2014.2.17(月)
ぬめぬめと光る指を、鼻先に移す。
鼻翼を旗めかせて、匂いを嗅いだ。
思わず、顔ごと仰け反った。
想像以上の強臭に驚いた。
でも、動物臭ではなかった。
これは、植物の匂いだ。
生殖の秘密が香り立つようだった。
精液を嗅いだことで、わたしの中の雌も沸き立った。
茹で肉のような陰唇が、充血して反り返ってた。
陰茎を求めているのだ。
わたしは、雌を慰めようと指を伸ばしかけた。
しかし、寸前で指が止まった。
その指は、精液を掬った指だった。
精液の付いた指で股間を触ったりしたら、妊娠しかねないと思った。
指のやり場に困り、宙に翳した。
でも、うっかりすると股間に持って行きそうだ。
わたしは、思い切って指を咥えた。
舌になすり付ける。
唾液を絡め、吸い立てる。
匂いから連想するほどの味はしなかった。
もう一方の手は、すでに股間に回ってた。
陰唇から掬い取った滑りを、陰核にまぶす。
利き手じゃないので、繊細な動きは出来ない。
でも、ぎこちない指先が、逆に人の手みたいで刺激的だった。
しゃぶってた指を、再び山田先生の股間に伸ばす。
陸に上がったアワビのような陰唇に指を絡め、精液を万遍なく塗りつける。
張力を失いつつあった液体は、手の平にまで流れた。
手を持ちあげると、伝った精液が、指先から滴った。
勿体無くて、手の平を返す。
たなごころは、夏の光を映して滑ってた。
指紋が判然とするほど近づけた途端、激情に駆られた。
手の平を、顔面に叩きつける。
塗りたくる。
栗の花に似た芳香が、わたしの顔を覆った。
股間の左手が、ぎこちないけど力強いクライマックスを奏し始めた。
「あ、あぁっ。
イクイクイク。
イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
世界が揺らいだ。
空が回った。
雲が、瀧のように流れた。
刹那……。
わたしの意識は、瀧を追って奈落に飛びこんだ。
鼻翼を旗めかせて、匂いを嗅いだ。
思わず、顔ごと仰け反った。
想像以上の強臭に驚いた。
でも、動物臭ではなかった。
これは、植物の匂いだ。
生殖の秘密が香り立つようだった。
精液を嗅いだことで、わたしの中の雌も沸き立った。
茹で肉のような陰唇が、充血して反り返ってた。
陰茎を求めているのだ。
わたしは、雌を慰めようと指を伸ばしかけた。
しかし、寸前で指が止まった。
その指は、精液を掬った指だった。
精液の付いた指で股間を触ったりしたら、妊娠しかねないと思った。
指のやり場に困り、宙に翳した。
でも、うっかりすると股間に持って行きそうだ。
わたしは、思い切って指を咥えた。
舌になすり付ける。
唾液を絡め、吸い立てる。
匂いから連想するほどの味はしなかった。
もう一方の手は、すでに股間に回ってた。
陰唇から掬い取った滑りを、陰核にまぶす。
利き手じゃないので、繊細な動きは出来ない。
でも、ぎこちない指先が、逆に人の手みたいで刺激的だった。
しゃぶってた指を、再び山田先生の股間に伸ばす。
陸に上がったアワビのような陰唇に指を絡め、精液を万遍なく塗りつける。
張力を失いつつあった液体は、手の平にまで流れた。
手を持ちあげると、伝った精液が、指先から滴った。
勿体無くて、手の平を返す。
たなごころは、夏の光を映して滑ってた。
指紋が判然とするほど近づけた途端、激情に駆られた。
手の平を、顔面に叩きつける。
塗りたくる。
栗の花に似た芳香が、わたしの顔を覆った。
股間の左手が、ぎこちないけど力強いクライマックスを奏し始めた。
「あ、あぁっ。
イクイクイク。
イックゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
世界が揺らいだ。
空が回った。
雲が、瀧のように流れた。
刹那……。
わたしの意識は、瀧を追って奈落に飛びこんだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2014/02/17 07:40
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食「普通の格好で行っても大丈夫ですよ」
み「北海道の原生花園というところに行ったことがあるんだが……。
とにかく、何も無くて驚いた」
食「小清水原生花園なら、ボクも行きました」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063631e26.jpg
食「網走のそばですよね」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201402140636321a8.gif
み「網走刑務所は面白かったけど……」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063637d65.jpg
↑伝説の脱獄囚、白鳥由栄を模した人形。鉄格子に味噌汁を吹きつけ続け、錆びさせて脱獄したそうです。
み「原生花園はいただけまへんでしたな。
だだっ広いだけ」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063614bb5.jpg
↑わたしが行ったときは、花がもっと少なかった。
食「小清水原生花園は、275ヘクタールあるそうです」
み「83万坪か」
食「どうして、いちいち坪に換算するんです?」
み「日本人は、坪!」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201402140636344d4.gif
食「換算しても買えませんよ」
み「坪10銭なら、8万3千円じゃん」
食「売りませんって」
み「湿原はもうよし。
ほかに何かない?」
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2. Mikiko- 2014/02/17 07:41
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食「ベンセ湿原近くの海岸に、世界最大規模の埋没林があるそうです」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063635a72.jpg
↑見たからどうというものでは無さそうです。
食「約2万8千年前の針葉樹林が、環境の急変で水没し……。
その後、砂に埋もれ、根が腐らずに残ったんだとか」
み「なんか、殺伐としたものばっかりだな。
薄ら寒くなる。
あ、そうそう。
忘れるとこだった。
温泉は無いの?
日帰り温泉」
食「えーっと。
ありましたありました。
これは、『木造駅』の近くですね。
その名も、『しゃこちゃん温泉』」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2014021406361001a.jpg
み「でたー!
すんばらしいネーミングではないか」
食「“しゃこちゃん”というのは、もともと、昭和63年に開かれた青函博覧会のマスコットだったそうです」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063609fd1.jpg
↑これが“しゃこちゃん”だ!
み「さて、一番大事な入浴料金はいくら?」
食「大人320円ですね」
み「安い!」
食「食塩泉で、湯冷めしないそうですよ」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201402140636134d8.jpg
み「駅近くなら、便利だよな」
食「9時から22時までやってますから、使い勝手もいいですね。
ジャグジーや打たせ湯、岩風呂にサウナもあるようです」
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140214063611e1e.jpg
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2014/02/17 15:15
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とっくに投稿したはずやったのになあ。
なんでやろ。
原稿も残ってまへんがな。
ま、いまさらしょうおまへん。
思い出し出しの投稿でおま。
>これは、植物の匂い
>生殖の秘密が香り立つ
ということで、若き日の女教授はん。
あっさり、いってしまいはりました。
どんとはらい。
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4. ハーレクイン- 2014/02/17 15:24
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なんじゃあ。
脱獄囚、白鳥由栄。
知らんなあ。
ほんまの話なのか、いつものヨタなのか、わからぬ。
うーむ。
脱獄といいますと、なんといっても映画『大脱走』。
かっこよかったよ、スティーブ・マックイーン。
原生花園といいますと……
なんといいましてもサロベツ原生花園。
♪山高くして夢があり
山高くして歌がある
ここ最果ての利尻よ礼文……。
で、小清水原生花園は275ヘクタール、83万坪、と
換算ご苦労さん「み」さん。
はあ?
「しゃこちゃん温泉」?!
で、何?!
青函博覧会。
知らんんぞ
「しゃこちゃん温泉」は結構なものだが。
み「日本人は、坪!」
それはそのとおりだな、「み」さん。
「一坪」は要するに二畳、畳二枚分だな。
出ました!
毎度おなじみ日帰り温泉。
しかも!
「しゃこちゃん温泉」!!
も、堪忍してくれよ。
入湯料金、大人320円。
安っ、めぐみ。
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5. Mikiko- 2014/02/17 20:27
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↓Wikiにも載ってます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%B3%A5%E7%94%B1%E6%A0%84
まさに、レジェンドですね。
『青函博覧会』。
正式名称は、『青函トンネル開通記念博覧会』。
↓これも、Wikiにあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%87%BD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB%E9%96%8B%E9%80%9A%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A
↓しゃこちゃんは、今も『青函鉄道連絡船記念館』にいるようです(http://www.nanohanatravel.biz/2009/10/94-1440-1.html)。
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20140217163727d6e.jpg
きゃわいいよね。
わたしがルパンなら、盗むんだけどな。
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6. ハーレクイン- 2014/02/17 21:31
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って読むんだね、白鳥由栄。
1907年生れ。
1936年青森刑務所、1942年秋田刑務所、1944年網走刑務所、1947年札幌刑務所をそれぞれ脱獄。その後模範囚として府中刑務所に収監、1961年、仮釈放。
1979年、心筋梗塞により没。
超人的な体力・腕力を誇り、かつ体中の関節を自在に外せたという。
青函鉄道連絡記念館。
ご紹介のサイトさんを覗いてみました。
まあ、いいんだけど、余所様にケチをつけるようだけんども、も少し撮影技術を磨かれるのがよろしかろう、と。
ま、きゃわいいので許す、かおるちゃん。
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7. ハーレクイン- 2014/02/18 06:15
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映画では、なんといっても『大脱走』ですが、マックィーンがかっこよかった。
あ、「パピヨン」てのもいたなあ。それと『アルカトラズからの脱出』、これは凄い。
ゴルゴにもあったよね脱獄物。収監中の標的を倒すため、自ら監獄に入るゴルゴ。標的を誘って、見事脱獄に成功する。この脱獄エピソードも凄い。
で、脱獄直後に標的を射殺するゴルゴ。その直後の、標的とゴルゴの視線のやり取りが見事でした。
中学校の先生に教わった小説があるんだよ。短編でね、持ってるんだけど、どこに行ったか見当たらぬ。
主人公は、ま、鼻持ちならぬ、えーと、大学教授だったかなあ。
なんやかんやで「どんな監獄からも脱獄してみせる」とのたまわって、自らを収監させる。で、結果的に見事に脱獄に成功する、という話。
面白いよ。タイトルをなあ、思い出せんのだよ。確か主人公は“人間機械”とかなんとか称していたようだが……。
そういえば、高野長英。
この人も脱獄では有名だが、火付けをやらかしたうえでの所業だからなあ。その点がどうも……。
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8. Mikiko- 2014/02/18 07:35
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1日に120kmを走ったそうです。
怪力の持ち主でもあり、手錠の鎖を引き千切ったり……。
米俵を両手に持って、腕を水平に上げることが出来たとか。
別の境遇に生まれてたら、オリンピック選手になれたんじゃないでしょうか?
脱獄小説は、ジャック・フットレルの『13号独房の問題』ではないでしょうか。
主人公のドゥーゼン教授は、自らを“思考機械”と称してたそうです。
↓作者のフットレルは、タイタニック号の沈没で亡くなってます。
http://plaza.rakuten.co.jp/samiado/diary/200505100000/
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9. ハーレクイン- 2014/02/18 17:52
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それそれ。
「13号独房の問題」
ジャック・フッットレル。
これのジュブナイル版を紹介されたんだね、HQ。
ふうう~ん。
タイタニックは、いろんな人を無くしたんだなあ。
フットレルは、妻を救命艇に押しやり、6編の未発表原稿と共に海に沈んだそうです。
なんとのう。
永遠なれ、Thinkinng Machine。
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10. Mikiko- 2014/02/18 20:02
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残念ながら、ジュブナイル版は見つかりませんでした。
http://blog-imgs-62.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201402181951423e6.jpg
ヒマなんだから、大人版を読み返してみなはれ。
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11. ハーレクイン- 2014/02/19 17:25
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見つからないんだよ、『思考機械』。
それにしてもこの表紙絵。こんなジジイじゃないはずだぞ。
ジュブナイル版は、主人公を少年に置き換えていたと思います。