Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1486
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 由美は、リモコンを背中に回した。

「そう。
 そういう態度。
 言ってわからない生徒には、力ずくで教えるしかないわね。
 わたしのこの体型、侮らないでちょうだい。
 ぶよぶよしてないでしょ。
 筋肉の量だって、そうとうなものなのよ。
 重い鞄抱えて、毎日歩きまわってきたんだから。
 今どきの華奢な女子学生なんて、束になったって敵うわけないの。
 覚悟しなさい」
「あ、ダメ」

 最後のセリフは、美弥子だった。
 しかしそれは、女教授を止めようとして発した声では無かった。
 由美を止めるためだった。
 由美は、獲物を見据える鷹の目をしていた。
 女教授が両腕を広げ、由美に迫った。
 肉の量で圧倒するつもりだろう。
 素人同士のやり取りなら、これだけのウェイト差があれば勝負にならない。
 肉の塊が、津波のごとく由美に襲いかかった。
 刹那……。
 まるで、リモコンの停止ボタンが押されたように、女教授の突進が止まった。
 両腕は、コンドルさながらに広げたままだった。
 由美は、その背中にほとんど隠れていたが……。
 表情だけは見えた。
 般若の顔をしていた。

「あごっ」

 女教授の喉から、空気音が溢れた。
 首が揺らぐと同時に、氷山が崩れるように全身が沈んだ。
 尻が、音を立ててフローリングに落ち……。
 厚い肉の弾力で一旦跳ねあがると、背中がそのまま仰向けに転がった。
 頭蓋がフローリングを打つ鈍い音がした。

 視覚から由美を隠していた女教授という衝立が外れた。
 由美は、片脚を上げた姿勢のままだった。
 膝は胸元まで折り畳まれ、足裏が前方を向いている。
 爪先は、反るように起ちあがっていた。
 おそらく、足裏の指の付け根を、女教授の鳩尾に蹴りこんだのだろう。
 高校のころやっていたという格闘技の話は、あまりしたがらない由美だったが……。
 前蹴りが一番得意だったということは、何かの折に聞いたことがあった。
 その威力の証拠が、目の前にあった。
 さっきまで、欲しいままに場を支配していた精神は消滅し……。
 肉の袋が、床に仰のいている。
 女教授は、驚きの表情を貼りつかせたまま、両目を見開いていた。
 しかし、その目蓋のあわいに、瞳は無かった。
 真っ白な眼球が、宙を見据えていた。
由美と美弥子 1485目次由美と美弥子 1487





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/05/02 07:23
    • 律「どうして、そういうバカ話ばっかり知ってるのかしら」
      み「語り部と呼んでくれ」
      律「あんたがおばあさんになったら、そこら中の子供つかまえて、法螺話ばっかりしてるかもね」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201308171934364ec.jpg
      み「そういうバアさんもいいもんだのぅ。
       ところで、お腹空かない?」
      律「着くの何時?」
      み「発車が12時35分だったから……。
       金木に着くと、1時近くだな」
      小「金木着は、12:56分です」
      み「うむ。
       斜陽館に行く前に、腹ごしらえだな。
       チミ、『金木駅』近辺でいいお店知らない?」
      小「ちょっと調べてみます。
       えーっと、ラーメンなんかはどうです?」
      み「おー、いいね。
       夕食を美味しく食べたいから……。
       お昼は、ヘビーじゃない方がいい」
      小「金木観光物産館に、『はな』ってお店がありますね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201404261036268b6.jpg
      ↑メニューは豊富なようです。
      小「『太宰らうめん』が名物みたいです」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103649f10.jpg
      ↑緑はみじん切りの万能ネギ、黒はワカメです。
      み「なんじゃそれ?」
      小「根曲がり竹が入ってるそうです」
      み「竹なんか、噛めないではないか」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103627da9.jpg
      小「もちろん、タケノコですよ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201404261036294a5.jpg
      み「それを早くいいなさい」
      律「普通、わかるわよ」

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2014/05/02 07:24
    • み「丼の真ん中から、タケノコがドカーンと抜き出てるとか?」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014042610364691b.jpg
      小「この写真で見ると、人の指くらいのタケノコです。
       ちょうど、5本入ってますし」
      み「キミの悪い例えをすな」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014042610363008d.jpg
      ↑そう思ってみると、骸骨の指にも……。
      小「場所も、斜陽館のすぐ近くですよ」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103644ce8.jpg
      ↑赤文字は、郷土料理が食べられるお店です。
      み「斜陽館って、どうやって行くの?」
      小「バスも出てるみたいですけど……。
       駅から歩いても、7分です」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103631bd9.jpg
      ↑斜陽館の起し絵。家の前で、太宰がバスを待ってますね。
      み「おー、近いではないか。
       ところで、『太宰らうめん』のスープは、塩?」
      小「醤油スープですね」
      http://blog-imgs-69.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140426103647d49.jpg
      ↑『太宰らうめん』は、新青森駅でも食べられます。実はこちら、新青森駅のお食事処『めぇ』さんの画像です。
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2014/05/02 11:05
    • 格闘技Freakの由美ちゃん、お得意の前蹴り。
      夏実には通用しなかったが、相手は格闘技には素人(たぶん)の女教授。
      見事に決まりましたなあ。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2014/05/02 11:07
    • 「はな」さん、『太宰らうめん』。
      万能ネギも、わかめもいいですが、何なん?長いの。
      若筍だろうなあ。
      あ、やっぱり。
      太宰らうめんは醤油味。
      趣味合いますなあ。
      新青森駅のお食事処「めぇ」さん。
      金木駅前の「あいや」さんもなかなか……。
      ♪あいやああーなー
       あいや十七娘コに蝶々がとまる……

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2014/05/02 19:55
    •  “根曲がり竹”と書いてあるではないか。
       といっても、ほんとは竹ではなく笹の仲間で……。
       本名は、『チシマザサ(千島笹)』。
       笹としては大型で、3メートルになるそうです。
       さて、ここで問題です。
       竹と笹の違いを述べよ。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2014/05/02 20:47
    • そんなの、どこに書いてあるんんだよう。
      ま、管理人さんには全く似つかわしいとは思うが。
      竹と笹。
      おんなじだろ。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2014/05/03 08:18
    •  ↓以下の会話があります。
      み「なんじゃそれ?」
      小「根曲がり竹が入ってるそうです」
      み「竹なんか、噛めないではないか」
       竹と笹の違い。
       生物教師が、こんなことでいいのか。
       まるっきり、パンダと同レベルではないか。
       竹と笹は、ちゃんと区別されてます。
       タケノコが成長するに連れて、皮が次々と落ちていくのが竹。
       皮がいつまでも残っているのが笹です。
       ただ一般的には、丈の大きいのが竹で、小さいのが笹と認識されており……。
       笹に“竹”の名が付いたり、竹に“笹”の名が付けられてたりします。
       『根曲がり竹』もそのひとつですね。

    • ––––––
      8.
    • 2014/05/04 09:33
    • 根曲がり竹ねえ。
      根性曲がり竹。
      ま、頑張れ。
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