2014.5.2(金)
由美は、リモコンを背中に回した。
「そう。
そういう態度。
言ってわからない生徒には、力ずくで教えるしかないわね。
わたしのこの体型、侮らないでちょうだい。
ぶよぶよしてないでしょ。
筋肉の量だって、そうとうなものなのよ。
重い鞄抱えて、毎日歩きまわってきたんだから。
今どきの華奢な女子学生なんて、束になったって敵うわけないの。
覚悟しなさい」
「あ、ダメ」
最後のセリフは、美弥子だった。
しかしそれは、女教授を止めようとして発した声では無かった。
由美を止めるためだった。
由美は、獲物を見据える鷹の目をしていた。
女教授が両腕を広げ、由美に迫った。
肉の量で圧倒するつもりだろう。
素人同士のやり取りなら、これだけのウェイト差があれば勝負にならない。
肉の塊が、津波のごとく由美に襲いかかった。
刹那……。
まるで、リモコンの停止ボタンが押されたように、女教授の突進が止まった。
両腕は、コンドルさながらに広げたままだった。
由美は、その背中にほとんど隠れていたが……。
表情だけは見えた。
般若の顔をしていた。
「あごっ」
女教授の喉から、空気音が溢れた。
首が揺らぐと同時に、氷山が崩れるように全身が沈んだ。
尻が、音を立ててフローリングに落ち……。
厚い肉の弾力で一旦跳ねあがると、背中がそのまま仰向けに転がった。
頭蓋がフローリングを打つ鈍い音がした。
視覚から由美を隠していた女教授という衝立が外れた。
由美は、片脚を上げた姿勢のままだった。
膝は胸元まで折り畳まれ、足裏が前方を向いている。
爪先は、反るように起ちあがっていた。
おそらく、足裏の指の付け根を、女教授の鳩尾に蹴りこんだのだろう。
高校のころやっていたという格闘技の話は、あまりしたがらない由美だったが……。
前蹴りが一番得意だったということは、何かの折に聞いたことがあった。
その威力の証拠が、目の前にあった。
さっきまで、欲しいままに場を支配していた精神は消滅し……。
肉の袋が、床に仰のいている。
女教授は、驚きの表情を貼りつかせたまま、両目を見開いていた。
しかし、その目蓋のあわいに、瞳は無かった。
真っ白な眼球が、宙を見据えていた。
「そう。
そういう態度。
言ってわからない生徒には、力ずくで教えるしかないわね。
わたしのこの体型、侮らないでちょうだい。
ぶよぶよしてないでしょ。
筋肉の量だって、そうとうなものなのよ。
重い鞄抱えて、毎日歩きまわってきたんだから。
今どきの華奢な女子学生なんて、束になったって敵うわけないの。
覚悟しなさい」
「あ、ダメ」
最後のセリフは、美弥子だった。
しかしそれは、女教授を止めようとして発した声では無かった。
由美を止めるためだった。
由美は、獲物を見据える鷹の目をしていた。
女教授が両腕を広げ、由美に迫った。
肉の量で圧倒するつもりだろう。
素人同士のやり取りなら、これだけのウェイト差があれば勝負にならない。
肉の塊が、津波のごとく由美に襲いかかった。
刹那……。
まるで、リモコンの停止ボタンが押されたように、女教授の突進が止まった。
両腕は、コンドルさながらに広げたままだった。
由美は、その背中にほとんど隠れていたが……。
表情だけは見えた。
般若の顔をしていた。
「あごっ」
女教授の喉から、空気音が溢れた。
首が揺らぐと同時に、氷山が崩れるように全身が沈んだ。
尻が、音を立ててフローリングに落ち……。
厚い肉の弾力で一旦跳ねあがると、背中がそのまま仰向けに転がった。
頭蓋がフローリングを打つ鈍い音がした。
視覚から由美を隠していた女教授という衝立が外れた。
由美は、片脚を上げた姿勢のままだった。
膝は胸元まで折り畳まれ、足裏が前方を向いている。
爪先は、反るように起ちあがっていた。
おそらく、足裏の指の付け根を、女教授の鳩尾に蹴りこんだのだろう。
高校のころやっていたという格闘技の話は、あまりしたがらない由美だったが……。
前蹴りが一番得意だったということは、何かの折に聞いたことがあった。
その威力の証拠が、目の前にあった。
さっきまで、欲しいままに場を支配していた精神は消滅し……。
肉の袋が、床に仰のいている。
女教授は、驚きの表情を貼りつかせたまま、両目を見開いていた。
しかし、その目蓋のあわいに、瞳は無かった。
真っ白な眼球が、宙を見据えていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/05/02 07:23
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律「どうして、そういうバカ話ばっかり知ってるのかしら」
み「語り部と呼んでくれ」
律「あんたがおばあさんになったら、そこら中の子供つかまえて、法螺話ばっかりしてるかもね」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201308171934364ec.jpg
み「そういうバアさんもいいもんだのぅ。
ところで、お腹空かない?」
律「着くの何時?」
み「発車が12時35分だったから……。
金木に着くと、1時近くだな」
小「金木着は、12:56分です」
み「うむ。
斜陽館に行く前に、腹ごしらえだな。
チミ、『金木駅』近辺でいいお店知らない?」
小「ちょっと調べてみます。
えーっと、ラーメンなんかはどうです?」
み「おー、いいね。
夕食を美味しく食べたいから……。
お昼は、ヘビーじゃない方がいい」
小「金木観光物産館に、『はな』ってお店がありますね」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201404261036268b6.jpg
↑メニューは豊富なようです。
小「『太宰らうめん』が名物みたいです」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103649f10.jpg
↑緑はみじん切りの万能ネギ、黒はワカメです。
み「なんじゃそれ?」
小「根曲がり竹が入ってるそうです」
み「竹なんか、噛めないではないか」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103627da9.jpg
小「もちろん、タケノコですよ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201404261036294a5.jpg
み「それを早くいいなさい」
律「普通、わかるわよ」
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2. Mikiko- 2014/05/02 07:24
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み「丼の真ん中から、タケノコがドカーンと抜き出てるとか?」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014042610364691b.jpg
小「この写真で見ると、人の指くらいのタケノコです。
ちょうど、5本入ってますし」
み「キミの悪い例えをすな」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014042610363008d.jpg
↑そう思ってみると、骸骨の指にも……。
小「場所も、斜陽館のすぐ近くですよ」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103644ce8.jpg
↑赤文字は、郷土料理が食べられるお店です。
み「斜陽館って、どうやって行くの?」
小「バスも出てるみたいですけど……。
駅から歩いても、7分です」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103631bd9.jpg
↑斜陽館の起し絵。家の前で、太宰がバスを待ってますね。
み「おー、近いではないか。
ところで、『太宰らうめん』のスープは、塩?」
小「醤油スープですね」
http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103647d49.jpg
↑『太宰らうめん』は、新青森駅でも食べられます。実はこちら、新青森駅のお食事処『めぇ』さんの画像です。
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2014/05/02 11:05
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格闘技Freakの由美ちゃん、お得意の前蹴り。
夏実には通用しなかったが、相手は格闘技には素人(たぶん)の女教授。
見事に決まりましたなあ。
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4. ハーレクイン- 2014/05/02 11:07
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「はな」さん、『太宰らうめん』。
万能ネギも、わかめもいいですが、何なん?長いの。
若筍だろうなあ。
あ、やっぱり。
太宰らうめんは醤油味。
趣味合いますなあ。
新青森駅のお食事処「めぇ」さん。
金木駅前の「あいや」さんもなかなか……。
♪あいやああーなー
あいや十七娘コに蝶々がとまる……
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5. Mikiko- 2014/05/02 19:55
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“根曲がり竹”と書いてあるではないか。
といっても、ほんとは竹ではなく笹の仲間で……。
本名は、『チシマザサ(千島笹)』。
笹としては大型で、3メートルになるそうです。
さて、ここで問題です。
竹と笹の違いを述べよ。
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6. ハーレクイン- 2014/05/02 20:47
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そんなの、どこに書いてあるんんだよう。
ま、管理人さんには全く似つかわしいとは思うが。
竹と笹。
おんなじだろ。
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7. Mikiko- 2014/05/03 08:18
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↓以下の会話があります。
み「なんじゃそれ?」
小「根曲がり竹が入ってるそうです」
み「竹なんか、噛めないではないか」
竹と笹の違い。
生物教師が、こんなことでいいのか。
まるっきり、パンダと同レベルではないか。
竹と笹は、ちゃんと区別されてます。
タケノコが成長するに連れて、皮が次々と落ちていくのが竹。
皮がいつまでも残っているのが笹です。
ただ一般的には、丈の大きいのが竹で、小さいのが笹と認識されており……。
笹に“竹”の名が付いたり、竹に“笹”の名が付けられてたりします。
『根曲がり竹』もそのひとつですね。
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8.- 2014/05/04 09:33
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根曲がり竹ねえ。
根性曲がり竹。
ま、頑張れ。











![[官能小説] 熟女の園](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/e/3e07a9c3.gif)





































































































