2013.1.20(日)
あけみ先生は、片手で理事長の膝を押さえつけた。
もう一方の手が、持ちあげたバイブを掴み直す。
短刀を構えるようだった。
赤い切っ先が、理事長の正中線を灼きながら、再び仰角を下げていく。
あけみ先生の二の腕に、腱の筋が走った。
「あぎぃ」
赤い亀頭が、焼き鏝のように押しあてられてた。
「はは。
ごめんなさい。
クリ、直撃しちゃったわね。
もちろん、わざとですけど。
痛かった?
それじゃ、あんまり焦らしたら可哀想ですので……。
入れてあげましょうね」
思わず先生の手元に見入ったとき、後ろで柱の軋む音がした。
「止めてえ!」
川上先生だった。
マリオネットみたいに宙で藻掻きながら、懸命に首をもたげてる。
自らの無様な姿を顧みない、必死の所作に見えた。
「理事長、観客から掛け声がかかりましたよ。
ヨガリ甲斐、ありますね。
それじゃ、いきますよ。
それっ」
あけみ先生の腕が、短刀を突き出すように動いた。
「わひぃ」
理事長の顎が仰け反った。
バイブが、理事長の股間に埋もれてる。
わたしは、思わず下腹を押さえてた。
「どうしたの、美里?
気分出てきた?」
わたしは、首を横振った。
でも、その仕草に嘘は無かった。
あんな棒みたいに太いものが胎内に入ってることを思うと……。
自分の身が突き刺されてるようだった。
「理事長の方は、もうお楽しみよ」
もう一方の手が、持ちあげたバイブを掴み直す。
短刀を構えるようだった。
赤い切っ先が、理事長の正中線を灼きながら、再び仰角を下げていく。
あけみ先生の二の腕に、腱の筋が走った。
「あぎぃ」
赤い亀頭が、焼き鏝のように押しあてられてた。
「はは。
ごめんなさい。
クリ、直撃しちゃったわね。
もちろん、わざとですけど。
痛かった?
それじゃ、あんまり焦らしたら可哀想ですので……。
入れてあげましょうね」
思わず先生の手元に見入ったとき、後ろで柱の軋む音がした。
「止めてえ!」
川上先生だった。
マリオネットみたいに宙で藻掻きながら、懸命に首をもたげてる。
自らの無様な姿を顧みない、必死の所作に見えた。
「理事長、観客から掛け声がかかりましたよ。
ヨガリ甲斐、ありますね。
それじゃ、いきますよ。
それっ」
あけみ先生の腕が、短刀を突き出すように動いた。
「わひぃ」
理事長の顎が仰け反った。
バイブが、理事長の股間に埋もれてる。
わたしは、思わず下腹を押さえてた。
「どうしたの、美里?
気分出てきた?」
わたしは、首を横振った。
でも、その仕草に嘘は無かった。
あんな棒みたいに太いものが胎内に入ってることを思うと……。
自分の身が突き刺されてるようだった。
「理事長の方は、もうお楽しみよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/01/20 07:36
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食「それとこれとは、話が別でしょうけど……。
でも、なんでだろ?」
み「“鉄”のくせに、そんなことも知らんのか?」
食「なるほど。
そういう“なぜ”は、考えてみたことがありませんでした。
面白いですね。
今度、調べてみます」
食「調べるまでもないわ。
わたしが教えて進ぜる」
律「また、知ったかぶりする」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200718eab.jpg
↑横浜にあります。
み「簡単なことじゃよ。
つまり、“第2”ってのは、2代目って意味よ」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301172007453cd.jpg
食「架け替えられたってことですか?」
み「左様じゃ」
食「いい視点だと思いますが……。
“第2小入川橋梁”の竣工は、確か大正15年です」
み「だから、その前にあったんじゃないの?」
食「路線の開通と同時ですよ。
あの橋梁ができて、初めて線路が繋がったんですから」
み「じゃ、初代ってこと?」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200719458.jpg
食「そうです」
み「そんなら、なんで“第2”なのよ?」
食「だから不思議なんです」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2013011720074516b.jpg
み「わかった!」
食「またですか?」
み「さっき、国道何号線だったかが、上流に架かってるって言ったじゃない」
食「101号線です。
通称、大間越街道」
み「そこに架かってるのが、“第1”でしょ」
食「だって、道路ですよ。
鉄橋じゃないじゃないですか」
み「鉄橋ってのは、鉄の橋のことだろ?」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200717f4c.jpg
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2. Mikiko- 2013/01/20 07:36
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食「あぁ。
そうとも言わないことないですけど……。
主たる部材が鉄ってことであれば、“はがねのはし”、“鋼橋(こうきょう)”が使われるんじゃないかな?」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200720713.jpg
食「一般的な意味での鉄橋は、鉄道橋のことですよ」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200746c11.jpg
↑スゴいですね。これ、CGですよ。出典はこちら↓。
http://kazuyan-room.blog.eonet.jp/traincg/2009/05/post-4ecd.html
み「ふーん。
でも、“小入川橋梁”なんだろ?
鉄橋じゃ無くてもいいわけだ。
道路に架かる橋でも、“小入川橋梁”でいいんじゃない?」
食「うーん。
今、撮影ポイントになってる橋は、コンクリート橋ですから……。
“第2橋梁”より、ずっと後の建設です。
でも、大間越街道が整備されたのは、江戸時代ですから……。
鉄道よりは先に、橋が掛かってたはずですけどね」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301172007206ec.gif
み「だろー。
たぶん名前は、小入川橋だね。
で、大正時代に鉄橋が作られたとき……。
先人の渡した橋に敬意を評し、“第2”をつけた」
食「そうかなぁ?
当時の鉄道省に、そんな奥ゆかしさがあったかなぁ?」
http://blog-imgs-50.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130117200746eb2.jpg
↑鉄道省時代の『鋳鉄の火鉢』(ディスカウントショップで売りに出されてた画像)。
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2013/01/20 08:53
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大向こう、柱の上からかかる掛け声。
“待ってました! 理事長屋ァ!!”
声がかかれば役者もノル。
>あぎぃ
>わひぃ
大熱演の理事長。
>思わず下腹を押えてた
あーあぁ。
袖で出待ちの里ちゃんまでノッてきたよ。
さあ、どう展開する、学園エロ舞台劇。
舞台監督、あけみ先生の演出や如何に!
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4. ハーレクイン- 2013/01/20 09:04
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横浜ラーメン「知ったかぶりのブタ」。
なんか深い意味と思いが……無さそうだなあ。
二代目、中村吉右衛門。
待ってました! 播ぃ磨ぁ屋ぁー!!
おー、懐かしの初代タイガーは、もちろん佐山聡。
もう引退したと思ってたけど、まだ現役みたいだなあ。
「鉄で出来てりゃ鉄橋」
理屈に合うとるな、「み」さん。
しかし画像タイトルは『鉄(かね)の橋百選』。
「食」くんは『鋼橋』なんて言い出すし……。
ややこしい論議はやめてくれ。
さらに、
今度は、実物でもなく模型でもなく、CGかよ!
一体、人生の真実はどこにある!!
(なあにを言っておるのだ、おまいは)
>大間越街道が整備されたのは、江戸時代ですから……。
>鉄道よりは先に、橋が掛かってたはずですけどね
ああ、それはそうだな。
現在のわれわれには想像しづらいが、昔はまともな道なんてあまりなかったんだよね。
人が動くから道が出来るのか、道が出来たから人が動くのか。
「希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。
[太字]もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ[/太字]」。
魯迅の有名な言葉ですが、大学時代の恩師に教わりました
「僕の前に道はない……」は高村光太郎。
鋳鉄の火鉢。
なんか深い意味が……あるのか?
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5. Mikiko- 2013/01/20 12:48
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『鬼平犯科帳』。
先日、BSで、スペシャル版『一本眉』の放送があったので、録画しておきました。
昨夜、見た感想ですが……。
正直、イマイチでしたね。
時代考証のおかしなところが、どうしても気になってしまう。
飲み屋のシーンで、畳に座卓が並んでたり。
実際には、料理はお盆かお膳に載せられたまま、畳(板の間)に直接置かれたはず。
あと、平蔵の屋敷の門に、デカデカと『火付盗賊改方』という札が下がってたり。
実際は、役所はもちろん、武家の門には、表札みたいなのは一切出してありませんでした。
なので、屋敷の外からは、誰の屋敷かわからないんですね。
そのため、屋敷名の入った地図が発達したそうです。
江戸時代の街道は……。
幕府が積極的に整備させたようですね。
火鉢には、何の意味もござんせん。
『鉄道省』の銘が入ってたので使いました。
しかし……。
省内で使われる火鉢なら、何であんな銘を入れる必要があったんでしょう?
思うに、銘が入ってない火鉢は、頻繁に失くなったんじゃないでしょうか?
盗んで売るヤツが、省内にいたんですね。
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6. ハーレクイン- 2013/01/20 17:56
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原作は池波正太郎。
テレビや映画の時代劇。
普通の食事シーンはね、武家でも町人でも、個別に膳に載せて食べるよね。
問題はやはり居酒屋。
圧倒的に多いのは、土間に置いた卓(テーブル)の前について、椅子に座って卓上のものを飲食するか、座敷に据えた座卓の前に胡坐をかいて飲食するか、だよね
そういえば、原作の小説中ではどうなんでしょうね。
食事シーンなんかないかな。居酒屋シーンはありそうだけど。
仰せのとおり、役所や武家屋敷には表札は、なかったですね。かえって町人の方にそういう習慣があったけど、あれはどっちかというと商売用。
商家の場合は、看板やのれんなどに屋号を書いていた。
裏長屋でも、長屋の入り口に住人の名前を一覧にして掲げていた。もちろん、ただの板切れみたいなもので、商家の様に立派なものではない。こちらも、職人などが仕事の都合上掲げていた場合が多いですね。
維新後、江戸に進駐してきた官軍は、どこがどの役所なのかわからずうろうろしたらしい。で、一軒一軒確認するごとに門口に目印のための表札を掲げていった。
これが、役所の看板・表札の始まりだそうですが、あれ?
この話、以前にMikikoさんが書いたんじゃなかったっけ?
鉄道省の火鉢。
そうか、やはり意味なしですか。
しかし重そうだよね。大きさにもよるけど、なんたって鉄製だもんね。
これに灰を入れるわけだから、さらに重くなる。少々のことでは動かせないんじゃないかな。
もし盗む輩がいたとしたら、相当物好きなやつだと思われます。
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7. Mikiko- 2013/01/20 19:49
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奉行所シーンでは、『北町奉行所』などとデカデカと看板が下がってますよね。
あれは、あり得ないことなんです。
官軍の表札の話は、初めて聞きました。
鉄道省の火鉢は、↓のサイトから拝借。
http://moji-yoshimura.ocnk.net/product/3190
重さは書いてありませんが、直径40㎝。
かなりの重量だったでしょうね。
持てば、大荷物ですが……。
頭に被れば大丈夫なんじゃないか?
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8. ハーレクイン- 2013/01/20 20:41
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>官軍の表札の話は、初めて聞きました。
おりょ、そうですか。
じゃ、何かで読むか見るかしたんだなあ。
鉄道省の火鉢。
直径40㎝、高さ29㎝とありました。
火鉢としては少し小振りかなあ。
んでも、けっこうな重さだろう。
これを被るのは、仁和寺の法師でも無理だと思うぞ。
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9. Mikiko- 2013/01/20 22:13
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鉢かづき姫はどうかと思いましたが、姫が被ったのは木製の鉢のようです。
鉢が頭から取れなくなった姫は、世をはかなんで入水を図ります。
でも、鉢が浮かんで果たせなかったんですね。
木製なら、割ればいいだけの話じゃないかと思いますがね。
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10. ハーレクイン- 2013/01/20 22:48
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割るったって、何ぼ木製でも鉢じゃないか。頭の方が先に割れてしまうと思うが。
大体が、簡単に割ったりできるんなら、姫が苦労することもなかったのでは、と思いますがのう。
どうもようわからんのは、姫に鉢をかぶせたのは、実の母親なんですよね。なんのためにそんなことをしたのでしょうか。
ま、お話だからな。
ちなみに、このお話の舞台は、大阪・寝屋川市だそうです。
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11. Mikiko- 2013/01/21 07:32
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死ぬ間際に、長谷観音のお告げを聞き……。
娘に鉢を被せたようです。
朦朧として夢でも見たんでしょうね。
その後、後妻に入った継母から苛められ、鉢かづき姫は家を追い出されます。
で、世をはかなんで入水したというわけです。
死のうと思ったくらいですから……。
死んでもいいから何とかしようとは、考えなかったんでしょうか?
例えば、立木に頭突きを繰り返すとか。
それより、ノコギリで切ってもらえばいいんでないの?
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12. ハーレクイン- 2013/01/21 09:38
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楽に、美しいまま死にたかったんでしょうね。
仁和寺の法師は、かぶった鼎をむりやり引き抜いた揚句、耳や鼻が欠け落ちました。
若い娘がそんな面体になるくらいなら、死んだ方がまし、と考えたのでは。
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13. Mikiko- 2013/01/21 19:47
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鉢は、かなりの大きさだったはず。
なぜなら、入水しても、鉢のおかげで溺れなかったんですから。
頭にぴったりハマるくらいの鉢なら、顔面は水に浸かってしまいます。
溺れなかったということは、逆さに伏せられた鉢の中に空気が閉じこめられ……。
呼吸できたということでしょう。
少なくとも、椀の縁が鼻の下まではきてたわけです。
そんなに大きい鉢なら……。
外せないまでも、顔の前の部分だけ、四角く刳り抜くとか出来たでしょうにね。
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14. ハーレクイン- 2013/01/21 22:09
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以前『東北』のどこかで(華の湯だったかな)、壺と甕と鉢の違いが出てきましたが……一番口の開いてるのが鉢でしたよね。
だったら、閉じ込められた空気で呼吸が……できるかなあ。つまり「縁が鼻の下まで」くるか、ということなんですがね。
それにしても観音様って、若い娘を龍に変えるわ、鉢は被せるわ、ろくなことせんなあ。
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15. Mikiko- 2013/01/22 07:47
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どうやって呼吸できたというんだ?
まさか、浮かんだ鉢の上で、逆立ちしてたわけじゃあるまい。
観音様は、嫉妬深いんですね。
結婚前のカップルが、うっかりお参りしたりすると……。
その後、別れる場合が多いそうです。
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16. Mikiko- 2013/01/22 07:48
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> マッチロックさん
田んぼの中を走る列車を撮るのに……。
なぜ、踏切からじゃなければいけないのか?
あ、踏切のほかには、足場となる場所が無いのか。
田んぼに埋まって待ち続けるのは、キツいわな。
仰角のいい写真が撮れそうだけど。
> ハーレクインさん
ネットブック。
こういうのを、盲点と云います。
ひとりでやってると、往々にしてこういうドツボにはまりますね。
その点うちは、ツッコんでくださるコメンターがいるので、助かってます。
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17. ハーレクイン- 2013/01/22 11:40
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何を隠そう、鉢かづき姫については……
>浮かんだ鉢の上で、逆立ちしてた
というイメージをずっと持ってたんですよ。ありえねー、と思いながらね。
鉢の下に“ぶら下がって”息をしてた、とは考えもしなかったなあ。
そうか、観音様は嫉妬深いんですか。やはり観音様も女なんだなあ。
♪幼なじみの観音様にゃ
俺の心はお見通し
背中で吠えてる唐獅子牡丹