2012.2.24(金)
叔母の喉首が、大きく動いた。
唾を呑みくだしたようだ。
咽喉の動きに釣られて視線を下げた由美は、小さく息を飲んだ。
叔母の太腿が、光っているのだ。
軟体動物が這ったような筋が、膝まで届いていた。
叔母の涙は、股間からも流れていたのだ。
股間の切なさは、由美も同じだった。
内腿を這い伝う雫を感じていた。
思わず自らの下半身を見おろした由美だったが、無論そこはローブで覆われていた。
気がつけば、ローブを纏っているのは由美だけだったのだ。
自らの昂奮を、ひとりだけ曝していない。
もどかしかった。
見て欲しかった。
自分の股間が、どれほど昂奮しているかを。
由美は、グラスを掲げたまま、腰紐を解いた。
はだけたローブを、肩から滑らす。
グラスを持ち替えながら、もう一方の肩を抜いた。
足元に落ちる前に捉えたローブを、虚空に投げあげる。
ローブは一瞬、人形に拡がった。
4人の視線を集めながら舞い降りた布地は、叔母たちのローブに寄り添うように沈んだ。
「2人とも……。
ありがとう」
叔母が、はにかみに似た笑みを見せた。
「驚いた……。
ほんとそっくりね。
2人の身体」
香純の視線は、叔母と由美の股間を往復していた。
「毛が無いだけじゃなくて……。
大陰唇にも着色が無いんだから。
北欧の少女みたい。
帝王切開とかで、これまで何人も剃毛してきたけど……。
現れた大陰唇は、みんな、くすんだ色に着色してた。
毛が無くなっても、決して子供の性器には見えなかった。
やっぱり、天性の無毛症は違うのかしらね。
わたしがそんなおまんこしてたら……。
きっと、人に見せたくてしょうがなくなるわ。
律子なんか、ずっと隠して生きてきたなんて言うんだから……。
信じられない。
わたしなら……。
そうね。
やっぱり、ストリッパーになるかな?
ぜったい大人気よ」
唾を呑みくだしたようだ。
咽喉の動きに釣られて視線を下げた由美は、小さく息を飲んだ。
叔母の太腿が、光っているのだ。
軟体動物が這ったような筋が、膝まで届いていた。
叔母の涙は、股間からも流れていたのだ。
股間の切なさは、由美も同じだった。
内腿を這い伝う雫を感じていた。
思わず自らの下半身を見おろした由美だったが、無論そこはローブで覆われていた。
気がつけば、ローブを纏っているのは由美だけだったのだ。
自らの昂奮を、ひとりだけ曝していない。
もどかしかった。
見て欲しかった。
自分の股間が、どれほど昂奮しているかを。
由美は、グラスを掲げたまま、腰紐を解いた。
はだけたローブを、肩から滑らす。
グラスを持ち替えながら、もう一方の肩を抜いた。
足元に落ちる前に捉えたローブを、虚空に投げあげる。
ローブは一瞬、人形に拡がった。
4人の視線を集めながら舞い降りた布地は、叔母たちのローブに寄り添うように沈んだ。
「2人とも……。
ありがとう」
叔母が、はにかみに似た笑みを見せた。
「驚いた……。
ほんとそっくりね。
2人の身体」
香純の視線は、叔母と由美の股間を往復していた。
「毛が無いだけじゃなくて……。
大陰唇にも着色が無いんだから。
北欧の少女みたい。
帝王切開とかで、これまで何人も剃毛してきたけど……。
現れた大陰唇は、みんな、くすんだ色に着色してた。
毛が無くなっても、決して子供の性器には見えなかった。
やっぱり、天性の無毛症は違うのかしらね。
わたしがそんなおまんこしてたら……。
きっと、人に見せたくてしょうがなくなるわ。
律子なんか、ずっと隠して生きてきたなんて言うんだから……。
信じられない。
わたしなら……。
そうね。
やっぱり、ストリッパーになるかな?
ぜったい大人気よ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2012/02/24 07:28
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食「なんだ。
受け売りですか」
み「受け売りをバカにするものは……。
受け売りに泣く!」
食「はぁ?
意味わかりませんけど」
み「あるいは、押し売りに泣く」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120218201144d78.jpg
食「席に戻ります」
み「ならぬと言っとるだろ」
食「あの……。
酔ってるんですか?」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120212103105845.gif
み「酔ってたのは昨日。
今は、これ以上無くシラフじゃ」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012021820114588d.jpg
↑これは、ジラフ
食「絡まれてる気がするんですけど」
み「気のせいじゃ」
食「じゃ、簡単に済ませますよ。
『くまげら』ってのは……」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120210202547c3e.jpg
み「待った」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012021820132723c.jpg
食「なんです?」
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2. Mikiko- 2012/02/24 07:29
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み「『青沼』で思い出したことがある」
食「また、そこに戻るんですかぁ」
み「そのセリフ、夕べも言われた気がする」
食「誰でも言うと思います」
み「“青沼静馬だ”」
食「は?」
律「ちょっとMikiちゃん、どうしたの?
ノドが枯れてるわよ」
み「これは、物真似」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120218201145af9.jpg
律「何の?」
み「だから……。
“青沼静馬だ”」
律「まだ、お酒が抜けてないんじゃないの?」
食「大いに同感です」
み「わからんかね?
映画だよ。
“青沼静馬だ”」
食「あ、思い出した。
『犬神家の一族』ですね」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2012021820114447e.jpg
み「左様じゃ。
その中のセリフ」
律「なんで声が枯れてるの?」
み「戦争で、顔に火傷を負ったんだよ」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120218201145be6.jpg
律「声と関係ないじゃない」
み「声帯まで焼けたんだろ」
律「声帯に届くほどの火傷なら、生きてません」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120218201144faa.jpg
み「映画なんだからしょうがないでしょ。
もともとは、横溝正史の小説だけど」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20120218201219bd1.jpg
律「見たの?
その映画」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2012/02/24 12:43
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股間を、全身を陽光に晒し、誇らしげに興奮を曝す由美ちゃん。
さあ、これで舞台俳優4人は、すべて全裸。
見事に相似形を示す、律子叔母さんと由美ちゃんの裸体。
それにしても北欧の少女って、色素沈着がないのか。ええなあ、北欧。さすがに物語の国々だなあ。
少女が出てくる作品だと……。
『親指姫』『人魚姫』言わずと知れたアンデルセン(デンマーク)。
『ソフィーの世界』ゴルデル(ノルウェー)。
『長くつ下のピッピ』リンドグレーン(スウェーデン)。
『ニルスの不思議な旅』マーゲルレーヴ(スウェーデン)。
「『ムーミン』シリーズ」ヤンソン(フィンランド)。
さあ、舞台はいよいよ佳境に。そろそろクライマックスか。
なんか、また香純の独白に入りそうだなあ。
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4. ハーレクイン- 2012/02/24 13:04
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おー、昔懐かし押し売りのおっさん。しかし、今どき押し売りって……。
「奥さん、儂3日前にムショ出てきたとこでなあ。金のおて困ってんねん。なんぼでもええから買おたってえや、な、オクサン」。
「それにしても奥さん、ええカラダしてはんなあ。色白で、ムチムチで。オッパイなんかはち切れそうやんか。ダンナさん、可愛がってくれたはるか。ん、何やったら儂が相手したろか。ぐふふふ」。
「な、買おてえや」。
押し売りにしては商品が豊富やなあ。大概「歯ブラシ」か「パンツのゴム紐」だろ。
出典は何やろ。
“木登りジラフ”って初めて見たけど、なんか気色悪いぞ。
「青沼静馬」って、そんなんよう覚えてたなあ「み」さん。
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5. Mikiko- 2012/02/24 20:30
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若いころ、東京に住んでたそうです。
そのころの東京では、押し売りが現役で活躍してたようです。
昼間、祖父(もちろん若かったころの祖父)は働きに出てます。
小さな借家には、祖母ひとり。
押し売りも、それがわかってるのか、腰を上げようとしません。
でも、祖母には強い味方がいたんですね。
後ろを振り向くと、ひとこと。
「ポコちゃん。ちょっとこっちおいで」
祖母の声に応えて、座敷から出てきたのは……。
巨大な秋田犬。
なんと、秋田犬を座敷で飼ってたんですね。
ポコちゃんは、座ってる祖母よりも、頭が上に出てたそうです。
顔の大きさは、祖母の3倍以上あったとか。
「ポコちゃん。夕飯が向こうから来たよ」
気の毒な押し売りさんは、転げながら逃げていったそうな。
押し売り画像は……。
「若頭・残波」という漫画みたいです。
http://hibisousou.blog9.fc2.com/blog-entry-3871.html
↑こちらから拝借しました。
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6. ハーレクイン- 2012/02/24 21:13
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秋田犬の座敷犬というのは凄いですね。
顔の大きさがお祖母さまの3倍って……。押し売りさんはちびったでしょう。こういっては失礼でしょうが、なかなか味のあるお祖母さんだったんですねえ。
確かに秋田県は大型種でしょうが、残念ながら実物を見たことはないのですが……。
最近はレトリーバーとかテリアとかスパニエルとか、西欧犬種全盛で、日本犬が少なくなりました。残念なことです。
ハスキーやシェパードなどと、狼を交配させた「ウルフドッグ(狼犬)というのがいます。なかなか人には慣れにくいらしいですが。
乃南アサ氏『凍える牙』という、一種の警察ものの小説があり、このウルフドッグが主人公! の一人! です。
このウルフドッグと、“トカゲ”と呼ばれる、特殊白バイ隊の女性隊員(主人公、階級は巡査長)が、深夜の首都高速で追跡劇を演ずる、というのが作品のクライマックス。
面白いよ。
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7. Mikiko- 2012/02/25 07:25
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マジ、でかいです。
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201202250648363dd.jpg
洋犬と違って、顔が大きいから、迫力があります。
洋犬で思い出しましたが……。
幕末のころ、洋犬は“カメ”と呼ばれてたそうです。
西洋人が犬に向かって、“Come!”と言ってたのを……。
日本人は、名前だと思ったんですね。
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8. ハーレクイン- 2012/02/25 08:59
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おー、こらデカい。
押し売りくんがビビるわけだわ。
顔もデカいが足太い!
こんなの座敷で買ったら、畳も襖も、部屋中わやくちゃになるんでないか。
犬が亀ねえ。
そういや、何のギャグやったかなあ。
「今何時ですか“What time is it now”」は“掘ったイモ弄るな”と発音すればええ、っていうのがあったなあ。
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9. Mikiko- 2012/02/25 12:50
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英語の綴りをそのまま発音すると……。
まったく通じない、というケースがままあるようです。
よく言われるのが、「ウォーター(水)」。
飛行機で外人スッチーに、「ウォーター」と言っても、ぜったい通じません。
「藁」と言うと、100%通じるそうです。
あと、“Not at all.(どういたしまして)”。
これも綴りどおり発言したら、とうてい通じません。
「奈良郎」と言うと、通じるとか。