2014.12.17(水)
「あきゃ」
射出は、まだ続いた。
さすがに威力は、大きく減衰していた。
しかし、陰茎を押し下げる手から力が抜けたため、亀頭は中天を指していた。
噴き上げた精液は、スライムのように形を変えながら、ゆるやかな放物線を描いた。
落ちた先は、少女の尾てい骨の下、尻のあわいだった。
粘性の薄れた精液は、たちまち流れ、少女の肛門を覆った。
「あが。
あがが」
少女の尻を凝視していた視線が突如はずれ、一瞬にして、枝間の彼方に広がる空を見ていた。
黒目が、上目蓋まで迫りあがったのだ。
顎は、喉を隠すほどに垂れ下がっているはずだ。
浅ましいイキ顔を、晒しているのだ。
しかし……。
その顔を見るものは、誰もいない。
良かった。
由美は、心のなかで微笑んだ。
しかし、頬が動いたのを感じた。
どうやら、由美の身体を乗っ取った者は、悦楽の波に攫われて行ったようだ。
尻が芝生に落ち、全身が搖動した。
ゼリーのような震えが、総身に伝わる。
感覚は、完全に自分の身体に戻っていた。
由美は陰茎を握りしめたまま、あぐらをかいていた。
周りをノロノロと見回す。
3人の全裸の少女が転がっている。
この場面を見たものは……。
残虐極まりないレイプ殺人と思うのではないか。
彼女たちが、早く目覚めてくれることを祈った。
いや、その前に、自分はこの場を離れなければ。
誰かに見られたら、それこそ変質者の殺人鬼にされかねない。
由美は、投げ捨てたサブリナパンツの元に駆け寄った。
芝生に蟠る白いパンツは、大蛇の抜け殻めいて見えた。
由美の身体を乗っ取り、そして抜けていった者……。
あれはいったい誰なのだろう。
由美は、犬にも似た身震いをした。
いつか、叔母に相談してみなければ。
そう思った。
射出は、まだ続いた。
さすがに威力は、大きく減衰していた。
しかし、陰茎を押し下げる手から力が抜けたため、亀頭は中天を指していた。
噴き上げた精液は、スライムのように形を変えながら、ゆるやかな放物線を描いた。
落ちた先は、少女の尾てい骨の下、尻のあわいだった。
粘性の薄れた精液は、たちまち流れ、少女の肛門を覆った。
「あが。
あがが」
少女の尻を凝視していた視線が突如はずれ、一瞬にして、枝間の彼方に広がる空を見ていた。
黒目が、上目蓋まで迫りあがったのだ。
顎は、喉を隠すほどに垂れ下がっているはずだ。
浅ましいイキ顔を、晒しているのだ。
しかし……。
その顔を見るものは、誰もいない。
良かった。
由美は、心のなかで微笑んだ。
しかし、頬が動いたのを感じた。
どうやら、由美の身体を乗っ取った者は、悦楽の波に攫われて行ったようだ。
尻が芝生に落ち、全身が搖動した。
ゼリーのような震えが、総身に伝わる。
感覚は、完全に自分の身体に戻っていた。
由美は陰茎を握りしめたまま、あぐらをかいていた。
周りをノロノロと見回す。
3人の全裸の少女が転がっている。
この場面を見たものは……。
残虐極まりないレイプ殺人と思うのではないか。
彼女たちが、早く目覚めてくれることを祈った。
いや、その前に、自分はこの場を離れなければ。
誰かに見られたら、それこそ変質者の殺人鬼にされかねない。
由美は、投げ捨てたサブリナパンツの元に駆け寄った。
芝生に蟠る白いパンツは、大蛇の抜け殻めいて見えた。
由美の身体を乗っ取り、そして抜けていった者……。
あれはいったい誰なのだろう。
由美は、犬にも似た身震いをした。
いつか、叔母に相談してみなければ。
そう思った。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/12/17 07:34
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み「その百均の真ん前に花壇があるのよ。
邪魔くさいったらないんだから」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141213092449b87.jpg
↑『駐輪エリア』となってるのに、置けないではないか!
律「それで、何の話なのよ。
終わり?」
み「何か言いかけてたのだが……」
老「『ドカベン』ですよ」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141211073545a28.jpg
み「『ドカベン』がどうした?」
律「あんたが話を振ったんでしょ」
老「確か、おにぎりの話からだったと思います」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201412071020523db.jpg
律「思い出した。
おにぎりが腐ってて、酸っぱかったって話よ」
み「違うわ!
固まったご飯を箸で食べることについて、甘酸っぱい想い出があると言ったのじゃ」
律「どんな想い出よ?」
み「中学生のころって、やたらお腹が空いたでしょ」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141213092511345.jpg
律「そうだったかしら?」
み「体裁を繕うでないわ。
お昼休みなんて、12時をだいぶ過ぎてからだったから……。
もう、ペコペコ」
老「早弁してるやつもいましたな」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014121309244534b.jpg
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2. Mikiko- 2014/12/17 07:35
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み「ほんと、男は羨ましかったよ。
早弁しようが、“ドカベン”持って行こうが、恥ずかしく無いんだから」
老「女性は、恥ずかしいんですか?」
み「当たり前じゃ。
早弁なんかしたら、なに言われるか、わからん」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201412130924468bd.jpg
み「ま、それはどうにか我慢するとしても……。
問題は、弁当箱です。
お腹が空くんだから、容量のある弁当箱を使いたい」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141213092448859.jpg
律「使えばいいじゃない」
み「おみゃーみたいに、人の目を気にしない女にはわからんの!
女子には、体裁というのがあるのじゃ。
みーんな、リカちゃんが食べるみたいな、小さい弁当箱を持ってきてる」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201412130924433d5.jpg
↑こんにゃです。
律「あんたもそうだったの?」
み「体裁が悪くない程度で、出来るだけ一杯入りそうなのを使ってた。
でも、普通にご飯を入れてったら、ぜったいに足りない」
律「2つ持っていけばいいじゃない。
ひとつは、早弁用」
み「女子中学生が、2つも弁当、食えるか!」
律「食べれるんじゃない?」
み「体裁的に食べれんだろ!」
http://blog-imgs-60.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201412130925137e2.jpg
↑ありえねー弁当写真を発見。ホラー弁当だそうです→http://youpouch.com/2012/07/31/75389/。
続きは、次回。
P.S. 本日は所用で、帰りが遅くなります。天候によっては、帰れないかも知れません。
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3. ハーレクイン- 2014/12/17 08:42
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いった由美ちゃん、意識は失わなかったか。
とりあえずよかった。
んで、てっきり前回でこの場面は終了、場面転換と思っていましたが、珍しく後始末場面ですね。
>あれはいったい誰なのだろう
由美ちゃんは、美弥ちゃんから女教師の話は聞いていないのかなあ。
自分に憑依するものの正体を知らないのか、由美ちゃん。しかし、律子叔母さんに相談してもなあ……。
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4. ハーレクイン- 2014/12/17 08:46
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大変ですのう、おなごは、「み」さん。
しかし体裁をつくろうということは、本音では生きていないということだよね。疲れるだろうなあ。
おー、久方ぶりのキャラ弁。
今回はホラー弁当ですか。
「ゾンビ弁当」「フランケンシュタイン弁当」「ゆうれい弁当」が紹介されています。
登場の画像は「ゆうれい弁当」。髪の毛はひじき、右上の頭の割れた部分は油揚げの煮物、目とは歯はウズラの卵、黒目と鼻の穴は海苔、目の周りの隈は粉末青汁だそうです。
>天候によっては、帰れないかも
♪あ~あああ~ 夜になっても帰れぇなぁい~
ご苦労様です、Miさん。どうかお気をつけて。
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5. Mikiko- 2014/12/17 23:18
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なんとか、生きて帰れました。
夜の雪道、怖かったです。
凍って、テロテロ。
ブレーキを踏むと、ガリガリ音がしました。
ブレーキパッドが凍りついてたのでしょう。
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6. ハーレクイン- 2014/12/17 23:51
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ようこそ御無事でお戻り。
お疲れ様でした。
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7. Mikiko- 2014/12/18 07:20
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雪は、まったく積もってませんでした。
でも、路面は凍ってツルツルのようです。
今日は、電車で行きます。