2015.5.25(月)
「あが」
反動で起きあがったところに、2発目が着弾。
今度は鼻梁だった。
精液は、鼻下の人中を流れ下り、唇に乗りあげる。
待ちきれないわたしの舌が、精液を迎えに行く。
まだ生温い液体を、舌で包み取る。
「が」
第三弾は、顎だった。
たちまち、おとがいから氷柱みたいに垂れ下がる。
わたしは手の平で雫を受ける。
「はん」
骨折男の射精は、まだ続いていた。
でも、第四弾は、わたしまで届かない。
身投げするように、下向きの放物線を描く。
わたしは、氷柱を掬った手を伸ばし、最後の精液を受ける。
「け」
男は微かに身震いすると、その場で身体ごと萎んだ。
まさに、萎んだとしか例えようが無かった。
蟠るように静かに身を沈め、音もなく潰れた。
ギブスが床に横たわるとき、微かに水琴窟の音色が聞こえた。
わたしは視線を上げ、男たちを見回す。
いえ。
男たちではなく、その股間から屹立する陰茎たち。
赤黒く凝った肉棒が、宙を犯すごとくに屹立してる。
手の平が、忙しなく上下し、陰茎を研ぎおろしてる。
わたしは、1本ずつ確かめるように見回す。
どれにしようか。
これだ。
わたしは頷くと、手の平に溜めた精液を、顔面に叩きつける。
両手を使い、顔を捏ね回す。
手の平を外したとき、わたしの顔は、別の顔に変わってる。
そう。
陰獣。
女陰を持つ陰獣は、ゆらりと起ちあがる。
視界は、雲霧さながらに霞んでる。
男たちの姿が、湯気の中を揺らいでる。
わたしは、目をつけた陰茎に歩み寄る。
揺らめく視界の中で、男の顔が、嵐を受けたように歪む。
反動で起きあがったところに、2発目が着弾。
今度は鼻梁だった。
精液は、鼻下の人中を流れ下り、唇に乗りあげる。
待ちきれないわたしの舌が、精液を迎えに行く。
まだ生温い液体を、舌で包み取る。
「が」
第三弾は、顎だった。
たちまち、おとがいから氷柱みたいに垂れ下がる。
わたしは手の平で雫を受ける。
「はん」
骨折男の射精は、まだ続いていた。
でも、第四弾は、わたしまで届かない。
身投げするように、下向きの放物線を描く。
わたしは、氷柱を掬った手を伸ばし、最後の精液を受ける。
「け」
男は微かに身震いすると、その場で身体ごと萎んだ。
まさに、萎んだとしか例えようが無かった。
蟠るように静かに身を沈め、音もなく潰れた。
ギブスが床に横たわるとき、微かに水琴窟の音色が聞こえた。
わたしは視線を上げ、男たちを見回す。
いえ。
男たちではなく、その股間から屹立する陰茎たち。
赤黒く凝った肉棒が、宙を犯すごとくに屹立してる。
手の平が、忙しなく上下し、陰茎を研ぎおろしてる。
わたしは、1本ずつ確かめるように見回す。
どれにしようか。
これだ。
わたしは頷くと、手の平に溜めた精液を、顔面に叩きつける。
両手を使い、顔を捏ね回す。
手の平を外したとき、わたしの顔は、別の顔に変わってる。
そう。
陰獣。
女陰を持つ陰獣は、ゆらりと起ちあがる。
視界は、雲霧さながらに霞んでる。
男たちの姿が、湯気の中を揺らいでる。
わたしは、目をつけた陰茎に歩み寄る。
揺らめく視界の中で、男の顔が、嵐を受けたように歪む。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2015/05/25 07:24
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み「これは、実を収穫するクリじゃなかったんだよ。
つまり、収穫用のクリと、柱にするクリは、別に育てられてた」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210152a57.jpg
↑『栗太郎』と呼ばれる赤城山の巨木(樹齢、500~600年)。
小「なるほど」
み「1,500年も続いた集落なんだから……。
何世代か後の子孫のために木を育てるって考え方も、持ってたはず」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210217263.jpg
律「でも、柱にする木なら、クリじゃなくてもいいわけでしょ?
クリの柱なんて、あんまり聞かないじゃない。
どうして、ほかの木を使わなかったのかしら?
日光の杉並木とか、スゴく太くて真っ直ぐよね」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015052121021839b.jpg
み「はい、チミ」
小「またボクですか。
“桃栗三年”って言葉があるでしょ」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210215b57.jpg
↑チロルチョコです。ちなみに、“かき”には柿の種が入ってるとか。
小「クリは、成長が早いんですよ。
しかも、その材は、湿気に強くて腐りにくいうえに……。
割りやすくて、加工もしやすい」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210150c31.jpg
↑栗材の円卓。直径、1.2メートル。信じられないほど高いです。なんと、116,000円。誰が買うんじゃ?
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2. Mikiko- 2015/05/25 07:25
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み「おー、まさしく、柱に打ってつけではないか。
このころは、カンナがけするわけじゃないんだから……。
ちょっとくらい曲がってたっていいのよ」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201505212101541c6.jpg
↑柱用の栗材。
み「一番大切なのは、材質ってこと。
おわかり?」
律「あんたが答えたわけじゃないでしょ。
で、これは、何をする建物なの?」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201505212102139d1.jpg
み「そもそも、どういうものが建ってたのかわからんのだから……。
何をするためのものか、わかるはずがないでしょ」
律「これが建ってたんじゃないの?」
み「だから……。
これは、ひとつの説を元に復元された形よ。
ま、当たらずとも遠からず、って気はするけどね」
律「これだとしたら、ここで何をするわけ?」
み「はい、チミ」
小「一番考えられるのは、物見櫓でしょう」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015052121022029d.jpg
↑吉野ヶ里遺跡(弥生時代)の『物見櫓』。地震が来たら、倒れそうですね。
み「なるほど。
物見がいるということは……。
攻めて来る敵がいるということ?」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210156c1a.jpg
↑これも吉野ヶ里遺跡での想像図。
小「これだけ豊かな集落なら、貯蔵物とかは魅力でしょうね」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150521210155423.jpg
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2015/05/25 10:52
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ときますと京都、と思ってたんだけど、全国各地にあるようです。
というより、何と売ってます。
施工業者もあります。造園業者さんです(当然か)。
なんと「日本水琴窟フォーラム」なんてのがあって、会報まで出ています(少し古いから、もうつぶれたのかも知れません)。
人気あるなあ、水琴窟。
で、淫獣(「いんじゅう」の変換で「院中」と出たよ。ぴったしじゃん。狙ったか?)に変貌する、えーと赤ミニ変態看護師女。
『淫獣エイリアン』というアニメがあるそうだよ。もちろんエロアニメ。宇宙物のようです。
『陰獣』はもちろん乱歩先生。
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4. ハーレクイン- 2015/05/25 10:55
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赤城山とくると反射的に「今宵かぎり」ですが……クリかあ。
どーでもいいけど、「栗」と「粟」を混同する人、多いよね。ま、どちらも五穀に……入ってたかなあ。
木を育てる……ときますと、スーパーのチェーン「イオン」の植樹キャンペーン。キャッチコピーは「木を植えています」だったかな。
入り口を入ると、でかでかとポスターが貼ってあります。
「桃栗三年柿八年」はチロルチョコのキャッチコピー、じゃなくて商品名。
それにしても「梅は酸い酸い十三年」「柚子は大バカ十八年」「りんごニコニコ二十五年」「女房の不作は六十年」「亭主の不作は……(読み取れん)」こんなのあるのか、知らなかった。
しかし見たことないなあ、こんなチロルチョコ。
栗材の円卓。
「円卓」ときますと反射的に「騎士」ですが……どう見ても座卓だな。
ここまで重厚になると、恐れ多くて卓袱台なんて言えんよ。星一徹も、ひっくり返すのをためらうんじゃないか。
で、お値段が116,000えーん! 野田太郎にはとーてー手が出ません。
それにしても……天板の継ぎ目、少しずれてないっすか? 目の錯覚かなあ。
“掘立小屋”の用途。
そもそも、屋根が無かったそうですからねえ、実用的なものではないのでは……。
やはり祭祀用とか。
柱や、ほぞ穴の間隔は非常に正確なものだそうです。ピラミッドなみ……は言い過ぎかな。
ま、それほど神経を使って作ったということは、日用ではない、神のためのもの、と考えます(考古学者HQ)
で、「小」くんの解釈は「物見櫓」。言われてみれば似てるねえ、吉野ヶ里。屋根や床があるけど。
「攻めてくる敵がいる」。
吉野ヶ里は弥生だからねえ。とっくに農耕は始まっていたろうし、ということは収穫の蓄積、収奪、蓄財、貧富の差、が生まれていたということだね。
で、持たざる者は持てるものから奪おう、というのは誰でも考えること、というわけか。
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5. Mikiko- 2015/05/25 20:38
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駐車場の周りが、こんもりとした林になってますね。
1本1本を大事に育てる植栽ではなく、淘汰を含む自然な推移を見込んだ植栽でしょう。
栗の円卓。
↓こちらです。
http://woodshop-shinma.com/blog2/2008/03/post.html
ズレて見えるのは、木目の錯覚じゃないですか。
物見櫓。
高速道路のサービスエリアに、火の見櫓みたいな高い鉄塔があることがあります。
あれは、何なんでしょうね?
まさしく、火の見櫓なんでしょうか。
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6. ハーレクイン- 2015/05/25 22:39
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うちの近くのは、林というほどの物でもないと思いますが。
どこのイオンの事ですかのう。
円卓の栗。
「和・洋どちらにもマッチ」とあるけど、どう見ても「和」だよね。座布団を置いてあるからかなあ。
錯覚と言えばその通りなのでしょうが、どこからどう見てもズレて見えるぞ、と。
高速のSAに火の見櫓ぁ?!
また妙なことを言い出したな。
♪あれは何かと問われても……なんのことを言うてはるのかわかりまへん。
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7. Mikiko- 2015/05/26 07:40
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どの店も、林に囲まれてます。
↓上信越自動車道の『甘楽パーキングエリア』だそうです。
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150526073911e16.jpg
やっぱり、パーキングの目印でしょうかね。
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8. ハーレクイン- 2015/05/26 11:03
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「かんら」でいいんでしょうね。
いやあ、こんなの始めて見ました。見た感じはまさに『火の見櫓』ですがさあ、何のための設備でしょうか。ただの目印に、こんなの作るかなあ。
ほんとに『火の見』だったりして。
半鐘が下がってたりして。
お七がよじ登ったりして。
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9. Mikiko- 2015/05/26 19:56
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群馬県甘楽郡甘楽町(かんらぐんかんらまち)にあります。
↓何のためのものか、旅行者は分からないようですね。
http://trafficsignal.jp/~yuki_website/highway-jyoushinetsu.html
http://www.geocities.jp/cats_r2/r2/drive/20060501/top.html
地元の人は分かるんだろうけど、誰も書いてないみたいです。
観光施設なら、宣伝が足りなさすぎです。
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10. ハーレクイン- 2015/05/26 22:02
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ご紹介のサイトさん、「高速道路を実際に走ったレポート、写真つき」ですか。まあ、趣味は人それぞれ、ですが……。
旅は鉄道にかぎる(それも人それぞれだろ)。
人は……様々な目的で旅をします。
野田太郎の旅の目的は「就職のため」でした。丹波から京都ですから、時代が時代ですが、さほどの長旅ではありませんでした(軽い番宣)。
ちなみに、太郎が乗った山陰線は正式には山陰本線。「本線」とはいいながら、多くが単線区間です。
JR山陰本線。
京都駅-山口県下関市の幡生(はたぶ)駅を結ぶ単・複線。
軌間1067mm。
一部に電化区間を含む。
京都、兵庫、鳥取、島根、山口の一府四県を走破する路線総延長673.8㎞はJR在来線で最長。
起・終点を含む駅数160。
起点から終点までを通して走る列車は……無い。
JR山陰本線。
宮脇俊三氏は「偉大なるローカル線」と称えたそうです。