Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0962
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 女教授は、真横を向いたままの講義を終えると、改めて美弥子に正対した。
 正面から見ても、両腿の張りは圧巻だった。
 周長は、由美のウェストほどもあるのではないだろうか。

「さてと。
 本題に戻りましょうか。
 こんな格好になってまで、お願いしてるのよ。
 あなたも見せてちょうだい。
 股間の秘密を。
 どうしたの?
 まだ、ご不満?
 ふふ。
 確かにそうよね。
 あなたに、股間を剥き出すように命じといて……。
 わたしは、パンティ穿いてるんだものね。
 確かに、不公平だわ。
 じゃ……。
 わたしが先に脱いでお見せしましょうか。
 教師がまず、お手本を示さないとね」

 女教授は、両サイドのストリングに両手を滑りこませた。
 外を向いた手の甲に、ストリングが渡っている。
 口角を上げた表情のまま、女教授の上体が前に倒れた。
 両手は脚に沿ってスライドし、膝まで下りている。
 両膝を、小さな三角形の布地が、吊橋のように繋いでいた。

 女教授は、その姿勢を保ったまま、片脚を上げた。
 柔らかい輪を抜くように、布地をパンプスに潜らせる。
 同様に、もう一方の輪も外す。
 上体を深く折ったまま、女教授は顔だけ上げた。
 口角は上がったままだったが、額には皺が寄っていた。
 奇妙な姿勢と相まって、人外の生き物に見えた。

「どうぞご覧下さい」

 口元だけで呟くと、女教授は上体を起ちあげた。
 さっきまで股間を覆っていたラベンダー色が、漆黒に置き換わっていた。
 無論、陰毛だ。
由美と美弥子 961目次由美と美弥子 963





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2012/04/28 07:24
    • み「そりゃ怖いわ。
       昔、クルマで走ってて、怖い目にあったことあるもの」
      食「どこでですか?」
      み「新潟。
       田んぼの中の一本道でさ。
       横殴りの地吹雪に遭ったんだよ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221959043d9.jpg
      み「窓の外は、白一色。
       前後左右、上も下も真っ白になる」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221959059bb.jpg
      食「ホワイトアウトってやつですね」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221958338a9.jpg
      み「まさに、白い闇だね。
       ライト点けたって見えないんだから……」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221959022fe.jpg
      み「夜の闇より、よっぽど怖い。
       路肩まで雪の山だから……。
       脇にクルマを寄せて退避するわけにもいかない。
       かといって、道の真ん中で止めたら、もっと怖いからね」
      律「どうして?」
      み「追突されかねないもの。
       ほとんど視界が効かないんだからさ。
       大型トラックでも突っこんできたら……」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012042219583506b.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2012/04/28 07:25
    • み「間違いなく、お陀仏よ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120422195831c17.jpg
      律「それは怖いわ。
       でも、助かったわけよね?
       ここにいるんだから」
      み「なんとかね。
       前の車のテールランプが、かすかに見えたの」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120422200508a65.jpg
      み「必死にそれに着いていった。
       前に誰か走ってなかったら、ほんとどうなってたかわからない。
       真っ直ぐの道じゃないからさ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120422195906694.jpg
      律「道を外れちゃう?」
      み「そう。
       あの道で、ときどき見てたんだよ。
       田んぼに突っこんでるクルマ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221959156b5.jpg

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2012/04/28 07:26
    • み「あれは間違いなく……。
       道がカーブしてることに気づかないで、真っ直ぐ行っちゃったんだね」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120422195907fff.jpg
      律「怖わ」
      み「ほんとに雪は怖いよ。
       橋の上でもエラい目にあったな」
      律「まだあるの?」
      み「急いでる時でさ……。
       家を出る時、屋根の雪を落とさないまま走ったんだ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120422195832b73.jpg
      ↑さすがに、ここまでではありませんでしたが
      み「しばらくは、何ごとも無かったんだけど……。
       そのうち、暖房が効いてくるわけよ」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012042219582997c.jpg
      み「で、屋根と接してる部分の雪が解けるでしょ」
      律「それが、橋の上でどうなったの?」
      み「ちょっとブレーキ踏んだ途端……。
       屋根の雪が、雪崩を打ってフロントガラスに落ちて来た」
      http://blog-imgs-49.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201204221958348fa.gif
       続きは、次回。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2012/04/28 09:10
    • うーむ。
      いまだよくわからぬ女教授の体型。
      要するに「太腿が太い」のか。
      太いから太腿なのだが、異様に太い、ということか。
      それにしても、
      >周長は、由美のウェストほどもある
      って、ほんまかいな。
      お相撲さんの太腿はそれくらいある、とは聞くが。
      パンティを脱ぐ女教授。
      えらい詳細な描写だな。
      >人外の生き物
      って、とうとう化け物扱いか、女教授。
      ま、「邪眼」の持ち主だからなあ。そう言われてもしょうがないか。ね、女教授さん。
      あ、そういえばこの人、名前は……もらえないだろうなあ。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2012/04/28 09:35
    • 吹雪もねえ。
      あったかい部屋の中で一杯飲みながら、窓外を吹きすぎる雪を眺めるのは、結構いいもんだが。
      戸外ではなあ。怖いよなあ。
      『北の国から』で、純くんと叔母さん(名前なんてったかなあ、キャストは竹下景子)が車で吹雪の中を走行中、吹き溜まりに閉じ込められて……というエピソードがあったなあ。
      雪じゃないんだけど。
      一度、単独行で雪渓を登っているとき、ガスに巻かれて視界がきかなくなり、登山道と異なる谷筋に迷い込んだことがある。
      傾斜が恐ろしく急になってきて、これは何ぼなんでもおかしいと気づき、いったん下り始めた。この時は恐ろしかったなあ。
      靴に*アイゼンは付けていない、ピッケルも無し。
      ちょっとでも足を滑らせたら滑落、止まるすべはない。谷底の岩に激突して一巻の終わりだった。
      今思い出してもぞっとするよ。
        *靴底につける、滑り止めの鉄製の爪。
      後ろから3枚目の画像。
      悪いが思わず笑ってしまった。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2012/04/28 13:10
    •  半日働いてきたぞー。
       これであとは、暦どおりに休める。
       月末月初の休みは、後が辛いんだけどね。
       スピードスケートの岡崎朋美選手の太腿は……。
       58.5センチだとか。
       由美のウェストは、これより細いと思うよ。
       ちなみに、お相撲さんの太ももは……。
       80センチくらいあるそうです。
       一般男性のウェストくらいですね。
       山で迷ったら……。
       沢に降りずに、尾根に登れと云いますよね。
       登山道は、尾根伝いに付いてるからだそうです。
       しかし……。
       山に登らなければ、迷うこともないわけだ。
       山登りする人の気が知れんのぅ。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2012/04/28 18:01
    • あれ、Mikikoさん、今日も仕事ですか。
      ひょっとして、土曜日が休みでなくなったとか。
      ご苦労様です。
      岡崎朋美さんは1971年9月生まれの40歳。
      もう、引退されたと思ってましたがとんでもない。
      未だバリバリの現役で、2014年の冬季五輪、ソチオリンピック代表を目指しているそうです。
       ソチってどこや、で調べたら、
       黒海沿岸のロシアのリゾート都市でした。
      実現すれば自身6度目(これがすごい!ひょっとして世界記録?)のオリンピック。
      すごいねえ。
      そうか、お相撲さんの太腿は、女性ではなく男性のウェストか。ま、確かにあの太さはねえ。
      確かに「尾根に登れ」はセオリーですが、あの時は登ること自体が不可能だったのですよ。
      ほんとに今思い返してみれば、あそこで人生が終わっていた可能性は大きかったなあ。ま、結婚する前のことでしたけどね。
      Mikiko談「山に登らなければ、迷うこともない」
      その代り、人生に迷ったりして。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2012/04/28 20:28
    •  もともと、年に9日くらい出勤日がある。
       今日は、休みの土曜だったけど。
       出勤土曜は、女性社員のほとんどが有休を取ってます。
       人生には、迷い続けて来ましたが……。
       『Mikiko's Room』を始めてからは、迷いが消えました。
       どこに行くのかは、相変わらずわからないけど……。
       道に迷ってる不安は感じなくなりましたね。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2012/04/28 21:03
    • 迷いは消えましたか。
      Mikiko’s Roomは永遠に続けてくださいね。少なくともわたしの息のある間は。
      ブロラン順位。
      しばらく8位でずっと安定してましたが、昨日から7位と8位を行ったり来たり。頑張ってほしいものです。
      1~3位は“高値安定”ですが、4~6位は毎日のように入れ替わって変動が激しくなってます。動乱期なのかなあ。
      あおいさんとこ、大丈夫でしょうか。

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2012/04/28 22:17
    • 長期連載超人気紙上旅行記「東北に行こう!」。
      本日2012年4月28日、紙上では2010年10月10日(日)。
      連載400回達成、誠におめでとう御座います。
      って、なんちゅうタイミングの悪さや。
      明日だとばかり思い込んでいたのだよ、400回。
      で、この2,3日、毎朝確認していたのだがなあ。肝心要の400回の日を見過ごすとは。
      無念じゃ。
      ま、私の失態はともかく、「由美美弥」1000回記念を前にして、その前祝いの「東北」400回達成。
      Mikiko’s Roomのコメの実に4割以上を「東北」が占めることになりました。もはや誰も破ることなどありえない超絶記録です。
      現在、「み」「律」コンビは「食」くんをお供に五能線の旅を楽しんでおります。
      「リゾートしらかみ『くまげら』」号が終着駅に着くとき、「東北」は500回をクリアしているのではないでしょうか。
      楽しみだなあ。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2012/04/28 22:34
    •  タイヘンそうですね。
       仕事が忙しくなって、小説が書けなくなったとか。
       人ごとではありません。
       わたしがもし、そういう状況になったら……。
       どうしたらいいんでしょう。
       転職なんて、簡単に出来る時代じゃないし。
       なにしろ、ソロバン3級と、普通免許しか無いんですから。
       そんなオンナを雇ってくれる会社……。
       そうそうありませんよ。
       法律で、残業禁止にすればいいんだよな。
       みんなで仕事を分かち合うんです。
       そうすれば、失業保険の給付も減るし……。
       生活保護を受ける人も、年金を払えない人も減るし……。
       国も助かるんじゃないかね。
       『東北に行こう!』、いつの間にか400回ですね。
       『由美美弥』400回のときは……。
       そこまで書き続けられたことに、自分でも驚いたものですが……。
       まさか、コメントまで400回になるとはね。
       “継続する”ということには、恐ろしいパワーが秘められてるんだなって……。
       改めて感じずにはおれません。

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2012/04/29 01:11
    • そうですか、仕事ですか。
      無念でしょうね。
      この辺がアマチュアの悲しさですねえ。
      いくら書いたって原稿料が入ってくるわけではない。
      仕事で稼いで何ぼ。稼いでこそ小説も書ける。
      それにしても、全く書けないほどお忙しいとは。
      お体だけは大事にしていただきたいものです。
      Mikikoさんは大丈夫。
      どんな状況になったって書き続けるお方です。
      頑張れMikiko! 君にはたくさんの愛読者がついている。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2012/04/29 07:49
    •  食べていけんのは、わたしとて同じ。
       今の時代……。
       仕事の無い人と、仕事の有り過ぎる人とに、二極化してる気がしますよね。
       日本は、江戸時代に戻るべきなんじゃないかねぇ。
       江戸時代の職人なんか、仕事は昼過ぎまでだったそうですね。
       決められた休日も結構あって、その他にも……。
       暑いと言っては休み、寒いと言っては休み、だったようです。

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2012/04/29 11:48
    • 江戸時代の庶民の生活費って、ほとんど食費だろ。あと家賃と。
      電気代、不要。水道代、不要。ガス代、不要。電話代、もちろん不要。
      公共料金がらみでいるのは、煮炊き暖房用の薪炭。それと行燈の油代くらいだろ。夜に出歩かなきゃ、提灯用の高価なローソクもいらんし。
      エアコン、無し。扇風機、無し。ほかほかカーペット、無し。冷蔵庫、無し。洗濯機、無し。電話、無し。携帯、無し。パソコン、もちろん無し
      これで十分豊かに生活してたんだよね。

    • ––––––
      15. Mikiko
    • 2012/04/29 13:13
    •  湯銭くらいでしょうか。
       と言っても、大人六文、子供四文程度だったようです。
       屋台の蕎麦が十六文ですから、安いですよね。
       現在の東京の入浴料、450円ってのは、べらぼーだよな。
       行灯の油。
       菜種油は高価だったので……。
       一般庶民は、イワシやニシンの魚油を使ってたそうです。
       でも、臭くてたまらなかったとか。
       なので、日が暮れると寝てしまう家が多かったようです。
       したがって……。
       貧乏人の子沢山、という結果になるわけですね。
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