Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 1493

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2014.5.11（日）

　おそらく、生身の男根だったら、無傷では済まないだろう。
　もしかしたら、食いちぎられているかも知れない。
　AVなどでは、強姦の場面で、男がフェラチオを強要するシーンがある。
　イラマチオと称される行為だ。
　しかしあれは、AVでの演出でしかあり得ないことが、はっきりとわかる。
　海綿体から成る男根など、女性の歯に噛み挟まれたらひとたまりも無いのだ。
　しかし……。
　女教授の口に侵入した男根は、生身では無かった。
　痛みを感じることのない剛体なのだ。

　美弥子は、男根から片手を離した。
　口中深く突きこまれた男根は、支える手を失っても外れることは無かった。
　離れた手は、女教授の後ろ頭に回った。
　後ろ髪を握りしめる。
　由美はiPhoneを構えながらも、下腹部が締めつけられる感覚を覚えた。
　焦燥に似ていた。
　これから美弥子がしようとしていることを想像すると、いたたまれない思いを禁じ得なかった。
　この場から逃げ出したい気さえした。
　その思いに抗おうと、由美は懸命に肛門を絞り、足裏でフローリングを掴んだ。

「おごっ」

　サックスの昂まりを切り裂き、女教授の喉が鳴った。
　美弥子の二の腕に、筋肉の筋が走っている。
　美弥子が、腕を引きつけたのだ。
　女教授は、美弥子の太腿を両手の平で幾度も叩いた。
　攻撃というより、降参を表現する仕草に見えた。
　美弥子を懸命に見上げる目には、哀願のさざ波が浮いていた。
　仮面の美弥子は、それを無慈悲に見下ろしていた。

「がは」

　美弥子が腰を引いた。
　男根はわずかに後退していたが、まだ口中を塞いでいる。
　しかし、喉奥を開放された女教授はホッとしたのか、美弥子の太腿を撫で回した。
　だが、それは束の間の安息でしかなかった。

「あが」

　美弥子が再び腰を送った。
　女教授が、尻ごと跳ねあがる。
　眼球が剥き開かれていた。

由美と美弥子 1492 ＜目次＞由美と美弥子 1494

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2014/05/11 07:54
- み「ほかには？
  　ずらずらーっといっちゃて」
  小「あとは、北勝岩と誉富士です」
  み「“きたかついわ”って、どんな字よ？」
  小「方角の“北”に、勝ち負けの“勝”。
  　あとは、岩波書店の“岩”です」
  み「岩波書店ってのは、嫌味だな」
  小「何でです？
  　ボク、ジュニア新書、大好きですよ」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140508072749c72.jpg
  み「おー、あれはいい本じゃな。
  　何冊か読んだ」
  律「あんたの子供のころからあったの？」
  み「いや。
  　読んだのは、大人になってから。
  　入門書としては、わたしの頭脳にぴったんこなのじゃ」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140508072748c68.jpg
  ↑これは読んだことが無かった。面白そうです。
  律「なるほど」
  み「しかしチミ、その力士は、たぶん読み方が違うぞ」
  小「どう読むんですか？」
  み「たぶんそれ、北勝海（ほくとうみ）の部屋の力士じゃないの？」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140508072809a4d.jpg
  み「たぶん、北勝岩（ほくといわ）だと思う」
  小「へー。
  　よく知ってますね」
  み「相撲は、昔好きだった」
  律「今は？」
  み「モンゴルだらけで見る気にならん」
  律「差別発言じゃないの」

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  2. Mikiko
- 2014/05/11 07:55
- み「もうひとりも、たぶん読み方が違ってるぞ。
  　さっき、何て言った？」
  小「誉富士（よふじ）です」
  み「そんな名前、行事が呼びにくくてしょうがないだろ」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140508072754634.jpg
  ↑ラリアットをくらい、土俵下に飛ばされる木村庄三郎。病院に搬送されましたが、幸い無事だったそうです。
  み「どんな漢字書くんだ？」
  小「名誉の“誉（よ）”に、富士山の“富士”です」
  み「それでは、“誉富士（ほまれふじ）”ではないか」
  小「へー。
  　これ、“ほまれ”って読むんですか」
  み「チミは、東大受ける前に、漢字検定を受けなさい。
  　新潟には、『越の誉』というお酒もある」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014050807275179d.jpg
  み「しかし、インターハイで何度も優勝してる割には、有名力士が少ないな。
  　あ、そうか。
  　わかった！」
  律「どうわかったのよ？」
  み「プロになる人は、たいてい、中学卒業で入門するのよ。
  　だから、高校に行く人は少ないんだ」
  律「なんだ、そんなこと」
  み「『五農校前』ってことは、駅前に学校があるんだろ？」
  小「みたいです」
  み「ぜんぜん、校舎らしきものが見えんではないか？」
  http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140508072752d6a.jpg
  ↑あたりに何もない気配マンマンです。でも、どうして駅の基礎まで石垣なんでしょうね？
  　続きは、次回。

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  3. ハーレクイン
- 2014/05/11 11:30
- >女教授は、美弥子の太腿を両手の平で幾度も叩いた
  格闘技では「タップ」といいます。
  掌で、相手の体、または床を数回軽く叩きます。
  「参りました、降参です。わたしの負けです」という合図ですね。
  これで審判が両者を分け、試合が終わり、勝敗が決まるわけですがしかし……今の美弥ちゃんと女教授の絡みは試合じゃないからなあ。
  由美ちゃんも審判じゃないし……。
  ま、頑張れ、女教授。

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  4. ハーレクイン
- 2014/05/11 11:36
- ほくとぉ～いぃわぁ～、ほくぅとぉ～いぃぃわぁ～
  にぃ～しぃ～
  ほまぁれ～ふぅじぃ～、ほまぁれぇ～ふぅぅじぃ～
  岩波ジュニア新書。
  鷲谷いづみ『さとやま』
  生物多様性と生態系模様。
  なかなか好ましそうな内容ですねえ。
  第六一代横綱、北勝海（ほくとうみ）。
  師匠は第五十二代横綱北の富士、兄弟子は第五十八代横綱千代の富士。
  吟醸生酒「越の誉（こしのほまれ）」
  「フルーティな香りと爽快な喉ごし」ねえ。
  ま、評価は飲んでからだな。一つおごってくれんか。
  津軽鉄道「五農校前駅」。
  基礎が石垣はともかく、自動販売機がしっかりあるな。電源はどうしてるんだ？

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  5. Mikiko
- 2014/05/11 12:37
- 　図書館にあったら、今度借りてみよう。
  　難易度とサイズが、行き帰りの電車で読むにはちょうどいい。
  　五農校前駅の時刻表。
  　下りの最終は、20:16。
  　上りの最終は、20:48。
  　駅に電気が来てなければ、真っ暗になっちゃうだろ。

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  6. ハーレクイン
- 2014/05/11 16:54
- たしかに、不用心だな。女性は近寄れんわね。
  それにしても、驫木駅にも電気は来てるんだろうか。

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  7. Mikiko
- 2014/05/11 20:28
- 　それは鉄道だけの話で、家に電気が来てないわけないでしょ。

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  8. ハーレクイン
- 2014/05/11 21:16
- あれ、そうなん？
  青森県には電気はないと思ってたよ。
  暖房、煮炊きはすべて囲炉裏。
  ごめんね、青森の皆さん。大阪特有のギャグだからね。
  笑って許してね。
  ♪笑って許して
  は、和田アキ子。

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  9. Mikiko
- 2014/05/12 07:44
- 　↓青森県には、ランプの宿として有名な『青荷温泉』があります。
  http://www.yo.rim.or.jp/~aoni/
  　↓アクセスページは、かなり不親切。
  http://www.yo.rim.or.jp/~aoni/access/access.html
  　どうやって行くんじゃ？