2013.12.29(日)
「た、助けて……。
助けてください」
「ふっふっふ。
いいね、その怯え切った目。
でも、安心しな。
取って食おうってわけじゃないよ。
おや。
おまえ、失禁してるね」
「い、いやぁ」
「ふふ。
濡れた下着をつけてたら、夜風で風邪を引くよ。
ほら、脱ぎな」
「いや。
助けて」
「言うことを聞かないと……。
この腕が、勝手に絞め殺しかねないよ。
脱げって言ってるだろ」
由美の片手は愛梨を押さえつけ、もう一方の手がスカートを潜った。
再び現れた手には、ショーツが握られていた。
鉋を引くように、一気に抜き取られる。
手の平に、濡れた布地を感じた。
「ほら、見てみな。
こんなに濡らして」
由美の片手は、ショーツを愛梨の眼前に掲げた。
水を吸ったショーツは垂れ下がり、持ち重りがするほどだった。
「言ってみな。
わたしは、小便を漏らしましたって」
「助けて……」
「言ったら、助けてやるよ」
「わたしは……。
わたしは、おしっこを漏らしました」
「おしっこじゃないだろ。
小便だよ。
わたしは、小便を漏らしました」
「わたしは……。
小便を漏らしました!
だから、助けて。
助けてください」
「だからとは何だい?
わたし相手に、取り引きしようってのかい。
百年早いんだよ」
由美の片手に力が籠もった。
濡れたショーツが握り潰され、水滴が滴った。
水滴は、時雨のように愛梨の顔に降り注いだ。
「いやっ」
「何がいやなんだい。
自分の小便だろ。
違うって言うのかい?
それじゃ、見せてもらおうじゃないか。
小便の出る穴を。
その穴の周りが小便臭くないか、確かめさせてもらうよ」
助けてください」
「ふっふっふ。
いいね、その怯え切った目。
でも、安心しな。
取って食おうってわけじゃないよ。
おや。
おまえ、失禁してるね」
「い、いやぁ」
「ふふ。
濡れた下着をつけてたら、夜風で風邪を引くよ。
ほら、脱ぎな」
「いや。
助けて」
「言うことを聞かないと……。
この腕が、勝手に絞め殺しかねないよ。
脱げって言ってるだろ」
由美の片手は愛梨を押さえつけ、もう一方の手がスカートを潜った。
再び現れた手には、ショーツが握られていた。
鉋を引くように、一気に抜き取られる。
手の平に、濡れた布地を感じた。
「ほら、見てみな。
こんなに濡らして」
由美の片手は、ショーツを愛梨の眼前に掲げた。
水を吸ったショーツは垂れ下がり、持ち重りがするほどだった。
「言ってみな。
わたしは、小便を漏らしましたって」
「助けて……」
「言ったら、助けてやるよ」
「わたしは……。
わたしは、おしっこを漏らしました」
「おしっこじゃないだろ。
小便だよ。
わたしは、小便を漏らしました」
「わたしは……。
小便を漏らしました!
だから、助けて。
助けてください」
「だからとは何だい?
わたし相手に、取り引きしようってのかい。
百年早いんだよ」
由美の片手に力が籠もった。
濡れたショーツが握り潰され、水滴が滴った。
水滴は、時雨のように愛梨の顔に降り注いだ。
「いやっ」
「何がいやなんだい。
自分の小便だろ。
違うって言うのかい?
それじゃ、見せてもらおうじゃないか。
小便の出る穴を。
その穴の周りが小便臭くないか、確かめさせてもらうよ」
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2013/12/29 08:07
-
食「『新津』からは、信越本線ですね。
快速『くびき野6号』」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201312231646347c1.jpg
↑新津駅の『くびき野』。これは、17:19発の4号のようです。
み「名前が付いてるような快速じゃ、お金取られるんじゃないの?」
食「指定席だと指定席料金がかかりますが……。
自由席なら、乗車券だけで大丈夫です。
でも、検札はあるかも知れませんよ」
み「どのくらい乗るの?」
食「『新津』、20:11発。
『直江津』、21:53着」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20131223164656062.jpg
み「まだ新潟県か。
よし、1時間42分、トイレに籠もるぞ」
食「この時間だと、お酒飲んでる人もいるでしょうから……。
トイレに立つ人もいるはずです。
籠ってたりしたら、車掌さんに通報されますよ」
み「うーむ。
運を天に任せるしか無いか」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20131223164635f01.jpg
↑こちらは、グリーン席。これなら、金取るわな。
検索をかけてみたところ……。
検札は無いという情報がありました。
定期券では、指定席に座れないんですが……。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013122316463698f.jpg
高校生が、平気で指定席に座ってるそうです。
-
––––––
2. Mikiko- 2013/12/29 08:10
-
み「『直江津』で、22時前か……。
まだこの日、先があるわけ?」
食「もちろんです。
『直江津』では、29分の待ち合わせになります。
立ち食いそば、食べます?」
み「おぅっ」
律「ぜったい胸焼けするわ」
み「野菜ものが足りとらんよな」
食「『直江津』の立ち食いそばは、食べたことがあります。
あそこのは独特なんですよ。
“食い鉄”の間でも、知られた存在です。
そば、うどんの汁で、黄色い中華麺を食べる『和風中華』が有名です」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201312231646374d1.jpg
↑ネギは冷凍モノではなく、店内で刻んでるそうです。味は……。絶賛する人と、首を傾げる人、二手に別れるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=6tfQcRrrk-M
↑動画レポートがありました。どうも、改札の外にあるみたいですね。
律「ますます胸焼けしそうね」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20131223164657ad2.jpg
↑安さも魅力! 値段は、十数年変わってないそうです。高校生なら、ぜったいこれだね。
み「野菜ものはないの?」
食「かき揚げなら、野菜ですよ」
み「油を使ってない野菜!」
食「あ、海のそばだから、確か“もずく”はありました」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20131223164639cae.jpg
↑もずくそば。ウズラの卵と天かすが、最初から入ってます。400円。これも名物だそうです。
み「“もずく”は海藻だろ!」
律「海の“もずく”って云うものね」
み「それは、海の“藻屑”!」
続きは、次回。
-
––––––
3. ハーレクイン- 2013/12/29 11:58
-
拉致、監禁、脅迫などの際の定番のセリフですが、女教師さんの口から出ますと迫力ありますねえ。
取って食われた方がましだったりして、愛梨ちゃん。
>わたしは、おしっこを漏らしました
>わたしは……小便を漏らしました
こういうのを言葉嬲りっていうんだよなあ。
いいねえ。
まさに「ネコがネズミを嬲る」図ですなあ、女教師さん。
愛梨ちゃんに降り注ぐおしっこ時雨。
しっかり味わうんだよ、愛梨ちゃん。
-
––––––
4. ハーレクイン- 2013/12/29 12:03
-
旧頸城村(現上越市)が由来ですか。
頸城鉄道というのがあったそうですね。
路線総延長15.0km。
軌間762mm(いわゆる軽便鉄道)。
起・終点を含む駅数10。
全線単線・全線非電化。
1914年(大正3年)開業、1971年(昭和46年)全線廃止。
雪で苦労し続けた路線だったようです。
ま、こんなこと言っちゃなんですが、「くびき」といいますと反射的に軛を連想しちゃいますね。
ほんとにややこしいなあ
新潟の鉄条網、じゃなくて鉄道網。
JR米坂線なんてのもあるのか。
米沢駅(山形)-坂町駅(新潟)間、90.7km。
起・終点駅を含む駅数20。
全線単線・全線非電化。
最急勾配25.0‰。
軌間はもちろん1,067mm。
車窓の風景はなかなかのものです。
>検索をかけてみたところ……。
検札は無いという情報がありました。
そんな情報までネットに流れているのか。信用できるのかね。
お、和風中華。
JR姫路駅ホームの駅そばにもあります。結構有名。ひょっとしてチェーン店?。
店名は、そのものずばり「えきそば」
しかし、直江津の駅そば、和風中華290円は安い!
カレーそばがあります、400円。わかってらっしゃる直江津駅そばさん。
もずくそばねえ。
わたしはもずくが苦手なんです。
あの見かけがねえ、なんか水死体を思わせてね。水死体を見たことはないんだけどね。
そういえば古歌に、川でおぼれ死んだ娘の長い髪が水に漂っている、なんて風景を詠ったのがあったなあ、忘れちまったい。
もずく。
まだ一度も食べたことありません。おそらく食べないまま人生を終えるでしょう。
>律「海の“もずく”って云うものね」
出ました、律せんせ会心のボケ(それほどでもないか)。
風邪、ひいちゃいました。
-
––––––
5. ハーレクイン- 2013/12/29 12:20
-
ぅわっかりました。ちゃんと記録してました。
●八雲さす出雲の子らが黒髪は吉野の川の沖になづさふ
万葉集所載の人麻呂の歌でした
しかし、どういう背景があるんでしょうか。
-
––––––
6. Mikiko- 2013/12/29 13:25
-
東頸城郡、西頸城郡、中頸城郡がありました。
今は、市町村合併により、すべて消滅してます。
“頸城”は、もともとは、新潟県の上越地方全域を指す地名だったようです。
ちなみに頸城村は、中頸城郡にありました。
↓『くびき野』、検札が無い情報はこちらから。
http://blogs.yahoo.co.jp/bb_fcy/31365572.html
もずく。
味に当たり外れがあります。
マズいのは、ただ酸っぱいだけ。
でも、美味しいのに当たると……。
歯ごたえと滑りがなんとも言えません。
じゅんさいみたいです。
正月前に風邪を引くとは、精進が悪いですのぅ。
せっかく、朝から飲んでもお咎めのないときなのに。
春にまた入院しないよう、ごちういください。
-
––––––
7. ハーレクイン- 2013/12/29 14:53
-
ほう、そんなに広い範囲を差す名称だったんですか。
だから快速「くびき野」があり、「頸城鉄道」があったのも当然なんですね
ほう。
「JR全線乗り放題切符」なんてのがあるんですか
有効期間が2週間程度。9,180円。
三人で乗車、または3回に分けての乗車、可。
ということは一人(1回)あたり3,060円。これはお買い得ですね。
「酸っぱいもずく」。
え、味が付いてるんですか、もずく。
酸っぱいもずく、間違いなく吐き出すでしょうね、わたしは。
風邪っぴき。
もう何年も風邪なんて引いてなかったのになあ。
「精進が悪い」。
別に悪事も働いていないのになあ、飲んでるだけで。
咳と鼻水と涙が止まりません。
この秋、生まれて初めて発症した花粉症の影響もあるんでしょうがね。
で、腹立つのは、風邪にも花粉症にも関係ないんでしょうが、肩こりがひどいんですよ、近ごろ。もはや激痛と言ってもいいくらいです。なんなんでしょうねえ。
-
––––––
8. Mikiko- 2013/12/29 19:21
-
2011年で発売終了。
でも、2011年からは、「秋の乗り放題パス」が発売されてます。
料金も、7,500円に値下げ。
10月5日~20日までの間の、連続する3日間が、乗り放題となります。
↓飛び飛びの日での利用や、複数人数での利用は出来なくなりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E9%81%93%E3%81%AE%E6%97%A5%E8%A8%98%E5%BF%B5%E3%83%BBJR%E5%85%A8%E7%B7%9A%E4%B9%97%E3%82%8A%E6%94%BE%E9%A1%8C%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%B7
肩こり。
最近、わたしは無くなりました。
理由はわかりませんが。
先日、テレビで、肩こり解消の名医が紹介されてました。
お医者さんではなく、歯医者さん。
↓顎関節症の研究から、開発された方法だとか。
http://bi-plus.net/kenkou/10-second-stiffness-of-the-shoulders-personal-cure/
http://currentdiary.seesaa.net/article/383669757.html
逆療法で、キャッチボールとかはどうなんでしょう?
-
––––––
9. ハーレクイン- 2013/12/29 20:31
-
全線乗り放題切符、なくなったんですか。
それは残念無念、口惜しや。
で、「秋の乗り放題」ねえ。
JRもさすがにサービスしすぎと考え直したのかな。
おーやMiki姐さん、肩こり解消ですか。
それは慶賀。
わたしは、涙目、鼻水、咳。
で、肩こり。
さらに加えて、しゃっくりが止まらなくなりました。
なんだよう。
いったい私が何をした!
ヘレン・ケラー女史を凌ぐ五重苦。
助けてくれ。
-
––––––
10. Mikiko- 2013/12/30 08:04
-
涙目は、わたしも1年を通しての症状になりました。
特に、冬場は顕著です。
寒風が当たると、涙がこぼれます。
鼻水は出ませんが、鼻づまりはときどきあります。
鼻孔拡張テープを貼ると、少し楽です。
朝、剥がしたとき、テープの跡が残りますが……。
30分もすれば消えます。
-
––––––
11. ハーレクイン- 2013/12/30 11:52
-
なぜに樋口一葉。
-
––––––
12. Mikiko- 2013/12/30 13:08
-
『頭痛肩こり樋口一葉』は、井上ひさしの戯曲です。
井上ひさしが主宰した『こまつ座』は、これで旗揚げ公演を行いました。
-
––––––
13. ハーレクイン- 2013/12/30 16:20
-
へえー知りませんでした。
わたしは、こっち方面は疎いんですね。
井上ひさしで思いつくのは『ブンとフン』だけです。内容はもちろん知りません。
村で一番の仲良しだった二人の男の子が、どういうわけか村で一番のいがみ合う仲になって喧嘩三昧。で、いろいろあって片方が村を出て遠くへ行くことに……。
で、その別れのときに村に残る方が洩らすセリフ。
「俺……これから先、誰と喧嘩すりゃいいんだ……」
答えることが出来ず夜汽車に乗る相手。
こんな漫画がありました。
作品名はもちろん、作者も記憶にありませんが、印象的な作品です。
-
––––––
14. Mikiko- 2013/12/30 18:44
-
何と言っても、『ひょっこりひょうたん島』でしょうね。
そういう漫画を発表できるってのは、いい時代でしたね。
-
––––––
15. ハーレクイン- 2013/12/30 20:39
-
えっ、原作は井上ひさし!
いやあ、知りませんでした!!
これはまあ、何といいますか、いやあ、どうもその、ですね。
えーと、以前に書きましたっけ。
記憶はあやふやなんですが『未逃』(このタイトルもあやふや)という短編の漫画があります。
どう言えばいいんですかね、とにかく、逃げなあかんのですよ。
何かが追ってくるんですね。で、その追う速度が日に日に大きくなる。
逃げる。
走る、自転車、電車、新幹線、逃げろ逃げろ逃げろ。
追いつかれたら世界が滅ぶという、わけわからん設定なんですね。
「あすなひろし」だったかなあ。
いやいや、覚えていませんがサスペンスタッチの作品でした。
見たのは学生時代の喫茶店(GAROではありまへん)。漫画雑誌だったなあ。これも記憶に無し。
とにかく、衝撃的な作品でした。
も一度、見たいなあ。
-
––––––
16. Mikiko- 2013/12/31 08:29
-
月曜から金曜まで毎日放送があったようです。
後年の井上ひさしの遅筆ぶりを思えば……。
よく遅れずに書き続けられたものですね。
あすなひろしという漫画家は、初めて知りました。
作品リストには、それらしい作品が無いようです。
一種の不条理ものでしょうか?
漫画ではありませんが、筒井康隆の『走る取的』を連想しました。
-
––––––
17. ハーレクイン- 2013/12/31 09:22
-
そうですね、まさに不条理もの。
最後は逃げ切るんですけどね。米軍の戦闘機に乗って……。
あ、違うか。何十年前に一回読んだだけだからなあ。記憶はあいまいです。
も一度、見たいなあ。
『走る取的』。怖いですねー。
-
––––––
18. ハーレクイン- 2013/12/31 09:46
-
絵柄を思い返して探し直しましたところ、作者が違ってました。すんまへん。
みやわき心太郎、1978年の作でした。
「リイドコミック」に掲載。
全9話ということらしいですがおかしいなあ。確か読みきりの短編だったと思うんだけどなあ。ひょっとして別の作品かな。
でも、こんなタイトル、めったにないよね。