2015.2.18(水)
千穂の瞳を確かめながら、由美は指先を始動させた。
「ひぃぃぃぃ」
千穂の瞳が、葡萄のように膨らむ。
同時に、脚先が跳ねあがった。
由美は、陰核を押さえた指を、注射痕を揉む仕草で動かした。
恥骨の乳鉢で、陰核が擦られていく。
「あぎ。
あぎぃ」
千穂の食いしばった口の傍から、泡が零れ始めた。
目尻が吊りあがり、鼻の穴が旗めいている。
このまま続ければ、あっという間にイッてしまうだろう。
由美の指先が、緩やかに停止した。
千穂の瞳を覗きこむ。
上瞼まで迫りあがっていた瞳が、碁石が滑るように下りてきた。
由美を真っ直ぐに見て、明らかに訴えている。
「どうしてほしいです?」
「……。
動かして……」
「イキたいの?」
「お願い……。
このまま、イカせて」
由美の指が、千穂の陰核を離れた。
「あぁ」
千穂が、喪失を訴える。
「こんなにイキやすいんだから……。
普段から、自分ですればいいじゃないですか」
「ずっと気を張ってやってきたから……。
そんなことする気分じゃなかったの」
「わかります」
応えたのは、美弥子だった。
確かに、千穂と美弥子は、性格が似通っているかも知れない。
生真面目で、黙々と努めるタイプだ。
しかし、決して情緒が安定しているわけではない。
外から見ると静かな鍋も、中の湯は沸き立つ寸前なのだ。
特に厄介な具が、“性癖”だ。
そう。
2人に共通するのは、変態性。
鍋をちょっと叩いただけで、たちどころに沸騰し、噴き零れる。
「ひぃぃぃぃ」
千穂の瞳が、葡萄のように膨らむ。
同時に、脚先が跳ねあがった。
由美は、陰核を押さえた指を、注射痕を揉む仕草で動かした。
恥骨の乳鉢で、陰核が擦られていく。
「あぎ。
あぎぃ」
千穂の食いしばった口の傍から、泡が零れ始めた。
目尻が吊りあがり、鼻の穴が旗めいている。
このまま続ければ、あっという間にイッてしまうだろう。
由美の指先が、緩やかに停止した。
千穂の瞳を覗きこむ。
上瞼まで迫りあがっていた瞳が、碁石が滑るように下りてきた。
由美を真っ直ぐに見て、明らかに訴えている。
「どうしてほしいです?」
「……。
動かして……」
「イキたいの?」
「お願い……。
このまま、イカせて」
由美の指が、千穂の陰核を離れた。
「あぁ」
千穂が、喪失を訴える。
「こんなにイキやすいんだから……。
普段から、自分ですればいいじゃないですか」
「ずっと気を張ってやってきたから……。
そんなことする気分じゃなかったの」
「わかります」
応えたのは、美弥子だった。
確かに、千穂と美弥子は、性格が似通っているかも知れない。
生真面目で、黙々と努めるタイプだ。
しかし、決して情緒が安定しているわけではない。
外から見ると静かな鍋も、中の湯は沸き立つ寸前なのだ。
特に厄介な具が、“性癖”だ。
そう。
2人に共通するのは、変態性。
鍋をちょっと叩いただけで、たちどころに沸騰し、噴き零れる。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2015/02/18 07:35
-
律「ああいうのこそ、食べなくちゃ。
行ってみましょう」
み「何があるのかな?」
律「タラコにイクラ……」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015021807385814f.jpg
律「ねぶた漬け、深浦産つるつるわかめ」
み「大間のわさび漬け、とろろ汁、青森とうふ村の寄せ豆腐」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201502111848100e4.jpg
↑大間のわさび漬け。
律「やっぱり、海産物が多いわね。
でも、塩辛なんか食べたら、お酒が欲しくなっちゃいそう」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015021118480828f.jpg
↑美味しそうな料理がいっぱい(こちらを御覧ください→http://4travel.jp/travelogue/10851102)。
み「何となく、しょっぱそうだね。
わたしは今、減塩中だから」
律「減量中じゃなくて?」
み「醤油も、無塩醤油を使ってる」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2015021118483458a.jpg
律「そんなお醤油があるの?
美味しい?」
み「ぜんぜん味がない」
律「意味ないじゃない」
み「黒っぽい液体がかかっただけの感じ。
でも、お醤油だと思い込むことにしてる」
律「わびしい食事」
-
––––––
2. Mikiko- 2015/02/18 07:40
-
み「なんとか、血圧を下げないとね。
ナッツも無塩のヤツに変えたし」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150211184811a22.jpg
律「おやつ自体を辞めればいいんじゃないの?」
み「ナッツは、おやつで食べるのではない。
夕食に食べるのです」
律「ヘンな食事。
塩気の効かないナッツなんて、美味しいの?」
み「これは、不思議と美味しかった。
ナッツ自体の味がしっかりしてるから。
ぜんぜん、無塩で問題なし」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150211184833f67.jpg
み「でも、ひとつ問題がある」
律「何よ?」
み「高いのよ。
塩入りより」
律「何で?
日持ちしないから?」
み「よーわからんけど、需要と供給の関係じゃないの。
ま、味は十分美味しいんだから……。
健康のためには、財布の痛みくらい我慢しなくちゃね」
律「神妙な患者ね」
み「この煮物、美味しそうじゃない?」
http://blog-imgs-79.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20150218074228606.jpg
↑左側の鮮やかな緑色の煮物です。
律「そうね。
色が綺麗。
何かしら?」
続きは、次回。
-
––––––
3. ハーレクイン- 2015/02/18 10:57
-
ですかい、千穂さん。
>「ひぃぃぃぃ」
>「あぎ。あぎぃ」
>「……動かして……」
>「このまま、イカせて」
我慢してたんだなあ、と思ったら、
>「ずっと気を張ってやってきたから……。そんなことする気分じゃなかったの」。
ですかい、千穂さん。自分が渇いていることを意識していないだけ、よけいに可哀想さがつのるなあ。
心置きなく、思い切りいかせてあげな、由美ちゃん美弥ちゃん。
-
––––––
4. ハーレクイン- 2015/02/18 10:58
-
深浦産つるつるわかめ、大間のわさび漬け、とろろ汁、青森とうふ村の寄せ豆腐。
どれも美味そうですが「ねぶた漬け」ってなんだろうね。
無塩醤油。
見たことないなあ。
「塩分フリー」のフリーは“自由”ではなく「無い」という意味ですね(んなこた知っとるわい)。
無塩ナッツ。
ま、これは仰せのとおり、噛み締めればそれなりに味が……。
ナッツ姫のナッツは、塩入りだったのかな。
>律「色が綺麗。何かしら?」
フキじゃないですかね、センセ。
「みずの水煮」って書いてあるけど……。
-
––––––
5. Mikiko- 2015/02/18 18:37
-
新潟のスーパーで探しましたが、どこにも売ってませんでした。
しかたなく、高い送料を払って、ネットで買ってます。
味が、あまりにも普通の醤油と違いますから……。
スーパーは、苦情を危惧してるのかも知れません。
ねぶた漬け。
山海の珍味を醤油で漬けこんだもので、松前漬けに似てるそうです。
美味しそうですが、血圧的には、ちょっと心配。
-
––––––
6. ハーレクイン- 2015/02/18 21:42
-
あまり売れないんじゃないかなあ、だからスーパーにも置いていない。
経験ないのでわかりませんが、いかにも不味そうだもんね。
腎臓病の患者の食事は、塩分を極端に制限されるので、言語道断に不味いそうです。わたしの姉は、小学生の時に腎臓病で入院しましたが、食事で泣いていました。
ねぶた漬け≒松前漬け。
松前漬けときますと、スルメ・昆布・数の子といった北海道名産、というか旧松前藩名産の塩漬けですね。こちらも、たぶん食したことありません。
血圧をもちだすと、漬け物全てが禁忌食品でしょう。健康にはごちうい。
-
––––––
7. Mikiko- 2015/02/19 07:43
-
基本的に、通常の醤油に混ぜて、塩分を下げるために使います。
アミノ酸が豊富なので、薄まった感じにならないそうです。
もう一つが、すでに塩味が付いてる食品にかける使い方。
わたしの祖父もそうでしたが、漬物にまで醤油をかけてました。
つまりは、見た目の満足感を得るためでしょうか。
塩焼きの魚にかけたりするのにもいいかも知れません。
もともと塩味が付いてれば、醤油が無塩でも気にならないそうです。
↓楽天市場でどうぞ。
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/13b64dd9.6eb2b4cb.13b64dda.02f20a9f/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fsogo-e-shop%2fhukuman03%2f%3fscid%3daf_link_txt&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fsogo-e-shop%2fn%2fhukuman03
-
––––––
8. ハーレクイン- 2015/02/19 08:02
-
じゃ、味そのものはいいんだ、無塩醤油。
風味を楽しむための調味料ですかね。
確かに、昔の人は何にでも掛けてましたね、醤油。わたしの父もそうでした。もう、味とかなんとかいうより、習慣といいますか条件反射といいますか……。
-
––––––
9. Mikiko- 2015/02/19 19:53
-
ぜんぜん違うということでしょう。
そういう食習慣は、なかなか改められないものです。
特に、歳を取ってから改めようとすると、苦痛や抵抗感が生じたりします。
その点、無塩醤油なら、色はまさしく醤油ですし、旨味成分もありますから……。
比較的楽に、減塩できるんじゃないでしょうか。
-
––––––
10. ハーレクイン- 2015/02/19 21:53
-
そもそも昔は食事の塩分とか、塩分過多とか、意識してなかったんじゃないかなあ。近頃になって、一般にもそういう意識、硬い言い方をすると栄養学の知識が普及してきたのでは……。
わたしの父親なんか、漬け物に味の素をドバっとふりかけ、さらに醤油をどぼどぼかけてから食べていました。漬け物は醤油の海を泳いでいましたね。