Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1319
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 女教授は、男根から左手を外し……。
 右の拳をスライドさせ始めていた。
 ときおり顔を突き出し、唾液を垂らす。
 あの唾液の中には、まだ最初の男性の精子が生きているのではないか。
 唾液の作る数珠玉の中に、小さなオタマジャクシが閉じ込められている気がした。

「早く入れないかな。
 でも、この位置からだと、ぜんぶ入ったかわからないよね」

 男根を擦っていた女教授の顔が、パッと輝いた。
 何かを思いついた表情だった。
 女教授は、男根を掴んだまま起ちあがった。

「待ってました!」
「隣に聞こえるってば」
「ごめん」

 先ほどと同じく、男根に尻を向けるのかと思ったが……。
 そうではなかった。
 女教授は、こちらに背中を見せ、男根に正対した。
 男根は女教授の影に隠れ、まったく見えなくなった。
 女教授は窓に向かい、腰を突き出した。
 尻たぶが大きく窪む。
 前に回った右腕は、股間のあたりに伸びている。
 あの腕の先には、男根が握られているはずだ。

「うそ。
 前から入れるつもり?
 あ、ほら見える。
 お尻の割れ目」

 分厚い尻肉が、深い渓谷に落ちこむその下から、亀頭が覗いていた。
 亀頭を陰唇に擦り付けながら、位置を探っているのだろう。
 亀頭が再び隠れると同時に、女教授の尻たぶが波立った。

「入った?」

 女教授の体側から、右腕が現れた。
 男根から手を放したのだ。
 すなわち男根は、指を添える必要が無くなったということだ。
 指に代わって男根を支持しているのは、女教授の性器に違いない。

 女教授は、両腕を広げ、壁に手の平をあてた。
 おそらく乳房は壁に押し付けられ、潰れているだろう。
 そのまま両膝を外側に割り、さらに壁に、にじり寄る。
 壁に張り付いたまま、女教授の尻が前後し始めた。
 さすがにその姿勢では、激しい挿出は難しいようだ。
 しかし、そのぎこちない動きが、かえって妄想を掻き立てた。
 尻に隠れた接合部が、はっきりと見える気がした。
 そこでは、男と女の生殖器が、生で交接しているのだ。
由美と美弥子 1318目次由美と美弥子 1320





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2013/09/09 07:26
    • み「ま、新潟は、11月に入ると、一気にお天気が崩れてくるから……」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120427115223241.jpg
      み「一層、10月の晴れ間が記憶に残ってるのかも知れない。
       空を見てると、少し物悲しくなってくる空だね」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013090710042880a.jpg
      律「どうして悲しくなるの?」
      み「冬が近いって感じるからよ。
       こんなお天気は、もう何日も無いだろうなって」
      律「ふーん。
       東京じゃ、感じないわね」
      み「そりゃそうでしょ。
       東京は、冬が一番お天気がいい季節なんだから」
      http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201306182000242ee.jpg
      み「東京に住んでた時は、冬が一番好きだった。
       冬が近くなってくるとね、空気の匂いが変わるんだよ。
       その匂いを嗅ぐと、嬉しかったな。
       大好きな冬がやって来るって」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013090710042705d.jpg
      律「寒いじゃないの」
      み「東京あたりの寒さは何でもないよ」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130907100409ea9.jpg
      ↑ロシアの冬。寒さ桁違い。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2013/09/09 07:27
    • み「寒けりゃ、何枚でも着ればいいだけ」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013090710042560d.jpg
      ↑着ぶくれてるわけじゃありませんが。
      み「裸になっても暑い夏より、なんぼかマシだわ」
      律「そんなものかしら」
      み「太平洋岸で生まれ育った人は、冬の太陽の有り難さがわかってないんだよ」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013090710041348f.jpg
      ↑木彫『Soleil 太陽崇拝』馬塲稔郎
      み「実際、イギリスとかからの人が、冬の東京に来ると……。
       とにかく、お天気に感激するそうよ」
      律「ヨーロッパの冬って、暗い感じがするもんね」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130907100407902.jpg
      ↑イギリス・リッチモンドの冬
      み「じゃ、新潟はヨーロッパか。
       そう言えば、受験で東京に行ったとき……。
       あんまり明るくて、身の置きどころが無い感じだった。
       日陰を選んで歩いてたわ」
      律「お肌には、そっちの方がいいんじゃないの」
      み「実際、雪国の人の肌が綺麗だってのは……。
       冬のせいだと思うよ。
       お日さまがほとんど差さず、窓を結露の雫が伝うほどの高湿度の期間が……。
       1年の3分の1もあるわけだからね」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201309071004115ec.jpg
      ↑新潟県立博物館『雪とくらし』の展示
      律「逆に、うらやましいかも」
      み「新潟の人は、もっと冬の有り難みを感じるべき?」
      律「そうそう」
      み「自転車には乗れなくなるし、電車は遅れるし……。
       雪かきはせにゃならんし」
      http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130425073150f56.jpg
      み「いいことなんて、何も無いよ」
      律「でも、東京に住んでて……。
       冬が好きなんて人、あんまり聞かないけど」
      み「あのお天気が当たり前だと思ってるから……。
       寒いのが気に入らないわけでしょ」
      律「実際、寒いわよ。
       朝晩」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2013/09/09 09:35
    • は、第1弾の後背位から一転、正常位じゃなくてそれを立てた形のいわゆる「立位」。ここから伸身のまま前にかがむと“立位体前屈”(こら!)。
      わたしは立位というのはあまり好みではないのですが、1本だけ無茶苦茶エロいAVを持ってます。ま、何事も工夫次第ということですね。
      それはともかく、この場合男女の間に深くて暗い河、じゃなくてベニヤの壁があります。何もそんな不自然な体勢でやらいでも、と思いますがその不自然さが得も言えぬ感興を呼ぶのでしょう。
      いま思いついたが由美ちゃん。
      その小窓から、あのディルドウを突き出してみる、というのはどうだろう。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2013/09/09 09:38
    • 新潟・東京「日照時間対決」。春~秋は新潟の勝ち、晩秋~冬は東京の圧勝。
      雲を引いて青空を舞う航空機。
      ここはアジサシかユリカモメにしてほしかったなあ。「わたしはカモメ……」、とさりげない番宣。
      スカイツリ―が出来たけど、こっちの方がかっこいいと思うぞ、東京タワー。一度だけ上ったことあります。
      冬枯れの……どこやろ。神宮外苑? 表参道?
      おっさん、よう知らんやろ、東京。
      ロシアの冬。
      立小便すると、おしっこが地面に着くまでに凍るそうだよ。
      ようは知らんで、聞いた話や。
      着ぶくれてるのは、えーと、あんた誰?
      『Soleil太陽崇拝』。
      作者は「馬傷稔郎」、とありますが、“馬場”やろと思って検索したら、彫刻家「馬場稔郎」がありました。
      一方、彫刻家「馬傷稔郎」もちゃんとありまして、読みは「ばばとしろう」。
      うーむ。どうなっておるのだ。
      リッチモンドてどのへんやろ、で検索したらむちゃくちゃたくさんありました。市区町村に限っても、
      USA27
      イギリス3(画像はこのうちのどれかな)
      オーストラリア4
      カナダ4
      ジャマイカ1
      ニュージーランド2
      南アフリカ2
      人気あるなあ、リッチモンド。
      『雪とくらし』の展示。
      どうも状況がよくわからんなあ。
      向かい合う二人の人物はどちらも人形? で、この通路みたいなのは路地?
      ネコも大変だなあ、雪かきまでやらされるのか。
      ま、以上ですが、なんでこんな話になったんだ、でまた前回を読み返したよ。
      千畳敷の『隆起生誕200年祭』が、どの季節に行われたのか、からだった。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2013/09/09 19:54
    •  学校帰りに持ってるわけないっしょ。
       新潟の日照時間。
       東京を上回る時期には、田植えから稲刈りまでがすっぽり収まります。
       だから、お米がよく育つんですね。
       で、冬は、日較差の小さい安定した低温と高湿度。
       酒造りに最適な環境となります。
       “馬傷”ではありませぬ。
       “馬塲”です。
       読みは、“ばば”でいいようですね。
       わたしも初めて知りました。
       リッチモンドが、そんなにたくさんあるとは知りませんでした。
       リッチモンド公園かも知れません。
       雪と暮らし。
       機械除雪のなかった時代。
       屋根の雪を、道路に下ろすと……。
       道路は、1階部分の高さまで埋まります。
       じゃ、人はどこを通るかと云うと……。
       建物と道路の間、つまり歩道ですね。
       そこに、雁木と呼ばれる庇が張り出してるんです。
       その下が、人の歩く通路になってた。
       でも、雁木が途切れる場所があります。
       それは、道路が交わる交差点です。
       道路には雁木が無いので……。
       雪のトンネルを掘って、向かい側の雁木まで通り道を作ったということ。
       あの展示は、昭和30年代の高田がモデルだそうです。
       「この下に高田あり」の高田ですね。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2013/09/09 22:56
    • あれ?
      いつも鞄に入れてるんじゃないのか。いつでもどこでも出来るように。
      ふむ、米どころ酒どころ新潟。
      吟醸の命は低温です。
      馬“塲”氏。
      ふうむ、こんな漢字があるのか、知らなかった。
      読みは「ば」のようです。「ba」で入力したら出ました。
      はあー、あれは路地ではなく、正真正銘大通り。
      さすが、雪どころ高田。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2013/09/10 07:47
    •  刈り入れが始まりました。
       田んぼの見えない町中でも、稲わらの香りがします。
       高田。
       人力除雪の時代は……。
       降る雪の量に、人の手が追いつかなかったわけです。
       屋根から下ろすだけで精一杯。
       道路から排除することは出来なかったのです。
       雪に埋もれた雁木からの風景を、↓こちらからご覧ください。
      http://www.geocities.jp/gangimatiya/1021rekisihakubutukan.html

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2013/09/10 09:02
    • こちらはようやく稲穂が垂れてきた、というところでしょうか。
      当たり前のことですが、雪に埋もれたその下でも、人の営みは行われてるんですよね。
      雁木通り、雪のトンネル、荒物屋、三間間口、一文店(これは知らなかった)。
      旧金津憲太郎桶店、これも知らない。
      「高田のわれわれは幸せ者です」とサイトさんにありましたが、余所の国のわたしも幸せ者です。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2013/09/10 19:47
    •  こうでも思わなんだら、住んでられまへんわな。
       高田の暮らしで、わたしが不思議に思うことは……。
       冬場のトイレの汲み取り。
       どうやってたんでしょうね?
       縦穴掘って、釣瓶で汲むとか?
       一冬、溜めっぱなし?

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2013/09/11 03:44
    • 汲むどころか、凍ってるんじゃないすか。
      父親に聞いた話です。
      父は戦時中、満州(わかるかなあ、今の中国東北部。北朝鮮との国境付近です)に派兵されました。
      ♪あんさは満州へ行っただよ
      で、冬場、ガチガチに凍ったトイレのうんこを、長い太い鉄の棒で突き崩し、柄杓で掬って捨てていたそうです。
      いや、しかし高田程度ではなあ。雪に埋もれているとそんなには温度は下がらないかも。
      これは高田の古老に聞いてみないとわからんなあ。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2013/09/11 07:49
    •  うんこが凍るみたいです。
       はた万次郎の『北海道田舎移住日記』で読みました。
       ↓これは面白い本で、何度も読み返しました。
      http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/025cef17.5de8405d.03a61c5c.eff4e457/?pc=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2frb%2f%25E5%258C%2597%25E6%25B5%25B7%25E9%2581%2593%25E7%2594%25B0%25E8%2588%258E%25E7%25A7%25BB%25E4%25BD%258F%25E6%2597%25A5%25E8%25A8%2598-%25E3%2581%25AF%25E3%2581%259F%25E4%25B8%2587%25E6%25AC%25A1%25E9%2583%258E-9784087488135%2fitem%2f988483%2f%3fscid%3daf_link_urltxt&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fev%2fbook%2f
       高田の場合、凍るかどうかよりも……。
       汲み取れるのかという疑問です。
       汲取口は、3メートルくらいの雪に埋もれるんじゃないでしょうか。

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2013/09/11 10:52
    • どうも状況が呑み込めんなあ。汲み取り口は全くの野外ってこと?
      それは汲み取り不可能でしょう。汲み取り口は屋内、というかせめて“雁木”で覆わんとあかんやろ。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2013/09/11 19:37
    •  汲み取り口が屋内にあったら、臭くてかなわんだろ。
       汲み取り口は、当然、トイレの外側になります。
       そこだけ庇を掛けても……。
       道路からそこまで、どうやって往復するのだ?

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2013/09/12 00:29
    • そんなん知らんがな。
      まったく想像の埒外だわ。
      そういえば、満州ではどうしてたんだろ。親父に聞いとけばよかったが、もはや「死人に口なし」だわ。
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