2014.9.26(金)
しかし、父はすでに痛みを感じてないことがわかった。
大きく見開いた目蓋のあわいに、瞳が無かった。
真っ直ぐに背筋を伸ばした父は、武士が切腹した姿に見えた。
でも、拳に握るのは刀ではなく、自らの陰茎だった。
それはまだ硬度を保っていて、下腹部に突き刺さった杭みたいだった。
父は、憤怒の表情のまま、ゆっくりと後ろに傾いていった。
背中で転がる。
反動で跳ねあがった両脚が宙に伸びた。
両脚の踵が床を打つ音に続き、後頭部が床を叩いた。
それきり、父は静まった。
しかし、下腹部で握りしめた陰茎だけは、まだ天井を指してた。
四つん這いのまま、母は父の体側に回りこんだ。
獲物を見つけた蜘蛛のようだった。
「また、勝手にひとりでイッて……。
わたしがまだじゃないのよ」
鍵穴の向こうに、母の尻が大写しになった。
母は、顔を父の上に落としているようだ。
上体は、大きな尻に遮られて見えない。
でも……。
何をしてるのか、はっきりとわかった。
硬度の残る父の陰茎を咥え……。
精液を舐めとっているのだ。
母の太腿の間から、指先が覗いた。
肉柱の狭間を、指が這い登る。
指は、2本の柱がひとつになる箇所に貼りついた。
陰毛を挟んだまま、指は前後動を始めた。
「うぐ」
くぐもった母の声が聞こえた。
陰茎を咥えたままなのだろう。
母の指先が、スピードを増した。
自らの肉を苛むように見えた。
「はんが」
母の尻が跳ね始めた。
腰が、バランスを失って揺らいだ。
母の動きが止まった。
床に着く膝の間隔が、広がった。
その僅かな静止の瞬間、わたしは母の股間正面に不思議な物体を認めた。
指先の間に、球体が覗いてるのだ。
ピンク色に輝くそれは、オモチャのスーパーボールに似ていた。
母の指先が二股に別れ、球体を挟んだ。
ひしゃげた球体は、いかにも気持ちよさそうだった。
指は、球体を擦りながら前後に動き始めた。
球体は弦楽器みたいに震えながら、歓喜の曲を奏で始めた。
大きく見開いた目蓋のあわいに、瞳が無かった。
真っ直ぐに背筋を伸ばした父は、武士が切腹した姿に見えた。
でも、拳に握るのは刀ではなく、自らの陰茎だった。
それはまだ硬度を保っていて、下腹部に突き刺さった杭みたいだった。
父は、憤怒の表情のまま、ゆっくりと後ろに傾いていった。
背中で転がる。
反動で跳ねあがった両脚が宙に伸びた。
両脚の踵が床を打つ音に続き、後頭部が床を叩いた。
それきり、父は静まった。
しかし、下腹部で握りしめた陰茎だけは、まだ天井を指してた。
四つん這いのまま、母は父の体側に回りこんだ。
獲物を見つけた蜘蛛のようだった。
「また、勝手にひとりでイッて……。
わたしがまだじゃないのよ」
鍵穴の向こうに、母の尻が大写しになった。
母は、顔を父の上に落としているようだ。
上体は、大きな尻に遮られて見えない。
でも……。
何をしてるのか、はっきりとわかった。
硬度の残る父の陰茎を咥え……。
精液を舐めとっているのだ。
母の太腿の間から、指先が覗いた。
肉柱の狭間を、指が這い登る。
指は、2本の柱がひとつになる箇所に貼りついた。
陰毛を挟んだまま、指は前後動を始めた。
「うぐ」
くぐもった母の声が聞こえた。
陰茎を咥えたままなのだろう。
母の指先が、スピードを増した。
自らの肉を苛むように見えた。
「はんが」
母の尻が跳ね始めた。
腰が、バランスを失って揺らいだ。
母の動きが止まった。
床に着く膝の間隔が、広がった。
その僅かな静止の瞬間、わたしは母の股間正面に不思議な物体を認めた。
指先の間に、球体が覗いてるのだ。
ピンク色に輝くそれは、オモチャのスーパーボールに似ていた。
母の指先が二股に別れ、球体を挟んだ。
ひしゃげた球体は、いかにも気持ちよさそうだった。
指は、球体を擦りながら前後に動き始めた。
球体は弦楽器みたいに震えながら、歓喜の曲を奏で始めた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/09/26 07:24
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爺「その父親は、地元では有名な元アイスホッケー選手だったんです」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140920190942bfb.jpg
み「アイスホッケーと何の関わりがあるんだ?」
爺「まだわかりませんか?
その仮面とは……。
アイスホッケーのフェイスマスクだったんです。
ほら、これですよ」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140920190941956.jpg
み「あぎゃー」
爺「ふぉっふぉっふぉっ。
犯人は、ダム湖に沈んだりしてはおらんわ。
こうして、ここに生きておる!
再び、息子に生贄を捧げるためにな!」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140920190946039.jpg
み「ぎょえー」
爺「ちょっと、大げさだな」
律「泡、吹いちゃった」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130727193159455.jpg
爺「もしもし。
大丈夫ですか?
冗談ですよ」
律「ほら、しっかりしなさい!」
み「あわ、あわ、あわ」
律「情けない女。
まさか、漏らしたんじゃないでしょうね」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140920190943b44.jpg
↑わたしのことではありません。大人になってから、おしっこを漏らしたことは無いです。うんこならありますが。
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2. Mikiko- 2014/09/26 07:25
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み「くそー。
た、たばかりおって……。
でも、先生はどうして怖がらなかったわけ?」
爺「この方がマスクを出したとき、目が合っちゃったもの。
で、人差し指を唇に当てて、しーって顔なされたから」
み「2人して騙したわけね」
爺「あそこまで驚くとは、こっちが驚きました」
み「おのれ。
この恨み、はらさでおくべきか」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140920190945c8d.jpg
爺「途中で気づきそうなものですけどね。
完全に『十三日の金曜日』のパクリじゃないですか。
これ、そのまま書いたら剽窃ですよ」
み「作家失格!」
爺「書きませんって。
あのキャンプ場の杭を見て、たまたま思いついたんです。
さんざん、白タクだとか言われましたからな。
ちょっと仕返しです」
み「案外、根に持つタイプだったわけね」
爺「さ、そろそろ行きましょうか。
ほんとに暗くなってしまいます」
『不動公園』での一連の描写は、↓のページを参考にさせていただきました(画像もほとんどこちらから拝借してます)。
http://plaza.rakuten.co.jp/cookiefreak/diary/200710260000/
http://plaza.rakuten.co.jp/cookiefreak/diary/200710280000/
http://plaza.rakuten.co.jp/cookiefreak/diary/200710300000/
↑の記事は、2007年に書かれたものです。
↓現在、『不動公園』は、トイレも綺麗になり、再整備されてるようです。
http://bunbun.hatenablog.com/entry/2013/05/17/184911
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2014/12/24 09:28
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〔由美美弥〕1591回
>また、勝手にひとりでイッて……。
万里亜母の怒りの呟き。
>陰茎を咥え……。精液を舐めとっているのだ
わたしはこれを「お掃除フェラ」と名付けました。誰か他の人も言っていたような気がしますが。
お、万里亜母もでかクリか。こういうのも遺伝するのかね。
〔東北〕969回
>爺「その父親は、地元では有名な元アイスホッケー選手だったんです」
はい、与太話に決定。
もろ、ジェイソンじゃねえか。
若い方は知らんかなあ。『13日の金曜日』というスプラッター映画がかつて大はやりしたのだよ(第1作は1980年公開)。しかし、このタイトルも“まんま”だよなあ。
>この恨み、はらさでおくべきか
たとえこの身は果つるとも
生まれ変わり死に変わり
魂魄この世にとどまりて
恨み晴らさでお・く・べ・き・かぁ~
(四代目鶴屋南北『東海道四谷怪談』の「岩」の台詞)