2014.8.29(金)
「よいしょ」
万里亜の気合と共に、股間を圧していた女店員の頭が退いた。
股間に空隙が生まれた。
しかしそれは、美弥子への責めを緩めるための隙間では無かった。
わずかな狭間を、布地が滑りあがった。
万里亜が、美弥子のワンピースを手繰りあげたのだ。
布地が尻肉を越えるのが判った。
刹那、ショーツに包まれた尻に、冷たいタンクを感じた。
万里亜が再び腰を送り、背後に生じていた束の間のスペースを埋めたのだ。
股間は再び、女店員の頭頂に蹂躙された。
下腹部を覆っていたワンピースの布地は、すでに失われていた。
ショーツに、直接頭が接している。
わずか布1枚の違いとは思えないほど、感覚は生々しく変じていた。
「ひぃ」
思わず上体がくねり、女店員の背中にしがみつく。
脇が甘くなったところを、万里亜は見逃さなかった。
ワンピースが、一気に抜きあげられた。
遡る布地に煽られ、両腕が頭上に踊る。
頭髪を逆立てながら、ワンピースは美弥子の頭を抜けた。
「あぁ、いい匂い。
ほんのりと、汗の香りがする。
最高。
これを着て帰りたいくらい。
でも、あなたが着るのが無くなっちゃうわね。
わたしのじゃ入らないだろうから」
「返して……」
この格好のまま帰されるような気がして、美弥子は顔をあげた。
万里亜が、美弥子のワンピースに鼻を翳している。
「大丈夫。
お化粧は着けてないから」
万里亜は腕を伸ばし、ワンピースをドアのフックに掛けた。
襟を引っ掛けられて吊るされた布地は、まるで縊死を遂げた美弥子の抜け殻のようだった。
万里亜の気合と共に、股間を圧していた女店員の頭が退いた。
股間に空隙が生まれた。
しかしそれは、美弥子への責めを緩めるための隙間では無かった。
わずかな狭間を、布地が滑りあがった。
万里亜が、美弥子のワンピースを手繰りあげたのだ。
布地が尻肉を越えるのが判った。
刹那、ショーツに包まれた尻に、冷たいタンクを感じた。
万里亜が再び腰を送り、背後に生じていた束の間のスペースを埋めたのだ。
股間は再び、女店員の頭頂に蹂躙された。
下腹部を覆っていたワンピースの布地は、すでに失われていた。
ショーツに、直接頭が接している。
わずか布1枚の違いとは思えないほど、感覚は生々しく変じていた。
「ひぃ」
思わず上体がくねり、女店員の背中にしがみつく。
脇が甘くなったところを、万里亜は見逃さなかった。
ワンピースが、一気に抜きあげられた。
遡る布地に煽られ、両腕が頭上に踊る。
頭髪を逆立てながら、ワンピースは美弥子の頭を抜けた。
「あぁ、いい匂い。
ほんのりと、汗の香りがする。
最高。
これを着て帰りたいくらい。
でも、あなたが着るのが無くなっちゃうわね。
わたしのじゃ入らないだろうから」
「返して……」
この格好のまま帰されるような気がして、美弥子は顔をあげた。
万里亜が、美弥子のワンピースに鼻を翳している。
「大丈夫。
お化粧は着けてないから」
万里亜は腕を伸ばし、ワンピースをドアのフックに掛けた。
襟を引っ掛けられて吊るされた布地は、まるで縊死を遂げた美弥子の抜け殻のようだった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/08/29 07:08
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爺「あ、それなら、そこが風呂の跡ですね」
み「これか?」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140824095535940.jpg
爺「それは竈です。
そんなところに、どうやって入るんですか」
み「目玉おやじなら入れるぞ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201408240955581eb.jpg
↑欲しい人は、こちら→http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/1301d9a6.9daac4b6.1301d9a7.f76e851a/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fkeitaistrap%2f355-078811%2f%3fscid%3daf_link_txt&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fkeitaistrap%2fn%2f355-078811
爺「こっちですよ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140824095557a9b.jpg
み「案外小ぢんまりしてるんだね。
ところで先生、今、何時?
律「3時半前だけど?」
み「げ。
マズい。
急がねば」
律「何時の汽車に乗るの?」
み「15:39」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140803115613dd8.jpg
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2. Mikiko- 2014/08/29 07:12
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律「ちょっと、ギリギリなんじゃない?」
み「表にタクシーなんか、待ってないよな」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014082409555511c.jpg
↑福岡に実在する個人タクシーだそうです。目撃した人は幸せになれるとか。
律「トイレに行ったりしてるからよ」
み「それで待たせたわけじゃないでしょ」
律「それ逃したら、次のまでだいぶあるんじゃないの?」
爺「確か次は、17:15だった思いますぞ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014082409553774e.jpg
律「1時間半も後!
急ぐわよ。
あの、いろいろお世話になりました」
爺「よろしければお送りしますが。
車で来ておりますから」
み「にゃんと!
初めて役に立った」
律「失礼なこと言わないの!」
爺「どうぞ、お気になさらずに」
み「駐車場は?」
爺「この向かいです」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140824095538bed.jpg
み「おー。
けっこう広いな。
『疎開の家』とは大違いじゃ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201408240955373aa.jpg
み「車もいっぱい止まっておるわい。
どれがいいかな?」
律「選べるわけじゃないでしょ」
み「あ、レクサスがある。
ひょっとして、これ?」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014082409553564a.jpg
爺「違います」
み「やっぱり」
続きは次回。
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3. ハーレクイン- 2014/08/29 14:14
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とうとう脱がされちゃったよ、美弥ちゃん。
自分から逃げる気が無いんだからしょうがないよね。
吊るされたワンピは「縊死を遂げた抜け殻」ですか。
言われてみれば「なるほどー」ですね。
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4. ハーレクイン- 2014/08/29 14:18
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なんか小奇麗すぎるように見えるんですけど。
あ、使っていないのか。
津島家の風呂跡。
風呂桶はどんなだったんだろうね。
次の汽車は15:39。
大変だ大変だ。遅れたら女王さまに叱られる、じゃなくて汽車に乗り遅れる。
福岡の個人タクシー。
モチーフは猫かね。
>確か次は17:15
1時間半も待つのか。
あ、せんせも言ってるな。
大変だのう。
>初めて役に立った
散々解説させておいてこれかよ。
普通の人なら「もう、駅まで歩け!」となるよな。奇特な爺さまじゃ。
みちのく銀行や、青森銀行があるのか。で、これらを挟んで津軽三味線会館と斜陽館、と。
爺様の車はレクサスに非ず。
なんだろう、やはり軽かね。
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5. Mikiko- 2014/08/29 19:53
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『五所川原』行き。
17:15の後は……。
18:25、19:25、20:35。
これでおしまいです。
これに縛られるのがイヤな人は、結局クルマになっちゃって……。
さらに、時刻表は疎らになっていくという悪循環じゃないでしょうか。
明日は、終日出勤。
滅入るのぅ。
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6. ハーレクイン- 2014/08/29 23:01
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20:35。
結構遅くまであるんだね。
明日土曜日。
出勤ですか、ご苦労様です。
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7. Mikiko- 2014/08/30 07:35
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高校生なら、これで十分なんでしょうけどね。
会社員じゃ、残業も出来ないわな。
やっぱり、クルマ通勤になっちゃうでしょうね。
飲み会なんか、毎回タクシーなんだろうか?
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8. ハーレクイン- 2014/08/30 11:53
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結構遅くまで遊んでいたよ。
もちろん毎日というわけではありませんが、10時ころはしょっちゅうだったなあ。たまには夜中とかね。もちろん電車は無くなりますから、自転車で帰宅するわけです。
悪さはしていません。
屋上や、教室の隅や、グランド前の校庭とかで語り合うわけですね。可愛いもんです。
時には、互いの家を訪ねあったりもしました。
飲み会の帰りはタクシーです。
そんなに遠くまで飲みに行くわけではありませんから、タクシー代もわずかなものです。
そういえば、しばらくお誘いがないなあ。
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9. Mikiko- 2014/08/30 19:21
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『高校3年生』の世界ですね。
それじゃ、浪人するわけだ。
わたしは帰宅部で、誰よりも先に帰ってました。
朝、学校に着いて、1限が始まる前に帰ったこともあります。
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10. ハーレクイン- 2014/08/30 20:23
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>1限が始まる前に帰った……。
よく学校からお咎めが無かったねえ。
いや、それ以前によく卒業できたもんだ。
頭はよかったということかな。
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11. Mikiko- 2014/08/31 08:19
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確かに、危のうござんした。
で、ある日教員室に呼ばれました。
そしたら、あと何日休んだら留年ということを、担任教師が教えてくれたんです。
早い話、見放されてたんでしょうね。
留年させたら下の学年にも悪い影響が出るということで、なんとか卒業させたのでしょう。
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12. ハーレクイン- 2014/08/31 11:08
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留年というのは各方面にとって迷惑なものです。
だから、少々出席日数が足りない程度では留年させません。
頑張りましょう。
思い出しましたよ。
わたしが高2か高3の時のクラスに、留年者がいました。
ま、これは落第とかではなく、病気による長欠が原因らしかったんです。
で、この留年野郎、どういうわけかわたしに懐いてきたんですね。
しばらく相手しましたが、少しうっとうしいということと、わたしは部活が忙しいということもあり、冷たくあしらってしまいました。
すまぬ、留年くん。
今どうしているのかなあ。