Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 1146
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
「途中から、もうどうなってもいい気がして……。
 ワンピも脱いだ。
 素っ裸。
 ガニ股で、声まで出してお尻振ってると……。
 あっという間にイっちゃった。
 遠くに見える水銀灯の明かりが、人魂みたいに揺れてた。
 わたしの記憶に残る、青春の1シーンね。
 あー、思い出してきた」

 先生は、その場にしゃがみこんだ。
 和式便器を使う姿勢から、さらに両膝を開いた。

「見て」

 先生は、股間を覆ってた手の平を、肌を滑らせながら引きあげた。
 陰唇が、しゃぶしゃぶ肉みたいに湯気を立ててた。
 剥き出しのクリトリスが、一つ目小僧のようにわたしを睨んでる。

「どう?
 可愛い子が見えてる?
 どんな憎たらしい女でも……。
 クリだけ見てると、不思議と愛しさが湧いてくるものよ。
 でも、今この子を苛めたら、あっという間にイッちゃいそう。
 がまんがまん」

 先生は、包皮を引き上げてた手の平を外した。
 クリトリスは、柔らかい皮の帽子を被った。
 写真でしか見たことないけど……。
 なぜだか、雪の中に咲くザゼンソウを思い出した。

「でも、理事長のが十分湿ってないと、痛いかも知れないわね。
 だから……。
 わたしのお汁でヌメヌメさせてあげましょうね」

 先生は、バイブを逆手に持った。
 時代劇の女性が、自害する所作にも見えた。
 切っ先が、陰唇をなぞる。
 陰唇の襞が、茹で肉のように震える。

「はぅ」

 紅色の刃が、あらかじめ穿たれた傷に潜りこんだ。

「あぁ、いぃ。
 やっぱり馴染みの子は、襞の数まで覚えてるわ」
由美と美弥子 1145目次由美と美弥子 1147





コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2013/01/11 07:23
    • 律「ヒドいもの食べさせられたものね」
      み「ウマかったって言ってたぞ。
       お刺身ってのは、生で食べられるほど新鮮な魚なんだから……」
      http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111218090737d26.jpg
      み「焼いてマズいわけ無いの」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301051941218c4.jpg
      み「楽しかったなぁ」
      律「で、その離れって、いくらだったの?」
      み「5,000円ポッキリ」
      律「1人の値段?」
      み「1棟の値段よ。
       税込みだぜ。
       こっちのトレーラーハウスは、いくら?」
      食「確か、2タイプあって……。
       10,500円と9,450円だったかな」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105194121f13.jpg
      ↑こちらは高い方。
      み「高けー。
       もちろん、1棟の値段だろうな?」
      食「4人までの料金です。
       5人以上だと割増が付きます」
      み「『とくなが荘』の2倍だぜ。
       ここって、町営?」
      食「いえ。
       会社です
       三セクですけど」
      み「ふむ。
       それでか」
      律「『とくなが荘』は、完全な民間会社?」
      み「会社っつーか、個人経営でしょ、あれは」
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201006182104558ac.jpg
      み「町営の施設は無いの?」
      食「あります。
       『湯っこランド』」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105194120bb8.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2013/01/11 07:24
    • み「おー、いいね。
       いかにも町営的なネーミング。
       いくら?」
      食「300円です」
      み「劇的に安い!
       1泊、300円?」
      食「そんなわけないでしょ。
       入浴料金です」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105194119bfd.jpg
      律「それでも、東京の銭湯の3分の2よ。
       温泉なんでしょう?」
      食「地域の公衆浴場的な施設だからでしょう」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105194119d01.jpg
      食「観光客向けじゃないみたいです。
       海に面してるのに……。
       女性のお風呂は、まったく外が見えないそうですから」
      み「外から覗こうとしたな?」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201301051941207d5.gif
      食「してませんって。
       観光客らしい女性たちがしゃべってたんです」
      み「しかして、個室は?」
      食「個室に固執しますね」
      み「こだわりの個室が所望じゃ」
      食「ありませんよ。
       公衆浴場的施設だって言ったでしょ。
       でも、大広間ならあります」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105194133ea1.jpg
      食「もちろん、無料開放ですよ」
      み「人前じゃ、出来んだろうに」
      http://blog-imgs-53.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20130105102614177.jpg
      食「したら犯罪です」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2013/01/11 10:01
    • >青春の1シーン
      って、どんなシーンだっけ、で読み返しちまったよ、前回。
      夜の公園だったな。
      「しゃぶしゃぶみたいな陰唇」かあ。
      どっちかっていうとすき焼だなあ、好みは。
      「一つ目小僧みたいなクリトリス」ねえ。
      ぜひ睨まれてみたいものだが、どうだろう。
      ザゼンソウ(座禅草)。
      どんな奴や、で画像を見たらなんかミズバショウ(水芭蕉)に似ている。
      と思ったらどちらもサトイモ科。親戚どうしというわけだ。
      バイブオナは自害か。
      ま、同じようなものかなあ。
      武家の子女は、母親から自害の所作を教わるらしいが、オナニーの所作はどうなんだろうね。
      >あらかじめ穿たれた傷
      ねえ。
      そうか、あれは「傷」なのか。
      それにしても最後の1行。
      「馴染みの子」というのはバイブのことだろうが、「襞の数」ってのはおまんこ、というか膣壁のひだひだのことでいいのかね。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2013/01/11 11:06
    • 「ヒドいもの」って何じゃいな、と思ったら“Mikiちゃん焼き”のことだったな。
      えーと、画像の刺身は、ハマチかな。
      奥に見えるのは甘エビにホタテ。
      美味そうだなあ。
      酒は純米、かな。
      あれ?
      「とくなが荘」って5,000円?
      もっと安かったような気が……で調べてみました。
      参考資料、総集編『大分に行こう!(6)』。
      一番安い部屋は1泊3,100円でした。一人の料金ではなく、1部屋の料金。
      「み」さんと美弥ちゃんが泊まった部屋は1部屋5,000円。二人で泊まったから一人頭2,500円。や、安すぎるぜい、由布院とくなが荘。
      日本で一番安い宿ではないでしょうか、知らんけど。
      それに比べてお高いぞ。
      えーと、「八森いさりび温泉ハタハタ館」。
      と思ったら出ました、日帰り温泉の定番メニュー、一風呂300円!
      その名も「ハタハタの里はちもり湯っこランド」。
      しかし秋田って、どこへ行っても“ハタハタ”だなあ。
      芸が無いと言ってしまえばそれまでだが、やっぱりあるんだろうね、愛着が。
      湯っこランドの湯舟。
      愛想もこそもないなあ。
      ま、町営だし、300円だし、こんなものかなあ。
      そういえば、学生の時の調査地が温泉場でね。
      この「湯っこランド」みたいな施設があったよ。一風呂100円だったかな、50円だったかな、いや80円だったかな。
      昔の話だ、忘れちまったい。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2013/01/11 20:50
    •  ひところ、“ノーパンしゃぶしゃぶ”というのが流行りましたよね。
       なぜ、“しゃぶしゃぶ”なのか、ずっと疑問でしたが……。
       やっぱり、具が似てるから、ということなのかな?
      > あらかじめ穿たれた傷
       昭和のある夏の日。
       真昼間、コトをいたした夫婦が、そのまま寝入ってしまったそうです。
       もちろん、冷房もない時代なので、真っ裸。
       そこに、子供が帰ってきた。
       男の子です。
       彼は、仰向けの母親の股間を見て、びっくり仰天。
       泣き出したそうです。
       母親が、大きな傷を負って倒れてると思ったんです。
       お刺身は……。
       寒ブリです。
       超肉厚。
       新潟市の中央市場の食堂です。
       新潟では、甘エビを、南蛮海老と呼びます。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2013/01/11 21:08
    • ノーパンしゃぶしゃぶ。
      あれは何だったんだろうね。
      そういえば、ノーパンすき焼ってのはなかったなあ。
      母親の傷。
      ま、色も色だしねえ。
      しかしこの子、心に大きい傷を背負ったんじゃないかね。
      まさに、傷だらけの人生だな。
      ブリかあ。
      ブリとハマチを見間違えるようじゃ、調理人を云々する資格はないなあ。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2013/01/11 22:06
    •  これを、切り身から見分けられる人がいるんでしょうか?
       ブリは、いわゆる出世魚。
       ハマチの成長したのが、ブリですね。
       母親の傷。
       あれは、例によって、わたしの作り話でおます。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2013/01/11 23:06
    • 微妙に色合いが違うそうです。
      成長するほど赤味が増していくとか。
      好みにもよるでしょうが、刺身で食べやすいというか、万人向けの味がハマチでしょうか。
      成長途上だけに、お子様向けの味、ということかな。
      >母親の傷……わたしの作り話
      そのうち“狼が来た”と言っても、誰も信じてくれんようになるぞ。
      狼に喰われてしまえ。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2013/01/12 07:52
    •  元ネタはあります。
       確か、ロシアかどっかの笑い話じゃなかったかな?
       それを日本の夏にアレンジしたのがわたしのお話。
       もうひとつ、思い出したネタがあります。
       開高健が書いてたんだっけかな?
       外国で釣りをしたときの話。
       現地の案内人と、釣り場に向かってた。
       長靴が潜るほどの湿地帯を渡ってるとき……。
       開高さんは、女のあそこみたいだと冗談を言ったそうです。
       それまで無愛想だった案内人は、にわかに相好を崩し……。
       「ここにはまさしく、その名前が付いてる」と笑ったそうです。
       ま、スケベ回路は、万国共通ということでしょうかね。
       オオカミ少年の定義。
      「次こそ原稿を早く送ると言いながら、毎回ギリギリになってからしか送らない男のこと」

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2013/01/12 09:26
    • >次こそ原稿を早く送ると言いながら……
      わはははは。
      典型的な「人を呪わば穴二つ」ですな。
      このことわざ、正確には「……穴二つ掘れ」らしいですね。
      人を呪い殺すと、その呪いが自分にも降りかかって自分も死ぬ。つまり“墓穴”が二つ必要になるからあらかじめ掘っておけ、という意味だとか。
      そういえば、例の丑の刻参り。
      あれには決められた作法があって、この作法を違えると呪った方が死ぬ、というものらしいですね。
      開高健のエピソード。
      いいねえ。
      この“スケベ男の連帯感”は、女性には実感できんかもしれんなあ。
      原稿、送りました。
      御笑納下さい。
    コメントする   【由美と美弥子 1146】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
熟女・おばさんの性体験談 新・SM小説書庫2 問答無用の吸血鬼R18 知佳の美貌録
熟女と人妻エロンガ 官能文書わーるど 未知の星 Japanese-wifeblog
赤星直也のエロ小説 愛と官能の美学 [官能小説] 熟女の園 只野課長の調教日記
電脳女学園 西園寺京太郎のSM官能小説 都会の鳥 変態小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
人妻の浮気話 艶みるく 人に言えない秘密の性愛話 ちょっとHな小説 Playing Archives
Mikiko's Roomの仮設テント 女性のための官能小説 性小説 潤文学ブログ 官能の本棚
HAKASEの第二読み物ブログ ぺたの横書き かおるの体験・妄想 黒い教室
被虐願望 性転換・TS・女体化劇場 羞恥の風 女の陰影
女性のH体験告白集 むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー あおいつぼみ 葵蕾
最低のオリ 魔法の鍵 恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
SMX工房 淫芯 お姫様倶楽部.com 被支配中毒
出羽健書蔵庫 かめべや 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく
△Top