Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1526
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「そう。
 わたしにも脱いでほしいのね。
 ふふ。
 やっとその気になってくれた」

 明らかな誤解だったが、否定の言葉を返すことが出来なかった。
 断崖間近で取り残された美弥子の顎は、痴呆のように垂れさがったままだった。

「あぁ。
 久しぶりに、めちゃめちゃ興奮する。
 あなた、最高よ。
 最高の変態。
 まさしく、わたしと同体だわ」

 万里亜は、小鳥の囀りめいた呟きを零しながら、ワンピースの肩口を摘んだ。
 そのまま、真上に持ちあげる。
 ゆったりしたAラインのワンピースは、ファスナーの無い被りタイプだった。
 万里亜は上体を折り、布地を手繰りあげた。
 濃紺の布地が、渓流のように背中を流れる。
 そして……。
 景色はたちまち冬。
 そう。
 まるで雪を思わせる真っ白な肌が現れていた。
 万里亜は上体を起こすと、布地を美弥子のバッグに掛けた。

「ふふ」

 慈母が、いたずらっぽく笑った。
 この人は、絶対に悪い人ではない……。
 正体を知っている美弥子でさえそう感じてしまうほど、魅力的な笑顔だった。
 確かにこの“マリアさま”には、カリスマ性が備わっている。
 宗教の教主になれば、多くの盲信する信者が蝟集するのではないか。
 しかし、今の“マリアさま”は、あまりにもあられもない姿だった。
 羽二重餅を思わせる白い肌に、パープルのブラを纏っただけだった。
 ブラを着けていることにより、下半身が剥き出しなことが一層強調されていた。
 全裸よりもむしろ、卑猥かも知れない。
 しかし、“マリアさま”は、全裸の方がお好みのようだった。
 万里亜の両腕が、パンタグラフのように折り畳まれ、背中に回った。
 カップが浮きあがる。
 ストラップが肩を滑る。
 シルクの光沢を輝かせ、胸の蝶が飛び去った。
 “マリアさま”は、産まれたままの姿になっていた。
 ブラを扉のフックに掛けると、万里亜は美弥子の前に正対した。
由美と美弥子 1525目次由美と美弥子 1527





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/06/27 07:23
    • み「わからんかの。
       普段、のんびりしてて、有事の時だけ急ぎ足になったら……」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120603194525f9a.jpg
      み「周りにバレちゃうでしょ。
       何かあったってことが」
      律「なるほど」
      み「だから、周りに普段との違いを悟らせないために……。
       平時から、大急ぎで歩いたり、籠を走らせたりしてたわけよ」
      律「へー。
       たしかに、ご老人じゃ無理ね」
      み「さて、それでは、大岡越前守忠相が乗り移ったわたしが……」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140623125851039.jpg
      み「このしじみ問題にお裁きを下します」
      律「いいわよ。
       奢ってあげるわ」
      み「げ。
       なじぇに?
       気味悪る」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120908195148f39.jpg
      律「人聞きが悪いわね。
       面白い話を、いっぱいしてもらったから……。
       その聞き賃よ」
      み「おー、それは奇特な心がけ。
       今度から、毎日病院に行って、語って進ぜる」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201308171934364ec.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/06/27 07:24
    • 律「お断り。
       病院じゃ忙しいの。
       じゃ、出ましょ。
       ずいぶんと、長居したわ」
      み「こんな客も、珍しかろ。
       あ、ウェイトレスさん、お勘定ね。
       この人が払いますから。
       2人分。
       おいくら?」
      律「1,130円になります」
      み「わかってんだけどね。
       一応、聞いてみました。
       クレジットカードは……」
      律「やってません」
      み「聞いてみただけです。
       先生、現金持ってるんでしょうね?
       無けりゃ、皿洗いよ」
      http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111203093613fa2.jpg
      律「ありますって。
       その代わり、さっきの電車賃は、あんたの払いでチャラね」
      み「電車じゃありません。
       気動車です。
       ま、汽車賃くらい、持ってあげますよ。
       まてよ?
       『津軽五所川原』から『金木』まで、1人、530円だったじゃん。
       てことは、2人で、1,060円!
       お昼代が、1,130円だから、70円しか違わん!
       ほとんど折半じゃないか」
      律「ほほ。
       これがホントの大岡裁きよ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140623125850241.gif
      み「オチまで付けるな」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/06/27 08:57
    • まあ、変態小説の主人公だからねえ、当然飛び切りの変態だね、美弥ちゃん。
      変態といえば万里亜さま、あんたもだろ。
      >ゆったりしたAラインのワンピースは、ファスナーの無い被りタイプだった
      こういうファッション関係の表現は、わたしには手も足も出ないんだよね。家人の服装を書いてもしゃあないしなあ。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2014/06/27 08:59
    • おお、懐かしの「泉警察署」
      ほんとにどこなんだろうね。
      どうにも気になるんで検索してみましたら、宮城県警と神奈川県警にありました。
      看板の雰囲気からすると、宮城かなあ。
      店員さんのセリフの一部が「律」せんせになってまっせ。
      「律」せんせの大岡裁き。
      ただうまく立ち回っただけ、とも。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2014/06/27 19:59
    •  文字どおり、アルファベットの“A”のようなラインのこと。
       ウェストですぼまらず、ストンと広がるシルエットです。
       洋装がダメなら、いっそ和物にしたら?
       でも、和服はむしろ、難しいか。
       なら、戦時中のモンペスタイルとか。
       セリフ間違い。
       ご指摘、ありがとうございます。
       『紙旅』で、訂正させていただきます。
       機械的にやってるから、間違いが減りませんね。
       反省……。
       イラストは、有名な『三方一両損』というお話。
       ↓こちらをご鑑賞ください(画像をクリックするとお話が続きます)。
      http://kids.gakken.co.jp/rakugo/magoraku/36/01.html

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2014/06/27 21:18
    • 実は一度書きましたが、『アイリス』が終わって『リュック』に戻った時、書きたいと思っています。茶道部か華道部を舞台にね。でも、想像するだに難しそうだよね。
      『紙旅』
      一瞬何なのかと、モニターを睨みつけましたよ。
      『紙上旅行倶楽部』だな。
      三方一両損。
      実際にあった話ではないでしょうから誰かが考えたんでしょうが、よく出来てるよね。
      初めて聞いたのは小学生の頃かなあ。担任の先生から聞いたと思います。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2014/06/28 08:39
    •  面倒くさそうなら、昆布巻きにすればよろし。
       『三方一両損』。
       文化年間(1804年~1818年)から口演されてた、まさしく古典落語。
       元は講談だったようです。
       原典は、親子で町奉行を務めた板倉勝重(1545~1624)・重宗(1586~1656)親子の判例集『板倉政要』だとか。
       それが何で『大岡政談』になったかと云うと……。
       江戸時代、講談や落語で町奉行と云えば大岡越前、というお決まりだったからのようです。
       『大岡政談』のほとんどが、実際には大岡忠相とは関係のない話だそうです。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2014/06/28 12:42
    • わたしは、ああいう中途半端に脱がせて、やる、というのは好みではありません。
      どうせなら、すっぽり脱いでいただきたい。
      三方一両損。
      ほう、化政文化の産物ですか。
      元は「板倉政要」。
      それが「大岡政談」。
      なんか、チョサッケンの侵害という気もしますが。
      ま、しかし町奉行と云えば大岡越前。
      どんなお方だったんだろうね。
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