2013.8.4(日)
優雅な振りから、女性が大きく脚を広げた。
女性と言うより、やはりダンサーと呼ぶべきなのだろう。
ダンサーは上体を煽りながら、徐々に身体を沈める。
開いた両脚の膝が、“く”の字に折れていく。
パラフィン紙を透いたような光を浴びながら……。
長い脚を直角近くまで畳んだダンサーは、深海に揺らめく高脚蟹にも見えた。
その姿勢を保ったまま……。
ダンサーは、ゆっくりとベビードールを手繰りあげた。
甲殻類の脱皮めいて、薄い布地が抜きあげられていく。
亜麻色の髪を、ピンクのヴェールが覆う。
ダンサーは束の間、深海の花嫁となった。
「……」
手首を掴まれた。
もちろん、由美だ。
手の平は、じっとりと汗ばんでいる。
しかし由美の視線は、ガラス窓に縫い付けられたままだった。
喉が動き、唾を飲みこむのが判った。
美弥子も、舞台に視線を戻した。
ちょうど、脱ぎあげられたベビードールが、ダンサーの手を離れたところだった。
薄いピンクの布地が、光を浴びながら宙で開く。
アクアリウムのクラゲを見るようだった。
ダンサーは上体を沈めたまま、腰をグラインドさせ始めた。
ダンサーが纏うのは、紐状のタンガとハイヒールだけだ。
剥き出しの小ぶりな臀部が、宙に八の字を描く。
と、その時、足元に微かな振動を感じた。
同時に、舞台に変化が現れた。
ダンサーを載せたまま、円形の舞台が回り始めたのだ。
ダンサーは、同じ姿勢のまま腰をくねらせている。
ダンサーの側面が、こちらを向いた。
小さな尻とバランスの取れた、小ぶりな乳房が見えた。
しかし、真横から見た乳首は、隠しようもないほど勃起していた。
自らの裸を、男たちに見せつけながら……。
ダンサーは、明らかに興奮しているのだ。
美弥子は、由美に聞こえないことを祈りながら、唾を飲みこんだ。
ダンサーの正面が、こちらを向いた。
どうしても、股間に目が行ってしまう。
そこには、幼児の手の平ほどの小さな布地が貼りついているだけだ。
性毛の覆うエリアより、ひと回り小さいだろう。
しかし、性毛は見えない。
綺麗に処理されているに違いない。
内腿にかけての腱の窪みが、翳を孕んでいた。
女性と言うより、やはりダンサーと呼ぶべきなのだろう。
ダンサーは上体を煽りながら、徐々に身体を沈める。
開いた両脚の膝が、“く”の字に折れていく。
パラフィン紙を透いたような光を浴びながら……。
長い脚を直角近くまで畳んだダンサーは、深海に揺らめく高脚蟹にも見えた。
その姿勢を保ったまま……。
ダンサーは、ゆっくりとベビードールを手繰りあげた。
甲殻類の脱皮めいて、薄い布地が抜きあげられていく。
亜麻色の髪を、ピンクのヴェールが覆う。
ダンサーは束の間、深海の花嫁となった。
「……」
手首を掴まれた。
もちろん、由美だ。
手の平は、じっとりと汗ばんでいる。
しかし由美の視線は、ガラス窓に縫い付けられたままだった。
喉が動き、唾を飲みこむのが判った。
美弥子も、舞台に視線を戻した。
ちょうど、脱ぎあげられたベビードールが、ダンサーの手を離れたところだった。
薄いピンクの布地が、光を浴びながら宙で開く。
アクアリウムのクラゲを見るようだった。
ダンサーは上体を沈めたまま、腰をグラインドさせ始めた。
ダンサーが纏うのは、紐状のタンガとハイヒールだけだ。
剥き出しの小ぶりな臀部が、宙に八の字を描く。
と、その時、足元に微かな振動を感じた。
同時に、舞台に変化が現れた。
ダンサーを載せたまま、円形の舞台が回り始めたのだ。
ダンサーは、同じ姿勢のまま腰をくねらせている。
ダンサーの側面が、こちらを向いた。
小さな尻とバランスの取れた、小ぶりな乳房が見えた。
しかし、真横から見た乳首は、隠しようもないほど勃起していた。
自らの裸を、男たちに見せつけながら……。
ダンサーは、明らかに興奮しているのだ。
美弥子は、由美に聞こえないことを祈りながら、唾を飲みこんだ。
ダンサーの正面が、こちらを向いた。
どうしても、股間に目が行ってしまう。
そこには、幼児の手の平ほどの小さな布地が貼りついているだけだ。
性毛の覆うエリアより、ひと回り小さいだろう。
しかし、性毛は見えない。
綺麗に処理されているに違いない。
内腿にかけての腱の窪みが、翳を孕んでいた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/08/04 07:44
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律「治った?」
み「治らんわい!」
見て、このふくらはぎ。
ぺっちゃんこ。
あたたたた。
コブラ返りとは、よう言うた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130729200948929.jpg
↑これは『コブラツイスト』。なぜ、掛けられた姿勢のままでいるのでしょう? 転べば逃れられるのではないか?
律「こむら返りでしょ」
み「コブラ返り!
見てこのふくらはぎの形、怒ったコブラとそっくり」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130729200946ad5.jpg
↑ほんとに、ふくらはぎがぺちゃんこになりますよね。
律「あんたが悪いのよ。
列車の中で、ミーアキャットの真似なんかするから」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130721104048246.jpg
み「ミーアキャットの真似をしたのではないわ。
爪先立ちしただけだろ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130729200949e22.jpg
↑プロのバレリーナの素足。美しいトウシューズの中は、こうなっておるのです。
み「ほんとに悪いのは、こやつじゃ」
食「ボクですか?」
み「思わせぶりなことばっかり言うから。
おー、痛かった。
コブラ返りで大分県」
律「ぜんぜん面白くない」
み「面白いこと言う余裕なんか無いわい」
律「じゃ、治療費の請求書を書きます」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130519192846a1f.jpg
み「書くな!」
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2. Mikiko- 2013/08/04 07:46
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食「ほら、窓の外を見てくださいよ。
こんな景色のいいところを走ってるんですよ。
五能線の中でも、撮影ポイントのひとつです」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013072920101174f.jpg
み「おー。
すんばらしく土地が安そうなところじゃ」
律「またそういうことを言う」
み「先生、ここいらに土地買ったら?
10万坪くらい」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201307292009535f1.gif
↑『深川洲崎十万坪』歌川広重
律「何でわたしが、ここに土地を買うのよ?」
み「この町の名前が、苗字になった記念よ」
食「何のことですか?」
み「この先生、苗字が深浦って云うの」
食「え?
そうだったんですか。
でも、『大間越駅』から深浦町だったのに……」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130303095359f8c.jpg
食「何で教えてくれなかったんです?」
み「だって、そのころはまだ、苗字が付いてなかったのよ」
食「は?」
み「裏番組で、いろいろ進展があったのよ。
ま、わからんだろーな」
食「さっぱりわかりません」
み「ともかく!
このお方は、深浦律子先生って云うの」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013052619354208e.jpg
み「覚えといてね。
そのうち、三面記事に名前が載るから」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201307292009506c5.jpg
律「何よそれ?」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2013/08/04 09:27
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>パラフィン紙を透いたような光
「透いた」は、透過した、という事かなあ。
>深海の花嫁
は結構だが、ダンダー、ねえ。
>アクアリウムのクラゲ
『アクアリウムの鯨』は谷村志穂。
ふうむ。
円形の回り舞台か。
となると、前方後円風俗店。
あれとあれの合体、ということに……。
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4. ハーレクイン- 2013/08/04 09:43
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コブラツイストの体勢からマットに転ぶと「グランドコブラ」という技に移行したことになる。逃れることは出来ぬ。
♪白いマットのジャングルに~
ははあ、ミーアキャットねえ。
哺乳綱ネコ目マングース科スリカータ属。
一属一種。
ナミビア、ボツワナ、南ア共和国などに分布。
体長30㎝前後、尾長20㎝前後。
食性は雑食。昆虫、クモ、サソリ、爬虫類、小型哺乳類、植物の茎、根、果実などを食す。
家族、もしくは複数の家族で生活し、繁殖活動は群れ中の最優位の雌雄のみが行う。
群れの他の個体は子守や授乳、子供への教育(餌の獲り方など)を行う。これらの個体を「ヘルパー」と称し、いわゆる利他行動の例とされる。
プロバレリーナの素足。
ふむ。
美しく優雅な白鳥も、水面下では必死に足を動かしている(花形満)。
治療費の請求書。
書くのは杉本彩姐さん。
深川洲崎十万坪。
こんなの描く人を天才って言うんだろうね。
洲崎にはかつて洲崎パラダイスという歓楽街(古いね、言い方)があり、吉原と張り合っていたという。
大間越駅。
そういえば、そんな駅も通ってきたねえ。
>み「裏番組で、いろいろ進展があった
そうか。大間越駅を通過したのは正月頃のことなのか。
遥けくも来つるものかな。
それにしても、深浦律子ってマジの命名だったのか。冗談だと思ってたよ。
失礼しました、深浦せんせ。
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5. Mikiko- 2013/08/04 12:16
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今朝方、投稿直前に直したので、見事に間違いました。
全部、訂正させていただきました。
ご指摘、感謝します。
コブラツイスト。
寝転べば、汗で滑って抜けると思うけどなぁ。
ミーアキャット。
↓買えるようです。
http://pets-e.com/24_635.html
売買していいのか?
1匹、40万円……。
誰が買うんじゃ。
深川洲崎十万坪。
当時、上空からの景色を見た人は、一人もいなかったわけです。
まさに、天才にしか描けない絵でしょうね。
↓久々に『ばんえつ物語号』の写真を撮ってみました。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130804120952d18.jpg
せっかく、サービス煙を出してくれてたんですが……。
空が曇ってて、イマイチ映えませんでしたね。
↓帰り道に撮った、田んぼ。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130804120954ca6.jpg
コシヒカリはもう、稲穂を垂れてました。
あと1ヶ月で刈り入れです。
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6. ハーレクイン- 2013/08/04 14:41
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コブラツイストはね、もともとグランドの方が原型らしいよ。つまりより完成度が高い、ともいえるかも。
コブラをさらに発展させたのが猪木の得意技、オクトパスホールド、またの名を卍固め、ですね。
ミーアキャットの売買。
ワシントン条約に抵触しなければいいんでしょうね。
久方ぶりの「ばんえつ」くん。
なかなか上達した、と言わざるべけんや。
えーっ。
もう穂が出てるんですか、コシヒカリ。
さすがに早稲、早いなあ。
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7. Mikiko- 2013/08/04 19:24
-
画像を見てみましたが……。
コブラツイストより、さらに不自然な形状ですね。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013080416592516f.jpg
身体が柔らかければ、ぜったいに逃げられると思う。
ばんえつ物語号。
この次は、カーブ箇所で正面から撮ってみたい。
コシヒカリ。
倒伏しやすいので……。
台風シーズン前に刈り取るのが鉄則です。
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8. ハーレクイン- 2013/08/04 20:17
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コブラも、卍もそうですが、ザ・デストロイヤーが得意にしていた有名な4の字固め(正確には足4の字固め)などもそうですが、こういった派手な関節技は、相手の協力が無ければなかなか極まるものではありません。セメント(真剣勝負)ではまず無理でしょう。掛けられるのをのんびり待つアホはいませんわな。
だが、いったん極まってしまえば脱出はほぼ不可能、ギブアップするしかありません。凶器攻撃などをしない限りね。
「ばんえつ」撮影物語。
健闘を祈る。
コシヒカリ。
福井県で生まれ、新潟県が命名したそうですね。
「越の国(越前と越後)に光り輝くコメ」という意味らしいです。
福井県では……、
播種(はしゅ)日……4月25日
田植日……5月21日
出穂(しゅっすい)期……8月9日
登熟期間……8月19日縲・月18日
なるほど。8月中に刈り取り可能ということですね。
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9. Mikiko- 2013/08/04 22:25
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柔道の『腕ひしぎ十字固め』ってのは、マジに痛そうです。
あれはまさに、セメント勝負を決着させる技じゃないでしょうか。
田植え日。
5月21日って、何で1日だけなわけ?
その日以外には、田植えしないってこと?
ちなみに新潟の田植えは、ゴールデンウィーク中です。
21日ってのは有り得ない。
刈り入れは、9月の中旬くらいでしょうか。
田植え時期はまだ肌寒いし、逆に刈り入れは、汗だくの作業になります。
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10. ハーレクイン- 2013/08/05 00:36
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頻繁に用いらる関節技で、発祥は柔道ですが、プロレス、総合格闘技など様々な格闘技で用いられます。
柔道の試合で最もよく見かける関節技じゃないかなあ。
詳しくは、夏実にお聞きください。
「腕」を挫(くじ)く、とありますが、正確には肘関節を逆に取る技ですね。掛けられそうになった場合、腕をぐっと曲げ、肘関節を伸ばされないようにします。伸ばされたらもう抵抗する術はない、即、降参ですね。
降参は、床、または相手の体を二、三度手で叩きます。これをプロレスなどではタップする、と称しますね。
田植え日、5月21日。
ま、一つの目安でしょうか。
♪夏も近づく八十八夜~
は5月2日、または3日。
おい、それは茶摘みじゃねえか。
ま、福井と新潟ではかなり気候が違うでしょうから、田植えの時期も違うんじゃないですか。
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11. Mikiko- 2013/08/05 07:54
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肘が伸び切らないように固定するプロテクターって無いのかね?
それ着けてたら反則?
↓都市別平均気温。
http://www.biodic.go.jp/reports/2-2/hyo/aa126_001.html
5月の平均気温は、新潟が15.9度、福井が17.2度です。
新潟の方が、田植えは遅くなりそうなものですが。
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12. ハーレクイン- 2013/08/05 08:08
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ははあ、やはり気付くか(誰でも気付くわ!)。
なあんでなんでしょうね。わからぬ。
JAにお問い合わせください。
反則もなんも、そんなもの付けてたらまともな技が出せんはないか。格闘技では、専守防衛では勝てんぞ。
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13. Mikiko- 2013/08/05 19:40
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↓田植えの時期を遅らせるよう、呼びかけてるみたいですね。
http://rtsuji.jp/jp/2009/05/post-26.html
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14. ハーレクイン- 2013/08/05 20:42
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兼業農家が多く、GWに田植えをする方がほとんどだとか。前々々コメのデータ(5月21日)と異なるではないか。
で、これは県職員も例外ではない。県知事さんは、田植えは有給休暇を取って、5月中旬にするように推奨しているとか。
これは、収穫時の気温が高いと食味が落ちるので、収穫期を後ろにずらそう、という意図のようです。
ただし、ご紹介のサイトさんはこれを「福井県知事も危ない橋を渡ろうとするものである」と評価しています。何がどう危ないのか、なかなか面白そうだが、それ以上読むのはしんどいのでパス。
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15. Mikiko- 2013/08/06 07:58
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最近の気候がそういう方向に傾いてるとしても、今年もそうなる保証は無いということのようです。
で、結果として、知事の言うことを聞いて田植えを遅らせた農家が不作で……。
GWに植えた方が豊作という可能性もあるわけです。
“危ない橋”というのは、知事の立場にとってという意味らしいですね。
実際、田植えを遅らせた方が、100%結果がいいなら……。
誰も、GWになんか植えないと思います。
どうなるかわからないから、便利な時期を選ぶということでしょう。
現在、農家は高齢化が進んでますから……。
田植えや稲刈りは、手伝いに来てもらえないと厳しいと思います。
独立した子供夫婦などが手伝いに帰れるのは、やっぱりGWということです。
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16. ハーレクイン- 2013/08/06 08:56
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長期的な傾向(温暖化)と、短期的変動が異なるのは当たり前のことですね。そのあたりを理解したうえで、大胆な政策を取っているなら、福井県知事さん、なかなかのお方だと思います。
単に、去年暑かったから今年も……ということなら、ただのバカですが。
「高齢化、人手が足りない」
日本中の農家が抱えている問題ですね。
TPPもあるし、どうなるんでしょうね、この国のコメ農家は。
「農は国の基(もとい)」