2013.3.18(月)
「ほほっ。
そうよね。
大丈夫よね。
ていうか……。
大好きなんだもんね。
こんなふうに苛められるのが。
そういうの、マゾって云いますのよ」
「違います」
「違わないでしょ。
こんなに乳首、尖らせておいて」
「クリップに、挟まれてるから」
「わたしが言ってるのは、挟まれてないほうの乳首よ。
ギン起ちじゃないの」
「違います違います」
「まぁ、さっきまでは教師の鏡だったのに……。
今度は、教師にあるまじき言動だわ。
先生、嘘はいけませんね」
「嘘なんかじゃないです」
「そんなら、そのお股の汁は何なの?」
「それは……。
さっき、バイブで……」
「それは、さっきでしょ。
今、流れてるのは、何なのって言ってるの」
「……」
「今度はだんまり?
何とか言いなさいよ。
じゃ……。
言わせてみせよう、ホトトギス」
あけみ先生は、2つのクリップを繋ぐチェーンを、真ん中の位置で摘んだ。
そのまま、ゆっくりと後退る。
銀の鎖は、虚空に“く”の字を描いた。
「感じる感じる。
2人の体温。
チェーンを伝って、昇って来るわ」
「くくく」
「痛い?、川上先生。
じゃ、おしっこ漏らしたら、許してあげる。
ちょうど、犬がおしっこするポーズじゃないの。
そのまましてごらんなさい。
理事長、びしょびしょにしてやって」
川上先生は、大きくかぶりを振った。
「岩城先生。
ほんとにそれで、ゆうちゃんを助けてくれるの?」
「もちろん」
「ゆうちゃん、いいのよ。
そのままおしっこして」
「できない。
そんなこと、できません」
そうよね。
大丈夫よね。
ていうか……。
大好きなんだもんね。
こんなふうに苛められるのが。
そういうの、マゾって云いますのよ」
「違います」
「違わないでしょ。
こんなに乳首、尖らせておいて」
「クリップに、挟まれてるから」
「わたしが言ってるのは、挟まれてないほうの乳首よ。
ギン起ちじゃないの」
「違います違います」
「まぁ、さっきまでは教師の鏡だったのに……。
今度は、教師にあるまじき言動だわ。
先生、嘘はいけませんね」
「嘘なんかじゃないです」
「そんなら、そのお股の汁は何なの?」
「それは……。
さっき、バイブで……」
「それは、さっきでしょ。
今、流れてるのは、何なのって言ってるの」
「……」
「今度はだんまり?
何とか言いなさいよ。
じゃ……。
言わせてみせよう、ホトトギス」
あけみ先生は、2つのクリップを繋ぐチェーンを、真ん中の位置で摘んだ。
そのまま、ゆっくりと後退る。
銀の鎖は、虚空に“く”の字を描いた。
「感じる感じる。
2人の体温。
チェーンを伝って、昇って来るわ」
「くくく」
「痛い?、川上先生。
じゃ、おしっこ漏らしたら、許してあげる。
ちょうど、犬がおしっこするポーズじゃないの。
そのまましてごらんなさい。
理事長、びしょびしょにしてやって」
川上先生は、大きくかぶりを振った。
「岩城先生。
ほんとにそれで、ゆうちゃんを助けてくれるの?」
「もちろん」
「ゆうちゃん、いいのよ。
そのままおしっこして」
「できない。
そんなこと、できません」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/03/18 06:26
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み「たった10年で、大地震が2回も起きたってこと?」
食「そうです。
最初の能代地震では、約400人が亡くなってます。
うち、能代の死者は300人。
家屋のほとんどが倒壊、もしくは焼失してます」
み「マグニチュードは?」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303150754545a1.jpg
食「7前後のようですね」
み「ま、耐震性を考えた建物なんてあるわけないから……。
ひとたまりもないわな」
食「ほぼ壊滅状態だったようです」
み「その10年後って……。
ようやく、元の暮らしに戻れたころじゃない」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013031507545372f.jpg
↑山形県/庄内映画村オープンセット
食「その町を、再びマグニチュード7の地震が襲います。
復興したばかりの町は、再び壊滅しました。
時間が、牛の下刻だったせいか……。
死者は、60名程度にとどまったようですが」
み「牛の下刻って何時?」
食「午後1時前くらいです」
み「前回の地震は、何時ごろだったわけ?」
食「卯の下刻でした」
み「だから、それは何時!」
食「朝の7時前くらいじゃないですか」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130315075453ba5.gif
食「朝餉の支度の最中だったかも知れません」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130315075453682.jpg
食「火を使ってますから、火事が起きやすかったんじゃないでしょうか」
み「そんなら、前の地震のときは、昼餉の最中だったんじゃないの?」
食「そのころはまだ、1日2食だったと思います」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130315075453fba.jpg
↑元禄時代以前の食事
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2. Mikiko- 2013/03/18 06:27
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み「あらそう。
でも、火事も出たろうけど、寝てて潰された人もいたんじゃないの?」
律「昔の人は、もっと早起きなんじゃないの?」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013031507545482d.jpg
↑「カムイ伝」の正助くん
み「ほうか?」
食「ま、とにかく……。
能代は、10年間に2度も、壊滅的な厄災に遭ってるわけです。
実は、このときまで、能代の“能”は、別の字を表記してたんです。
もともとは、アイヌ語の“ヌシロ”が語源みたいですけど」
み「どういう意味よ?」
食「“台地上の草原地”を意味するという“ヌプシル(nup-sir)”からの転語とする説もあるそうですが……」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201303150755149a3.jpg
↑北海道猿払村(稚内市の隣)にある浅芽野台地
食「正確にはわかってないようです」
み「別の字って、どんな?」
食「渟足柵(ぬたりのき)と同じ字の“渟代(ぬしろ)”です」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130315075513eb3.jpg
み「おー」
食「だから、元々の読みが“ヌシロ”だったのは、間違いないと思います」
み「そう言えば、“ヌタリ”ってのも、アイヌ語っぽいよね。
これは、どういう意味?」
食「“ヌタ場”ってご存じですか?」
み「ご存じでない」
食「野生の猪なんかが、泥浴びをする場所のことです」
http://blog-imgs-48.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013031507551489a.jpg
食「泥に体をこすりつけることで、体に付いたダニなんかの寄生虫を落とすわけですね」
http://www.youtube.com/watch?v=vhCv3qyK13I
↑イボイノシシの泥浴び
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2013/03/18 11:29
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>「違います違います」
>「嘘なんかじゃないです」
>「……」
往生際悪いなあ、川上せんせ。
あんたはマゾ。
決定。
>言わせてみせよう、ほととぎす
秀吉だな。
●鳴かぬなら鳴かせてみしょうほととぎす
ちなみに、
●鳴かぬなら殺してしまえほととぎす(信長)
●鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす(家康)
>ゆうちゃん、いいのよ。
そのままおしっこして
「いいのよ」じゃなくて「してして」だと思うが、理事長。
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4. ハーレクイン- 2013/03/18 11:33
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そんなんあるんや、知らんかった。
山形県鶴岡市に2006年7月開設。
映画『おくりびと』など、これまで11作品の撮影に協力。
映画『蝉しぐれ』の撮影にも関わる。
何で山形に映画村、というと、この『蝉しぐれ』との関わりがきっかけらしい。もともと藤沢周平の原作は山形庄内藩が舞台だし、山形新聞に連載されたし。
Miki姐はん。
昼12時(11~13時)は“牛”の刻やおまへん、「午(うま)」でっせ。しやから「午前」「午後」言う言葉があるんでっしゃろが。
ちなみに「うし(丑)」の刻は午前2時(1~3時)。この刻に地震が起こってたら、被害はそれこそ甚大でしたやろなあ。
そういや、これ以前に書きましたで。
朝餉の支度画像。
ええなあ、こういう絵。好きやで。
元禄以前の食事。
やはり動物性たんぱく質が無いな。
獣はもちろん食べなかったし、鳥もね。魚だって十日に1回くらいだったと聞いている。
植物タンパクも豆くらいだね。
元禄以降になると変わっていったんだろうか。
おー、懐かしの『カムイ伝』。重要登場人物の一人、超苦労人、信念と努力と根性と知恵と誠実の人、庄助くん、あ、いや、正助くん。この人、あまりに立派過ぎて、こっちが恥ずかしくなるくらいの人物です
正助君は、抜け忍カムイの姉、ナナと夫婦になります。つまり、正助くんとカムイは義兄弟、ということですね。
猿払村の浅芽野大地。
あれ?
猿払村って、最近……と思ったら、濁川の流れてるとこやったな。
能代はヌシロ、昔は渟代。
渟足はヌタリ、語源はヌタ場。
泥浴びかあ。
砂浴びや水浴びもあるよね。
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5. Mikiko- 2013/03/18 19:42
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おっしゃるとおり、“牛”ではなくて、“午”でした。
しかし、縦棒が突き抜けるかどうかで違うなんて……。
なんで、こんな紛らわしい字を作ったんだ。
筆の降ろし所が微妙に狂っただけで、別の字になってしまうではないか。
元禄以前の食事のイラストは、↓のページから拝借。
http://ameblo.jp/mugendo0710/archive5-200907.html
アメリカの調査機関が、『元禄時代以前の江戸時代の民間の食事』を、最もバランスのいい食事として取り上げたそうで……。
あのイラストは、その食事なんだそうです。
食いたくねー。
元禄以降、食事が3食になっていったのは……。
行燈などの明かりが発達し、夜の生活が長くなったからみたいです。
2食のころの夕食は、16時とかだったようです。
日が暮れたら寝てしまったんでしょうね。
これなら、昼食はいらんわな。
猿払村の濁川。
なるほど。
偶然ですね。
酒の肴に、“ぬた”ってありますよね。
あれって味噌だから、色も茶色ですし……。
語源は、“ヌタ場”と一緒なんじゃないでしょうか?
しかし……。
秋田が、顎田(あぎた)だとは思わなかった。
“ぬしろ”とか、“あぎた”とか……。
東北弁の発音の方が、正統だってことだよね。
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6. ハーレクイン- 2013/03/18 20:22
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「午」を「馬」と書けば、間違えないのにね。
>筆の降ろし所が微妙に狂っただけで、別の字になってしまう
そしたら、ホワイトで修正すればよろしい。乾かすのは煙草の火でな(さいとう・たかを)。
元禄以前の食事。
アメリカの調査機関って何なんだろうね。CIA?
アメリカでは健康食ブームだそうだが、これは食わんよなあ。なんぼなんでも、肉が一っ切れもない食事なんて、食事とは思えんだろう。ま、我々もそうだけど。
植物性タンパク質には、玄米もあったな。玄米は偉大だ。アメリカ人は玄米も食わんのだろうなあ。
しかしCIA(ちゃうって)、「最もバランスのいい食事」とレポートしたそうだが、以前に栄養学に少し詳しい奴に聞いたところ、タンパク質は植物性と動物性の両方を取らんとあかんらしいぞ。
そのあたりどないだ、CIA?(しつこい!)。
「ぬた」かあ。
若い頃は食べられなかったんだけどね「ぬた」。
今は大好物。
年と共に味覚は変化する、というのはほんとみたいだよ。
こっちでは白みそを使うから、色は白い。
秋田は顎田。
あ、やっぱしそうなのか。
なんか「顎」の字が違うような気がしてね、書かなかった。
>東北弁の発音の方が、正統
うーん、どうやろ。
東北弁の発音がまずあって、それに適当な漢字を当てはめたってことなんじゃないの。もちろん、東北ではそれが「正統」なんだけどね。
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7. Mikiko- 2013/03/19 07:41
-
経理では厳禁です。
二重線+訂正印。
修正液は持ってません。
考えてみれば……。
草食動物が、草だけであんな大きい体を作れるってのも不思議ですよね。
ま、大量に食わにゃならんというのはわかりますが。
夕べは、フキノトウの和え物を食べました。
ほろ苦い春の味。
子供のころは、ぜったいに食べられなかった味。
人生の苦さを噛み締めると、食べれるようになるのかな。
顎田(あぎた)を秋田(あきた)に変えたのは、大和政権なんでしょうか。
P.S.本日は飲み会ですので、コメレスは遅くなります。
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8. ハーレクイン- 2013/03/19 11:34
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もひとつ意味不明だな、ゴルゴのつもりなのだが。
「俺の後ろに立つな」
ご存知のように、動物の食性には植食(草食)、肉食、雑食とあります。化学組成という観点から見ると、植物体も動物体もさほどの違いはない。だから、植食だろうが肉食だろうが量を食べれば体は大きくなる、という理屈ですね。
恐竜の中で最大クラスのものには、体長(尻尾まで含めた長さ)20メートル、体重80トンなんてのがいたそうです。もちろんクジラにはかないませんがね(34メートル、190トン)。
フキノトウは長いこと食べてないなあ。やはり天ぷらかな。わたしはみそ汁に入れるのも好きです。
顎田→秋田。
変えた、というより変わっていったんじゃないですかね。いやいや、どうかな、わかりませぬ。