2014.9.22(月)
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「どうだった?」
「長すぎ。
いい加減、動いてちょうだい」
「しかし……。
女房に突っこみながら、こんなお話を語れる男は滅多にいないぞ。
ひょっとして、おれは天才か?」
「ただの変態よ。
早く動いて」
「よし、いくぞ。
もう、我慢しないからな」
「でも、中はダメよ」
「いいだろ。
万里亜に、弟か妹をプレゼントしよう」
「イヤよ。
わたし、悪阻がヒドいんだから。
ほんと、万里亜のときは死ぬかと思った。
あんな思いは、もうたくさん」
「そんなら、弟か妹は、外で作るか」
「そんなこと出来ないように、毎日絞ってやるわ」
「望むところだ。
いくぞ」
「来て」
父は腰を少し落とした。
足裏をにじらせ、位置を整える。
一瞬の静止の後……。
父の腰が始動した。
前後動だった。
筋肉質の尻たぶが、明滅しながら窪む。
パジャマの裾が、風の中の旗みたいに翻った。
「どうだ。
どうだ」
「わひぃぃぃぃ。
いぃっ。
いぃっ」
「まだまだ」
パンパンパンパンパンパン。
高らかな肉音が鳴り響き始めた。
父の腰が、母の尻を鳴らす音だった。
母の尻に生まれた肉のさざ波は、太腿を震わせながら、僅かに折れ曲がった膝まで届いてた。
「うぉぉぉぉぉぉぉ」
「あかかかかかかか」
父の咆哮に答える母の言葉は、すでに人語ではなかった。
喉首を垂直に立ちあげ、天井を見あげてる。
弾ける肉音に呼応して、頬肉まで震えてた。
「で、出る。
出る出る出る出る出る」
痴呆めいた表情で天井を見あげてた母は、今際の際に意識が戻ったように、視線を壁に戻した。
同時に、尻を大きく煽った。
父の陰茎が、湿った音を立てて抜けた。
母は、その場に沈みこみながら、全身を捻った。
尻が床に着くときには、身体は180度回転し、父の方を向いてた。
着地の衝撃で後ろに倒れた首が、起ちあがった刹那……。
その眼前に、父が陰茎を突きつけた。
「どうだった?」
「長すぎ。
いい加減、動いてちょうだい」
「しかし……。
女房に突っこみながら、こんなお話を語れる男は滅多にいないぞ。
ひょっとして、おれは天才か?」
「ただの変態よ。
早く動いて」
「よし、いくぞ。
もう、我慢しないからな」
「でも、中はダメよ」
「いいだろ。
万里亜に、弟か妹をプレゼントしよう」
「イヤよ。
わたし、悪阻がヒドいんだから。
ほんと、万里亜のときは死ぬかと思った。
あんな思いは、もうたくさん」
「そんなら、弟か妹は、外で作るか」
「そんなこと出来ないように、毎日絞ってやるわ」
「望むところだ。
いくぞ」
「来て」
父は腰を少し落とした。
足裏をにじらせ、位置を整える。
一瞬の静止の後……。
父の腰が始動した。
前後動だった。
筋肉質の尻たぶが、明滅しながら窪む。
パジャマの裾が、風の中の旗みたいに翻った。
「どうだ。
どうだ」
「わひぃぃぃぃ。
いぃっ。
いぃっ」
「まだまだ」
パンパンパンパンパンパン。
高らかな肉音が鳴り響き始めた。
父の腰が、母の尻を鳴らす音だった。
母の尻に生まれた肉のさざ波は、太腿を震わせながら、僅かに折れ曲がった膝まで届いてた。
「うぉぉぉぉぉぉぉ」
「あかかかかかかか」
父の咆哮に答える母の言葉は、すでに人語ではなかった。
喉首を垂直に立ちあげ、天井を見あげてる。
弾ける肉音に呼応して、頬肉まで震えてた。
「で、出る。
出る出る出る出る出る」
痴呆めいた表情で天井を見あげてた母は、今際の際に意識が戻ったように、視線を壁に戻した。
同時に、尻を大きく煽った。
父の陰茎が、湿った音を立てて抜けた。
母は、その場に沈みこみながら、全身を捻った。
尻が床に着くときには、身体は180度回転し、父の方を向いてた。
着地の衝撃で後ろに倒れた首が、起ちあがった刹那……。
その眼前に、父が陰茎を突きつけた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/09/22 07:25
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律「なんか、さっき聞いた論拠と似てるけど」
み「そんなこと言いました?」
律「何の話だったかしら。
そうそう。
住宅の話よ。
これからの住宅は、夏の暑さ対策の方が重要だって」
み「おー、そうじゃそうじゃ。
『旧齋藤家別邸(http://saitouke.jp/)』の話だったな」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130908104706211.jpg
↑北向きの座敷。当然のことながら、窓際にも陽が差し込みません。夏快適!
律「サルと論拠が同じってことじゃないの」
み「やかましい。
あ、案内板がある」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140917074959b99.jpg
律「字が消えかけてるわ」
み「『野外トレーニング』なんとかってことは……。
ここが、フィールドアスレチック場ってこと?」
爺「そうでしょうね」
律「なんか……。
すさんでるわね」
み「滅びてると言ったほうがいいかも。
どう考えても、営業してる感が無いぞ」
律「そうよね」
み「とにかく、人っ子一人いないのが不気味すぎ」
律「まだ、先行くの?」
み「この先に何かありそうな気配はないな」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140917074957833.jpg
律「トイレは、もっと手前じゃないの?」
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2. Mikiko- 2014/09/22 07:26
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律「あ、これ見て。
さっきは、ただの朽木だと思ってたけど」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140917074956e3d.jpg
み「ここが、キャンプ場だな」
http://blog-imgs-66.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140917074955083.jpg
律「ずいぶん狭いわね。
テントが、4つくらいしか張れないんじゃない?」
み「しかし……。
営業してないのは明らかではないか」
律「そうよね」
み「でも、トイレだけならやってないか?」
律「そんなわけないでしょ」
み「あ、あった」
律「見事に、板で塞がれてるわね」
み「『松神駅』を思い出すな」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303090945160cb.jpg
み「青森のトイレって、みんな床が抜けるのか?」
爺「あぁ、思い出しました。
ここだったのか……」
み「何が?」
爺「湖畔のキャンプ場で起きた、ある事件のことです。
当時は、ワイドショーなんかで、連日のように報道されてましたよ」
み「どんな事件?」
爺「事件の元となったのは、その数年前の事故です。
ここで、地元の子供会がキャンプをしてたんです。
引率してたのは、青年団の若者たちでした」
続きは、次回。
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3. 八十郎- 2014/09/22 20:47
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里帰りしてみますと、なんと!
お父さん頑張ってますね。(笑)
土壇場のスピード感が素晴らしいです。
まさに、阿吽(あうん)の呼吸。
盃からお酒の溢るる如く、
“お~っとっと。”
口からお出迎えになるんでしょうか。
まあ、なるんでしょう。
これは、どぶろくですな。
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4. Mikiko- 2014/09/23 07:34
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男性のイクところを書く機会が多くなった気がします。
男性の場合、イッたことが傍から見てわかるので……。
書きやすいのかも知れませんね。
少々、反省。
↓新潟県加茂市のお酒『越の鶴 ほだれ酒』。
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110102202405e34.jpg
中身は、純米清酒。
残念ながら、にごり酒ではありません。
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5. ハーレクイン- 2014/12/22 11:02
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〔由美美弥〕1589回
悪阻(つわり)。
その仕組みも、意味も、まだ分からない部分が多いそうです。
2度目以降の妊娠では軽いと聞きますが、どうなんでしょう。
>母の言葉は、すでに人語ではなかった。
喉首を垂直に立ちあげ、天井を見あげてる
まるでオオカミの遠吠えだね。
〔東北〕967回
すさんでいるフィールドアスレチック場。
とてもトイレがあるとは思えん。
ま、どうせ誰もいないんだから、そこらでやればよろしかろう。なあ「み」さん、「律」せんせ。
で「湖畔のキャンプ場で起きた、ある事件」ねえ。
ま、こういう場合、たいがい殺人事件なんだが。
「ほだれ」とは「穂垂れ」、つまり稲穂が実り頭が垂れ下がる状態のこと、だそうです(出典:Wiki)。