2013.3.24(日)
駆動音が立ちあがり、バイブがうねり始めた。
あけみ先生は、理事長の頭を挟んだ立膝のまま、バイブを燭台のように掲げた。
ピンク色の蝋燭が、天を指してくねってる。
あけみ先生は、伸ばした手の燭台を、ゆっくりと下げた。
バイブが、川上先生の股間を見あげる。
「ほら、さっきの続き。
『まんこに突っこんでください』。
ほら、言って」
「ゆうちゃん、言っちゃダメ」
「あ、惜しい。
今、口開いたのにね。
うっかりしてたわ。
今度、口が開いたら、容赦しないから。
ほら、川上先生。
どうしたんですか?
セリフが途中ですよ。
『ヤラしいお汁を垂れ流すゆうのまんこに、そのぶっといバイブをぶち込んでください』。
もたもたしてると、どんどんセリフが変わっちゃうんだから」
「うぅ。
助けて。
理事長先生、助けて」
「ゆうちゃん!
ゆうちゃん!
岩城先生!
この人でなし!」
理事長は、阿修羅のような形相で、あけみ先生を見上げた。
「うるさい女。
やっぱり、この口を先に塞がなきゃダメね」
あけみ先生は、掲げたバイブを逆手に持ち替え、理事長の口元に近づけた。
理事長の唇が、真一文字に閉じる。
「ほら、口開いて」
理事長は懸命に顔を振って逃れようとするけど……。
あけみ先生の両膝が、理事長の頭をがっちりと押さえつけてた。
バイブの先端が唇を割った。
でも、それ以上は進まない。
象牙の城郭みたいな前歯が、侵入者を阻止してるのだろう。
「開かぬなら……。
開かせて見せよう」
歌うように唱えながら、あけみ先生のもう一方の手が、理事長の鼻に伸びた。
鼻梁を摘む。
あけみ先生は、理事長の頭を挟んだ立膝のまま、バイブを燭台のように掲げた。
ピンク色の蝋燭が、天を指してくねってる。
あけみ先生は、伸ばした手の燭台を、ゆっくりと下げた。
バイブが、川上先生の股間を見あげる。
「ほら、さっきの続き。
『まんこに突っこんでください』。
ほら、言って」
「ゆうちゃん、言っちゃダメ」
「あ、惜しい。
今、口開いたのにね。
うっかりしてたわ。
今度、口が開いたら、容赦しないから。
ほら、川上先生。
どうしたんですか?
セリフが途中ですよ。
『ヤラしいお汁を垂れ流すゆうのまんこに、そのぶっといバイブをぶち込んでください』。
もたもたしてると、どんどんセリフが変わっちゃうんだから」
「うぅ。
助けて。
理事長先生、助けて」
「ゆうちゃん!
ゆうちゃん!
岩城先生!
この人でなし!」
理事長は、阿修羅のような形相で、あけみ先生を見上げた。
「うるさい女。
やっぱり、この口を先に塞がなきゃダメね」
あけみ先生は、掲げたバイブを逆手に持ち替え、理事長の口元に近づけた。
理事長の唇が、真一文字に閉じる。
「ほら、口開いて」
理事長は懸命に顔を振って逃れようとするけど……。
あけみ先生の両膝が、理事長の頭をがっちりと押さえつけてた。
バイブの先端が唇を割った。
でも、それ以上は進まない。
象牙の城郭みたいな前歯が、侵入者を阻止してるのだろう。
「開かぬなら……。
開かせて見せよう」
歌うように唱えながら、あけみ先生のもう一方の手が、理事長の鼻に伸びた。
鼻梁を摘む。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/03/24 07:31
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食「昔は、岩手県や青森県の水系にも生息してましたが……。
今は、北海道だけですね。
残った河川でも、減少が続いてて……。
絶滅危惧種に指定されてます」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130321094211f5b.jpg
み「ちょっと待て。
北海道だけって……。
十二湖の名物料理なんだろ?
北海道から、わざわざ取り寄せてるってこと?
そもそも、絶滅危惧種を食べていいの?」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130321094212ace.jpg
食「すみません。
説明が足りませんでしたね。
十二湖では、養殖されてるんです」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303210942114d6.jpg
食「水が合ったんでしょうかね。
人工池の中に、大小数百匹のイトウが飼育されてますよ」
http://www.youtube.com/watch?v=4JVYmaVbIj4
↑養殖池の動画がありました。
み「共食いするんじゃなかったの?」
食「大きさごとに仕切られてるらしいです。
大きいのは70センチくらい、5キロもあるみたいです」
み「ネズミまで食べる魚が、ほんとにウマいのかね?
物珍しさだけじゃないの?
新潟でも……。
まさしく、幻の魚と書いて“幻魚(げんぎょ)”ってのがいるんだよ」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303210942119eb.jpg
み「で、『うみてらす名立』って施設のレストランで……。
『幻魚丼』ってのがメニューにあってね。
一度、食べたことがあるんだけど……。
はっきり言って、マズかった。
あんなのなら、鯖缶の方が遥かにウマいよ」
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2. Mikiko- 2013/03/24 07:32
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『幻魚丼』の画像を探しましたが、見つかりませんでした。
メニューから外されたのかもしれません。
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303210942112ed.jpg
↑幻魚の干物。食欲わきませんよね。
み「どーも、“幻”ってのは、信用できん」
食「イトウを“幻の魚”と初めて呼んだのは、開高健らしいですね」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130321094234ca7.jpg
食「『私の釣魚大全』の中の……。
↓『釧路湿原で幻の魚を二匹釣ること』という章に収められてます」
http://kennyx.ktplan.net/library/konnsengennya.html
み「いつごろのこと?」
食「確か、1968年ですね」
み「昭和43年?」
食「そうです」
み「大阪万博の前か。
40年以上昔だよ。
そのころから幻だったんなら……。
よく絶滅しなかったとも言えるんじゃない?」
食「ですかね。
現在の指定は、『絶滅危惧IB類』」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303210942349b3.gif
食「『20年後または5世代後に、20%以上の確率で絶滅の可能性あり』という定義です」
み「20%。
けっこうヤバくない?
ほんとに食っていいの?」
食「養殖ものですから。
第一、ニホンウナギだって絶滅危惧種なんですよ(2013年の指定でした)」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130321094211cb3.jpg
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2013/03/24 08:59
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遊ばれてるなあ、理事長と川上せんせ。
対川上せんせは言葉嬲り。
>もたもたしてると、どんどんセリフが変わっちゃうんだから
このあたりがコツだよね。
言わせること自体が目的じゃない。
辱しめることが目的だもんね。だから、いつまでも言ってくれないほうがかえっていいんだね。その手にまんまと乗せられる川上せんせ。
対理事長は実力行使。
川上センセとは逆に口を塞ぐ。
塞ぐ方法は、ディルドゥによるイラマ、かな。
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4. ハーレクイン- 2013/03/24 09:01
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絶滅危惧種1B「近い将来に絶滅する危険性が高い」。
新聞記事の記載。「イトウ減少は釣りなどよりも、開発による河川環境破壊の影響が大きい」。ふむ、絶滅って、たいがいこうだけどね。
イトウの漢字表記は「魚偏に鬼」。
みんなこう書いてるなあ。パソには入ってないんだよね。
しかし、養殖されてるとは知らなかったな。
しかし、完全養殖(産卵、受精、孵化の過程まで成功)できているのかなあ。でなかったら、常に青森県から分けてもらわなあかんけど。
新潟の幻魚ねえ。
1箱1,000円は安いな。
昔は下魚ということで、浜辺に投げ捨てられていたらしい。
開高健かあ。
釣り、というとこの人だが、他にもいろいろやった人。ま、一言でいうと小説家、かな。
環境省レッドリスト。
クニマスは「野生絶滅種」。
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5. Mikiko- 2013/03/24 12:49
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次回以降、説明する予定でおります。
↓十二湖では、完全養殖が行われてるようです。
http://d.hatena.ne.jp/jm0713/20120702/1341176728
幻魚は、干物が名物みたいです。
痛風の人は、パスね。
開高健。
バイタリティに溢れる大阪人って感じですよね。
58歳での死は、ほんとに惜しまれます。
夕べ、バックスクリーン3連発の録画を見ました。
掛布のホームランは、バックスクリーンじゃねーだろ。
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6. ハーレクイン- 2013/03/24 15:35
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確かに、掛布のは少しレフト側へずれてるよね。
最初に誰が言いだしたのかは知らないけど“3連発”と言った方が景気がいいし、言葉が独り歩きを始めて、誰も異議を唱えられなくなるんだろうね。私もその口だが。
それにしても、ジャイアンツと槙原くらいは異議を唱えてもいいと思うが。いやいや、かえってみっともないか。
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7. Mikiko- 2013/03/24 19:45
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白地に縦縞のヘルメット。
これこれ!って感じでした。
また、あれに戻せばいいのに。
バースは、オクラホマ州の州議会議員になってました。
この人が、一番格好良く年を取った感じですね。
岡田は、妙なメガネを掛けてヤクザみたいになってたし……。
掛布は、形容しがたいヘアスタイル。
槇原は下膨れ顔で、画像に出てくる細身のピッチャーとは別人でした。
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8. ハーレクイン- 2013/03/24 20:15
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筒井康隆に『我が良き狼(ウルフ)』という短編があります。歳を取る、時が過ぎ去るということの痛ましさ、悲しさ、残酷さを描いた佳作です
書評を書いている人がいましたので、少し長くなりますが引用してみましょう。
「なんというか非常に物悲しいというか、痛いところをついてくるなあという感じの作品です。
伝説の男ルピナス・キッドが20年ぶりに故郷へ戻ってきてみると、町はすっかり寂れていて…。すっかり歳をとった自分と同じで、変わらないようで変わってしまったかつての仲間たち。
ただひとり変わらず自分を待っていたのは、死んだと思っていたかつての宿敵、悪漢ウルフ。彼はいまも変わらずキッドに向かって吠え立てる。しかし…。
時が過ぎ去っていくことの痛ましさが満載です。
かつてのヒロイン、キッドの恋人の変わりようが、ヒロイン自身にとってではなく、恋人キッドにとって最も痛ましい。なんというか悲しい。時が過ぎ去るというのは、どうしてこんなに悲しいんだろう。
でも、この物語では、老いて廃れてしまったものばかりではなく、なくしたと思っていたものが、見た目はたしかにしょぼくれてしまってはいるものの、それまで見ようともしなかっただけで、ずっとそこに存在し続けていた(悪漢ウルフのことです)のだということもあらわされています。悲しいけれども美しいお話です」
うーん。ぜんぜん面白さが伝わらないなあ。あ、そういう言い方は書評氏に失礼か。
一読をお勧めします。
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9. Mikiko- 2013/03/24 22:01
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遺伝子にプログラミングされた宿命。
あらゆる生き物は、死ぬために生まれてくるとも云えます。
老いていくことは……。
生まれてきた勤めを、立派に果たしてることでもあるわけですね。