2013.1.18(金)
あけみ先生は身を開き、理事長の視界を通した。
「ゆうちゃん……」
「そう。
可愛いゆうちゃんね。
川上先生も、何かひとことどうぞ」
「理事長先生!
助けて」
「バカじゃないの?
こんな格好で、何が出来るっていうのよ。
出来ることはね……。
無様にヨガってるとこを、あなたに見せることくらいよ。
それじゃ……。
レーッツ、ショータイム」
バイブの駆動音が立ちあがった。
あけみ先生は、真っ赤なバイブを顔の前に翳した。
「やっぱり、長年使ってたから……。
見ただけで興奮するわ。
刷りこみってやつかしら。
ちょっと、摘み食いしちゃお」
先生の舌が零れ、駆動するバイブを舐め始めた。
視線は、理事長を見据えたままだった。
理事長の顔は、恐怖と嫌悪を隠し切れないようだった。
あけみ先生は、頬肉を上げて笑うと、バイブを咥えた。
両目を寄せ、困ったような顔をしながら挿出する。
髪の毛が、宙を跳ね踊った。
顔の輪郭がブレるほどに高まった速度が、しだいに緩やかになり……。
ようやく先生は、バイブを吐き出した。
湯気の立つバイブを、ソフトクリームみたいに掲げ、下から見入ってる。
「あー、美味しい。
羨ましいわ。
こんな美味しいもの、下のお口で堪能できるんですもの」
あけみ先生は、掲げたバイブを揺らしながら、理事長に、にじり寄った。
「ひぃぃ。
助けて」
理事長は背中をうねらせ、懸命に畳を後退ろうとした。
腹筋が地形図のように浮き上がり、後頭部が畳の縁から落ちた。
「まぁ。
器用なことなさるのね。
でも、そういうの……。
“無駄な抵抗”って云いますのよ」
「ゆうちゃん……」
「そう。
可愛いゆうちゃんね。
川上先生も、何かひとことどうぞ」
「理事長先生!
助けて」
「バカじゃないの?
こんな格好で、何が出来るっていうのよ。
出来ることはね……。
無様にヨガってるとこを、あなたに見せることくらいよ。
それじゃ……。
レーッツ、ショータイム」
バイブの駆動音が立ちあがった。
あけみ先生は、真っ赤なバイブを顔の前に翳した。
「やっぱり、長年使ってたから……。
見ただけで興奮するわ。
刷りこみってやつかしら。
ちょっと、摘み食いしちゃお」
先生の舌が零れ、駆動するバイブを舐め始めた。
視線は、理事長を見据えたままだった。
理事長の顔は、恐怖と嫌悪を隠し切れないようだった。
あけみ先生は、頬肉を上げて笑うと、バイブを咥えた。
両目を寄せ、困ったような顔をしながら挿出する。
髪の毛が、宙を跳ね踊った。
顔の輪郭がブレるほどに高まった速度が、しだいに緩やかになり……。
ようやく先生は、バイブを吐き出した。
湯気の立つバイブを、ソフトクリームみたいに掲げ、下から見入ってる。
「あー、美味しい。
羨ましいわ。
こんな美味しいもの、下のお口で堪能できるんですもの」
あけみ先生は、掲げたバイブを揺らしながら、理事長に、にじり寄った。
「ひぃぃ。
助けて」
理事長は背中をうねらせ、懸命に畳を後退ろうとした。
腹筋が地形図のように浮き上がり、後頭部が畳の縁から落ちた。
「まぁ。
器用なことなさるのね。
でも、そういうの……。
“無駄な抵抗”って云いますのよ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2013/01/18 07:23
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食「確かに、川自体は、それほど大きなものじゃありません。
でも、高さがあるんです。
海岸段丘を、川が削った渓谷を跨ぐわけですから」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104138d8a.jpg
み「そうなのか。
それは見たかったな。
ちょっと、運転手さんに掛けあってくれんか?」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301141041408c3.jpg
↑『くまげら』の画像です。
食「何をです?」
み「鉄橋までバックしてくれって」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120605074826b30.jpg
食「できるわけないでしょ。
車窓の景色は、見逃したらそれっきりです」
み「チャンスの前髪と一緒か」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120912194141d6a.jpg
食「帰ってから、ネットで見てください。
上流から撮った写真が、たくさんアップされてますから」
み「ほー。
撮影ポイントがあるわけだな」
食「この川の上流を……。
通称、大間越街道と云う、国道101号線も跨いでるんです」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104216f36.jpg
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2. Mikiko- 2013/01/18 07:24
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食「その橋の上に、さっきも“撮り鉄”がいたと思いますよ。
五能線の、有名な撮影ポイントのひとつです」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104216118.jpg
み「げ。
わたし、撮られちゃった?」
食「海側の席までは写りませんって」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301141041397c6.jpg
み「そりゃ、残念。
どういう写真が撮れるわけ?」
食「日本海をバックに……。
橋梁を渡る列車ですね」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104139a02.jpg
み「なるほど。
電化されてないから、抜けがいいわけだね」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301141041402ba.jpg
食「抜群です。
鉄柱がありませんからね。
川筋ですから、途中に障害物もありません」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104217888.jpg
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3. Mikiko- 2013/01/18 07:25
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み「見たことあるかも知れない」
食「ほんとですか?
じゃ、さっきの橋梁の名前は?」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201203252018537a3.jpg
み「いきなり問題を出すな」
律「あ、わかった」
み「ウソこけ」
律「何でよ?
有名な橋なんでしょ?」
み「日本橋とか言わないでよ」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104215b6e.jpg
律「言うわけないわよ。
鉄橋でしょ?」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104217a4f.jpg
↑淀川にかかる「赤川鉄橋」。歩道が併設された珍しい鉄橋です。
食「そうです。
あの橋の名前をご存知とは、スゴいですね」
http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130114104141697.jpg
↑なんだかスゴいネコ(ぜんぜん関係ないけど、たまたま引っかかったので載せてみました)。
続きは、次回。
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4. ハーレクイン- 2013/01/18 11:04
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>見ただけで興奮するわ。
>刷りこみってやつかしら。
違うと思うぞ、あけみセンセ。
>“無駄な抵抗”って云いますのよ
これはよく使うよなあ。
無駄な抵抗はやめろ! 手を上げて出てこい!!
つまり、人質を取って立てこもる犯人に、投降を促す官憲の常套句だが……ま、たいていの場合、出てこんわな。
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5. ハーレクイン- 2013/01/18 15:25
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>食「海岸段丘を、川が削った渓谷を跨ぐ」
鉄っちゃんって、そんなことまで知ってるのか。
うーむ、あなどれぬ。
>み「鉄橋までバックしてくれ」
時間は十分余裕あるよな、なんせ五能線だ。
追突事故も起こらんだろ、なあ、「み」さん。
例えば、大阪環状線で、んなことやったら大惨事だが。
あ、ここかあ、鉄橋って。
見たことあるよ、この景色。
もちろん、画像で、だけど。
そうか、そんな有名な場所だったのか。
>み「電化されてないから、抜けがいいわけだ」
お、ちゃんと覚えたじゃねえか「鉄」用語。
「抜けがいい」。
早漏のことではない。
おー、懐かしの赤川鉄橋
大阪市旭(あさひ)区赤川と、対岸の東淀川区をつなぐ、長さ611mの鉄橋。
単線のJRの貨物線を渡している。
本来複線にするはずだったが、どいうわけかもう1本分の幅が歩道になってしまった。
この橋、ほぼ南北方向に架かってまして。北側が東淀川区、南側が旭区。図は東淀川区側から見たものですね。
こんな立派な橋だったかなあ。歩道部分なんかもうボロボロだったと思ったが。
誰かが落ちたのかなあ、んで、何ぼなんでも危険、ということで補修工事をやったとか。
ただ、この貨物線。複線にして旅客路線にする予定、というよりもう工事は始まっているはず。当然歩行者は渡れなくなります。いつからかなあ。
調べたら、今年の秋には通行止めになり、本格的な工事が始まるそうです。
こんな珍しい橋、日本でここだけやないかな、知らんけど。
記念に渡っとくんなら今の内でっせ。
やっぱり書いとくか。
戸峰美太郎氏という漫画家がいます、というかいました、というか……。
今どうしてるのかなあ。もともと寡作の人だったのですが、なんせ「プロの作家になる気はない」と言い切る人でしたから、ひょっとしたら筆を折られたかもしれません。
で、この人に、赤川鉄橋を描きこみ、見事な効果を上げている作品があります。タイトルは『虹を渡る少年』。
戸峰美太郎氏。
検索にかけたのですが、作品名のいくつかが引っ掛かるだけで、ご本人自身はヒットしませんでした。
赤川鉄橋。
正式名称は淀川橋梁(何の工夫も無し)。
渡っている路線は、今のところ城東貨物線。
2018年開業予定の新線は、おおさか東線(これまた、何の工夫も無し)。
子供の頃、用もないのに渡りに行ったもんです。
最後の猫画像。
風呂上がりの猫かあ。
あんまり風呂好きには見えんな。
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6. Mikiko- 2013/01/18 19:43
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> 食「海岸段丘を、川が削った渓谷を跨ぐ」
ほんとにそうなんでしょうかねー。
ぜんぜん調べないで、カンで書いております。
写真を見ると、そんな感じだったので。
> 「抜けがいい」
『音や光をよく通すさま。音響や画面がすっきりしているさま。「高音域の抜けがいいスピーカー」「色の抜けがいいいレンズ」(goo辞書)』
音にも使うんですね。
いろんな業界で使われてるのかも知れません。
しかしながら、鉄っちゃんが、撮影において使うかについては……。
確認しておりません。
でも、なんとなく使いそうでしょ。
戸峰美太郎という名前は、初めて聞きました。
美太郎というのは、筆名でしょうか?
いい名前です。
ネコに付けてみたい。
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7. ハーレクイン- 2013/01/18 20:52
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>そんな感じだったので
>なんとなく使いそう
こういうのを“書き散らす”といいます。
「文責」という言葉を知っておるか? ん?
戸峰美太郎。
読み方すらわからないんだよ。
「とみね」?「こみね」?
「みたろう」?「びたろう」?「よしたろう」?
まさか「とみねび・たろう」とかね(それはない)。
小学館発行の漫画週刊誌に「ビッグコミック」というのがあります。
かつて、この雑誌の名前を冠した漫画賞、「ビッグコミック賞」というのが、小学館主催で行われ、1968年~1977年までの10年間で18回開催されました(年2回行われた年もあり)。
当時、日本で一番選考の厳しい漫画賞、と言われました。なんせ選考委員は、手塚治虫をはじめさいとう・たかお、石森章太郎、水木しげる、横山光輝、白土三平と、錚々たるメンバーでしたから。
で、結局、大賞受賞者は18回で僅か2人。
そのうちの一人が戸峰美太郎氏、もうお一人は、これも寡作で知られる一ノ関圭氏。
西岸良平、御厨さと美、諸星大二郎、弘兼憲史といったビッグネームも受賞していますが、すべて佳作。
いかに戸峰氏が凄いか、ということですが、もう描かないんだろうなあ。ひょっとして、もうお亡くなりかもしれん。
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8. Mikiko- 2013/01/19 08:50
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そんなものを気にしてたら……。
週5回の連載など、出来んのじゃ。
わたしは、昼休みに図書館で書いてますが……。
お金が無いので、ネットには繋げません。
なので、その場で調べることが出来ないのです。
ま、いちいち調べたりしてたら、量がこなせなくなるので……。
これでいいと思っております。
今朝は、携帯電話が見つからずにあせった。
ゴミに出したかと思い、ゴミステーションのゴミまで回収して調べました。
結果……。
ベッドと本棚の隙間に落っこちてました。
着信音を最小にしてるので、鳴らしても聞こえなかった。
考えものじゃのぅ。
夕べは、もらいものの『八海山(純米吟醸酒)』を飲んだんです。
やっぱり、日本酒を飲むと記憶が飛ぶようです。
考えものじゃのぅ。
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9. ハーレクイン- 2013/01/19 11:13
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ええ酒飲んどるのう。
わたしは寝る前に布団の中で携帯のチェックをしていて、たとえばMikiko’s Roomに繋いだまま朝まで寝てしまうことがあります。
あ、これは記憶が飛ぶ、とはちょっと違うか。
それにしても、いくら着信音が最小でも、聞こえないことは無かろうと思うが。
耳掃除したほうがいいんじゃないか。
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10. Mikiko- 2013/01/19 13:10
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四角いカゴの中に入り、母の携帯から発信してみました。
ま、無かったんだから、鳴るはずないんですけど。
でも、音が小さくて聞こえないのかと思い、しゃがみこんで耳を澄ませました。
幸い、人が来なかったから良かったけど……。
傍から見たら、異様な光景だったでしょうね。
綿入れ半纏を着た女が……。
携帯片手に、ゴミステーションの中に座りこんでるんですから。
『Mikiko's Room』に繋いだまま、心臓発作とかで死んだら……。
家族は呆れると思うぞ。
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11. ハーレクイン- 2013/01/19 19:36
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前にも書いたけど、カンだけに頼って書き散らしたり、不確かな知識をあたかもよく知っているように喋る時に、予防線を張ってツッコミを躱す有名な言い回しが大阪語にあります。
これをMiさんに贈呈しよう。
曰く、
「**だ(**だろう、**だと思う)、『知らんけど』」。
『』がミソですね。やってみましょう。
「第二小入川橋梁が高いのは、海岸段丘を、川が削った渓谷を跨ぐからやと思うで、『知らんけど』」。
こんな調子で、大阪人なら誰でも使いこなせます。知らんけど。
しかし、お金が無いのは辛いなあ。
同じく大阪方面で使われる、ちょっと品のない言い回し。
「金の無いのは首の無いのと同じ」
携帯を無くしかけたことは一度だけあります。
あれは携帯を持ち始めた頃。
電車の座席に座ってるときに、おそらくズボンのサイドポケットに入れていた携帯が転げ落ちたのでしょう。帰宅して「あれ、無い、どこ行った」。
いろいろ考えて、電車の中でなくしたかも。
で、電車の終着駅をいくつか考え、順番に電話してみたところ、ある駅の遺失物係に届いてました、やれやれ。
確か、JR琵琶湖線(東海道本線)、滋賀県の野洲(やす)駅だったかな。
「わざわざ取りに来はらんでも、そちらの最寄駅まで回送してあげまんがな」という、親切な申し出。
で、無事携帯は手元に戻ったという次第。
と、ぐだぐだと書いたけど、あまり面白くないなあ。
ほう。
Miさんは綿入れ半纏をご愛用か。
女性の半纏姿って、何がなし色っぽいよね。
なんでなんだろう。
>『Mikiko's Room』に繋いだまま心臓発作とかで死んだら……
ま、死んでしまえばどうでもいいことなんだけど、やはりちょっとな。
無操作で何時間か経てば、自動的に接続が切れる、という風にはならんかなあ。電源が切れれば一番いいんだけどね。
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12. Mikiko- 2013/01/19 22:04
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こういう話を聞くと、日本って素晴らしいと思いますよね。
外国では、まずあり得ないことでしょう。
綿入れ半纏。
もこもこして、あまり機能的とは言えないんですがね。
特に、朝、顔を洗うときなど、袖が邪魔になります。
でも、着てると、気分的に暖かいんです。
雪国の冬って感じでしょ。
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13. ハーレクイン- 2013/01/19 22:58
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>袖が邪魔
袖無しにすればいいんじゃないの。
「綿入れの袖無し」といいますと、反射的に松本清張『点と線』を思い出します。ストーリー中の小道具として、効果的に使われていました。
あ、んでも、袖無しじゃあ真冬は寒いか。
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14. Mikiko- 2013/01/20 07:55
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いったいそれは、何のために存在してるんだ?
袖が無かったら、寒いではないか。
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15. ハーレクイン- 2013/01/20 09:45
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胸や腹などの体幹部を保温するのが一番効果が高いらしい。袖がなくても、体幹部は覆えるだろ。
だから袖無しは、あまり寒くない初冬とか、春の兆しが見え始める頃に適してるんだよ。
袖が無いから動きやすいし、ある程度の防寒効果はあるし、家の中では重宝するよ。ま、ベストみたいなもんだね。