2015.3.25(水)
由美は、美弥子の手の平を下から包み、顔をその上に翳した。
鼻孔をはためかせる。
「匂う?」
「うん。
青臭い」
美弥子の掌の窪みに、白い沼が沈んでいる。
その沼の中には、無数の精子が泳いでいるのだろう。
由美は、その沼に溺れてみたかった。
鼻をさらに近づける。
「うっ」
突然、美弥子の手の平が浮上した。
由美の鼻は、白い沼に飛びこんだ。
持ち上げようとした頭は、美弥子に押さえつけられた。
手の平が、由美の顔を包む。
塗りたくられた。
栗の花が、匂い立った。
後頭部を押さえた手が、ようやく外された。
由美は、溺れかけた人のように、顔を起こした。
顔中に、ぬるぬるした滑りが感じられた。
その眼前に、美弥子の顔が大写しになった。
美弥子が、頬を擦りつけてきたのだ。
美弥子が、バブルヘッドのように顔をうねらせる。
たちまち、2人の肌の間には摩擦が無くなった。
精液の滑りが、肌を滑らせる。
美弥子は舌を吐きこぼし、由美の頬を舐め回した。
由美の舌も、零れ出た。
美弥子の顔から、精液を掬い取る。
鼻の穴まで舌を差し入れた。
美弥子の鼻息が、その舌を噴き出した。
美弥子の怒涛のような興奮が、由美を圧倒した。
美弥子は、そのまま身体ごと被さってきた。
2人は、重なり合ったまま、タイルに沈んだ。
由美の頭がタイルに落ちても、美弥子は顔面の擦りつけを止めようとしなかった。
「はふっ。
はふぅ」
美弥子の鼻息が、由美の頬に吹き荒れる。
美弥子の腕を、太腿に感じた。
美弥子がどうしようとしているのか、一瞬でわかった。
由美の両脚を広げたいのだ。
由美は自ら脚を開いた。
大きく持ちあげ、美弥子の背中で交差させる。
美弥子が膝を折りたたみ、腰を進めるのがわかった。
美弥子は、このまま交わりたいのだ。
鼻孔をはためかせる。
「匂う?」
「うん。
青臭い」
美弥子の掌の窪みに、白い沼が沈んでいる。
その沼の中には、無数の精子が泳いでいるのだろう。
由美は、その沼に溺れてみたかった。
鼻をさらに近づける。
「うっ」
突然、美弥子の手の平が浮上した。
由美の鼻は、白い沼に飛びこんだ。
持ち上げようとした頭は、美弥子に押さえつけられた。
手の平が、由美の顔を包む。
塗りたくられた。
栗の花が、匂い立った。
後頭部を押さえた手が、ようやく外された。
由美は、溺れかけた人のように、顔を起こした。
顔中に、ぬるぬるした滑りが感じられた。
その眼前に、美弥子の顔が大写しになった。
美弥子が、頬を擦りつけてきたのだ。
美弥子が、バブルヘッドのように顔をうねらせる。
たちまち、2人の肌の間には摩擦が無くなった。
精液の滑りが、肌を滑らせる。
美弥子は舌を吐きこぼし、由美の頬を舐め回した。
由美の舌も、零れ出た。
美弥子の顔から、精液を掬い取る。
鼻の穴まで舌を差し入れた。
美弥子の鼻息が、その舌を噴き出した。
美弥子の怒涛のような興奮が、由美を圧倒した。
美弥子は、そのまま身体ごと被さってきた。
2人は、重なり合ったまま、タイルに沈んだ。
由美の頭がタイルに落ちても、美弥子は顔面の擦りつけを止めようとしなかった。
「はふっ。
はふぅ」
美弥子の鼻息が、由美の頬に吹き荒れる。
美弥子の腕を、太腿に感じた。
美弥子がどうしようとしているのか、一瞬でわかった。
由美の両脚を広げたいのだ。
由美は自ら脚を開いた。
大きく持ちあげ、美弥子の背中で交差させる。
美弥子が膝を折りたたみ、腰を進めるのがわかった。
美弥子は、このまま交わりたいのだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2015/03/25 07:26
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律「乾癬って病気は、軽快と増悪(ぞうあく)を繰り返すのよ」
み「そうらしいね。
確かに、その後も、出たり引っこんだりはしてる。
でも、最初に出たときみたいなヒドさには、一度も戻ってないんだ」
律「ふーん。
どうしてかしら」
み「で、その後、皮膚科はすぐに止めちゃったけど、消化器の先生のところには、定期的に通ってたの。
薬も、ずっともらってた」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015032118574903f.jpg
み「でも一時期、調子が良くなったんで、朝晩1錠ずつの処方を、朝だけに変えてもらったの。
薬代もバカにならんしね」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150321185753704.jpg
律「それで?」
み「しばらくは、それで大丈夫だったんだけど……。
やっぱり、ちょっと喉が閊えるみたいな感じがしてきて、また2錠に戻してもらったのよ」
律「あなた、乾癬の話をしてるのよね?」
み「そこよ!
そこに気づいたの。
乾癬の発症と、十二指腸潰瘍の治療のパターンに、関連性があったの」
律「どんな?」
み「思い返してみると……。
わたしに乾癬が発症したのは、ピロリ菌を除菌して、少ししてからなの」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150318072750750.jpg
み「その後、喉の調子がおかしく感じて、先生に相談したら……。
胃酸過多かも知れないってことで、胃酸を抑える薬をもらった」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015032118575058a.jpg
↑こんなところで生きてるんですから、ピロリ菌もスゴいです。
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2. Mikiko- 2015/03/25 07:27
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律「だから、それと乾癬がどう関係してるのよ」
み「最後まで聞かっしゃれ。
胃酸を抑える薬を飲むようになったら……。
みるみる、乾癬が治って来たの」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201503211857476af.jpg
↑こんな気分でした。
律「ほんとに?」
み「で、その後、1日2錠の薬を1錠に変えたら……。
乾癬が、またぶり返した。
で、再び、2錠に戻したら……。
乾癬が軽快したのよ。
つまり、わたしに乾癬が発症するのは……。
胃酸がたくさん出ている時期と重なってたの」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150321185751981.jpg
律「偶然じゃない?」
み「でも、見事に符合するのよ。
寒い時期、消化器クリニックと皮膚科を交互に受診するのが、ほんとに嫌だったんだから」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130907191940e7f.jpg
律「へー。
そんなこと聞いたことないけど」
み「ま、乾癬ってのは、免疫異常の一種でしょ?」
http://blog-imgs-74.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150321185803207.jpg
律「そうね」
み「たぶん、原因はさまざまなんだよ。
だから、根本的な治療法が見つからない。
でも、間違いなく、胃酸過多が原因って人も、いるんじゃないかな?」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2015/03/25 10:50
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精液塗れで絡み合う由美ちゃん美弥ちゃん。
わたしの好みとするところです。
できればこの状況下で、精液の追加があればさらによろしかろう、と。
AV用語でいいますと“ぶっかけもの”ですがまあ、それは無理。
それにしてもお二人さん。妊娠には気をつけるようにの。
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4. ハーレクイン- 2015/03/25 11:01
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薬局の棚画像。
よく間違えないもんだと感心します。
イラついていて、何かでキレて、「ああ、もう、イヤっ」てなことを喚きながら、棚に載ってる薬品類をひとつ残らず床に投げ落としたりして。
胃内状況画像。
「口から入った雑菌を殺すこともできる」。
体内への異物侵入を防御するため、生体は様々な仕組みを何段階にも備えています。これを“第〇次防衛ライン”なあんて軍事用語みたいな表現をしますが、最終防衛ラインはもちろん、各種白血球・リンパ球による免疫システムですね。
で、第2次防衛ラインあたりに相当するのが、消化器官の供える各種の分解酵素ですが、その一つが胃液に含まれる塩酸です(塩酸自体は酵素ではありませんが)。
胃液のpHはご存知の通り2。この値はとんでもない強酸性で、通常の生物は生存不可能。だから食物に含まれる各種の雑菌のほとんどは、胃内で死滅するわけです。
ところがピロリ菌は(以前にも書いたし、もうええやろ)、自らアンモニアを産生・分泌し、胃酸を中和して(アンモニアはアルカリ性、は中学理科で習うぞー)自らの体の周りを中性の環境に変えてしまうんですね。で、本来生息不可能のはずの胃内に住みつくようになったという、とんでもない生物です。
だから、ピロリを飼っている人の胃内環境は中性に近い。これはその動物自身にとっては異常な状態ですから、ピロリが除菌されると、胃は慌てるわけです。「おお、なんや、胃酸が出とらんやないけ」と勘違いして多量の塩酸を分泌する。その結果、胃酸過多になると、こういうわけですね。
まあ、われわれ普通の生物から見ると“とんでもない環境”に生息する生物というのは、ピロリ菌以外にも結構いるわけでして、「硫化水素の渦巻く海底火山の噴出孔付近」とか、「120℃を超える高温下」とか、いろいろいます。
で、SF作家はこのあたりから“想像の翼を広げる”わけです(どこかで聞いたぞ)。真空中・絶対0℃(つまり宇宙空間)に生息する生物、とかね。この手の生物がわんさと出てくるのが、A・E・ヴァン・ヴォークト『宇宙船ビーグル号の冒険』。単純な活劇ではありません。傑作です。
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5. Mikiko- 2015/03/25 19:52
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胃液のPH。
初めて知りました。
胃壁は、どうして溶けてしまわないんですかね?
ピロリを飼ってる人の胃内が中性ということは……。
ほかの雑菌も死なないわけですよね。
除菌前と除菌後で、病気にかかる割合は、そんなに変わらないと思うんですけど。
でも、風邪には罹りにくくなった気もします。
思えば、痰や鼻汁って、無意識に飲んでますよね。
雑菌の塊を飲んでるようなもんだから、胃酸で死なないとなると大変です。
でも……。
ピロリ菌の感染者の胃では、ほんとに雑菌が死なないんですかね?
ピロリ菌の除菌前後で、それほどの違いは感じられないです。
その系統の海外SFでは、土の中を飛ぶ鳥の話が印象に残ってます。
作者も題名も忘れてしまいましたが。
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6. ハーレクイン- 2015/03/25 21:14
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は……pHと表記します。
なぜpが小文字なのかといいますと、potential(形容詞?)の頭文字だから、Hは水素イオンで名詞ですね。
読み方は「ピーエイチ(英)」、または「ペーハー(独)」。わたしたちの頃はペーハーでしたが、今はピーエイチが主流(入試でも)です。ま、国語やないんやから、入試に読み方は出ないけど。
胃壁が塩酸によって溶けないのは、胃壁の表面が粘液性の保護膜で被われているからです。何らかの原因でこの保護膜に不具合が生じると、胃潰瘍になるわけですね。
ピロリ飼育者の胃内が中性といっても、それはピロリ菌の体の近辺だけ、ということであって、全体的には酸性です。特にピロリ菌は胃の幽門付近に局在していますからね。
土の中を飛ぶ鳥の話は、ユーモアSFの大家フレドリック・ブラウンの短編集『天使と宇宙船』所収の短編、『クレイジー・プラネット』(または『気違い星プラセット』)でしょう。ヴォークトとは全然雰囲気が違うけど。
この短編集所収の唯一の中編、『ミミズ天使(Angelworm)』は秀逸です。
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7. Mikiko- 2015/03/26 07:26
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ピロリ菌の近辺だけなのか。
そうは読めなかったぞ。
あと、海外SFで印象に残ってる一遍があります。
砂漠(地球外?)で、巨大な石像が発見されました。
研究者は、石像の足の爪あたりを少し削り、素材を採取しました。
そのときは、そのまま帰還しました。
数年後、再びその石像を訪ねると、明らかに姿勢が変わってました。
上体が屈み、右手の指が下に伸びています。
指の先はに、石像の爪先。
あたかも、傷ついた爪先を触ろうとしているようでした。
というお話。
作者も題名も、もちろん覚えてません。
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8. ハーレクイン- 2015/03/26 08:32
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ふむ。
これは記憶にありません。
この話、これで終わりなんですか。さらに数年後に訪ねたら、立ち上がっていた、とか。
石像が動く、はともかく、関係ないかもしれませんが、互いに時の流れる速さが違う者どうしが出会う。両者に意思の疎通は成り立つのか、というテーマの作品はありますね。小松のおっちゃん『氷の下の暗い顔』とか……。
そういえばスタニスワフ・レム『ソラリス』(日本初翻訳版では『ソラリスの陽のもとに』)も、広い意味では該当するかなあ。レムの『ソラリス』、タルコフスキーが映画にしましたが、原作を弄くりまくって最悪でした。
ところで、八十の兄さんは今日もお休みですかい。
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9. Mikiko- 2015/03/26 19:48
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前回、1回飛ばしましたので……。
次回は、4月2日となる予定です。
大阪桐蔭、順当にベストエイトですね。
しかし、次の常総学院は鬼門でしょう。
現在、裏金疑惑で大賑わいです。
迷惑を被るのは、生徒ですよね。
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10. ハーレクイン- 2015/03/26 21:49
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騒がしいことですが、選手諸君には動揺することなく頑張ってほしいものです。まあ、今の子は大丈夫か。たいがいの話には慣れっこだろうし。
はっきり言ってそれどころではないのだ。仰るとおり強いよ、常総学院。今日なんて1回表にいきなり満塁ホームランだもんね。プロでもそうないよ。甲子園優勝2回の常連校、関東の雄と云ってよろしかろう。
準々決勝第1試合は、関西vs関東の対決になりました。まあ、投の大阪桐蔭、打の常総という所ですかね。
関係ないけど、東京が大阪に攻めてくる『東海道戦争』という作品が筒井康隆にあります。ごっつ(すごく)古いけどね。
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11. Mikiko- 2015/03/27 07:56
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進学コースの実績はスゴいですね。
昨年は、東大に3人、京大に46人(内医学部3人)。
阪大、18人、神戸大、27人。
でも、スポーツコースは、まったく別物のようです。
西武に入団した森(藤浪のときのキャッチャー)くんは、運転免許の学科試験に3回落ちたとか。
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12. ハーレクイン- 2015/03/27 10:15
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すごいね、大阪桐蔭の進学実績。うちの高校なんか足元にも寄れんよ。 どっかの進学塾の外壁垂れ幕、見てるようだね。
やはり、有名進学塾と有名私学のタイアップ、というか癒着というか、はあるのかなあ。
3回落ちの森くん。
ひょっとして、試験場の一発試験か?
教習所なら、そんだけ落ちる前に合格させてくれると思うが。教習所としての実績・メンツにかかわるからねえ。
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13. Mikiko- 2015/03/27 20:43
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中高一貫校です。
これの最大の利点は、高校入試が無いこと。
中3生はすでに、高1のカリキュラムを履修してるはずです。
こうして、高校2年までに全過程を終了させ……。
最後の1年は、受験対策に特化した勉強をするんです。
つまり、中高一貫校の現役生は……。
公立などの浪人生と同等の実力を備えてるというわけです。
森くんが3回落ちたのは、学科試験です。
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14. ハーレクイン- 2015/03/27 23:20
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>公立などの浪人生と同等の実力を備えてるというわけです
もちろん、“きちんと勉強していれば”という条件がつきますね。ナマケモノ、いや怠け者はいつでも、どこにでもいるものです。
森くんにこだわるようですが(すまぬ、森くん)、3回落ちたのは「学科試験」のつもりで書いたんだがなあ。
一発試験にも、もちろん学科はあります。