2014.12.3(水)
「あ」
由美の視線が巡り、声の上がった方を向いた。
2人の少女が立っていた。
さっき、由美が倒した2人だった。
並んだ2人は、真っ直ぐこちらを見ている。
呆然と立ち尽くしてるようだ。
「やっと、お目覚めかい?
ほら、そんなところに突っ立ってないで……。
こっちに来るんだよ。
友だちがヤラれてるとこを、じっくり見るんだ」
2人の少女は呆然とした表情のまま、操り糸に引かれるように近づいてきた。
2人からは、犯されている少女を助けようという意思が感じられなかった。
むろん、少女が抗ったりしてれば別なのだろうが……。
四つん這いの少女は、明らかに服従の姿勢を取っている。
リーダーが服従しているのであれば、2人もそれに従うということなのだろう。
「ほら、真横から見るんだ」
2人は、言われるがままに立ち位置を移した。
由美の顔に息がかかりそうなほどの近さだった。
膝をついた由美の頭上から、大柄な少女が顔を近づける。
被さられそうに思え、由美は心で冷や汗を流した。
しかし、どうやら少女に害意は無いようだ。
あるのは、純粋な好奇心だけなのかも知れない。
「ほほほ。
どうやら、あんた方も処女のようだね。
どうだい。
この友だちは、一足先にヤラれちまったよ。
ほら、顔をあげな」
パーン。
由美の右手が、這いつくばる少女の尻を張り飛ばした。
少女は頭を垂れたまま、頚を横振った。
今まで従えていた2人に、痴態を晒しているのが辛いのだろう。
由美の視線が巡り、声の上がった方を向いた。
2人の少女が立っていた。
さっき、由美が倒した2人だった。
並んだ2人は、真っ直ぐこちらを見ている。
呆然と立ち尽くしてるようだ。
「やっと、お目覚めかい?
ほら、そんなところに突っ立ってないで……。
こっちに来るんだよ。
友だちがヤラれてるとこを、じっくり見るんだ」
2人の少女は呆然とした表情のまま、操り糸に引かれるように近づいてきた。
2人からは、犯されている少女を助けようという意思が感じられなかった。
むろん、少女が抗ったりしてれば別なのだろうが……。
四つん這いの少女は、明らかに服従の姿勢を取っている。
リーダーが服従しているのであれば、2人もそれに従うということなのだろう。
「ほら、真横から見るんだ」
2人は、言われるがままに立ち位置を移した。
由美の顔に息がかかりそうなほどの近さだった。
膝をついた由美の頭上から、大柄な少女が顔を近づける。
被さられそうに思え、由美は心で冷や汗を流した。
しかし、どうやら少女に害意は無いようだ。
あるのは、純粋な好奇心だけなのかも知れない。
「ほほほ。
どうやら、あんた方も処女のようだね。
どうだい。
この友だちは、一足先にヤラれちまったよ。
ほら、顔をあげな」
パーン。
由美の右手が、這いつくばる少女の尻を張り飛ばした。
少女は頭を垂れたまま、頚を横振った。
今まで従えていた2人に、痴態を晒しているのが辛いのだろう。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/12/03 07:26
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み「コントの一場面ね。
森の中みたいなセットの中に、財津一郎がサファリルックで出てくる」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201411290743205fb.jpg
↑コントの定番です。
み「で、舞台中央に立つなり、開口一番、こう言い放ったそうです。
『昼間に来ても、バンガロー』」
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100618203439409.jpg
み「これを聞いた陣内孝則は、一生、この人についていきたいと思ったとか」
律「それって、面白いの?」
み「面白いでしょうが。
突き抜けた感がありますよ」
店「『じょっぱり』の燗が上がりました」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014112907432234f.jpg
↑『六兵衛』さんの画像ではありません。
み「おー、来た来た。
『喜久泉』は、先生に任す」
律「新しい物が欲しくなるわけね
子供みたい」
み「新しもの好きは、新潟市民の特性でもあります」
律「あら、新潟というと、保守的なイメージがあるけど」
み「新潟でも、港町に限るけどね。
港ってのは、新しいものが入ってくる入口なわけよ」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201411290743418f5.jpg
↑吉田初三郎による新潟市鳥瞰図(昭和12年)。
老「なるほど」
み「で、新しいものに飛びついて、古いものは捨てちゃう。
そういう気質が育ったのです」
律「ほんとかしら。
あんただけだと思うけど」
み「一番、象徴的だったのは、掘割ね。
新潟市内には、昔、縦横に掘割が走ってたの」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141129074325304.jpg
↑水色が掘割。
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2. Mikiko- 2014/12/03 07:27
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原図はこちら→http://www.horiwari.com/material/horiwarimap_1.pdf。
律「掘割って言うと、城下町のイメージだけど」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141129074326a5a.jpg
↑弘前城。桜の花びらが、堀を埋め尽くすそうです。
み「あの堀は、お城を守る堀でしょ。
新潟の堀は、物資の運搬路だったわけ。
北前船から降ろされた荷が、小舟に積まれて堀を遡って、地方に運ばれたり……。
逆に、近在で採れた野菜なんかが、小舟に積まれて堀を下り、新潟市内の市場に出された」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201411290743390f9.jpg
↑明治11(1878)年の新潟市街(女性紀行作家イザベラ・バードの直筆スケッチ)。
み「わたしの住んでるのは、昔、亀田郷と言われた地域で、海からは何キロも離れてるけど……。
家の裏に繋いだ舟に乗れば、掘割から信濃川を通って、海にまで出られた。
舟でどこまでも行けたのよ」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20141129074342880.jpg
↑亀田郷内には100本を越える舟堀が縦横に走り、集落をつないでいました。
老「今のマイカーみたいなものですな」
み「それそれ。
1家に1艘」
http://blog-imgs-61.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014112907432389b.jpg
↑鳥屋野潟の底から土を掻き揚げ、舟に積んでます。この土を、自分の田まで運んで入れるのです。田を、少しでも高くするためです。よその土を招き入れることから、“客土”と呼ばれました。作業を急ぐあまり、土を積み過ぎて、舟とともに潟底に沈んでしまう農民もいたとか。
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2015/02/03 20:51
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〔由美美弥〕1640回
>痴態を晒しているのがつらい
まだその程度の理性はあるんだ、少女よ。
それにしてもどうするんだ、女教師/由美ちゃん。
あと二人もやっちまうのか。
それじゃ「おかわりくん」だよ。
〔東北〕1018回
吉田初三郎『新潟市鳥瞰図』。
当然、柳都大橋は描かれていない、と。
桜の花びらが堀を埋め尽くす弘前城。
掃除が大変だろうなあ。
物資の搬路としての新潟の掘割。
大阪もそうだったよ。