Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1154
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 あけみ先生の手首が、ゆっくりと前後し始めた。
 さっきまでの乱暴な動作じゃ無かった。
 でも、優しさとも違う。
 そう。
 獲物を嬲るような、無慈悲な悦びを孕んでた。
 だけど、理事長の反応は、明らかにさっきまでとは違ってきた。

「はぁぁぁ」
「まぁ、いいお声。
 ほら、ここはいかが?」
「く、く」

 理事長は、電球の明かりから逃れるように、顔を倒した。
 あけみ先生の視線から、自らの表情を隠そうとしてるみたいだった。
 理事長の顔は、わたしの方を向いてたから……。
 電球の作る影が半分覆ってたけど、わたしにはその表情がよく見えた。
 口が開き、白い歯が零れてる。
 視線が、怯えたように揺れてた。
 それは、あけみ先生への怖れではなく……。
 自らの内奥へのおののきに見えた。

「どうしたの?
 ほら。
 いいんでしょ。
 これが。
 これよね」
「はぅぅ」

 理事長の顎が上向いた。
 電球の明かりに、表情を晒した。
 わたしの下腹が、また絞りあげられた。
 理事長は、それまでのわたしの人生で、まだ見たことの無い女性の表情をしてた。
 無防備に身を任せながら、内奥の悦楽を貪ってる顔。
 今なら、そうわかるけど……。
 そのときは、見てはいけない顔に思え、その場から逃げ出したかった。
 わたしの気配に、あけみ先生は気づいたようだった。

「美里。
 よく見なさい。
 これが、雌の顔よ。
 どんなに偉い学者でも、教育者でも、閨ではこの顔になるの。
 理事長?
 いかがですか?
 何とか言ったらどうなの。
 人にこれだけサービスさせておいて。
 ほら、言ってごらん。
 まんこにバイブ入れられて、気持ちいいですって」
由美と美弥子 1153目次由美と美弥子 1155





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2013/01/21 06:24
    • み「そんなら、なんで“第2”なんだよ?」
       実際、ネットで検索してみたんですが……。
       さっぱりわかりませんでした。
       『第1小入川橋梁』は、まったくヒットしません。
       『第2小入川橋梁』が、五能線の撮影ポイントだということで……。
       これについては、たくさん記事がありました。
       でも、なぜこの橋梁が“第2”なのかについて記述した記事は、見つけられませんでした。
       こういうのって、鉄道マニアの人は、不思議に思わないんでしょうか?
       それとも、自明の答えを共有されてるんでしょうか?
       ぜひ、教えていただきたいものです。
      食「名前の話は、暫時置いときませんか」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133934b1c.jpg
      ↑置いといて(全力版)
      み「名残惜しいわい」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133933d5a.jpg
      食「話し合って解決する問題じゃないですよ。
       あ、そうそう。
       さっき、先生が『余部鉄橋』の話をされましたよね」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133933dd8.jpg
      食「『第2小入川橋梁』は、小ぶりの『余部鉄橋』って雰囲気なんですよ。
       あ、そうだ。
       写真集を持ち歩いてますから。
       『第2小入川橋梁』の写真も、あるはずです。
       今、リュックから出しますから」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301061116570a2.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2013/01/21 06:25
    • み「そのデカいリュック、そんなのばっかり入ってるの?」
      食「ですね」
      み「金目の物は無いのか?」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013011913393473b.jpg
      食「お金に代えられないもので、一杯です」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301191338538ef.jpg
      み「お金に代えられなきゃ、意味ないわい」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301191338545e3.gif
      食「ほら、これが五能線のアルバムです」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133855754.jpg
      律「全国中のアルバム、持ち歩いてるんですか?」
      食「それは出来ません。
       家ごと背負ってこなきゃならないですから」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133855484.jpg
      食「持って出るのは、行く先々のアルバムだけです」

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2013/01/21 06:26
    • み「なんで持って来るわけ?」
      食「移りゆく時間を確認して、感慨に耽るためです」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301191339353b8.jpg
      食「前に撮影したときと、微妙に違ってますから」
      み「楽しい?」
      食「この上なく」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133853d7d.jpg
      ↑この人も、撮り鉄なんだそうです(少しヒマになって、良かったですね)。
      み「理解できん」
      食「ま、いいじゃないですか。
       ほら、あった。
       これが、『第2小入川橋梁』です」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301191339356c7.jpg
      食「どうです、この橋脚の味わい。
       コンクリートを芯にして、割石を練積みしてあります」
      http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130119133854286.jpg
       続きは、次回。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2013/01/21 09:30
    • 散々嫌がっていた理事長、とうとう気分が出てきたか。
      「見てはいけない顔」を見てしまった里ちゃん。
      人生の深淵を覗いたような気がしたんだろうね。
      いやあ、初心だったんだなあ、この頃の里ちゃん。今じゃ考えられないけどね。
      皆こうやって大人になるんだなあ。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2013/01/21 09:34
    • 謎が謎を呼ぶ、『小入川橋梁ネーミング問題』。
      こういうのはどうだろう。
      ①単に『小入川橋梁』ではあまりに当たり前すぎて、「工夫がない」との謗りを受けかねない(「淀川橋梁」とかね)。
      ②そこで、冠詞をかぶせるように『第1』を頭に付けようとした。
      ③しかし、これもさほどインパクトが無い。
      ④そこで、話をわざわざ錯綜させるために、“第1”を捨て『第2』にした……。
      つまり“第1小入川橋梁”は幻の橋、というわけです。
      そういえば、昨日書き忘れたけど、この小入川橋梁の完成で、五能線が全通した、という話。
      青森の五所川原側と、秋田の能代側の両側から伸ばしていった、という話は以前聞いたけど、そうか、ここでつながったのか。
      大阪環状線が完全に「環状」になったのは1964年だそうですが、環状線の歴史はややこしいからなあ。最後に繋がったのは、大阪駅から西へ3つ目の西九条駅近辺だったと記憶していますが、ちょっと怪しいです。
      おいおい「食」くん。
      写真集って、どこの出版社のものかと思ったら、自前で撮影した写真のアルバムかよ。
      それならノートPCを持ち歩くほうがいいんじゃないか。
      それよりなにより「食い鉄」じゃなかったのかね、チミは。だから「食」くん、なんだろ。
      「少しヒマになった撮り鉄さん」って、どなた?
      こないだテレビで見かけたような気がするんだが。

    • ––––––
      6. マッチロック
    • 2013/01/21 14:23
    • Mikikoさん
      久しぶりの天然コメントいきます。
      会社の行き帰りに踏切を渡りますが土日にかけて撮り鉄マニアの方が大砲みたいな望遠レンズを付けたデジカメで鉄道車両を撮っています。
      どんな種類を撮っているのかわかりませんが鉄道車両はみな同じ箱のように見える小生としては雪降る中、ご苦労様としか言えません。
      ハーレクインさん
      「少しヒマになった撮り鉄さん」というより「これから先もっと暇になる撮り鉄さん」といったほうが似合いそうな情勢になっている気がするのは私だけ?

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2013/01/21 15:19
    • あ、こないだぼこぼこにやられた党の元党首か。
      どこぞの俳優さんかと思った。えらい晴れ晴れとした顔してるんでわからなかったよ。
      テレビで見たのも当然かあ。
      今ごろ五能線に乗ってたりして。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2013/01/21 19:50
    • > ハーレクインさん
       “第2”の名が付く橋梁は、全国に多々ありますが……。
       どこにもちゃんと、“第1”が存在するようです。
       蛇行する川に沿った線路が、川を何度も渡るため……。
       同じ路線で、同じ川に複数の橋が架かるんですね。
       その点、五能線は、川を横切るだけですから……。
       “小入川橋梁”は、1本しかあり得ないはずなんです。
       謎です。
       五能線は、昭和11年(1936年)の『陸奥岩崎』-『深浦』間を最後に全通しました。
       『第2小入川橋梁』が開通してから、10年後になります。
       あのあたりは、どこもかしこも難所続きなんでしょうね。
       そうか。
       “食”くんは、小型のネットブックを持ってることにすればいいんだよな。
       そうすれば、その場でネット検索もかけられるし。
       いいアイデアをいただきました。
       座布団1枚。
      > マッチロックさん
       新潟の踏切のどこに、そんな撮影ポイントがあるんですかね?
       冬期は、『ばんえつ物語号』は走ってないので……。
       普通の電車を撮るんでしょうか?
       でも、超望遠レンズということなら……。
       踏切を撮るわけじゃないんでしょ?
       ↓羽越本線には、撮影ポイントとなる踏切がいくつかあるようです。
      http://plaplatrain.web.fc2.com/contens30-1uetu.html
       でもやっぱ、非電化の磐越西線かな。
       それはそうと……。
       この季節、トイレはどうしてるんでしょうね?
       踏切ってことは、駅にも近くないし……。
       撮影ポイントってことは、あたりには何もないんじゃないか?
       線路脇で、ちょちょっと済ませるのかな?
       冬期の長時間撮影は、女性の撮り鉄には厳しいようですね。

    • ––––––
      9. マッチロック
    • 2013/01/21 21:04
    • > Mikikoさん
      撮影ポイントとして選んでいるのは線路以外周りに田んぼしかないので障害物がなく電車が引き立って見えるからだと思います。特に冬は周りが雪で真っ白になるので余計に浮き出るのではないでしょうか。
      トイレまで気がつきませんでした。
      男性なので、その辺とか車の陰とか・・・周りに何もないので・・・あくまでも想像ですけど。

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2013/01/21 21:36
    • 第2小入川橋梁完成で、全通したんじゃなかったでしたっけ、五能線。読み違いかな。
      おー、やったあ。
      本年、早くも2枚目の座布団ゲーット。
      しかし、誰でも思いつくと思いますがのう。「家ごと背負う」なんて考えんぞ、普通。
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