2015.2.27(金)
「ほら、千穂さん。
ここ見て」
由美は、美弥子の股間を指さした。
萎れていた陰核が、むくむくと起ちあがって来た。
野菜の芽の成長を、早回しで見るようだった。
千穂の目が丸くなる。
無理もない。
こんな光景を見るのは、初めてだろうから。
千穂の喉仏が、上下した。
唾を飲み下したのだ。
「思い出しちゃいました?
ご主人の」
千穂は、小刻みに頷いた。
「女性だって一緒なんですよ。
興奮すると勃起するんです。
普通の女性では、それが目立たないだけ。
でも、美弥ちゃんのくらいになると、男の人みたいなオナニーも出来るんです。
美弥ちゃん、やってみて。
千穂さんに見られながらするのよ」
美弥子は、両脚を掲げた。
膝を折り曲げ、赤ん坊がオシメを替えられるポーズだ。
その膝の内側に、肘鉄をするように、自らの肘を引っ掛け、大きく外側に張った。
中国雑技団めいた奇怪な姿勢だが、これで、両脚を固定したまま両手の先が自由になる。
美弥子は首を起こし、自らの股間に見入った。
肌に貼りついた陰毛を分けて、柔らかな塔が立ちあがっている。
そう。
それはまさしく、塔のフォルムだ。
男性の陰茎のような円柱形とは、少し形状が異なった。
裾の広がった、円錐形に近い形だった。
円錐の側面を形作るのは、陰核を包む包皮だった。
鶏のトサカを思わせる質感だ。
そして、その側面が収斂される頂点には、宝玉さながらに、陰核亀頭が剥き出ていた。
張り詰めた亀頭に、天窓の矩形が映っている。
「もっと近くで見てあげて」
由美は千穂の肩に手をかけ、下方にベクトルを掛けた。
千穂の身体は素直に従った。
由美も寄り添う形でしゃがみこむ。
美弥子の股間が、間近に迫った。
ここ見て」
由美は、美弥子の股間を指さした。
萎れていた陰核が、むくむくと起ちあがって来た。
野菜の芽の成長を、早回しで見るようだった。
千穂の目が丸くなる。
無理もない。
こんな光景を見るのは、初めてだろうから。
千穂の喉仏が、上下した。
唾を飲み下したのだ。
「思い出しちゃいました?
ご主人の」
千穂は、小刻みに頷いた。
「女性だって一緒なんですよ。
興奮すると勃起するんです。
普通の女性では、それが目立たないだけ。
でも、美弥ちゃんのくらいになると、男の人みたいなオナニーも出来るんです。
美弥ちゃん、やってみて。
千穂さんに見られながらするのよ」
美弥子は、両脚を掲げた。
膝を折り曲げ、赤ん坊がオシメを替えられるポーズだ。
その膝の内側に、肘鉄をするように、自らの肘を引っ掛け、大きく外側に張った。
中国雑技団めいた奇怪な姿勢だが、これで、両脚を固定したまま両手の先が自由になる。
美弥子は首を起こし、自らの股間に見入った。
肌に貼りついた陰毛を分けて、柔らかな塔が立ちあがっている。
そう。
それはまさしく、塔のフォルムだ。
男性の陰茎のような円柱形とは、少し形状が異なった。
裾の広がった、円錐形に近い形だった。
円錐の側面を形作るのは、陰核を包む包皮だった。
鶏のトサカを思わせる質感だ。
そして、その側面が収斂される頂点には、宝玉さながらに、陰核亀頭が剥き出ていた。
張り詰めた亀頭に、天窓の矩形が映っている。
「もっと近くで見てあげて」
由美は千穂の肩に手をかけ、下方にベクトルを掛けた。
千穂の身体は素直に従った。
由美も寄り添う形でしゃがみこむ。
美弥子の股間が、間近に迫った。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2015/02/27 07:25
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婦「ですわね。
でも、ある意味、近いわ。
志士ではなく……」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094927edf.jpg
↑“しし”違い。
婦「幕府方ですから」
み「幕府方……。
わかった。
勝海舟だ!」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094928bd2.jpg
婦「『一期一会』は、お茶の席の言葉ですの。
ですから、お茶を嗜むような家系の方ということですわね」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015022209494570b.jpg
み「偉い人なんですね。
じゃ、徳川慶喜だ」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094944bb1.jpg
↑なんか覇気が無いですね。でも、76歳まで生きました。徳川将軍の中では、もっとも長命です。
律「わたしは、吉宗がいいわ」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201502220949477dd.jpg
み「幕末だって言ってるでしょ!
そう言えばさ、幕末の人って、写真が残ってるじゃない。
殿様なんか、イケメンが多いのよ」
律「あらそう」
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2. Mikiko- 2015/02/27 07:25
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み「やっぱり、何代も家柄で掛け合わされて来たからね。
武家って言っても、もうお公家さんみたいな感じなの」
婦「会津の松平容保(かたもり)なんか、そうですわね」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094942bd3.jpg
み「そうそう!
あの人はもう、今ならジャニーズよ。
わたしはやっぱり、土方歳三ね」
律「新選組の?」
み「そう。
副長」
律「佐々木小次郎って、いなかった?」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094925616.jpg
み「いません!
それは、宮本武蔵の時代だろ。
江戸初期です」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094924f0a.jpg
↑巌流島(山口県下関市)に建つ、決闘の像。故事にちなみ、武蔵の像は遅れて建立されたそうです。
律「ほら、似た感じの二枚目がいたじゃない?
誰だっけ。
天草四郎?」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201502220949485cb.jpg
↑映画『魔界転生』では、沢田研二が演じました。
み「天草四郎が新選組にいるか!」
婦「沖田総司のことかしら?」
律「そう!
その人」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150222094922196.jpg
↑こんな? これじゃ、福助です。
続きは、次回。
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3. きりしま- 2015/02/27 08:04
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確かに勃起した状態では亀頭が光を反射しますよね。
今日も通勤電車の中で書いています。
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4. ハーレクイン- 2015/02/27 09:48
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確かにすごいけど、あれを見るとどうしても「サーカスに売られ、なく泣く芸を仕込まれる少女」、なあんて思っちゃうんだよね。
>裾の広がった、円錐形
火山でいうとコニーデ、成層火山だね。
あと、アスピーテとか、トロイデなんてのもあったね。
まさか火は噴かないよね、美弥火山。精液も膣液も噴かないよね。
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5. ハーレクイン- 2015/02/27 09:50
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勝海舟、德川慶喜、德川吉宗、松平容保、土方歳三、佐々木小次郎、宮本武蔵、天草四郎、沖田総司……。
時代も所属もバラバラじゃん。共通項は「武士」だけ。 思いつくままに書き並べたろ、「み」さん、「律」せんせ、「婦」さん。いや、Miさん。
今日は楽だったろうなあ。
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6. Mikiko- 2015/02/27 20:14
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> きりしまさん
光を反射するってのは、ご自分のことですか?
お元気ですね。
> ハーレクインさん
これだけ有名な人物を並べると、画像の収集に困りません。
『東北』では、文章を書くより、ぴったりの画像を見つけるのに時間がかかったりします。
でも実際、松平容保の現代的な容貌には驚きです。
ひょっとして、あの時代にタイムスリップしたんじゃないかと思うほど。
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7. ハーレクイン- 2015/02/27 23:14
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土方歳三と沖田総司を出したんなら、やはり局長、近藤勇も見たかったなあ。写真があるはず。
新撰組ものは文章も映像もわんさとありますが……浅田次郎『壬生義士伝』『輪違屋糸里』なんてのはどうでしょう。
『輪違屋』には強烈な場面があります。
捕まえた捕虜を素っ裸にして後手縛り、逆さ吊りにして「吐け」と拷問する新撰組隊士(芹沢鴨だったか、土方だったか)。
吐かない捕虜に業を煮やした隊士、脇差で捕虜のちんちんときんたまを切り取りにかかります。が、なかなか切れない。さらに業を煮やした隊士。ちん・たまを掴んでぶら下がり、毟り取ります。悶絶する捕虜……。
テレビドラマになったときは、さすがにこの場面は省略されていました。
♪加茂の河原に千鳥が騒ぐ……
(三橋美智也『あゝ新撰組)
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8. Mikiko- 2015/02/28 08:25
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本日の投稿分に載ってます。
一度見たら、忘れない顔ですよね。
どことなく、梶井基次郎にも似てます。
新選組の拷問。
ISより酷いですね。
川崎の事件もそうですが……。
日本人は、十分に残虐な民族だと思います。
最近、日本人の優等性を自賛する傾向がありますが……。
サービス残業やセクハラが日常的に行われてる国の、どこが優等なのでしょうか。
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9. ハーレクイン- 2015/02/28 10:55
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新撰組の拷問。
お話の中の話(変な日本語)でっから。
残虐性とか優等性とか言い出したら、つまるところどの国でも民族でもさほどの変わりはないのかもしれません。もちろん未開度なんて何の関係もないでしょう。
欧米人も十分すぎるくらい残虐であることは、あらためてNazisを持ち出すまでもありません。もちろんアジアでも、残虐行為は数えきれないくらい行われました。
きりがないのでこの位にしときますかね。
♪またも血の雨 涙雨……
(『あゝ新撰組』)
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10. Mikiko- 2015/02/28 12:27
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イスラム教が、いろいろとクローズアップされておりますが……。
かつて、キリスト教十字軍が、異教徒にどれほど残虐なことをしてきたかは、あまり報道されませんね。
イスラム教徒を、殺して食べたそうですけど。
話は変わりますが……。
新潟市出身の時代小説作家、火坂雅志さんが亡くなられました。
58歳。
もったいないとしか言いようがありません。
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11. ハーレクイン- 2015/02/28 14:46
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なんて言うからいかんのだろうなあ。
わたしらが高校の頃は、十字軍のやらかしたことは授業で習いましたが、今はどうなんですかね。
火坂雅志。
知りませんでした。
1956年5月4日-2015年2月26日。享年58。
若いですね、わたしより7つ下です。
時代物作家のようですね。
『魔界京都』など京都ものがあります。
京都を「魑魅魍魎の跋扈する魔の都」とした作家・作品は多い、というよりどうしてもそうなっちゃうようですね、京都。
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12. Mikiko- 2015/02/28 18:22
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NHK大河ドラマ『天地人』の原作者です。
直江兼続ね。
“愛”の兜が印象的でした。
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13. ハーレクイン- 2015/03/01 00:49
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ドラマの原作。
『天と地と』、じゃなくて『天地人』。
「歴史を歪曲している」とクレームが付いたりしたそうですが、これはもちろん、火坂氏の責任ではありません。
なかなか印象深いドラマでしたが、放映は2009年1月から。もう六年前になるのか。
兼続の女房役をやったのが常盤貴子サン。『ビューティフルライフ』以来、わたしはこの人のファンでね。思い入れのある女優さんというのは吉永小百合サンだけだったんだけどなあ。二人目になりました。