Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1657
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「ま、東京と千葉なんだから、遠距離恋愛でもなかったんだけど……。
 その彼に、急に転勤が決まったの。
 赴任先はなんと、シンガポール。
 今度は、なかなか会えなくなるでしょ。
 若い身空には、我慢できなかったんでしょうね」
「ついてっちゃったわけ?」
「そうなの。
 実家と宿に、置き手紙を残して」
「はぁ」
「で、困ったのは千穂よ。
 夏休みの忙しいときに、ひとりになっちゃったわけだから。
 急いでバイトの子を雇ったんだけど……。
 あまりの忙しさに驚いたみたいで、すぐ逃げちゃったって。
 で、前の子の仕事をこなすのは、ひとりじゃとても無理だってわかった。
 2人、必要だって。
 でも、地元の子を雇って、もしトラブったりすると、嫌な噂を立てられかねないでしょ。
 だから、東京で募集することにした。
 でもそうなると、通勤じゃ無理なのよ。
 朝食の準備とかもあるし。
 住みこみってことになる。
 でも、お客が立てこむ時期に、バイトに一部屋ずつあてがうわけにはいかない。
 当然、相部屋よ。
 応募の電話してきた相手も、それを聞くと電話切るんだって。
 今の子なんて、みんな一人一部屋で育ってるもんね。
 ということは、相部屋が苦にならない、気心の知れた同士じゃなきゃだめってこと。
 となると、ツテを頼って探すしかないじゃない。
 で、わたしに電話してきたわけよ。
 誰か、2人組のいい子たち、知らないかって」
「なるほど。
 で、どう答えたわけ?」
「もちろん、知ってるわよって。
 美人で気働きが出来て、24時間寝ずに働いて、ご飯も食べない2人組がいるって」
「バカ言わないで」
「冗談よ。
 ね?
 どう?
 半分リゾートのバイト」
「今の話聞くと、半分リゾートどころじゃないじゃない。
 みんな忙しくて辞めちゃったんでしょ?」
「だからそれは、1人だったからよ。
 前の子がいくらコマネズミみたいだからって、2人分働けたわけないわ。
 多めに見積もっても、1.5人分。
 それを、あなたたち2人でこなせばいいんだから、ぜったい余裕があるって」
「仕事って、どんなことするの?」
「そうね。
 まず朝は、魚市場へ買い出しのお供でしょ。
 宿に戻ったら、朝食の支度。
 お給仕。
 終わったら、後片付け」
由美と美弥子 1656目次由美と美弥子 1658





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/12/27 07:34
    • 律「はい」
      み「はいって、あんた。
       1,000円しかおまへんがな。
       あと100円」
      律「細かいのが無いの」
      み「じゃ、2,000円でもいい」
      律「良くないわよ。
       今、お釣りをもらったら、返します。
       じゃ、これでお願いします」
      店「へい。
       1万円、お預かりします」
      み「持ってまんなー」
      律「無い方がおかしいでしょ。
       青森まで旅行に来てるのに」
      老「ほんとにすみませんね。
       こんなにご馳走になって」
      律「とても楽しかったですし……。
       とても美味しかったです」
      老「それなら良かった」
      店「それでは、お返しの2,200円になります」
      律「はい、ありがとうございます」
      み「わたしに、1,000円」
      律「100円でしょ!
       はい」
      み「ちょっと!
       さっき渡した10円も返してよ」
      律「あれは、心づけとしていただいておくわ」
      み「心づけとらん!」
      律「ケチね」
      み「人の金を盗っといて、言う言葉か」
      律「人聞きの悪い。
       それじゃ、あんたは、この10円と生涯を共にしなさい。
       ほら」
      み「あひゃー。
       背中がヒャッコイ。
       な、何をした?」
      律「襟の後ろから、10円入れたのよ。
       10円分、芸しなさい」
      み「あんた、人のこと言えませんがな。
       そうとう酔ってますでしょ?」
      律「あれだけ飲んで酔わなかったら……。
       何のために飲んでるか、わからないわ。
       さ、帰るわよ。
       起てる?」
      み「10円が重くて起てない」
      律「早く起ちなさい。
       襟、持ってあげるから」
      み「吊るすなー」
      老「大丈夫ですかな、階段」
      律「ほら、シャンとしなさい。
       ここから階段よ」
      http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141221183010f3c.jpg
      ↑下から撮った写真はありませんでした。やっぱり、帰りには撮れないよね。
      み「エレベーターにして」
      老「残念ながらありません」
      み「なじぇにー。
       こんなグルグル回る階段、登れるわけないだろー」
      http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201412211830093fb.jpg
       続きは、次回。

    • ––––––
      2. ハーレクイン
    • 2014/12/27 09:32
    • >美人で気働きが出来て、24時間寝ずに働いて、ご飯も食べない2人組
       わはは。
       見込まれたものですなあ、由美美弥お二人さん。
       ま、忙しいのは目に見えていますが、これもいい経験。
       やんなはれやんなはれ。
       なんたって、二人一緒で泊まり込み、なんてバイトそうそうおまへんで。やんなはれ。
       ま、美弥ちゃんに務まるかどうかが、少々心配ですがの。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/12/27 09:34
    •  階段を登れんほど酔っていても、10円は忘れませんか。
       たいしたもんだよ……はやめとくか。
       しかし、青森の夜の酒宴はお開き。
       あとは寝るだけ。
       明日はどこへ行くのかなあ、お二人さん。
       青森にはまだまだ見どころええとこ、ようけおますし、楽しみですのう。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2014/12/27 12:13
    •  もちろん、わたしに経験はありませんし……。
       経験者から話を聞いたこともございません。
       完全に想像だけで書いていきますので……。
       わたしの話を参考にして、“やってみようか”などとは決して考えないように願います。
       青森。
       そんなに見るところがあるのか?
       最近の豪雪で、酸ヶ湯は有名になりましたが。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2014/12/27 14:38
    •  まだまだいっぱいあるよ。
       フライングの恐れがあるので書かんがな。
       今回、後追いコメを書いていて、気を抜けばいくらでもフライングをやらかしてしまうと、あらためて実感したよ。
       しかしよく考えれば……、
       この東北旅行が始まったのは2010年10月8日(金)。
       で、8日の夜は新日本海フェリーの船中泊、
       翌9日(土)の夜は「ホテルグランティア秋田」泊。
       で、現在(物語時間で)2010年10月10日(日)の夜です。
       ということは、一夜明ければ11日(月)、体育の日で休日ですが、旅行日程では最終日。
       そうか、もう最終日か。
       残念だが、これはもう、そんなにあちこち行ってる時間は無いなあ(現実時間ではいくらでも長くなるんだけど)。帰りはおそらく*&機だろうけど。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2014/12/27 18:57
    •  国立大学は、弘前にあるんだよね。
       県庁所在地に国立大の無い県って、ほかにもあるんでしょうか?
       あ、信州大学もそうか。
       お城も弘前だし……。
       青森は、なかなか微妙な立場にあるんでないか?
       新幹線の開通は、嬉しかったでしょうね。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2014/12/27 21:01
    •  沖縄県の国立大学は琉球大学のみですが、所在地は県都の那覇市ではなく、中頭郡西原町です。
       弘前市と青森市。
       弘前市は……、
       面積542.12緕「、人口178,249人。で、人口密度は340人/緕「
       これに対し青森市は……、
       824.62緕「、290.555人で、352人/緕「です。
       これだけでは何とも言えませんが、弘前市といいますと、仰せのとおり何と言いましても弘前城と弘前大学がイメージを作っちゃいますね。
       これに対して青森市はねえ、何といっても三内丸山遺跡ですが……。他は港ですか。
       ねぶた・ねぷたはどちらもやるしなあ。リンゴはどちらもたくさん採れるし。
       
       弘前市は、弘前城が弘前藩津軽氏4万7千石の居城だったこともあるのか、津軽地方(県西部)の中心都市。「津軽は儂らのもんや」という矜持があるのかもしれません。それと、やはり弘前大の存在が大きいよね。なんとなくですが、弘前市は青森県の文化的中心という感じがします。
       これに対して青森市はねえ、確固たる地盤がも一つ希薄なように思えますが、どうでしょう。
       弘前市は石坂洋次郎『青い山脈』の舞台です。
       またもちろん、太宰『津軽』の舞台でもあります。太宰は作中「青森に県庁を奪われてしまった弘前」「青森に遅れをとっていながら、歴史や文化の深さに妙な自信をもっている弘前」と書いているそうです。
       さらに歌手井沢八郎、タレントの伊奈かっぺい、相撲の花田兄弟(初代若乃花、貴ノ花)、柔道の前田光世(知らんかなあ、とんでもない男です)、元タイガースの葛西投手など多士済済。
       青森市は何と言いましても棟方志功(わだばゴッホになる)。
       劇作家の寺山修二、歌手淡谷のり子、シンガーソングライターにして俳優の泉谷しげる(このお方の演技は強烈です)、59代横綱隆の里、とこちらも負けていませんね。
       これは以前に書いたような気がしますが、原田康子にタイムスリップものの佳作『満月』があります。札幌が主な舞台なのですが、弘前が少し出てきます。ヒーローとヒロインがいろいろあって、結局お別れ記念の旅をする。その舞台の一つが弘前なんですね。弘前城も登場します。
       『満月』。映画にもなりましたが、例によって駄作。見ない方がいいです。
       で結局、弘前市は歴史の街、青森市は若い街と言えるのではないでしょうか。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2014/12/28 08:10
    •  東京から新青森まで、新幹線で3時間。
       弘前は、さらに鈍行に乗り換えて30分かかります。
       でも、住みたいのはやっぱり、弘前でしょうね。
       弘前城が魅力です。
       雪も、弘前の方が降らないみたいです。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2014/12/28 08:33
    •  鈍行で30分ですか。
       意外と近いんですね。
       こちらだと高槻駅から東海道線で西へ、大阪駅を過ぎてひとつ目、塚本駅くらいですね。塚本駅は大阪市のはずれ。すぐ川向うはもう兵庫県尼崎市です。
       弘前城。
       桜が有名だそうです。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2014/12/28 12:13
    •  わたしの通勤時の乗車時間は、約9分。
       30分は、ものすごく長い時間に思えます。
       新潟からだと、矢代田くらいか。
       とても、通う気にはなれません。

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2014/12/28 14:42
    •  最長乗車時間は1時間18分。新快速で高槻から姫路まで。
       以前は1時間15分だったんだけどね。
       ま、ながければ長いなりに時間は潰せるものです。
       途中、眺めのいいのが須磨-明石間。海岸段丘の下から4段目を走りますので、瀬戸内海や淡路島が一望のもとです。
       30分で矢代田駅。
       信越本線で新潟駅から7駅目ですか。
       こちらで7駅といいますと、高槻から新大阪になります。
       各停で19分、新快速だと10分ですね。
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