペラだからなあ。
-
––––––
7. Mikiko- 2015/12/05 18:27
-
赤いライトが点いてて、洗濯ヒモから写真が下がってるんですよね。
詳しくない人には、素人でも出来るとは思えないんじゃないでしょうか。
寝袋。
ポンチョなんかとは別物です。
↓普通の寝袋、いわゆるシェラフを、手足が入る形に作ってあるのです。
http://blog-imgs-85.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20151205182219a26.jpg
宅配便が来たとき、このまま出るか、迷いますね。
-
––––––
8. ハーレクイン- 2015/12/05 22:26
-
暗室がありましたが、人の目ではわからない隙間があって、フィルムが感光しちゃうんですね。ですから、使い物にならない暗室でした。
前コメで書き忘れましたが、個人ではカラーは無理です。モノクロだけ。でも、証拠写真としてはモノクロで十分だよね。
そういえば、すっかり忘れていましたが思い出しました。プリント工場でバイトをしたことがあります。機械が吐き出す多量の写真を整理する仕事でしたが、ヌード写真とかけっこうありました。ほとんどがモロ出し。プリント依頼した人は没収されてもいいや、で出すんでしょうが、たいがいそのまま返却していたようです。
だから小悪党や先輩看護師がプリント依頼しても、おそらく大丈夫だと思われます。
まあ、ポンチョはあんまりでした。
シュラフは……独語で「眠る」です。
で、ブラームス作曲の子守歌に『眠りの精(砂の精)』というのがあります。原詞は独語ですが、堀内敬三が↓訳詞を付けています。
♪月の光に花も草も
夢を追いつつうなじたれぬ
声をばひそめて枝はさやぐ
眠れ 眠れ眠れ わが子よ
で、この訳詞の4行目ですが……、
原詞では「シュラーフェ シュラーフェ シュラーフ ドゥ マイン キンデライン」です。最後の「マイン キンデライン」は、英語だとMy Childですね。
わたしはこの歌が大好きです。訳詞、文語というのがいいよね。
別題の『砂の精』ですが、欧州の言い伝えに↓こうあります。
いつまでも眠らない子供がいると、眠りの妖精がやってきて子供の目に砂を掛ける。すると、たちまち子供は眠りに落ちる……。
この砂の妖精は、原詞・訳詞の3番に出てきます。
-
––––––
9. Mikiko- 2015/12/06 08:09
-
フィルムを出した写真屋が現像するわけじゃないんですね?
クリーニング店みたいですね。
でも、客に渡す前に、中身を確認するでしょう。
わたしなら、絶対にしますけど。
で、差し障りのあるものが写ってたら、脅すと。
子守唄。
ブラームスの子守唄は、知りませんでした。
モーツァルトは、知ってましたが(ねむれよい子よ)。
目に砂が入ったら、痛くて眠るどころじゃないと思いますが。
-
––––––
10. ハーレクイン- 2015/12/06 10:43
-
そうそう、ただの中継ぎ店ですね。まさにクリーニング店と同じ。
撮影なんかも行う、いわゆる写真館では、自分とこでやってるかもしれません。これも、クリーニング店によっては自分とこでやるのと同じですね。
エロ写真のチェックは、その工場の正社員さんがやってました。で、あまりにえげつないのは、さすがに引き渡さないと聞きました。あの写真、社員さんがポケットに入れるのかなあ。
それはないよね、やはり会社に報告して、客にもこれこれこうで、と伝えるんだろうね。脅すかどうかは……好きにしなはれ。
子守歌。
シューベルトもありますね(ねむれねむれ母の胸に)。
日本では何でしょうね。五木の子守歌をはじめわんさとあるでしょうが、やはり↓これかな。
♪ねんねこさっしゃりませ ねた子の可愛さ(中国地方の子守歌)
目に砂が……。
そこがそれ、妖精の砂だからね、痛くないんだよ。
-
––––––
11. Mikiko- 2015/12/06 11:59
-
ときおり、ソプラノ歌手が歌ってるのを聞きますが……。
赤ん坊は、引きつけを起こすと思います。
妖精の砂。
そういうのを、ご都合主義と云います。
ま、童話は、ご都合主義の宝庫ですが。
-
––––––
12. ハーレクイン- 2015/12/06 15:09
-
だから妖精なんだね(なんのこっちゃ)。
あ、そういえば、宝田明子が言ってましたが、ニルスの体を小さくしたのは家付きの妖精でした。小さくするための登場人物?ですが、原作にあるのかなあ。
妖精ときますと、反射的にネバーランドのティンカーベルです。彼女のまく粉を浴び、信じる心を持てば、空を飛ぶ事が出来るそうです。
-
––––––
13. Mikiko- 2015/12/06 18:13
-
シャブ中のセリフです。
熊本で、悲惨な事件が起きました。
薬物中毒者に、執行猶予なんて付けるべきではありません。
-
––––––
14. ハーレクイン- 2015/12/06 21:44
-
ひどいね、どうにも。
何を考えていたのか、面白半分だったのか。やはり薬でおかしくなってたんだろうなあ。